目次
グリンデルバルドVSダンブルドアの時系列。過去の悲しい恋、そして最後の戦い(決闘)とは!ヴォルデモートも登場!【ファンタスティックビースト考察】
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以下、ファンタビ3以降のネタバレを含みますのでご注意ください。
画像はファンタスティックビースト©より一部引用して考察します。
1グリンデルバルドの若い頃から物語が始まる。
まずはファンタビが始まるより以前の若い頃から考察していきます。
グリンデルバルドはもともと北欧生まれであり、1883年に誕生(ダンブルドアより年下)。
北欧のダームストラング専門学校(ビクトールが学んでいるところ)を退学となっています。
非常に優秀で性格は自由奔放かつ陽気。
ハリー・ポッター曰く「写真はフレッドとジョージ的な策略の成功を勝ち誇った雰囲気」を感じるとのこと。
かなり良い奴だけど、野心家でもあり、それゆえに危険な実験を行って退学処分となったようです。
この辺もフレッドやジョージにも似ています。
ただ、彼らと決定的に違うのは「力を求め、力こそ至上と考えていたこと」。
そして、退学後に「死の秘宝」を求めてイギリスに渡り、ゴドリックの谷に住んでいたダンブルドアと運命的に出会うのです!
2グリンデルバルドとダンブルドアの出会いと恋
一方のダンブルドアは、前回考察した通り、
妹アリアナがマグルの少年達によって攻撃され、そのことで精神的におかしくなり、
少年達を攻撃した父親はアズカバンに投獄。
その後に隠れるようにゴドリックの谷に移住しています。
さらに、ダンブルドアはホグワーツを首席で卒業するほど才能に溢れ、同時に野心家でもありました。
その卒業旅行の前日に、アリアナの魔力の暴走(オブスキュラス)によって母親が死亡。
以後、家長として弟のアバーフォース(兄ほど優秀ではない)とアリアナの面倒を見ていくという重圧がありました。
若い頃のダンブルドアは、まさにトム・リドル的に才能に溢れ、その才能をもって何かを成したい欲求に溢れていたとも言えます。
それなのに、弟と妹の面倒を見るためにゴドリックの谷に拘束される・・・。
これが苦痛だったようです。
左が若い頃のアルバス・ダンブルドア。右はグリンデルバルド。
そんなときに出会ったのが、若く同じく才能に溢れた10代のグリンデルバルド。
死の秘宝を探しにやってきたグリンデルバルドに、ダンブルドアは魅かれていきます。
陽気で頭がよく、野心家。
まさに共通点があり、ライバル。
ダンブルドアはいつしか、年下で「いつか世界を変える」という美しい少年に恋心を抱いていきます。(n*´ω`*n)
そして二人は「血の誓い」を結び、お互いに絶対に攻撃しないという誓いを立てます。
これによって精製されたのが、ファンタビで出てきた魔法アイテム。
グリンデルバルドが大事に持ち、最後に二フラーの活躍でダンブルドアの手に渡りました。
血の誓いを立てた、ということからも彼らの恋仲がどういうものだったのか想像できます・・・。
そして、二人は「優秀な魔法使いこそ、世界を統べるべき」という思想を持ち、
グリンデルバルドは死の秘宝をすべて集めて死を制する者になることを望み、ダンブルドアは蘇りの石を手に入れて死んだ両親をよみがえらせようとします。
そしてその計画はいずれ、「魔法使いは秘匿されるべき」という国際魔法使い機密保持法を壊し、堂々と強力で賢い魔法使いや魔女たちがマグルを含む世界中の指導者として君臨する新体制の樹立のための革命、という目的になっていきます。
このときに生まれたスローガンこそ、グリンデルバルドが今でも使っている「より大きな善のために」です。
これはダンブルドアが考案しました。
マグルを支配する、という目標もダンブルドアが決め、最初はダンブルドアが主導だったのです。
本当にこのままいけば、二人は闇の魔法使いとしてまさに今のグリンデルバルドやヴォルデモートがやってきたような「優秀な魔法使いこそが至上」という世界の樹立のために、最強のパートナーとなっていたでしょう。
「世界を変えれば、アリアナを隠しておく必要もなくなる。堂々と生きられる」
しかし、この関係を壊す決定的な事件が起きます。
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2アリアナの死とグリンデルバルドとの決別
生涯にわたって、兄アルバスを嫌っていた弟のアバーフォース。
彼が↑のグリンデルバルドとアルバスの計画に気付いたことがすべての発端でした。
アルバスがまさにグリンデルバルドと革命のために旅に出ようとしたとき、
アバーフォースが止めに入ります。
「精神的に不安定なアリアナを連れて、世界に革命を起こす?」
アバーフォースからしたら、グリンデルバルドと兄が危険な思想に侵され、さらにアリアナまでも巻き込もうとしていることが許せません。
そして二人の前に立ちはだかります。
ここで怒ったのがグリンデルバルド。
もともとグリンデルバルドは短気であったこともあり、邪魔をされたことに激情した彼は禁じられた「磔の魔法」を使ってしまいます。
弟が磔にされている姿を見たアルバス。
さすがに彼もこれを許せず、アルバスはグリンデルバルドに杖を向け、遂にグリンデルバルドVSアルバス・アバーフォースの3人の戦いが始まってしまうのです。
(ファンタビ3では、アバーフォースとダンブルドアがののしりあいになり、アバーフォースが先に杖を抜き、グリンデルバルドは笑っていた、ということになっています)
これだけならば、まだ男同士の決闘であり、喧嘩だったのですが、ここにそれを止めようとしたアリアナが飛び込んできます。。
そして――。
ホッグスヘッドの壁に飾られていたアリアナの肖像。ホグワーツへの伝令も担っていました。アバーフォースはアリアナが大好きだったんですね。
ちなみにファンタビ3で、アリアナもまたオブスキュラスの宿主だったことが判明しました。その影響で母親の命が失われたということです・・・。
優しかったアリアナは3人の誰かの魔法に当たってしまい、命を落としてしまいます。。。
グリンデルバルドはこれを見てすぐに逃亡。
アバーフォースは激情して兄を殴り、アルバスは茫然と立ち尽くすだけでした・・・。
これがすべての因縁の始まりだったのです。
3グリンデルバルドがニワトコの杖を盗み出し、暗躍を始める。
その後、ダンブルドアは変身術の教授として、ホグワーツに入ります。
魔法省からも誘いがありましたが、彼は自分の弱点が「権力への渇望」にあることを知り、それを断ります。
この野心を自制できたことが、偉大な魔法使いダンブルドアにつながり、一方でこれを求めたのが、グリンデルバルドとヴォルデモートということ。
一方、グリンデルバルドは杖作りのグレゴロビッチが最強の杖にして、死の秘宝の一つの「ニワトコの杖」を研究している、という噂を聞き、実際にグレゴロビッチを失神させて盗み出します。
ハリーポッター本編でニワトコの杖を盗んだ人として出てきたのが、グリンデルバルド。
グリンデルバルドは確かに今でこそ悪ですが、
このときグレゴロビッチの命を奪ってはいません。
悪の素養はあっても、きっと良心があったのでしょう。
そして、ダンブルドアと練った計画の遂行を始めていきます。
「ダンブルドア君を感じるよ・・・」
ダンブルドアは当時から最強の魔法使いであり、グリンデルバルドはニワトコの杖を手に入れても決して戦おうとしませんでした。
そしてダンブルドアを恐れた彼はイギリスを離れ、ヨーロッパからアメリカを舞台に暗躍していきます。
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4ファンタビ1~2の舞台へ
それから数十年後。
お互いに40代になった頃、ダンブルドアは世界最強の魔法使い兼優秀な教師になっていた頃、グリンデルバルドは世界最強の闇の魔法使いになっていました。
各国で軍隊を創設し、革命の準備に取り掛かります。
この頃にはもはや他人の命を奪うことに遠慮はありません。
かのビクトール・クラムの祖父もグリンデルバルドによって命を奪われています。
ファンタスティックビースト2の時点で副題が「黒い魔法使いの誕生」になっているのは、
実はグリンデルバルドが名を馳せるのはここからがメインだからです。
ファンタビ2では、パリを舞台に仲間の勧誘に励むグリンデルバルドが描かれていましたが、この時点ではまだ信奉者を集めている段階です。
クイニーやクリーデンスも彼の軍隊の一員。
クリーデンスを欲しがったのは、オブスキュラスという力を手に入れるため。
そして、敵対者を捕まえるヌルメンガード城を作り、以後拠点とします。
5グリンデルバルドの革命とダンブルドアとの伝説的な決闘
ファンタビ2で血の誓いの魔法アイテムを受け取ったダンブルドア。
これを壊すことで、彼はグリンデルバルドと戦うことになります。
しかし、この時点ではまだ決闘はしません。
世界は第2次世界大戦へと突き進み、グリンデルバルドはそれを口実に正義の軍隊として「より大きな善のために」を口実にヨーロッパを侵略していきます。※魔法大戦の開始。
ここで重要なのが、ダンブルドアとヴォルデモートの出会い。
グリンデルバルドが暴れまわり、世界最強の闇の魔法使いであった時代にトムリドルはホグワーツで学び、実際に秘密の部屋のバジリスクを使って生徒を襲撃したり、アバダケダブラを使って生徒の命を奪い、分霊箱を作っています。
つまり、素養としては圧倒的にヴォルデモートはグリンデルバルドより悪だったということ。
一方、ダンブルドアはグリンデルバルドとの対決をずっとしませんでした。
理由はグリンデルバルドを未だ愛していたというのもありますが、さらには「アリアナの命を奪った真犯人」をグリンデルバルドから聞かされたくなかったから。
しかし、ついに1945年。
魔法史に名を残す伝説の決闘を二人は行います。
魔法の実力はニワトコの杖を持っていたグリンデルバルドよりもわずかに上だったダンブルドア。
年齢は二人とも60代。
この戦いによって、ダンブルドアはニワトコの杖を手に入れ、
一方のグリンデルバルドは自分の作ったヌルメンガード城に幽閉されました。
この辺が最後のファンタビ5で描かれるのだと思われます。
かつて恋仲になり、お互いに夢を語り合った二人。
ここで二人の運命が決したのです。
6グリンデルバルドの最後とヴォルデモートとの出会い
その後、ヌルメンガード城に幽閉されて、ハリーポッター死の秘宝で登場するまで53年。
グリンデルバルドは110歳を超えて、かつての美少年は骨と皮だけのような顔になっていたようです。
そして、ついに闇の魔法使い2人が出会います。
ニワトコの杖がグリンデルバルドに盗まれたことを知ったヴォルデモートは、実際にグリンデルバルドに会い、杖のありかを聞きます。
しかし、グリンデルバルドは何も答えませんでした。
「やるがよい、ヴォルデモート。私は死を歓迎する!しかし私の死が、お前の求めるものをもたらすわけではない・・・・・・お前の理解していないことが、何と多いことか・・・・・・」
不敵に笑い、「お前は無知だ」と、ヴォルデモートを挑発するグリンデルバルド。
結局、彼はヴォルデモートに命を奪われても、ダンブルドアが杖を持っていることを一切口にしませんでした。
本来なら、自分を陥れたダンブルドアを憎み、ヴォルデモートと理想を同じくしていたはずのグリンデルバルドは彼の仲間になっていてもおかしくないはず。
(ヴォルデモートはマグルを滅ぼすことも考えていましたが、グリンデルバルドはマグルを家畜として共存する(支配する)ことを理想にしていましたので、少し違います)
でも、グリンデルバルドはそうしなかったのです。
「風の便りに、孤独なヌルメンガードの独房で、あの者が後年、悔悟の念を示していたと聞いた。そうであってほしいと思う。自分がしたことを恥じ、恐ろしく思ったと考えたい」
ダンブルドアはこう語っていたそうです。
グリンデルバルドは最終的に改心し、最後はダンブルドアを間接的に守った・・・。
そこにはかつての若かったころの二人の恋と悲しい別れ、そして決闘への思いがあったのかもしれません。
そしてヴォルデモートはその後、二人の決闘を思い出し、グリンデルバルドの杖はダンブルドアが持っている(墓に眠っている)、ということに行きついたのです。
最終的にニワトコの杖は、ダンブルドアからドラコ、ドラコからハリーの所有となり、ヴォルデモートを打ち破りました。
そして映画本編では最後にハリーの手によって折られることになったんですね。(#^^#)
ちなみに、ダンブルドアは生涯愛したのはグリンデルバルドのみであり、「恋愛は人を狂わせる」という想いから、以後、生涯独身を貫いたのです。
そのため、子供も奥さんもいませんでした。
そう考えると、ダンブルドアの愛はすごく一途であり、とても悲しいものであったと分かります。
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グリンデルバルドはニワトコの杖の在り方をヴォルデモートに教えてますよ?
すみません。これに関しては原作を確認しても教えたという記述は確認できませんでした。
グリンデルバルドは最後までヴォルデモートを挑発し、最後まで教えず、最終的にヴォルデモートはグリンデルバルドとダンブルドアの決闘から推測して自らたどり着いています。
映画の「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」の1h59m辺りで
うこここさんの言うように在り処を教えてますね。
原作はどこかにいってしまったので確認できなかったですが。
これを機会に時間があれば原作読み返してみます。
考察面白いです。
さきほどコメントした”通りすがり”です。
原作を読み返す前にネットで見つけてしまいました。
映画では教える、原作ではアルバスダンブルドアを庇って教えない。
映画は原作に合わせてほしかったですね!
そのほうがいいのに。。
お邪魔しました。
上のコメントを書く前のコメントが反映されてなかった。。
映画を確認したところ、ヴォルデモートにグリンデルバルドが教えてしまうシーンは1時間59分40秒辺りです。
考察面白いです!
クリーデンスがアルバスダンブルドアの弟?なんじゃそりゃ、と思って不可解だったので参考になりました!
(別ページの感想ですが)
ありがとうございました。
映画の詳細までありがとうございます!
次回作すっごく楽しみです。
また一緒に考察しましょう!