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シンエヴァンゲリオン:||ネタバレ徹底考察!マリの正体のイスカリオテのマリアの意味・渚カヲル司令の意味・人類補完計画の真の意味とエンディング・ストーリーについて感想。Qまでのストーリーも紹介【シンエヴァンゲリオン劇場版考察】

かれん
劇場版エヴァンゲリオンの最後を見てきました。3時間弱長いと思ったけれど、意外とあっという間でした。今回は、いろいろ謎なところがあったのでその考察と、感想をまとめたいと思います♪
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目次

【新劇場版】シン・ヱヴァンゲリヲン劇場版:||ネタバレ考察!【シンエヴァンゲリオン考察】

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画像はシン・エヴァンゲリオン©より引用して考察します。

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||のネタバレを大いに含みますので、ご注意ください。

まず、Qまでのストーリー。

その後、シンエヴァンゲリオン:||のメインストーリー。

最後に、細かくいろいろ謎を考察しています。

また、これまでの正式名称はヱヴァンゲリヲンですが、新劇場版の最後はエヴァンゲリオンと記載しています。(公式)

1【新劇場版】シン・エヴァンゲリオン劇場版:||の意味は?

公開の時系列を観てみると、

1995-1996 エヴァンゲリオンTV版
1997 劇場版エヴァンゲリオン Air/まごころを、君に
2007 ヱヴァンゲリヲン 新劇場版 序
2009 ヱヴァンゲリヲン 新劇場版 破
2012 ヱヴァンゲリヲン 新劇場版 Q
2021 エヴァンゲリオン新劇場版:||

となっています。

Qからまさかの8年。

最初は2年ごとだったはずが・・・_(┐「ε:)_

でも、公開されて本当によかったです。自分の中でようやく完結されました。

当時は私よりも年上だったシンジ君も、いつの間にか追い越しちゃったし(笑)。

新劇場版エヴァンゲリオンの最後の記号の意味は、音楽におけるリピートです

つまり、序から始まり、破でこれまでの物語を破壊し、Q(急)で展開を変え、最後に再び繰り返す・・・という意味ですね。

そして、これまでのテレビシリーズも含めてエヴァンゲリオンはリピートしています。

劇場版の途中で渚カヲル君も、「生命の輪廻」と呼んでいたように、ヱヴァンゲリヲンの世界は何度も何度も繰り返し、最終的に今回の帰結に落ち着いた、というのが大方の見方です。

ポスターでも言われていたことですが、線路でいくつもの分岐点を超えて、今回でようやくまっすぐな正規ルートに落ち着いた・・・という考察ができます。

正規ルートという言い方にも語弊がありますが、正確には「碇シンジと碇ゲンドウの両者がそれぞれ幸福と考えられるルート」です。

もっと言うと、エヴァンゲリオンは庵野監督自身の投影でもあるため、庵野監督が当時35歳だったころから、60歳になった今思うことの表現と帰結が描かれています

エヴァンゲリオンは、碇シンジ君が主人公ですが、同時に碇ゲンドウの物語でもあることが今作ではかなり強調されていました。これは、庵野監督の心情の変化(若者から還暦)があるのだと思います。

その中で、今作で特に気になったのは、

1マリの正体「イスカリオテのマリア」の意味

※なぜ最後にマリと結ばれたのか?

式波アスカが実はクローンだった衝撃

※なぜアスカと結ばれなかったのか?

渚カヲルが司令と呼ばれていたことの意味

シンヱヴァンゲリヲンから、最後だけシンエヴァンゲリオンに変化。

5新ポスターの意味とは。

の5つでした。

この点について含めて以下に考察していきたいと思います。

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2新劇場版エヴァンゲリオンのストーリー考察。ネタバレ注意。

まずはこれまでのエヴァンゲリオンの内容をざっくり振り返ります。

生きる気力を失ったまま放浪を続ける碇シンジ。
たどり着いた場所が彼に希望を教える。
ついに発動する補完計画。
ファイナルインパクト阻止のため、最後の決戦を挑むヴィレ
空を裂くヴンダー!赤い大地を疾走する、エヴァ8+2号機!

次回
エヴァンゲリオン新劇場版:||

考察なので、あくまで軽く読んでください。

さぁ~て最後まで、サービス、サービスぅ!

1シン・エヴァンゲリオン序 ストーリー

序はTV版とそこまで違いはありませんでした。(海が最初から赤い、リリスが最初から出る、など小さな違いはいくつかあります)

舞台は、総人口の半分が失われたという地球規模の大災害「セカンドインパクト」から15年後の世界。

碇シンジくん(主人公)は、NERVの司令である父ゲンドウに呼び出され第3新東京市にやって来ますが、その途中、巨大な謎の生命体「使徒」(第4使徒)と国連軍との戦闘に巻き込まれます。

そしてNERVが開発した汎用ヒト型決戦兵器・人造人間「エヴァンゲリオン初号機」に半ば強制的に乗りこまされ、使徒と戦うことになります。

根本的な話をすれば、地球外生命体だった第1使徒アダムと第2使徒リリスが地球にやってきたことから始まります。

アダムの子孫である「使徒」は生命の実を持ち、強力な肉体とATフィールドを有する存在、一方のリリスの子孫である「人類」は知恵の実を持ち、寿命がある代わりに心を持った存在とされています。

アダムが最初に地球を支配するつもりだったのに、目覚めたらリリスの子孫である人類が繁栄していた、ということ。

使徒の目的は、リリスと接触して「インパクト」を起こし、敵である人類を滅亡させようとしているのです。

最終的に、序ではヤシマ作戦までが描かれます。

使徒と戦うことへの恐れと葛藤を見せるシンジに、ミサトはジオフロント深部の第2の使徒「リリス」を見せ、リリスと使徒との接触による「サードインパクト」を防ぐために戦っていることを告げます。

サードインパクトが起これば人類は滅亡するのだと。

そして使徒と戦う覚悟を決めたシンジ。

綾波レイの乗る零号機の援助のもと、シンジくんは陽電子砲の2射目を発射して「ヤシマ作戦」を完遂。

これによって、第6使徒を殲滅し、終了です。

シンジに助けられて、

「こういう時どうすればいいのか、分からないの」というレイに、

「笑えば、いいと思うよ」と答える名シーン。

本当に美麗でした。

一方、月面で渚カヲルが棺から目覚めます。

「はじめまして、お父さん」と碇ゲンドウにひそかに挨拶をする渚カヲル君。

今思えば、これも伏線だったんですね。

2シンエヴァンゲリオン 破 ストーリー

破では、一気にテレビシリーズとは違う展開が始まります。

旧北極のNERV基地「ベタニアベース」において、捕獲され実験に使われていた第3使徒が封印から目覚め、侵攻を開始。

これに対し真希波・マリ・イラストリアスが乗るエヴァンゲリオン仮設5号機が出撃。

新キャラクター、マリが登場しました

父碇ゲンドウとともに亡き母碇ユイの墓参りに訪れた碇シンジくん。その帰りに第7使徒を目撃。そこに、上空で輸送機から放たれたエヴァンゲリオン2号機(搭乗者:式波・アスカ・ラングレー)も現れます。

ここでアスカが劇場版初登場。しかし、名前が惣流から、式波に変化しています(伏線)。

2号機とともに来日したアスカは、シンジと同じくミサトの家に同居し、同じ中学校に通うことになります。

そして、アスカやレイとの打ち解けが描かれていきます。

その後、3号機の起動実験でアスカは自らテストパイロットに志願することに(テレビシリーズでは、鈴原トウジが搭乗)

これもレイとゲンドウを気遣って、というアスカのやさしさゆえ。今作のアスカはよりやさしさが強調されていますね。

しかし、3号機には使徒が侵入しており暴走。

それと戦うことを拒否したシンジでしたが、ダミープラグによって操作を制御され、初号機は使徒のコアを、アスカの乗った操縦席(エントリープラグ)ごと噛み砕きます

これもテレビシリーズとは大きく違う点です。本来なら、鈴原トウジがいなくなる未来だったのが、生きる未来に変化しています。

そして、アスカは精神をやられ、サンプルとして収容。

シンジ君は心の傷を負って戦いから去ります。

しかし、休む間もなくそこに第10使徒が来襲。

マリがエヴァ2号機に乗ってジオフロント内にまで侵入した第10使徒を迎撃しますが、失敗。

(ここでビーストモードが初登場!)

次にレイが零号機でN2航空誘導弾を抱えて使徒に自爆攻撃を仕掛けますが、使徒はレイの乗る零号機を一瞬で捕食してしまうという惨劇が起こります・・・。

壊れたアスカを見て、戦いを拒否して閉じこもっていたシンジ君ですが、マリによって救われ、

シンジくんはレイの捕食を目の前で観たことで、初号機に再び乗り込み、戦いに挑みます。

「綾波を、返せ!!」

シンジの叫びと同時に再起動した初号機は「神に近いもの」(疑似シン化第1覚醒形態)へと変貌。

シンジは使徒を圧倒し、最後に使徒に吸収されていたレイを救い出します。

しかし、初号機の覚醒は止まらず、初号機は光の巨人(疑似シン化第2形態)となりサードインパクトが始まりかけますが、月面から渚カヲルの乗るエヴァMark.06が飛来し、槍で初号機のコアを貫いてサードインパクトを食い止めて終了します。

ちなみにこの時、加持リョウジもまた、自分が贄となることでサードインパクトを止める役となった、あるいは、開発したLシステムでコア化を食い止めたものと解釈しています。

「今度こそ、君だけは幸せにしてみせるよ」

という最後に現れた渚カヲルくんのセリフ。

これによって、この世界は以前のテレビバージョンの続きの世界、またはパラレルワールドまたは繰り返しの世界、またはカヲルくんのみループしていると確定しました。

レイとシンジを取り込んだまま凍結されるエヴァ初号機。

ここから物語はさらに変化しました。

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3シンエヴァンゲリオン Q ストーリー

時代は変わり、エヴァンゲリオン初号機の覚醒により発生したニアサードインパクトから14年後の荒廃した世界。

14年後の世界という、最初からかなり驚いた展開でした。

そこではフォースインパクトの発生を目論むネルフと生き残った人類との戦いが続いていたのです・・・。

14年の歳月を経て、葛城ミサト率いる人類の新組織「ヴィレ」で目覚めた碇シンジ。シンジ君は、破の時点からそのまま眠り続けていたんですね。

しかし、目覚めた彼に周囲は冷たい視線を送り、さらにミサトさえも雰囲気が冷淡になっています。

それは、破で最後のニアサードインパクトを引き起こした原因が碇シンジにあったから。

ちなみに登場人物は皆14歳経過しています。

シンジ君も外見はエヴァの呪いによって変わりませんが、実際28歳に。

葛城ミサトをはじめ旧NERV職員らは、反NERV組織「ヴィレ」を結成し、NERVのエヴァを殲滅すべく活動しています。

つまり、碇ゲンドウ&ゼーレの人類補完計画側が「NERV」

補完計画を阻止して、現人類を救いたいのが葛城ミサト率いる「ヴィレ」。

人類補完計画が達成されれば、旧劇場版と同じく、人類は溶けて一体化し、世界は赤い世界になることとなります。

ちなみにゼーレは既にゲンドウによって全滅していますが、ゼーレの目的もゲンドウと今作は完全一致していることに注意。目的をゲンドウに任せるという形で電源を抜かれて消滅しています。

ゼーレの正体はゲンドウによると人類とは別の、人類に文明を与えた生命体。

人類補完計画は知恵と生命の実を両方持つ完全生命体への昇格がその目的です。

旧劇場版では、最悪の使徒は人類ということで、ゼーレによってNERVは壊滅し、ミサトも撃たれて絶命、さらに最後は人類がアスカとシンジを残して全員がL.C.L.化しましたが、この世界ではまだ抗う姿が描かれています。

前作で綾波を救ったと思っていたシンジ君。

しかし、初号機から保護されたのは彼のみで、第10使徒から救出したはずの綾波レイは発見されなかったことを知ります。

そしてシンジが今後エヴァに乗って万が一覚醒させた場合、装着された首輪「DSSチョーカー」が発動し爆破することを知らされます。

つまり、シンジくんは、フォースインパクトのカギとみなされたんですね。

そこに、NERVのエヴァMark.09がヴンダーを急襲し、シンジを連れ戻そうとします。

Mark.09から呼びかけるレイの声を聞いたシンジは、ミサトたちの警告を無視してMark.09とともにNERV本部へ向かうことに。


地表にあった第3新東京市が消滅し、荒廃したNERV本部へ戻ったシンジは、エヴァMark.09から降りたレイ(複製)と会い、碇ゲンドウから渚カヲルとともにエヴァ第13号機に乗るよう命じられます。

ここで、カヲルとの交流が描かれます。

カヲルくんとのピアノ連弾シーン。

そして、カヲルはシンジのDSSチョーカーを外して自分の首に移し13号機に乗るようにシンジを説得。

シンジは信用し、仲良くなったカヲルと一緒に第13号機へと乗り込むことを決めます。

しかし・・・。

シンジとカヲルを乗せたエヴァ第13号機は、アヤナミレイ(複製)の乗るMark.09とともにサードインパクト爆心地であるセントラルドグマ最深部へ辿りつきますが

カヲルは第2使徒リリスとMark.06に刺さる2本の槍を見て、そこにあるべき槍ではないと困惑し狼狽します。つまり、彼自身も騙されていたことに気づいたのです。

カヲルくんがここまで動揺するのは、初。イメージがこちらもTVとは変わりました。

シンジたちは、フォースインパクトを阻止しようとするアスカの改2号機とマリの8号機の妨害を受けますが、それを退けます。

さらにシンジはカヲルの制止も拒んで、遂にリリスとMARK06の2本の槍を抜きます。これがフォースインパクトのキー。

槍を抜いたことで第2使徒リリスの骸が崩壊し、Mark.06の体内に潜んでいた第12使徒が活動を再開。

一旦、第13号機を包み込みますが、今度は第13号機が覚醒して逆に12使徒を取り込みコアを砕きます。

実は13号機の正体は「アダムスの生き残り」とのこと。

そして第13号機は疑似シン化形態を越えて覚醒することになります。

覚醒した第13号機は上空へと浮上を開始。

遂に「フォースインパクト」が始まります。

実はゲンドウの罠によって第1使徒から第13使徒に堕とされたカヲルによってこれが引き起こされたとのこと。

フォースインパクトには使徒の贄が必要であるため、結局、カヲルを新たな13使徒とすることで、達成させたということですね。

ここでヴィレの仕掛けていた首輪が使徒化に反応して発動し、カヲルは首に十数発の弾丸を打ち込まれ死亡します。

2人搭乗ができた理由は、一人がこのようにシんでもいいようにだったのです。

またも友人を失うシンジ。他人のために動いているはずが、結果的にすべて失う展開になります。

カヲルの死によって覚醒状態を止めた第13号機は地上へ落下。

フォースインパクトの進行は、マリが8号機でシンジの乗るエントリープラグを強制射出させたことで一旦収束します。

地上に落ちたエントリープラグの中でシンジをアスカが助け出し、そこにアヤナミレイ(複製)も現れます。

アヤナミレイを救うという目的のために、周囲の忠告を無視し、さらに父親にも騙され、親友となった渚カヲルさえも失う…。最悪の展開にシンジの心は壊れます。

そんな状態でもアスカは反応しないシンジの手を引いて歩き出し、そしてレイも2人についていくのでした・・・。

ここから新劇場版、シン・エヴァンゲリオン劇場版:||につながります。

【ここまでのストーリーまとめ】

・人類補完計画を推進する碇ゲンドウ率いるNERVと、人類を救うために動いている葛城ミサト率いるWILLEとの闘いが起こる。

・次のインパクトによって人類補完計画が完遂されれば、人類は皆L.C.L化し、肉体と魂の融合が起こる。これが実現したのが、旧劇場版の世界。新劇場版では、それを阻止すべく人類はまだ抗っている。

・碇シンジは周囲に流されながら動いた結果「人類補完計画のキー」となってしまった。そのため、WILLEにとっては敵となってしまった。

というのが、Qまでのざっくりしたあらすじです。

さらに、ここで、これまでのエヴァンゲリオンの話とテレビシリーズとの違いをざっくりまとめてみると、

アスカが惣流から式波に変化している。

マリという新しい人物の登場。

鈴原トウジが健在。

サードインパクトの途中の時点で本来は、人類が皆補完されていたが、今作ではフォース・ファイナル・アディショナルインパクトまで進む

という違いがあります(細かくするとたっくさん違いがありますが、大きな面ではこの4つ)

では、いよいよエンディングまでの考察です。

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3シン・エヴァンゲリオン劇場版:||ストーリー考察!(ネタバレ注意)

「プロローグ」

生きる気力を失ったまま放浪を続ける碇シンジ。
たどり着いた場所が彼に希望を教える。
ついに発動する補完計画。

WILLE vs NERV

最初は、パリ市街地でマリの乗るEVA8号機vsNERVの航空特化型 EVA Mark.44A &4444c&44Bとの闘いが描かれます。

WILLEの目的は、「ユーロNERV第1号封印柱」の復旧作業と旧ユーロNERVに保管されていたEVAの修理パーツの入手です。

つまり、WILLEは、赤い大地となった世界を復旧させて人類が生きていく未来が欲しい。だから、まずはパリを復旧させ、同時にエヴァの補給パーツを手に入れようとしています。

一方の碇ゲンドウ&冬月は、人類補完計画を完遂させたいという真逆の未来を望んでいるため、それを妨害しようとしています。

シンエヴァンゲリオン©

莫大な電力を補給するために、まさかのエヴァそれ自体が発電を行う兵器となって登場。ヤシマ作戦を踏まえての実装に鳥肌。

結果は、マリの活躍によってWILLE側の勝利。パリの街並みは美しく再生され、エヴァの補給パーツも手に入れたのでした。

それにしても、マリのこのすべてを知っているかのような余裕は一体・・・?

農村で碇シンジが癒される

一方、Qの後から、避難民村である第3村に到着したシンジ達。

そこにいたのは、まさかの大人になった鈴原トウジ・ヒカリ夫妻や相田ケンスケ!

トウジが医者となり、ケンスケが何でも屋になり、さらにヒカリがトウジと結婚という胸熱展開がありました。

さらに、まさかのレイが農作業&銭湯入浴シーンというファンにはうれしい展開も(笑)。

画像はyoutube公式より シンエヴァンゲリオン©

レイが農作業をし、さらに村人との交流を経て、言葉や感情を覚えていくシーン。赤ん坊とも触れ合うレイのシーンは、ふさぎ込むシンジと対照的に描かれた。

シンジは、重度のうつとなっており、動くこともできません。

それもそのはず、自分のせいで結果的に世界はめちゃめちゃになったうえ、カヲルもレイも失ったのですから。

ここでもアスカは辛辣ですが、レイやケンスケ達との交流で少しずつ心を回復していくシンジ君。

正直、このシーンでのケンスケの「今はそれでいい。生きていてくれてうれしいよ」というセリフはジンとくるものがありました。

ここで、個体を維持するためのメンテナンスできなかったレイが消滅してしまいます。。

今作で一番よかったレイが段々と感情を増やしていくシーン。でも、本来はメンテナンスをしなければ肉体を維持できないクローンだったため、途中で消えてしまいます。。。

さらに、ミサトの息子も登場します(テレビシリーズで「ピル」が描かれていたことを想えば、これも大きな違いと言ってもいいと思います。つまり、前作では「子供を残さない」選択をしていたミサトとリョウジは、今作では未来に子供を残す希望の選択をしたんですね)。

シンエヴァンゲリオン©

レイに渡されたカセットレコーダーを見つめるシンジ。レイが消える間際にシンジに託した思いを受け取り、村人と触れ合ったことで、再びシンジに「人類を守りたい」という思いが生まれました。

避難村を守る。

人々が生きていく世界を守る。

その後、ヴンダーがアスカを拾うために第3村に寄港したときに、シンジは乗船を決意します。

ヤマト作戦

ヴンダーに戻ったシンジとアスカ。

ミサトはシンジを隔離する措置を取り、口をきくことさえも拒否しますが、

実際は裏で「生きていてくれて本当によかった」という思いを吐露します。

そして、いよいよWILLEとNERVとの決戦が始まります。

旧南極のNERV本部に対し、ミサト率いるWILLEは大気圏外からヴンダーで強襲します。

目的はQで覚醒一歩手前までいった13号機を止めること。つまり、今度こそフォースインパクトを起こさせないようにするのが目的です。

一方、碇ゲンドウの目的は、13号機を再び覚醒させ、次のフォースインパクトで人類補完計画を完遂させることをもくろみます。

シンエヴァンゲリオン©

マリが最大の活躍見せる場面。

ここで冬月が乗るNERVの2番艦「エアレーズング」と無人の3番艦「エルブズュンデ」&Mark.07の大群VSアスカの乗る新2号機、マリの乗る改8号機の戦闘が描かれます。

Mark.07は旧劇場版の量産機を彷彿とさせますが、大群なのに弱いです・・・。

その後、マリが防衛している間に13号機にたどりついたアスカ。

しかし、13号機への恐れから新2号機自身にATフィールドが発生したため、「裏コード・999(トリプルナイン)」で左眼に埋め込まれていた使徒封印柱を抜き取り、自分自身&新2号機が第9使徒となって、ATフィールドを中和させようとします。

ここで驚いたのが、アスカの眼帯の下と、式波の正体でした。

寸前のところで第13号機が再起動し、アスカの眼前に式波シリーズのオリジナルが現れ、アスカを第13号機の中へと連れていったのです。

つまり、式波アスカもまた、レイと同じクローンだったということ。

そして、新2号機と使徒化したパイロットごと取り込むことで13号機をさらに覚醒させていくこと。

これもまた、ゲンドウの罠だったんですね。

さらに、ゲンドウは単身ヴンダーから初号機を奪い、第13号機に乗り込んでさらに深層のマイナス宇宙へと向かっていきます。

もはや人間を超えた存在になっていたゲンドウ。

シンエヴァンゲリオン©

今作で特徴的だったゲンドウのギャラクシーバイザー的なもの。その下には、もはや人間の眼はなかった。

曰く「ネブカドネザルの鍵で人を捨てた」。

テレビ版では「アダムの胎児」を右手に埋め込みましたが、劇場版ではネブカドネザルの鍵を使って、神になったとされます。

どちらも「神と魂を紡ぐ道標」とされるものです。

マイナス宇宙に旅立ち、そこでファイナルインパクトをもくろむゲンドウ。

それを止めるため、シンジはEVAに乗って自らゲンドウを追うことを望みます。

「父を止められるのはもう自分自身しかいない」と分かっているから。

そして、大好きな人たちを救いたいという思いと、

アスカに「なんで私があんたに怒っていたのか分かる?」というセリフに、「自分で決断しなかったから」という決断すらもこれまで他人に依存して、さらにその結果すらも受け入れなかった自分を認められたから。

今度こそ、自分自身の思いと決断でエヴァに乗ることを決めたシンジ。

これまでシンジのせいでニアサードインパクトが起こり、その結果大勢の人間が命を失った事実。そのため、これに反発も起こります。

しかし、ミサトはシンジの覚悟を認め、全ての責任を自分が負うからシンジに託したいと話します。

「帰ってきたら大人のキスを教えてあげる」のくだりはなかったですが(もうシンジ君も実年齢大人だしね・・・)、この世界線でもやっぱりミサトは最後にシンジに希望を託し、彼を信じて守ることを決断したんですね。

ミサトはなんだかんだでシンジにとっての姉・あるいは母親的な側面を持ち、一時敵対しながらも、最後はやっぱり彼を信じたのです。

「父親に息子ができることは、肩をたたくか、殺してあげることなのよ」

ミサトはシンジにすべてを託した後、自分ひとりヴンダーに残り、その脊髄から人類補完計画を止める唯一の槍「ガイウスの槍」を生成し、そこで命を落とします。。

最後に加持と残した息子のことを想いながら・・・。

自分にできることは何もなかったけれど、「世界」を息子に残せることに希望を託して。

碇シンジVS碇ゲンドウ マイナス宇宙での戦いとゲンドウの過去。

画像はyoutube公式より シンエヴァンゲリオン©

シンジはマリの改8号機に乗ってゲンドウを追い、そこでついに親子が対峙することになります。

マイナス宇宙の中にあり、願いが叶う場所「ゴルゴダオブジェクト」にたどり着き、そこで二人は様々な過去の世界を通して、戦うことになります。

しかし、ゲンドウは、マイナス宇宙では決着をつける手段は力ではないとシンジを諭し、シンジはゲンドウとの心の対話を通して語り合う決断をします。

そして、ある日の電車のなかで、ゲンドウとシンジは言葉を交わし、ゲンドウの本心と過去が描かれます。

「すべてはたった一つの願いのために。ユイに会うために。」

「ここは運命を変えることができる唯一の場所だ」

「ずっと一人が好きだった。だが、ユイとの出会いが私を変えた・・・」

幼い頃から一人で過ごしてきたゲンドウ。

それが普通だったし、他人を望まなかった。孤独が好きだった。

でも、ユイと出会ったことで、初めて知った。

失うことの恐怖。孤独になることへの恐怖を。

そして、ユイを失った時、ゲンドウは「ただユイの魂に会うためだけに」、人類補完計画を実行に移しました。

ゴルゴダオブジェクトで、実在しない架空のEVA「エヴァンゲリオン・イマジナリー」に2本の槍を使うことで引き起こすアディショナル・インパクトによって、

現実と理想を書き換える。

それによって、「ATフィールドのない、争いも悲しみも憎しみも差別もない魂だけの世界になる。ユイと会える安らぎの世界にしたい

これこそが碇ゲンドウの真の目的だったんですね。

シンエヴァンゲリオン©

しかし、ATフィールドのない世界を望み、人であることを捨てたゲンドウですら、シンジの接近にATフィールドを発生させます。

ゲンドウはシンジを恐れていたのです。

「子供は私への罰だと思っていた・・・その方が子供のためになるとも思っていた」

シンジはそこで、ついにゲンドウを理解し許容します

「僕と同じだったんだ、父さんも」

無関心を装うこと、音楽で耳をふさぐことが他人から自分を守ってくれた。

親の愛情を知らない自分が親になることへの恐怖があった。

知識とピアノだけが自分を救ってくれた。

「ユイだけがありのままの自分を認めてくれた・・・ただ、ユイのそばにいたかった」

これは、まさにシンジと綾波レイ・渚カヲルとの関係そのものであったのです。

孤独で怖がり。でも、寂しい。認めてくれる人が欲しい。でも、その人を失う恐怖に耐えられない。そんな弱い自分が許せない・・・。

二人とも、大切な人を失う悲しみと絶望も、取り戻すために世界をめちゃめちゃにしたことも含めて、シンジはまさにゲンドウと同じことをし、同じ経験を通したからこそ、シンジはゲンドウを許容できたということです。

シンジがゲンドウの心の内を知り、ゲンドウを初めて許容できたこの時、ミサトの犠牲によってマイナス宇宙に送られた「ガイウスの槍」がシンジの元に送られてきます。

ここで、ゲンドウは人類補完計画の失敗を悟ります。

同時に自分の弱さを認めなかったことにこそすべての原因があり、さらにユイの心はシンジとともにあったことを悟ります。

「あぁ・・・そこにいたのか、ユイ」

「父さんは、母さんを見送りたかったんだね」

ゲンドウはすべてを認め、そして電車を降りていきます。

「大人になったな。シンジ。すまなかった」

「ここからは僕が引き受けるよ」

こうして、ヱヴァンゲリヲンという物語の壮大な親子の対話に終止符が打たれます。

結局、ゲンドウはユイを求め、同時にシンジへの不器用な愛情も表現できないまま、ユイから離れることも、子離れもできない状態になっていたんだと思います。

そこをすべて理解してくれたシンジが現れたことで、ユイの思いを体現してくれた存在と知り、シンジの存在を認め、満足した、ということかなと

シンエヴァンゲリオン エンディング

シンエヴァンゲリオン©

シンエヴァンゲリオンのエンディングは、残されたシンジによる理想の体現によって実現されました。

ゲンドウがいなくなり、そこに現れたのが、渚カヲル。

カヲルは「どんな世界にしたいのか?」とシンジに語り掛けます。

シンジはまずアスカの魂に呼びかけ、そこでアスカの気持ちが描かれます。

泣いている幼いアスカの横に大人のケンスケが寄り添う場面。

つまり、アスカもまた寂しかった。ずっと孤独だったんですね。だからこそ、誰にも負けないように努力してきた。誰にも置いていかれないように。ずっと必要とされるように。

でも、それでは心が満たされなかった。

本当に必要だったのは、そんな自分を丸ごと受け入れてくれる存在。

強いアスカではなく、弱いアスカを受け入れ、認めてくれる存在。

そこを大人のケンスケという存在が現れ、実現してくれていたんですね。

つまり、アスカは大人ケンスケと結ばれるエンディングが理想だと考えられます。

そして、砂浜で横になるアスカにシンジとマリが別れを告げます。

※この時、プラグスーツが旧劇場版の色であることから、この時のアスカはオリジナルの惣流アスカだと分かります。つまり、ずっとアスカは魂として存在していたのです

シンエヴァンゲリオン©

次に、カヲル君の理想が描かれます。

生命の輪廻を繰り返し、シンジの幸せのためにずっとループを繰り返してきていたカヲル。

シンジもまた、以前の世界でカヲルと出会い、カヲルに見守られてきたことを思い出します。

そして、カヲルはシンジとの対話、そして加持との対話によって本当は自分が救われ、本当は自分自身が幸せになりたかったことに気づき、加持と喋りながら去っていきます(この時の考察は下に記載)。

そして、シンジは最後にレイにEVAのない世界に作り変えるよ、と伝えてレイを見送ります。

本来は、シンジが一人この世界に残り、救世主実質の「神」として世界を創造するはずでした。

しかし、最後にユイが現れ、シンジを元の世界へと返したのです。

まさに、ユイはこの時のためにずっと初号機にいたかのように。

ユイとゲンドウを中に残した初号機と第13号機は自らに槍を刺し、消滅。

母と父を残し、母の献身によって、シンジもまた理想の世界へと旅立ったのでした。

ゲンドウはユイと永遠の世界へと旅立ち、シンジ達を見送ったと思えば、ゲンドウの理想も体現されたとも言えます。

そして、、

画像はシンエヴァンゲリオン©Google画像より一部引用

舞台は宇部新川駅のホーム。

舞台は山口県へ!

そこにいたのは、大人になってサラリーマンとなったシンジ。そして彼を迎えに来たマリ。

さらに、楽しそうに話すレイとカヲル。

アスカもよく見るとはしっこで一人スマホ見てます。きっとケンスケを待っているのかな?。。1回目見たときは、見落としてアスカいないと思っていたけれど、よくよく見てみるとエンディングにちゃんといました。

画像はシンエヴァンゲリオン©Google画像より一部引用

そして、「おまたせシンジ君」というマリの声に導かれ、「さぁいこう!シンジ君」の掛け声にうなづき、元気よく宇部新川駅を去っていくのでした。

これでシンエヴァンゲリオンは終幕です。

最後に、ハツラツとしたシンジくんの顔と大人に成長した姿が印象的でした。

そして、なぜ、最後になぜシンジはマリと結ばれたのか?これは下↓で考察します。

次に、なぜ宇部新川駅なのか?

これは庵野秀明監督は山口県宇部市の生まれで、高校までここにいたからですね。

画像はwikiより一部引用。まさにこのシーンが描かれました。

つまり、このエンディングの意味は、監督にとっても「さらばすべてのエヴァンゲリオン」であり、自分自身の投影でもあった作品へのお別れだったからだと思います。

最後のシンジが飛び出していくシーン。

サラリーマンになるシーン。

そして、アニメ絵が現実の写真に代わるシーン。

そのすべてが、さらばすべてのエヴァンゲリオンであり、

「過去」への別れと「現実」への行進を意味していたのかもしれません。

そういう意味では、ドラクエ5のユアストーリーに似た響きも感じますが・・・。

今作は、働くことと、理想から現実への帰還、など結構現実に生きろというメッセージ性が強かったです。

そういう意味で、当時エヴァンゲリオンを作った監督自身の心境と今の心境の変化を示していると思うと感慨深い気もします(35歳の絶望から60歳で前向きへ?これまでの成功も関係あるかも)

以上、ストーリーでしたが、ここから気になる4点を考察していきます。

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マリの正体!「イスカリオテのマリア」の意味とは。

今作で一番の謎だった「真希波・マリ・イラストリアス」。

一体なぜ最後にマリがシンジと結ばれることになったのか

そして、なぜマリは冬月に「イスカリオテのマリア」と呼ばれたのか?

さらに、なぜマリは最初からすべてを知っていたかのような言動だったのか?

マリの真の正体とは?

長くなるので、これらは以下の記事にまとめて考察しています。

ここで使徒についてもまとめています。

シンエヴァンゲリオンで、劇場版で初登場し、まさかの最後にシンジと結ばれたマリ。この謎について詳しく考察します!マリの真の正体!「イスカリオテのマリア」の意味となぜマリが最後シンジと結ばれたのか?考察【シンエヴァンゲリオン考察】画像はシンエヴァンゲリオン©より引用して考察します。ネタバレを含みますのでご注意ください!また、あくまで考察なので反論はありでご了承願います。気楽に読んでください。真希波・マリ・イラストリアスとは?イギリス出身で、ユーロ支部所属のパイロット。EVAでの出撃時に「三百六十五歩...
マリの真の正体!「イスカリオテのマリア」の意味となぜマリが最後シンジと結ばれたのか?考察【シンエヴァンゲリオン考察】 - まったり考察部屋withPS5

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4式波アスカの正体はクローン。オリジナルは旧劇場版から。

シンエヴァンゲリオンの最大の謎の一つ、アスカ。

なぜ、アスカの名前が惣流から式波に変わったのか?も今作で判明しました。

第13号機が再起動し、アスカを第13号機の中へと連れていった時、アスカが叫んだセリフ。

「私のオリジナルか!」

つまり、式波アスカもまた、レイと同じくクローンだったと分かります。

レイのことを「綾波タイプ」と言っていたことからも、自分自身も同じであることを理解していたと考えられます。

破とQで入れ替わった?という説もありますが、レイと違って式波は記憶を保持しており、

「あの時アタシがアンタを殴ろうとした理由分かった?」とシンジが決断しなかった非を責めていることから、式波は今作では最初から一貫して同じ式波アスカだったと分かります

つまり、破で壊れてしまったアスカと同一人物です。

だからこそ、綾波タイプが今作途中で消えたのと違い、破から長期に「メンテンナンス」ができていたためバランスが保てて、残っていたのかと(使徒封印柱の影響もあるかも)。

では、オリジナルのアスカこと、惣流はなぜ13号機にいたのか?

それは、旧劇場版でアスカとシンジの二人だけが生き残ったから。

エヴァンゲリオンは輪廻とループを繰り返しており、惣流アスカ(オリジナル)の魂は残されていたのだと推理します(だからこそ、最後に登場したアスカが旧劇場版のプラグスーツだった
旧劇場版でシンジの願いがカヲルとレイによって果たされ、もう一度ループが始まったけれど、アスカは最後に「気持ち悪い」とシンジを拒否していました

だからこそ、惣流としてのアスカはシンジの世界にクローンとしてのみ登場し、オリジナルの魂は13号機に封印されていたのでしょう。

ある意味、これも渚カヲルと同じく封印されていた、とも取れます。

そして、使徒化した式波アスカを最終的にオリジナルの惣流が取り込み、一つになったものだと思います。

あるいは、序の前の時点でアスカオリジナルが、テレビシリーズで言うアスカの母のように実験体として取り込まれており、クローンが登場したとも考えられます。

つまり、アスカ=テレビ版のアスカの母の立ち位置。

これは見る人の考察によるのかなと。

ただ、今作はちょっとアスカファンとしては扱いが少々寂しかった気もします。レイもそうだけど・・・。

※なぜ最後にアスカと結ばれなかったのか?

エヴァンゲリオンでヒロインとしての地位を持っていたアスカ。

なぜ、シンジは最後にアスカと結ばれなかったのか?

旧劇場版で最愛の人として残されたアスカを見ていた人にとっても、これは納得いかなかった人も多かったと思います。

ですが、これにも理由があります。

登場人物がすべて庵野監督の投影だということは↑にも書きましたが、ヒロインのアスカの立ち位置は、実は恋人ではなく、シンジ自身の投影体だという解釈があります。

(恋人として登場したのは、マリのみ)。

つまり、旧劇場版の最後で最愛の人として救い出したアスカは、シンジにとって恋人ではなくて、「自分自身を慰めてくれる」もう一人の自分。

このため、旧劇場版でシンジがアスカを前に自分で行為するシーンがあると考えられます。

そして、最愛の自分自身の投影として救い出したはずの理想の自分は、よくよく見てみると、「気持ち悪い」ものとして本人を再認識するものでしかなかったのです。

だからこそ、アスカとは最後に結ばれず、むしろ理想を捨てて現実に生きるために「決別」するものとして描かれたのだと思います。

レイは母離れできないシンジの投影であり、カヲルは父を求めるシンジの投影であり、アスカは求める理想の自分としての投影、ということですね。

そう考えると、アスカとシンジの性格が真逆なのも分かりますし(言いたいこと言えて、恐れず優秀なアスカ)、同時に孤独を抱えていた共通点も分かります。

今作でもアスカを理想のシンジとしてシンジが投影したものである、と思ってみると、またアスカの見方が変わってきて面白いです。

シンジは最後に「ケンスケによろしく」とアスカに言っていますので、最終的にはやっぱりアスカはホームでケンスケを待っていたと考えてよいのではないでしょうか。

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5渚カヲルは碇ゲンドウ自身の投影体

今作で一番驚いたのが、渚カヲルの正体でした。

今まで自由意思の使徒タブリスとして登場し、今作では第1の使徒から13番目の使徒に堕とされた、とされた存在。

もともとテレビ版では「人造の使徒」とも言える存在で、魂は第1使徒のアダムでしたが、カヲルの肉体となったベースは誰なのか謎でした。

しかし、実は彼の正体は「碇ゲンドウ」その人の投影であったと考察できます。

謎だった肉体のベースも碇ゲンドウであったとすればそこも合点がいきます。

(考察なので反論認めます(;´▽`A“)

それが判明したシーンが、最後の回想での加持リョウジとの会話にありました。

加持「それはあなたの幸せだったんです、渚司令。あなたはシンジ君を幸せにしたんじゃない。それにより、あなたが幸せになりたかったんだ

カヲル「僕は、定められた円環の物語の中で演じることを永遠に繰り返さなければならなかった」

加持「あなたはもう十分に使命を果たした。あとはシンジ君に任せましょう。老後は葛城も誘って一緒に畑仕事でもどうです?」

カヲル「そうだね」

こうして二人は去っていきました。

この最後の渚カヲルのシーンで登場した「渚司令」という言葉。

そして、加持さんのセリフ。

これはまさに碇ゲンドウに向けてのものだと分かります。

そして、物語で「演じる」ことを永遠に繰り返す、「シンジ君に任せましょう」、というセリフ。

これはつまり、碇ゲンドウの魂=父性が渚カヲルであり、渚カヲルは碇ゲンドウ本体に代わって、碇シンジを守る理想の父親としての自分を「演じていた」という意味かと思います。

そして、渚カヲルがピアノが好きなシーン(シンジと一緒に連弾をするシーン)。

これが実は碇ゲンドウの真意(心の奥底の魂)だと考えるなら、ピアノ好きだと告白していたゲンドウのセリフと合わせてしっくりくる気がします。

つまり、ゲンドウの素直な魂の理想の部分ということ。

そして、最後のこの場面で、レイと二人でいることもまた、ユイのコピーであり、リリスの魂であるレイとゲンドウのコピーかつアダム&ゲンドウの魂の分身であるカヲルが結ばれた、とも取れます。(ユイとゲンドウが結ばれて転生した、とも取れます)

なぜ、渚カヲルがあんなにも、碇シンジを守ろうとしたのか、彼の幸せを求めたのか。

それは、次元を超えた碇ゲンドウの父親としての愛が形になった存在だったから。

(ゲンドウが前世界のループで最後に右手に埋め込んだアダムの胎児で神化していた影響から、融合したとも考察できます)

こう考えると、最初の序の最後で、「はじめまして お父さん」とつぶやいた渚カヲルのセリフも「ループを繰り返してすべてを知っているゲンドウの父親としての魂」と「ループの中で生きなおすもう一人のユイを求めるゲンドウ」という対比を感じて面白いです。

また自由意思の使徒だったカヲルが、劇場版では感情を露わにして悩んだ描写も新鮮でした。

個人的には、超然としたテレビシリーズの渚カヲルが好きですが、ループするごとに人間らしくなったと考えると感慨深いです。

彼もまた、理想と現実の体現だったんですね。

※綾波レイと渚カヲルは、理想の両親像

ちなみに、現実に話を戻すと、もう一人であった綾波レイもまた、監督自身の理想の投影であり、綾波レイと渚カヲルは、それぞれシンジにとっての理想の母と父を演じていた、と考えられます

もともとアダムの魂がカヲル、リリスの魂が綾波レイ、という経緯があります)

つまり、シンジにとって綾波レイと渚カヲルはユイに代わって「すがりつくもの」(守る行為も含めて)だったけれど、今作ではそこからの離脱(親離れ)が描かれ、だからこそ、途中で綾波が消失した後に、シンジは再びヴィレに戻ることを決意し、最後に渚カヲルとも別れたのかなと思います。

シンエヴァンゲリオンのメッセージとしては、「子供から大人に」「現実に生きろ」がかなり強く含まれていると感じました。

これは、我々視聴者から見たら「え?急に現実路線?」と思ってしまいがちですが、エヴァンゲリオンは庵野監督の投影なので、監督自身が「子供から大人に」「現実に生きる」ようになったものだと考えるだけでいいと思います。

私は全力一生中二を貫きます!!(n*´ω`*n)

大人になるなんて絶対嫌だー!(笑)

ちなみに、後日のプロフェッショナルで、実はカヲル君のモデルが、「ウテナ」の幾原監督ではないの?という考察も出てきています(笑)。

セリフがまんまカヲル君。。。

庵野監督と二人きりで風呂に入って「好意に値するよ」と言った噂もあるようです。

エヴァンゲリオンは庵野監督自身&周囲を描いた作品と考えると、十分ありえそうです。

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6ヱヴァンゲリヲンがエヴァンゲリオンになった意味

最後に、ヱヴァンゲリヲンが、最後だけエヴァンゲリオンになった意味ですが、これは明らかにもともとの物語としてのエヴァンゲリオンがあって、そこに違う形でのループした先のヱヴァンゲリヲンがあり、最終的にエヴァンゲリオンの世界線に収束、理想にたどり着いて終幕した、という意味だと思います。

そういう意味でもエヴァンゲリオンは完結したんですね。

ちなみに最後にシンジがまだDSSチョーカーを付けていたことも気になったのですが、これも伏線だと思います。

シンジ=庵野監督だとするならば、これは監督のメッセージとして、

「ようやく自分自身もエヴァンゲリオンの呪縛からも解放された(安堵)」

という意味かなと思います。

それをマリ=モヨコさんが外した、と考えて、「監督お疲れ様」の意味なのかなと。

まぁ、これも現実的な考察なので、単純にDSSチョーカーがあった=シンジがあちらの世界から戻ってきた=夢の中で描いていた物語(夢落ち)ではない、という意味合いもあるのかもしれません。

逆に、すべてこの駅のホームでの居眠りの間にシンジが見ていた夢であり、エヴァンゲリオンの世界は彼の空想であり、DSSチョーカーもシンジの趣味、と考えると、いろんな意味でまったく別の世界観になりますが。。(;´▽`A“

7人類補完計画の真の意味 アディショナルインパクトとは

もともと人類補完計画とは、知恵の実しか持たず出来損ないの群体として生き詰まった人類を、生命の実と知恵の実の二つの実を持つ完全な単体生物へと人工進化させる計画とされていました。

第1使徒のアダムが生命の実を持ち、第2使徒のリリスが知恵の実を持ち、それぞれの子孫が地球の覇権を求めて戦ったというのが、そもそもの根本の話ですが、

ゼーレはそれを利用しようとし、海の浄化、大地の浄化、そしてサードインパクトで人類を浄化する(実際はサードがニアで終わったので、フォース以降に続きました)という目的がありました。

つまり、最終目的は、ATフィールドもない、恐怖も苦痛も差別も争いもない、時間の観念すらない単一の生命体として地球全体を覆い、魂を一つにしようとしたのです。

それが究極の進化(もとのあるべき姿)であり、神の望んだ姿であると。
ゼーレ(人類に文明を与えた生命体)の目的はこれでした。

そして、碇ゲンドウの目的も、そうなることでユイと一つになって会える、というものでした。

ただ、シンジはそれを拒否したことで、再び人類は個別の不完全な存在として生きることになりました。

これが結果的によかったのかどうかは分かりません。エヴァンゲリオンは消滅したため、これからループして再び人類補完計画が始まることもないと思います。

個人的には、全人類がL.C.L.になるあのシーンが大好きなので、今回ちょっと残念でしたし、どちらかというと理想はゼーレ側です(笑)。

ただ、メッセージとしてシンジくんは「許容」を残していきました。

結局、人類補完計画は人類に絶望し、彼らを許容できなかったからこそ、身体も心も無理やり融合しようとしました。

でも、その考え方は物理的には融合しても結果的に魂の許容がない以上、失敗したのかもしれません。

逆にシンジ君の考え方は、肉体は個別であっても、「許容」さえあれば、それで大丈夫父さんも受け入れるよ(弱い自分自身もこれからは受け入れるよ)というメッセージであり、結果的にその考え方の中にゲンドウはユイを見つけたのかもしれません。

うーん、難しい(笑)。

今も世界中で否定と批判が渦巻いていますが、今こそ許容しあって、受け入れて、許して、前進していこう。自分自身に悩んだら、弱い自分自身も認めてあげよう、というメッセージが込められていたような気がしています。

※アディショナルインパクトやアナザーインパクトとは何か?

ここで疑問なのが、フォースインパクトとアディショナル&アナザーインパクトの違いです。この辺がややこしいので簡単に考察します。

「アナザーの目的として考えられるのは、ただ一つ。フォース用に槍を新造し、アディショナルのために2本の槍を最後まで温存した。おそらくたった一つの願いのために」

というセリフをリツコが言っていましたよね。

さらにリツコは、

この星のいにしえの生命のコモディティ化。すべての魂をコアに変え、エヴァインフィニティと同化させる。フォースインパクトの始まりか

とも言っていました。

そして、ゲンドウは「私が神を殺し、神と人類をつむぎ、使徒の贄をもって人類の進化と補完を完遂させる」と言っています。

ミサトはこれに対して、「そのためにアスカを使い捨てるか」と言っていたので、

フォースインパクトまででが、海・大地・人類・古の生命を含むすべての魂を浄化させる浄化の儀式であり、フォースインパクトの条件が、「覚醒した13号機、生贄となった使徒アスカ、黒き月の復活とアドバンスド綾波シリーズの再生とアダムスの器」となっていたのだと考えられます。

つまり、ヴンダーに碇ゲンドウが現れた際にフォースインパクトは再始動しており、この時点で魂の浄化は始まっていた、だからこそ、その後に冬月はL.C.L化したと考えてよさそうです。

そして、アディショナルインパクトとは、浄化したものから世界を書き換えて、「願いを実現させる」ための追加の「アナザーインパクト」だというわけです。

(フォースまでで、すべてを浄化する→浄化後に、理想に書き換えるのがアディショナルインパクト)

アディショナルインパクトの条件は、フォースまでで魂の浄化まで済ませたうえで、

・ゴルゴダオブジェクトへの到達(裏宇宙)

・エヴァンゲリオンイマジナリーを槍で刺す(トリガーと贄の2本であり、ロンギヌスとカシウス)

ことで発動する、と考えられます。

そうすることで、世界は書き換えられて、ゲンドウの望むものになるはずでしたが、そこにあるはずのない新しいガイウスの槍が現れたことで失敗。

最後はシンジがガイウスの槍で初号機を刺すことで(実際はユイが代わる)、シンジの望むエヴァンゲリオンのない世界にさらに書き換えられた、ということだと思われます。

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8新ポスターの本当の意味とは?ポスター考察とシンエヴァンゲリオン劇場版を観た感想

最後に感想とポスターの考察です。

まず感想から。

今作はとにかく長かったエヴァンゲリオンの完結という意味で高評価です。

私の人生と歩んできた作品でもあったので、寂しくもあり、同時に色んな意味で綺麗に終わったので、いろいろ残さずにまさに完結したなと。

庵野監督自身の投影作品だということは↑にも書きましたが、そういう意味でも35歳から60歳になると心境がこう変わる、という目線で見るとまたちょっと違う感想を抱きます。

昔のエヴァンゲリオンは当時の少年アニメを壊す存在として、過激で、肉欲的で、精神を世界を、宮崎駿のアニメ観を壊してやろう、という狂気的なものを感じていました。

まさに世界への絶望とかいろんなものをこれでもかと詰め込んだような衝撃を受けて、あの映画のあとも頭から拭えないものがずっと残っていた気がします。

シンジ君のアスカを前にしたあのシーンとか、量産型のシーンとか、気持ち悪さも全面に出ていて、そういう所も良さだったんです。

しかし、今作は最初から最後までとにかく綺麗でした。

気持ち悪さとは真逆の、まさに福音というか、キリスト教の理想が描かれたような農耕と人々の触れ合いのシーン。

皆がお互いに許し合う関係、寡黙で何考えてるか分からない威厳がなくなり、感情を吐露するゲンドウなど、テレビシリーズのエヴァンゲリオンとはまさに別作品のような感覚がありました。

世界に抱くどうしようもない感情、やるせなさ、絶望…というものがなくなり、こうなるだろうな、なったらいいなという理想がそのまま描かれたような、そんな感想です。

いい意味で、時間を経て許容していく感覚と牧歌的な要素、悪い意味で丸くなってしまったという寂しさ。

でも、これこそがむしろ大勢の皆が望んだ結末であり、だからこそシンジ君の理想でもあったのかなと。

少し残念なのはMark.07との戦闘が、CGそのもののような、とにかくまとめてぶつけていくみたいな描かれ方と、初号機vs13号機のマイナス宇宙での戦いでした。

ここは仮にもクライマックスだから、もう少しエヴァンゲリオン!という「もう見たくない!やめてくれー!18歳以上指定やろ!」というくらい荒れくれた戦闘シーンにして欲しかったカモ(;´▽`A“。

あと、個人的にはその後の展開ももう少し見たかった気がします。

個別を選んだシンジの世界線で、さぁ行こう!と希望で終わるのではなく、そこでさらに絶望もあるけど生きていく、という終わり方も見たかったかなと。

そして、そこですべての映像が走馬灯のように高速で流れながら、最後に残酷な天使のテーゼとパッヘルベルのカノン(カヲルとのシーン)、甘き死よ来たれが聞きたかったです(完全に個人的な要望ですが)。

ただ、やっぱりいい意味で悪い後味を残さなかったので、やっぱりそれはそれで良かった気もしてみたり(笑)。

庵野秀明©コミックボックス ジュニア 1984年12月号

ちなみにこれ、庵野監督24歳の時の生活記録なんですが、この時の「現実」に生きまくってる感じすごい好きです。特にパチンコ屋に通う・・・元手の回収すら不可能と悟り、むなしい・・・、の所が好きです(笑)

昔の庵野監督がこういう状況で、今の大成功の時との心境の差というのも考慮するとまた違った視点が得られるような気がしています。

監督曰く、エヴァンゲリオンには思い入れはまったくないとのこと。。

「庵野秀明プロフェッショナルスペシャル」を見ると、シンエヴァンゲリオンのカメラワークやアングル、表現の一つ一つにここまでこだわっていたのか!とびっくりするような感動も得られ、その後にまた鑑賞するときの楽しみにもなりました。

まさに庵野監督の思惑通りでした(笑)。

声優さんへの注文一つにしても、最初のマリの登場シーンにしても、すべてにこだわりがあり、それをじっくりと鑑賞するのも楽しみになります。

この作品一つを作り上げるにも、スタッフの心血をとことん注いだ結果があるので、そこは素直な尊敬と感動があります。

ただ、だからと言って、鑑賞者の意見や批判も多いにあるべきで、それも映画に対する真摯な気持ちだとも思っています。

スペシャルの中で、庵野監督が書いた最初の脚本Dパートがだれにも理解されずに、お蔵入りになった・・・というのが描かれていて、個人的にはその脚本も見たかった気もしています。

ちなみにエヴァンゲリオンについては、これで終わりと断言されているので、本当の意味で完結ですね。

ただ、「僕の」と言っていることから、今後誰かが新作作る可能性も・・・?

さすがにないかな。(;´▽`A“

新ポスターの意味は、エンディング後の世界を表す?

そして、最後にこの新ポスター。2回目を鑑賞した時に発見したのですが、最高ですよね。。

皆勢ぞろいで、最後に世界は青く・・・。

このポスターで誰と誰が結ばれたのかが分かるようになっていると思います。

マリとシンジ。レイとカヲル。ユイとゲンドウ。ミサトとリョウジ。トウジと委員長。

そして、「あれ?アスカは?

と思ってしまいますが、

シンエヴァンゲリオンのタイトルをよく見てみると・・・、「リピート」記号がついています。

最後にケンスケ(右端)がいて、繰り返した世界の最初(左端)にアスカがいる。繰り返した先に・・・2人が結ばれる。

つまり、新しい世界で二人が最終的に結ばれた、という意味かなと。

同時に、登場人物の上段からエヴァンゲリオンという物語の演奏が始まって(きっかけはユイがすべての始まりとも言える)、そこから次の世代でリピートされたように見えて面白いですよね。

そして、この新ポスターにはもう一つの意味があるかもしれません。

こちらは試写会のポスターなんですが、このポスターと新ポスターはつながっているように見えます。

この場面から、「写真撮りに行くよ~」ってなって、

パシャリ。

視点が上なので、初号機から撮影していると分かります。

つまり、エヴァンゲリオンを見つめながらの、「さらばすべてのエヴァンゲリオン」なんですね。

シンエヴァンゲリオンは最後にリピート記号がついているので、そこからまた最初の||:から始まる世界、皆がいる最初の世界に戻って笑いながら「パシャリ」につながっている・・・、と考えると、エンディング後の世界が描かれているような気がしています。

新ポスターは映画前や映画が始まってすぐにお披露目ではなかったのもその理由で、2回目以降を見た人に向けても作ったのかなと。

エンディングで一旦終わったと思わせておいて、そこからシンエヴァのリピート記号と新ポスターにつなげることで、世界は再び最初に戻って全員がループの記憶を残した状態で、「さようならエヴァンゲリオン」と赤く染まる前の青い地球で笑うエンディングにつながったのかもしれない・・・。

そこには使徒と人類の戦いもなく、人類補完計画もなく、エヴァンゲリオン初号機の開発も途上で終わり、ユイも無事で、もちろんミサトや加持さんもいる。

そんなもう一つのエンディングの世界を示しているのかもしれない、と思うと少しうれしくなります。

あくまで勝手なポスター考察ですが

そして同時に、このポスター見ただけですべての思い出がぶわっと想起されて、私も「さようならエヴァンゲリオン、ありがとう」と言いたくなります。

エヴァンゲリオンはまさに私の半生でした。

ありがとう。

PS5と大好きな映画と漫画を考察するサイト♪
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かれん
シンエヴァンゲリオン長かったけど、自分の中では完結したという意味でよかった・・・。物語には賛否あると思いますが、今作はとにかく「生きる!」というメッセージが強かった気がします。シンウルトラマンも楽しみ♪

遂に明かされたコナンの宿敵「ラム」の正体についても徹底考察しています!

今日は恒例のラムの正体を徹底考察します!これまで黒田兵衛、若狭留美と考察してきましたが、青山先生の明言と伏線からみるに、やはりラムの正体は・・・ 以下、SDBの情報ももとに私なりに考察してみます!ネタバレ注意でお願いします♪【コナン】ラムの正体は脇田兼則で確定!徹底考察(ネタバレ注意)!青山先生が明言!「ラムの正体は・・・」脇田兼則で確定か!スポンサーリンク画像は一部名探偵コナン©より引用して考察します。ラムの正体が脇田とほぼ確定しました!この記事では、ラムの正体と脇田兼則の登場回を追っていき...
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徹底考察のシンウルトラマン考察は以下からどうぞ♪

シンゴジラからずっと楽しみにしていたシンウルトラマン!テレビでほぼ全作品(私はレンタルビデオ世代)を見ていた私にとっては、ウルトラマンはまさに自分を育ててもらった作品!楽しみで楽しみでしょうがなかったですシンがつくウルトラマンは、オリジナル作品とどう違うのか?という想いで見に行った感想は、オリジナル作品をリスペクトしつつも、また違った全く新しいウルトラマン!でした。 その辺の、オリジナル作品との比較や小ネタを含めながら、かなり難解だったので、以下にネタバレありで分かりやすく考察していきたいと...
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かれん:

View Comments (36)

  • 映画観に行く前にこちらにお邪魔しました。こちらで事前知識を入れておいてよかったです。全く意味わからず1回目は終わるかなと思ってましたが、事前知識入れておけば話に置いていかれなくて済みます笑

  • シンエヴァ最初見た時はイマイチだったけど、考察見た後だと確かに救いのエンディングの気がして面白かったです。
    次は監督視点で見るつもりです笑

  • シンエヴァの反復記号とエンディングテーマのda capoという記号に沿って
    序を見始めたところだけど、これってアヤナミが一回世界をやり直してないかな?

    • え、エンディング中にda capoって表記あったんですか?完っ全に見逃してました。
      ラスト、駅から駆け出したあと「終劇」って出たから安心し切ってたよ……。

  • >匿名
    リピート記号は、囲まれた場合は指定された所まで戻って繰り返して終了。
    囲まれてない今回の場合は、最初からもう一度演奏。

    ダ・カーポ記号は、もう一度最初から演奏して、fineまでで終了だから、
    囲まれてるのを序からと見れば、序から今作までもう一度繰り返して、その後にエンディングクレジットのダ・カーポで、もう一度テレビシリーズのエヴァンゲリオンに戻って、最後のfinは、旧劇場版のエヴァンゲリオンで演奏終了かなと思ってる。

    つまり、結局は救われない。

    というのは考えすぎで、単純にリピートでもう一度テレビシリーズから最後までやり直して、今作で終了したよ、でも、また始まるよ、このループはずっとあるんだよ=エヴァンゲリオンは終わらない、がメッセージのような気もしてる。

    アヤナミレイも渚カヲルも含めてやり直しがエンドレスエイトなのが、実はエヴァンゲリオン。

    • やっと見れたシンエヴァ面白かった!
      でも、全然分からなかったから、考察ゆっくり読んで2回目見に行きます!

  • トウジはTV版を見直せば分かるけど死んでいない
    足を失って、もうバスケができない状態になって病室で
    横になっているトウジが出てくる

    貞本版では死んでしまったけど

    • ありがとうございます(*´`)混同してました。訂正させていただきます!

  • マリの正体ってもしかして第0の使徒でしょうか?
    マリアと呼ばれていたから、アダムスとリリスの上にいる存在かなと。
    個人的には、アスカの扱いは今作良かったと思いました!

    • マリはただのユイの後輩の人間ですよ。漫画版には出てきます。
      イスカリオテのユダというのが聖書に登場します。裏切り者ですね。
      裏切り者という意味なのは補完計画をしていたゲンドウ、冬月、ユイ、マリだったが裏切って補完計画を止める側に回ったのでそう呼ばれていたんだと思います。

  • 個人的なエゴでしかありませんが、
    「アスカは大人ケンスケと結ばれるエンディングが理想」を連呼されるのは非常につらくて悲しいです。

    • とても良くわかります
      某銀魂にて「最終回発情現象(ファイナルファンタジー)」と揶揄されていますが、日本のアニメは未だに「男女の恋愛最高」「子ども生まれるの最高」「結ばれて終わるの最高」みたいな風潮が多くて辟易します。

  • >unison

    俺もアスカ好きだから気持ちは分かる。
    だが、これこそ庵野秀明の言う現実を見ろ、だと思う。
    好きな女が他の男と結ばれようとも、その女が幸せなら選んだなら、それを祝福してやるのが男ってもんだ。

    とか言ってみたけど、なんか一部の考察だと庵野秀明が宮村さんとか林原めぐみさんにフラれたから、あえてヒロインから外したとかあって、俺的にはそっちの方が嫌だ(笑)。

  • アスカと結ばれなかった理由について

    旧劇において、シンジはアスカでマスター〇ーションをしており、性欲対象と見ています。また、NHK BSで放送されたアニメ夜話で、この行為に対して宮村さんは「気持ち悪い」という感想を監督に述べたと話しており、このことから旧劇アスカの最後のセリフが決まったと放送されていました。(10年以上前の放送で確かめられませんが・・・。)
    さらに、アスカとシンジは本作中において、過去に好きだった人と互いに認めています。

    以上から、シンジにとってアスカは思春期における思い出の初恋?の対象であり、かつ性欲の対象であったのですが、大人になった(一般的に大人は性欲を制御できる)シンジにとって、最早アスカはパートナーの対象にはならないということでしょう。

    自分自身を慰めてくれる「自分」という解釈は行き過ぎな気がしますし、一般的に自分と正反対の性格の異性は、理想の異性と解釈されるかと思います。
    自分のやることを決断できるアスカは、一見優柔不断なシンジにとって理想の異性でしたが、本作中後半の自己決断できるシンジにとっては、性格が反対の異性ではなくなってしまい、理想の異性ではなくなっています。

    加えて、マスター〇ーションはキリスト教において罪の行為とされていますが、罪の対象であるアスカを送り出すことは、シンジにとっては清算した過去とも解釈できると思いました。
    (シンジとアスカがカップリングしてしまうと、シンジは以後も罪を負わなければならない?)

    イチおっさんの解釈として、参考にしていただければ幸いです。

    (大人の男性にとって、厨二のマスター〇ーションを思い出すなんて恥ずかしい記憶・原罪・ほろ苦い思い出・・・です。)

  • ゲンドウ「セカンドインパクトによる海の浄化。サードによる大地の浄化。そしてフォースによる魂の浄化。」だそうです。余談ですがニアサードインパクトはカヲルのカシウスで止められましたがサードインパクトは加持さんによって止められたと劇中で語られていた気がします。

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