目次
あがり症を治したい!緊張する原因と対処法を徹底解説!仕事やプレゼンで緊張しない方法。緊張性頭痛や吐き気に悩む方へ。
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1 緊張したらどうなるの?そのとき体の中で何が起こっているのか
ドキドキ・・・(;´・ω・)
お仕事やプレゼン、発表会、競争の前などなど、
人前に出たり、成果を発表するときにはどうしても緊張してしまいますよね。
中には全く平気な人もいますが、ドキドキして汗が止まらなくなったり、下痢をしたり、トイレが近くなったり、頭痛がしたり、吐き気やめまいまでする場合もあります。
このとき体の中では一体何が起こっているのでしょうか。
実は、緊張をしているときは、ノルアドレナリンというホルモンが分泌されていて、体は戦闘モードに入っています。
緊張は、もともと外敵に襲われた際に、ギャッΣ(゚Д゚)とすぐに行動したり、戦闘前の準備をして、体を温めたり、すぐに動けるようにするために、遺伝子的に組み込まれてきたものです。
ノルアドレナリンが分泌されると、交感神経が刺激されて、体温や血圧が上昇し、鼓動が早くなり、筋肉も収縮して、すぐに動ける状態になるんですね。
でも、それが過剰に分泌されてしまうと、発汗、頭痛、吐き気、下痢や便秘など消化器異常が起きてしまいます。
緊張性頭痛が起きるのも、血圧が上昇して頭の血管が収縮してしまった(血流が悪くなった)結果とされています。
2 どういう人があがり症になりやすい(緊張しやすい)のか。
人には皆、上記のような戦闘モードが組み込まれているのに、中には全く平気な人もいます。
では、どうしてあがり症になりやすいのか。
これは、性格的な部分が大きくかかわっています。
ズバリ、
完璧主義かつ他人によく思われたい、「しっかりした優等生タイプ」の人ほど、緊張しやすいのです。
さらに、
相手を尊敬しすぎる(羨望感が強い)
自意識が強い(責任感が強い)
優劣意識がある(他人と比べる)
人が極度のあがり症になってしまうようです。
この4つを備えている人は、強いあがり症体質と言えます。
日本では300万人以上の方がこの極度のあがり症なんだそうです。
3 すぐにできるあがり症克服法。仕事や発表会前にできる緊張を失くす方法って?
1 まずこれだけは!と思えるものを一つだけでも身に着ける。徹底して準備する。
羨望意識や優劣意識の強い人には、まず「自分に自信を一つでも持つ」ことが重要とされています。
それが一つあるだけで、「別に相手がどうあろうと関係ない」と思えて、冷静になれるということ。
これは、難しいことではなくても大丈夫。
スポーツでも、勉強でも、趣味でも、簡単なことでもなんでもいいそうです。
ただ「これは結構得意かも♪」と思えることが一つでもあれば、それが支えになってくれます。
プレゼンや発表会の場合は、完璧主義をうまく利用して「徹底してこれ以上ないレベルまで」、準備しておけば、「これだけやったのだから、もう大丈夫」と緊張がほぐれます。
緊張や不安をうまく利用するんですね(#^^#)
2 仕事やプレゼン前、などでドキドキする場合は氷水で顔を洗おう!
ノルアドレナリンが出て、汗が出て、手が震えて・・・という場合は、自律神経が異常な状態なので、
神経に刺激を与えて、緊張をストップさせるやり方が効率的です。
「もうダメ・・・」
というときに使えるのが氷水。
氷水を入れたオケに手を入れたり、顔を洗うだけで驚くほどスッキリします。
神経と意識が「冷たい!」に反応するので、すごくリフレッシュするんですね(#^^#)
氷水がない場合は、アイスパックで代用できます。
一方、緊張から寒気や顔面蒼白症状が出た場合は、お腹にホッカイロを当てたり、目の上に温かいタオルをのせると効果的です。
交感神経優位の状態から、副交感神経優位の状態に持っていくことで、すごくリラックスできます♪
個人的には、緊張して手が震えた際、直前であれば氷水を利用して顔を洗い、
明日や数日後なのに、緊張する・・・という場合は、アロマを嗅いだり、チョコレートを食べたり、体を温めることで、大分緊張がほぐれています。
3 自分の中で儀式を持っておく。直前に思い切り体を動かす。
出典:http://laughy.jp/
イチロー選手は、大リーグという大舞台でも、緊張してプレーを乱さず、淡々とこなしています。
その秘訣は、打席に入る前の上記画像の一連の儀式(ポーズ)にあるそうです。
自分の中であらかじめ決まったルーティーンを確保しておき、緊張するときもしないときもその通りに動いておく。
そうすることで、「普段通りだから問題ない」と自己暗示をかけることができます。
また、緊張して体が震えるときは、思い切り体を動かしておくのも有効です。
ノルアドレナリンで戦闘モードに入った副作用が緊張なら、
その戦闘モードを先に使っておくのです。
ここまでしなくても大丈夫ですが・・・(;´▽`A“
発表会なら、舞台に入る直前に、高見盛関がやっていたように体を「バシッバシッ」と叩いたり、スクワットや上半身(特に僧帽筋や肩周辺)を動かすことで、筋肉をほぐして緊張を緩和できます。
私も全身に力を入れて、「やれる!やれる!大丈夫!」と声を出すと、確かに緊張は緩和された気がします。(#^^#)
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4 緊張をほぐす食べ物って?
これはノルアドレナリンを抑えるセロトニンをたくさん作るものを摂取するといいということです。
セロトニンを増やす食べ物は納豆や乳製品、バナナです。
これを日常から食べておくことで、緊張しにくい体質を作ることができるようです。
セロトニンはタンパク質から作られるので、タンパク質もしっかり摂取してくださいね♪
5 プレゼンや発表会など、人前で緊張しなくなる究極的な方法
これは多くの著名人が推奨している方法です。
今はテレビに出ていて活躍している人や、アメリカなど大人数の前で企業プレゼンを行うCEOもかつては「すごく緊張していた」そうです。
そんな方が推奨するのは、ズバリ、「回数をこなす」こと。
「考えるより、慣れるのが一番。最初は失敗して当たり前のつもりで、むしろ失敗して全然オッケー、経験値を得た!くらいの気持ちで、どんどん回数をこなすこと。そうすればいつの間にか大人数相手でも全く緊張しなくなる。ここがゴールだ」
このように述べています。
この最初は緊張して失敗してオッケー♪という部分が大切。
完璧主義の人は、
「失敗したくない」⇒緊張⇒「失敗した・・・ダメだった・・・」⇒「もうやりたくない・・・」⇒緊張
の悪循環になっています。
これを
「最初は失敗するのが当たり前。誰だってそうだ。慣れるまで練習のつもりでとにかく数をこなす」
と考えていると、かえって気楽にできて、失敗も減っていくそうです。
6 そうは言ってもいきなりはハードルが高いよ・・・という方のために
いきなり本番のプレゼンや発表会はちょっと・・・とどうしても思ってしまうとき、
今は緊張改善講習なるものが各地で開催されています。
集まるのは、同じく緊張で手が震えてうまくできない方たち。
そんな方々と一緒に、すこしずつプレゼンや人前での発表をこなしていくことで、耐性をつけていくそうです。
実際に講習を終えられた方は、100人規模の大観衆の前でスピーチをしても平気になったとのこと。
但し、そこに至るまでは2~3年かかるそうです。
これは個人的にも気になっていて、私も参加してみたいな~♪と思っています←3人くらいでも緊張するかれん(笑)。
7 最後に、子供時代の教育も影響しているという話も!?
これはとある脳科学者の方がおっしゃっているのですが、
子供時代に人様に迷惑をかけるな、人の前で騒ぐな、と厳しく教えられた子供ほど、将来人の前で何かをするのに、極度の抵抗を感じてしまうそうです。
子供時代はとってもいい子だったのですが、
大人になるとそれがあがり症の原因に・・・。
レストランで騒ぐ子供がいたら、「子供だから仕方ないよ♪」くらいの寛容さがあった方が、将来的に大きく育つ、ということをその科学者は示唆しています。
もちろん、騒いでも大丈夫な場所に連れていくことが前提です(高級レストランだと、親ごと店から出されちゃいますものね(笑))。
子供の教育でも、人目をあまり気にしすぎずに、寛容さを持った方がいいのかもしれませんね(#^^#)
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