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アメリカ大統領選挙がいよいよ11月8日に!日程と選挙の仕組み・他候補者・支持率について分かりやすく解説します♪
1 まずはアメリカ大統領選の日程を見てみましょう。
引用:http://www.sankei.com/world/photos/160227/wor1602270037-p1.html
1 7月に盛り上がったのは、民主党と共和党というアメリカを代表する2大政党の候補者選びでした。
共和党の代表は、ドナルド・トランプさん、
民主党の代表は、ヒラリー・クリントンさんに決まりましたよね。
2 そして今回は、11月8日、スーパーチューズデーと呼ばれる火曜日に、
アメリカ全国民による選挙人を選ぶための選挙が行われます。
3 そして、その選挙人が12月19日に大統領候補者を選んで投票し、
4 1月に正式に大統領が決定するのです。
2 11月8日に選挙人を選ぶってどういうこと?
日本だと、議員さんを直接その地域に住む国民が選びますよね。
でも、首相になるのはその議員さんに選ばれた人です。
それと同じように、アメリカでも「間接的に」大統領を選ぶのです。
というのも、アメリカは「合衆国(The United States of America)」。つまり、多くの国の集まりであり、それぞれの州が一つの国と同等の権利を持っているからです(憲法や法律もそれぞれあります)。
簡単に言うと、国の連合なんですね。
その連合のトップを選ぼう、というのが大統領選挙。
だからこそ、まずは州の中でそれぞれどちらを選ぶのか選挙人を選び、その選挙人が人々を代表して大統領を選ぶんです(他に数の問題や利便性を考慮しています)。
選挙人は、「私は○○さんを選びますよ!」ということを表明していて、
国民は「ならその選挙人を選ぼう」、ということで支持したい選挙人に投票します。
選挙権は、アメリカ国籍を持つ人で、かつ18歳以上の人です。
そして選ばれた選挙人は基本的に、12月表明していた大統領候補に投票します。
(ただし、実際は縛られているわけではないので、誰に投票しても大丈夫です。)
そのため、一概に選挙人の獲得数=勝敗とは言えませんが、
基本的には今度の11月8日の選挙人選びによって、大統領が決まる!と言ってよいのです。
3 各州に割り当てられた選挙人の数と予想を見てみましょう。
http://news.yahoo.co.jp/story/415より
これを見ると、カリフォルニアの選挙人の数が多いですね。
選挙人の数は合計538人。
そのうち、過半数の270人を獲得した候補者が大統領になります。
テレビを見ていると、ノースカロライナはクリントン!テキサスはトランプ!などと、その地域ごとに勝利報道されますが、それはその地域で多い方の割合であって、
正確には、全体を見て過半数をとった方が勝利です。
もしも、誰も過半数の支持を取れなかった場合は、高得票者3名以下の中から下院が、副大統領は副大統領候補高得票者2名から上院が議員選挙によって選出することになっています。
4 民主党と共和党の違いって何?
民主党って?
ヒラリーさんが代表を務める民主党は、基本的に国際主義・民主主義を重んじる政党です。
現在の大統領、オバマさんも民主党ですよね。
戦争に反対だったり、
貧困層を助けようとしたり、
社会福祉を充実させようとする政策が多いです。
他にも、中絶完全自由化・不法移民容認・労組重視・結婚制度反対・同性愛容認・宗教多様化容認・銃規制などがスローガンに挙げられています。
代表的なのは、オバマ大統領、ケネディ元大統領やヒラリーさんの夫でもある、ビル・クリントン元大統領です。
共和党って?
一方、
トランプさんが代表を務める共和党は、保守主義とキリスト教によって支えられています。
共和党の政策は、アメリカの国益重視。
国際社会より、まずアメリカ内部に目を向け、
中絶はもちろん反対、不法移民反対、銃規制反対、そして安全保障政策に力を入れることを主体にしています。
対外政策は親中(中国に歩み寄る)で、軍事拡大や資本主義のさらなる自由化を求めています。
日本人からするとえ!?Σ(゚Д゚)
って思う方もいらっしゃるかもしれませんが、移民の国アメリカでは、不法移民が後を絶たず、それによって仕事を奪われたり、犯罪が増加したりして、それに不満を持っている方が多いのです。
外のことより、まず国民を。
資本主義によってもっと強いアメリカを。
これが共和党の代表的な考え方です。
代表的なのは、リンカーン元大統領、レーガン元大統領、ブッシュ元両大統領(お父さんと息子2人います)です。
ブッシュさんの湾岸戦争(お父さん)、イラク戦争政策(ブッシュ・ジュニア)を見てもなんとなくわかると思います。
ただし、もちろん一概に民主党だから、共和党だから――とは言えません。
その党内でも考え方はいろいろですし、
過激な人もいれば穏健派もいます。
5 2大政党以外にもたくさんの候補者がいます。
基本的にこれまでアメリカの歴史上、20世紀以降民主党と共和党以外で大統領になった人はいません。
そのため、今回もヒラリーさんかトランプさんのどちらかになるだろう、と予想されています。
しかし、実際は他にも候補者がいて、主張も面白いんです(#^^#)
アメリカ緑の党からは、
医師のジル・スタイン候補(画像はwikiより)。
ハーバード大学次席の医師というすごい肩書きです。
緑の党とは、その名の通り、環境重視政策を重んじて、さらに各州の自治をより強めようとする政党です。民主党よりとも言えます。
リバタリアン党からは、
ゲーリー・ジョンソン候補(出典同上)。
実業家で、ニューメキシコ州の元知事。
リバタリアン党とは、とにかく自由!法律なんて反対!薬だっていいじゃないか!政府による規制は認めない!税金は政府による侵害だ!と、ひたすら個人の自由を強調する団体です。
アメリカらしい?と勝手に思ってしまいました(^^;)
どちらの政党も、民主・共和に次ぐ勢力で、選挙戦に大きな影響を及ぼしています。
過半数越えが必須な大統領選だからこそ、こういった政党の票がどうなるかで結果が異なってくるんですね。
他にもちょっと強面な?牧師さん(無所属)や
禁酒党、というお酒は反対!販売も禁止にすべき!
という団体の代表など、
たくさんの方が出馬されています。
日本の都知事選にも「え?明らかに笑いを目指してるのでは?」という候補が出ていましたが、
今回はベテラン議員から、タレント、実業家、コックさん、NHK反対派、若い方、絵描きさんなど非常に多様な方が出馬されています。特に後半の立候補者は主張が独特で、すごいことになっています・・・。※追記 独特な主張をされていた方で不出馬になってしまった方もいましたが、最後に載せておきます。かなりユニークなことをおっしゃっています。 東京都知事選の日程は以下のようになっています。告示:2016年7月14日(日)投票:2016年7月31日(日)以下、簡単にまとめてみました♪※順に意味はありません。 1 鳥越俊太郎氏 7... 東京都知事選の全21人の候補者・公約簡単まとめ。今回の都知事選は候補者も面白すぎる・・・!独特な主張やコスプレも。 - まったり考察部屋withPS5 |
アメリカもコメディアンの方が出馬されたり、プロのポーカープレイヤーの方が出ていたり、とっても面白いです(#^^#)
6 ヒラリーさんとトランプさんの最新の支持率をみてみましょう。
11月4日現在、トランプさんが45.1%、ヒラリーさんが46.6%と、わずか1パーセント差になっています!
もともとトランプさんの支持率は30%ほどだったので、脅威の追い上げと言えるかもしれません。
ヒラリーさんのメール流出問題で、トランプさんが一時リード。
お互いに弱点をつきながら、ギリギリの勝負をしています。