目次
ミランダの目的とオズウェル・E・スペンサーの関係、デュークの真の正体を徹底考察!バイオハザード8ヴィレッジ考察!
画像はバイオハザード8©バイオハザードヴィレッジより一部引用して考察します。
ネタバレを含みますので、ご注意ください!
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バイオ8の時系列について
バイオハザードヴィレッジのラスボスであり、すべての元凶であったマザー・ミランダ。
ミランダの目的は、「我が子の復活」でした。
以下、簡単な時系列を見てみると、その正体も判明します。
100年前
1909年6月エヴァ誕生
1919年8月 ミランダが娘のエヴァをスペイン風邪で失う。
※スペイン風邪の世界的流行は1918年~1920年。
直後に、村の洞窟内で「菌根」を発見。「黒いもの」に触れ、菌に感染したことで完全適合する。また、菌根の記憶を見たことで、エヴァの記憶があることを発見。
エヴァの記憶を持つ菌根の完全な「器」を作る目的のため、完全適合者を探すことになる。
ミランダが研究員として村人で実験を開始し、ミランダを崇拝するように意識を操作。
1951年オズウェル・E・スペンサーが医学生の時に雪山で遭難、助けられ、ミランダの弟子として研究に従事。
スペンサーがミランダの元を離れる。
1966年スペンサーがアフリカで始祖ウィルスを発見。ミランダに手紙を送る。
1968年アンブレラがオズウェル・E・スペンサー、エドワード・アシュフォード、ジェームス・マーカスの3人で創設される。
1970年~スペンサーによる人類超進化計画(ウェスカー計画)が始動。
1978年 Tウィルス開発成功。
1996年 洋館事件。バイオハザード本編の開始。
ミランダがカドゥを開発。もしかすると、バイオ4のプラーガが改良されたものか、その原種の利用。
カドゥ実験開始。ドミトレスクが半適合。多くはライカンとなる。
ベネヴィエント、モロー、ハイゼンベルクが半適合。
ミランダにコネクションが接触。特異菌とエヴァの胚を譲る。
2000年 コネクションは特異菌の開発を続け、HCFとともにE型特異菌を共同研究。
2006年 バイオハザード5でウェスカーによってスペンサーが命を落とす。
2013~2014年 エヴリンが完成。移送中に事故。
2017年 バイオ7開始。クリスがコネクションを追う。
2020年 ローズ誕生。コネクションからミランダがローズの存在を聴かされ、ミアを誘拐。ミランダがミアに入れ替わる。
2021年 バイオ8本編開始。
という流れかと思います。
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マザー・ミランダの目的はエヴァの復活 エヴリンとの関係とは?
ミランダはスペイン風邪からエヴァを「救えなかった」と言っており、
ミランダはもともと医学系の研究員だったと考察できます。
1909年にスペイン風邪によって娘を失い、それから100年間娘のエヴァの復活のためだけに生きてきました。
その後、コネクションに菌とエヴァの胚を提供。
2000年から、HCFとコネクションによるエヴリンの研究が始まります。
エヴリンの研究にはミランダも参加していたようです。
ここで、なぜ「エヴリン」という名前になったのかが判明しました。
娘のエヴァの胚から作られている、いわばクローンだったからですね。
ミランダがコネクションと一緒にエヴリンを作っていたのも、もちろんエヴァの器となる完全適合の菌根の依り代を求めてです。
それで誕生したのが、E型特異菌(A~Dまでは失敗作)。
しかし、E型特異菌を使ったエヴリンの研究自体は不完全なもので失敗しました。
なぜなら、エヴリンは確かにカビ菌には完全適合したけれど、急速に老化してしまうという重大な欠点があったからです。
それでも、エヴリンのカビによって肉体を作られたイーサン(完全適合)、特異菌への抗体があったミアによって、人間とは違った肉体を持つ「ローズ」が誕生。
このことをミランダがコネクションから聞き出し、ローズを拉致した、ということです。
その後、菌根と完全適合する器を作るためには、以下の工程が必要でした。
転生の儀とバイオ8の菌の特徴について考察。
1菌根を目覚めさせる(菌の活動を活発化させる)ための生贄を集める。
これが、まさに四貴族と村人のことです。カドゥを与えた半適合の器を4つ集め、物語にあるようにコウモリの血、魚のヒレ、死神の衣、馬の歯車という描写の通りに命と記憶を菌根に捧げます。菌根の復活には大勢の命と記憶が必要な様子で、そのためにライカンによって村を襲撃させました。ローズが来てから村が襲われたのは、これが理由と考えられます。
2菌根に耐えられるだけの器を手に入れる。ローズ。
3器の身体を一度分解し、それらを菌根の「黒い液体」につけることで、菌根と完全融合させる。
4夜明けに活発化した菌根を待ち、器ごと取り出す。
「深夜の月が黒き翼で舞い上がり、最後の灯り(朝日)を待つのみ」という言葉をミランダがずっと言っていましたが、それがまさにこの儀式のことだったのです。
ミランダが化けていた村の老婆。イーサンにわざわざ双鷹の鍵を示すなど、明らかに四貴族を始末させるために動いていた。
よくよく考えると、ミランダの年齢は120歳以上なので、ミランダの本来の姿なのかもしれない。
「ローズに危険が迫っておる・・・」「奴ら(ライカン)が来るぞぉ」という村の冒頭で言っていたセリフに最初は違和感があったが、あれはイーサンをけしかけて、モルモットとして観察&四貴族を始末させるための動機付けと考えれば納得。
いずれにせよ、ミランダこそがバイオ7とバイオ8の悲劇を引き起こした本人であることには変わりなく、でも、その理由はエヴァの復活という母親としての願望だった、というのは切ないものがあります。
ただ、エヴリンやライカンになった村人やドミトレスクやモローのように、どうやら今回の菌には、「隠された欲望を激しく誘引する」という効果があるように見えるため、
おそらく絶望に沈んでいたミランダが菌根に接触してしまったために、
エヴァを取り戻したい!という欲望が肥大化し、ミランダはそれ以外に考えられなくなってしまった、という副作用があったように思えます。
それはまさにゾンビが食欲以外考えられないように、
適合者であっても、欲望を抑えることができず、だからこそバイオ7やバイオ8の敵は欲望が非常に人間的であり、秘められていた欲望が脳を支配するようになるというものです。
だからこそ、
ドミトレスクは家の繁栄と血を求め、
ベネヴィエントは家族を求め、
モローはママを求め、
ハイゼンベルクは自由を求めたのかな、と思います。
同じように、エヴリン、ベイカー家のジャックやマーガレットは家族を求め、
ルーカスは残虐さと研究、自分の優秀さの承認欲求に取りつかれていたという気がします。
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オズウェル・E・スペンサーとミランダの関係について考察
バイオ8をプレイしていて、「スペンサー?誰それ?(。´・ω・)?」と思われた方もいらっしゃるかもなので、以下に簡単にご紹介します。
オズウェル・E・スペンサーは、バイオハザードのまさに黒幕中の黒幕であり、アンブレラの創設者であり、元会長です。
もともとは世界的に有名な大貴族でした。
しかし、その思想は「優秀な人間のみが超進化して世界を支配すべき」という偏ったものでした。
1966年にオズウェル・E・スペンサー、エドワード・アシュフォード、生化学者のジェームス・マーカスの3人でアフリカの奥地の「始祖ウィルス」を発見し、エドワードはウィルスに感染して死亡。
その後、ウィルスを使った「ウェスカー計画」でウェスカーが作り出されます。
正確には、優秀な子供たちにウィルスを投与することで最強の人類を作り出そうとしたのです。
そして、創立者の一人であったマーカスはヒルを使ってTウィルスの開発に成功した後で、会長だったスペンサーの命令でウェスカーによって命を奪われます。
最終的には、バイオ5でついにウェスカーによってスペンサーの居場所が割り出され、超進化した人類という目的を目の前にした状態で、ウェスカーによって命を奪われ、ウェスカーがスペンサーの計画を引き継ぐことになったのです。
スペンサーは1951年にまだ医学生だったころに雪山で遭難し、ミランダに助け出されています。
なぜ、ミランダはスペンサーを実験台にせずに助けたか、ですが、それはおそらくスペンサーが世界的な大貴族であると同時に、優秀な医学生だったからでしょう。
自分の研究を手伝わせた方が有益だと思ったからこそ、他の人間のようにあえて実験台にしなかったように思います(もし、失敗したらライカンになるため)。
スペンサーはその後、しばらくミランダを師匠として研究に従事し、人間の身体が菌によって作り替えられる、ということを知ります。
スペンサーはもともと医学生でウィルス学を専攻していたからこそ、ミランダはその利用価値を見出したと考えてよさそうです。
また、ミランダがエヴァの復活だけを目的にしていたのに対して、スペンサーは全人類の進化を目的としており、そこにも違いがあります。
そして、菌ではなく、ウィルスによって爆発的な感染力で人類を選別する、という野望を見出すことになったのです。
この時の名残として、村にあった遺跡の文様をアンブレラ社のモチーフにした、ということがバイオ8で語られていました。
菌根はもともとこの場所にあり、転生の儀もミランダが考えたものではなく、ファイルによると、先史者と呼ばれる人間たちが実験を行っていた、と考えられます。
この先史者については謎のままですが、これは個人的な考察として、それはロス・イルミナドス教団にもつながるものであり、だからこそ、ミランダの作ったカドゥとバイオ4のプラーガがそっくりだった(先史からつながる)のかなと思います。
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バイオ8こと、大好きなバイオハザードヴィレッジのストーリー徹底考察になります!今作は感激するくらい面白かった・・・。まさに、歴代最高バイオ更新の作品でした! こんなに夢中で遊んだバイオは久しぶりで、ラストまでぶっ通しでプレイしてしまいました(笑)。今回は、バイオ7の主人公イーサンの最後であり、感動的なあらすじとなっています。以下、ネタバレありで徹底考察していきます!バイオハザード8ヴィレッジストーリー考察(ネタバレ注意)!ラスボスの正体、イーサンの最後とローズの力の伏線、BSAAの謎について考察!【... バイオハザードヴィレッジストーリー考察(ネタバレ注意)!エンディングのイーサンの最後とローズの力の伏線、マザー・ミランダの正体、BSAAの謎について考察!【バイオ8】 - まったり考察部屋withPS5 |
View Comments (14)
購入を見送ってプレイ動画だけ観た者です。
もしかしたらRE:4のファイルかセリフで、先史者について触れられるかもしれませんね。
バイオ8時点でのプラーガはカドゥとあまり関係ないと思いますよ。
ロスイルミナドス教団のプラーガをサラザール家が代々封印していたので、両寄生虫に接点は無いかと。
でも教団がルーマニア(バイオ8の舞台)でミランダよりもずっと前に線虫を発見し、それを元にプラーガを創ったという仮説を立てれば、プラーガはカドゥと兄弟みたいなものと言えますね。
メタいこと言うと、今作のバイオ8とバイオ4はゲームシステムでも類似点が多いので、開発者からの暗喩は込められているでしょうね。
ともかく先史者はあの地で菌に関する知識は持っていて、あんな巨像を作れるほどの財力と権力を持っていたから、菌を利用して財を成していた可能性は大きいかと。
ある日そこでバイオハザードが起こって一夜にして崩壊。
何とか生き延びた一部の者が、研究データと財宝を持って、後の教団やサラザール家などに派生。
現地に残って村を立て直したのがベレンガリオなど四始祖の人たちって感じですかね。
確かに関係ない可能性ありますし、関係あるとも言えますね。(ロスイルミナドス教団がミランダより前に存在していたのは確かです。)
教団とサラザール家に派生の件、ありうると思います。
全く関係ないかも知れないけど、ミランダの部屋?(ミアが監禁されてた部屋)に写真がいくつかあったけどバリーに似てる人がいたよね。
ナタリアに似てる子供の写真も。
アンブレラのロゴの元になった洞窟に描かれたマークの作者はミランダじゃなく先史者?
先史者が次回作で重要な要素になったりするのかな
バイオ8をずっと考察してて、ここに辿り着きました。
あの率直に知りたいのですが、ミランダがエヴァを復活させるための儀式に、「菌根の活性化の為に四貴族や村人たちの大勢の命や記憶を菌根に捧げないといけない」とありますが、これらの内容どこのシーンや文面で分かるのでしょうか?
ずっと気になってて探してるのですが、全く見つからなくて困ってます、教えて下さると幸いです。
どのシーンかというよりも、全体を見ると分かると思います。
ミランダ=老婆であり、ドミトレスクを倒した後の鍵を置いていくシーンで、まずイーサンに4貴族の話をします。
つまり、ミランダは4貴族を倒すようにイーサンを誘導しているわけです。
そして、最後にミランダがラスボス戦の中で話している内容から、菌根の復活には命が必要だとわかるんです。
ありがとうございます。補足させてください。
ミランダのセリフという点ですが、ラスボス戦で「我が偽りの子らを始末し、大いなる菌根を目覚めさせる」と言っていますよね。
この事が、菌根を目覚めさせるには、偽り子=村人や四貴族の命が必要だという描写であり、
ローズが来てからライカンに村をさらに襲わせたことや、四貴族を倒すように仕向けたことも考えて、以上の考察になっております。
わざわざ補足まで付け加えて教えて下さり感謝します。
凄くスッキリしました。
気になる事が実は他にもあるのですが、成長したローズはやはり、四貴族や村人の記憶を持ってると言う考察が有益なのでしょうか?
そして、父親であるイーサンの記憶もローズは受け継いでいると言う事も有り得るのでしょうか?
ローズは菌根と完全融合して生まれた存在なので、菌根が全ての記憶を有してるという説明からしたら、関わった人間全ての記憶があるような気がしています。
教えて下さり助かります、あの一文から分かるとは、老婆が倒させる事も辻褄が合いました。
ありがとうございます!
ここに来てバイオ4のリメイクがされるのは、次回作9でプラーガとかドゥの関係を掘り下げる為の、プレイヤーへのおさらい的な意味があるのかも
エヴァが亡くなったのは1919年8月ですね。
ありがとうございます(*^^*)