日常生活でどうしても付き合わざるを得ないストレス。
人間関係、金銭、健康・・・様々な要因がありますが、ストレス耐性は人それぞれで、とんでもなく強い人もいれば、逆に少しでぐったりしてしまう方もいらっしゃいます。
それは遺伝的要素や育ってきた環境によりますから、決してその人個人の良い悪いではありません。
でもストレスに強くなれたら、生きるのが楽になるのになぁ・・・なんて考える方も多いと思います。
ただ、人の考え方次第で、その回復が非常に遅れたり、生きるのがつらくなってしまう場合も。
そこにあるのはただ、考え方の違いだけです。
そこで今回はストレス発散方法に特に有効なものをご紹介し、
さらに心理学的にストレスに強くなる方法を探ってみたいと思います。(o^-^o)
目次
職場のストレスの原因が分からない場合の減らす対策と対処方法 仕事でうつ状態になって退職を考えたとき、ぜひ試してください。
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1 まずは特に有効なストレス解消と発散方法
その日1日の中でやりたいことを見つけてみよう
ストレスを発散する、という観点から一番有効なのは、自分の好きなこと、特に時間を忘れられることをすることです。
自分が夢中になれることをやるだけ(ゲームや漫画もとっても有効)で、人間は驚くほどの回復力を見せます。
なんでもいいので、たとえば帰りにゲーム屋さんによってみたり、レンタルビデオを借りたり、バーによってみたり、とにかく興味を引くことをぜひ♪
夜寝る前に「明日○○しよう♪」と考えて楽しくなることを決めておくとベスト。
これだけで普通の1日がとっても楽しい一日になってきます。
食事は?
食事は栄養を考えて・・・がベストですが、なかなか手が回らない方も多いと思います。
そんなときは、「好きなものを食べる」。
これがベストです。
好きな物は体が求めているもの。
「食べたい!」と思えるものを食べましょう。
ただし、あまりにストレス過多な状況だと、甘いものや脂質の多いものを極度にとりたくなってしまいます。
脂と糖質の組み合わせは、中毒になる最強の組み合わせなので、
どんどん抜け出せなくなってしまいます。
毎日脂質の多いラーメンや揚げ物、ケーキが我慢できない!という状況になったときは、要注意です。
そんなときはせめてもの条件として、
食事は、血糖値の急激な乱高下を防ぐために、糖質(炭水化物)はほどほどにして、食物繊維(野菜)とタンパク質中心を心がけてください。
運動は?
運動はもっともセロトニンを分泌させ、幸福感を与えてくれるものです。
30分のウォーキングや筋力トレーニングを行ったり、テニスや今流行しているボルダリングなど、全身を使って遊べるものを取り入れると、ストレス解消にもってこいです。
職場ですぐできるストレス解消法
他に香りや音楽など五感を刺激することも非常に有効です。
自宅でアロマを焚いたり、入浴剤を使ったり、
あるいは職場で「ストレス溜まってるな・・・」と思ったら、好きな香水や好きな食べ物の香りをかぐだけで、ビックリするほどストレスやイライラが改善されます。
私はチョコが大好きなので、ストレスがたまったときは、食べなくても香りだけさっと嗅ぐようにしています。
これはぜひお試しください。(#^^#)
そして本題。心理学的にストレスに強い人が行っている方法をご紹介します。
ストレスを失くすには、ストレスの原因を失くすのが一番ですが、それが分からなかったり、
なぜか胃腸の調子が悪くなったり、ニキビやじんましんが出たり。
そんなときは、無意識的なストレスで体が疲れている場合があります。
ストレスの原因が分からないときや、うつ状態になって退職を考えるようになったときは、
ぜひ以下の方法をお試しください。
心理学的に対処方法としてもっとも有効だと実証されている方法をご紹介します。
1 自分の責任には決してしないこと
ストレスに強いと言われる人たちの大勢が無意識的に考えているのが、この「自己責任回避」です。
確かに本当に責任があるときにこれを主張するのはとんでもない、と思うかもしれませんが、これは「無駄なストレスを回避して、解決のために力を注ぐ」という観点からも有効な手段です。
自分の責任にして、プレッシャーを抱え込んで、嫌々苦しみながら対策を練っても良い結果が出ないのは明らかだと思います。
それならいっそ「これは解決のため」と割り切ってでも、一旦責任は他人や「自然の成り行きのせい」だと考える方がずっと有効です。
もちろん、迷惑をかけた相手には「すみません」と謝る姿勢を見せることは有効ですが、それ以上に抱え込む必要は全くありません。
むしろその方が自分にも相手にもマイナスです。
心の中で「これはたまたま成り行きが悪かった」と考えられるだけで、その反省と解決を行う心の余裕が生まれます。
成功者にいつまでもくよくよと自分を責めずに、たとえ破産した後でも成功する人が多いのも、うまくこの「自己責任回避」ができているから、と言えると思います。
逆にうつになりやすい方は、「責任を他人になんて・・・」と真面目に捉えてしまう方が多いのです。
結局それで自分が潰れては、職場にとっても本末転倒。
これは能力を生かすため、と割り切ってみるのもストレス改善には必要です。
2 すべてはその場(その日)限りと考える
これも非常に有効な手段です。
つらいことがあったとき、ものすごいプレッシャーにあったとき、人は「この状態がずっと続く」かのような錯覚を覚えます。ですが、実際はそんなことはありません。
全てには必ず終わりが来ます。
後にあのときがあったから今がある、と言う方も多いですよね。
大抵の苦しみは時間が解決します。これは心理学的にも実証されています。
つらくて何もできないときは、ただ時がたつのを待てばいいのです。
ただ、その場にいるだけ。ただ、目の前のことそれ一つをこなすだけ。
それだけを考えるのです。先のことは先の自分にまかせましょう。
今は今を乗り越えることだけを考える。
先のプレッシャーまで今のあなたが抱え込む必要なんてないんです。
実際、抱え込んでも何にもなりません。先のことは不確定要素にあふれていますから、今の少ない情報でなんとか解決方法を探っても、どうしようもないんです。
今を生きられるのは、今の自分だけ。未来の自分は今の自分とはまた違う存在。そう考えるだけで、今を大切にしようと思えますし、余計なストレスを抱え込まなくなります。
実際、それまで不安で毎日眠れなかったのに、「今日一日、眠るまでが私」と考えるようにしてから、将来へのプレッシャーも緩和され、今に一生懸命になれたという方が大勢いらっしゃいます。
3 その人だけ、と考える
これも2と共通していますが、たとえばものすごく嫌な人に会ったとき、しばらくその人のことばっかり考えてしまいがちです。
それは脳がまるでその人が自分の世界で大切な存在であるかのように、つまり常に脅威を与えてくる対象であるかのように錯覚しているため。
保護動物などでよくありますが、一度人間にひどい目にあわされた動物は決して人間に近寄ろうとしません。それは生物として身を守るために必要なことだからです。
実際、その動物をひどい目に遭わせたのは、「その人間だけ」ですよね。
人間皆がその人と同じはずがありません。私たちは客観的にはそう考えることができます。
ですが、自分のことになると、それが途端に分からなくなってしまうのです。
電車の中でものすごく嫌な人に会った。
冷静に考えればその人とは電車を降りればもう一生会うことはない確率の方が高いのです。
人との出会いはそれくらい奇跡に近い確率で起こっています。
それなのに、その人が一生そばにいるような気がして、ずっと嫌な気分を抱え込むのはものすごくもったいないことです。
某投稿にありましたが、嫌な気持ちにさせた相手は、あなたが嫌な気持ちになっているときに「ドーナツでも食べています」。
それくらいのことなんです。それなのに、こちらばかり嫌な気分になっても損なだけ。
もう一生会わないし、それは永遠に会わないとも等しいのですから、「あれ、なんだったんだ。変な体験をした」くらいの気持ちでその場限りにしてしまうのが吉です。
その分の貴重な時間を自分が楽しくなることのために使いましょう。
家に帰っておいしいごはんを食べること、あたたかいお布団で眠ること、ゲームで違う世界に行くこと。
こういう楽しいことを考える積み重ねが人生を作ります。
もし、嫌な人が職場や学校にいて、「とてもその場限りじゃないよ!」という場合は、「その相手を活用する」と自分視点で考えるのが良いです。
利用できない場面では「放っておく」。
そして迷惑なら、遠くに行くように「他の力のある人間(部門)に報告する」又は「自分から去る」。
余計なことを考える必要はありません。
学校や職場の人間関係さえも、退職してしまえば「永遠に」もう付き合わない(出会わない)ことが多々あります。
「終わったら二度と会わないのだから、今だけ」。
そのように考えられれば、きっと無意識的な負担も軽減されると思います。
世界は本当に広いということを忘れないでください。
今いる場所は、そのほんの一部でしかなく、飛び出せばその悩みも忘れてしまうくらいに、広すぎる世界が待っています。
決して無理はしないこと。自分を責めたり、抱え込まないこと。
もしここで罪悪感など抱いてしまう、と言う場合は以前の投稿をご覧ください。
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4 自分でコントロール可能だと考える。「さぁ、来い!」の姿勢で。
その問題に対して、「もう無理だ」と考えないようにしましょう。
そうではなく、「コントロールしてやる」くらいの気持ちでいる方が実際にその問題に対処するうえで心理的なプレッシャーが緩和されます。
それは受け身でいるか、攻めの姿勢であるかの違いです。
受け身でいるとき、人はさらにつらく悲観的に考えてしまう傾向にあります。
よく映画などでスパイが捕まったときに相手を挑発したりしている場面がありますが、あれはあえてそうすることでプレッシャーに負けないように自分をコントロールしているのです。(ちなみに叩かれたりしたときに大きな声を出すのは、痛みを緩和する効果があるためです)
常に攻めの姿勢で、「さぁ、こい」「やってみろ」と困難な事象に対して挑む気持ちを持てば、「もう駄目だ」と思う場合と比べて明らかに結果が違ってきます。自分で脳内のドーパミンを刺激してやる気を出す方法とも言えます。
いかがでしたか? 今日はストレスを緩和する考え方について紹介させていただきました。いきなり全てをこなすのは難しいという方、一度に全て試すのではなく、少しずつゆっくりやってみてください。
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