目次
ネガティブ思考が止まらないとき治す方法。メリット賢い人ほどマイナス思考?克服・改善するには?【NewYork Timesより最新研究をご紹介】
スポンサーリンク
1ネガティブ思考による悪影響とは?
ネガティブ思考はうつな気持ちを招き、最終的にうつ病を招く・・・というのはよく知られたことですが、
その他、ストレスホルモンの影響で、血管系の病気や心臓、循環器、潰瘍やがんの原因になるなど、
体にとっては決してよいものではありません。
もちろん、精神的に幸せな気持ちを失くしたり、ストレスを冗長するため、
人生を楽しみたい場合にはネガティブ思考を失くしていきたいものです。
2ネガティブ思考のメリットとは?
ただ、一概にネガティブであること=悪とは言えません。
なぜなら、人間に備わっている機能は、
進化の結果、プラスになるからこそ得られたものだからです。
ズバリ、ネガティブやマイナス思考というものは、「敵との戦い」や「将来の危険」に備えるために人類だけが身に着けてきた「未来を考える」特別な能力であり、生き残ったり、将来に幸せを築くためには大きなメリットだからです。
(この人類だけ、というのがすごいことでもあり、皮肉にも私たちを苦しめる原因にもなっています。。。)
また、ネガティブ思考の人は基本的に「賢い(頭が良い)」ことが分かっています。
なぜか。
これは例を出すと分かりやすいのですが、
「全てポジティブ!だから何も心配いらないよ~♪ひゃっほーぅ♪(*ノωノ)」
という人は、基本的に「備える」必要がなく、
また他人のことを思いやることすら「思いつきません」。
頭の良い方ほど、「将来のことを考えすぎて、不安になったり、うつになってしまう」ということです。
世の中の発明や医学、哲学、工学・・・その全ては「何か危険から身を守るため」「将来を今よりよくするため」「つらいことを消していくため」に作られたものです。
哲学者や科学者の経歴は、その多くの方がとてもつらい目にあっています。
若き日の苦労はもちろん、経済的、人間関係、その他「人生が楽しくてしょうがなかった」とおっしゃっている方はあまり見たことがありません。
また、ネガティブな方も非常に多いとも言われています。
でも、だからこそ「人間がよりよく生きるためにはどうしたらよいのか」を考え続け、
今の比較的穏やかな文化や理性的な社会が生まれてきたと言えます。
そして、ネガティブだからこそ、他人のことを考えたり、
自分を鍛えたり、努力したり、
貯えたりできるようになり、
ネガティブ→最終的に他人のことも受け入れられるより良いポジティブさを手に入れられる、とも言えます。
3ただ、そうは言っても最終的にはネガティブ思考から脱却するのが大切
ですが、ずっとネガティブ思考だと、一番最初に述べたように「体に悪影響」を及ぼしてしまいます。
全てのことにはメリットもあれば、デメリットもあり、その両方が極端だと、体を壊してしまいます。。。(´;ω;`)
4New York Timesに載った最新研究が勧めるネガティブ克服法とは?
これが実に面白いのですが、
ズバリ「ネガティブ思考を止めようとしないこと」が大切。というものです。
「え?どういうこと??Σ(゚Д゚)」
と思ってしまいますが、
ネガティブを無理にやめようとする=ネガティブに考える自分は悪い
と否定的な解釈になってしまうため、
先に述べた「メリット」があることも認識し、
「ネガティブは進化上、仕方ないし、頭がいい証拠」と受け入れることが大切、ということです。
「考えてはダメ」と思うことはかえって頭に浮かぶ、ということはよく知られていますが、
それと同じく、自分を否定せずに、受け入れて、そこから改善する方向へ持っていこう♪ということですね(#^^#)
5マイナス思考に関するその他研究結果
1幼少期や若い頃にいじめられたり、叱られたりすると、マイナス思考になりやすくなる
これはベック認知行動療法研究所が発表している研究結果ですが、
いじめや虐待の経験がある方や幼少期に叱られたことが多い方ほど、
ネガティブな考え方に囚われやすくなる
という発表がされています。
子供のため・・・と思うことは親心なのですが、
あまりに過度だったり、「そんなでもないこと」でいちいち子供を叱り続けていると、
将来、その子供はネガティブ思考のクセがつき、
うつになりやすくなってしまいます。
2女性は男性よりネガティブ思考でうつになる確率が2倍以上高い
こちらはコロラド大学の研究です。
日本では男性の方がうつ病患者が多い、とされていますが、
研究ではネガティブ思考の結果としてのうつは、女性の方が男性よりも2倍以上高いようです。
男性の場合は、経済的・健康上の問題によるうつが多いようです。
6ネガティブ・マイナス思考を改善する方法まとめ
1ネガティブ思考を止めようとせず、自分がネガティブ思考になっていることを認める。
先ほどの最新研究より、
どうしてもマイナスなことばかり考えてしまう場合、
「マイナス思考だからやめよう!」
と無理やり止めるのではなく、
「今の自分はマイナス思考になっている・・・」と客観的に見つめてみることが大切です。
2ソクラテス式問答法を使う。
さらに、そこから
「そのネガティブに考えてしまう原因は何?」
と客観的に考えてみることが大切です。
この客観的に自分の思考を探る方法を「ソクラテス式問答」と言い、
オハイオ州立大学の研究にてその効果が実証されています。
たとえば、「何も思い当たらないのにマイナス思考になってしまう・・・」という場合は、
単純に疲れから来る脳機能(前頭葉)の低下かもしれません。
あるいは、「将来への不安(経済的・健康的)」であったり、
「過去を思い起こしている」ことが原因の可能性もあります。
3原因が分かったら、客観的に友達にアドバイスするつもりで「どうすればいいか」考えてみる。
この「客観的に友人にアドバイスするつもり」という視点が大切です。
友達に「どうすればいい?」とアドバイスを求められたつもりで応えてみましょう。
経済的なことであれば、それを改善するためにどうすればよいのか、
健康的なことであれば、「医師に相談してみよう」など、自分個人で考えるよりも視野が広くなると思います。
4過去は二度とやってこないことを実感する。
過去というものは、決してやってきません。
過去の嫌な出来事も、嫌な人も、
将来的には「絶対に二度とやってきません」。
過去は未来にまったく関係ない、ということを認識するのが大切です。
これはアドラー心理学でも有名な議論です。
トラウマの出来事さえも、
未来には一切関係なく、
ただ、「トラウマを理由に動かないように今、仕向けているだけ」と考えるのです。
事実、たとえば人にひどい目に遭わされたとしても、
将来はいい人にばかり出会うかもしれません。
未来は過去とは違うです。
そう考えると、過去は過去でしかなく、存在しないもの、過去は脳の中の幻想でしかない、というアドラー心理学が実感できると思います。
5可能世界の自分と絶対に比較しない!
これも大切なことです。
優れた他人と比較することは、自分の劣等感を引き出し、
幸せを奪います。
そのため、まず他人と比較しない、比較する対象(雑誌・テレビ・人物・sns)からなるべく離れる、というのが大切です。
さらに、一番避けなければならないのは、
「あのときこうしておけば、よかったのに・・・」
という「こうだったならの可能世界」の自分と比較しないことです。
可能世界は、必ず「今より幸せな自分」が相手になります。
きっとこうしていれば、今よりよかったのかも・・・と人間であれば考えてしまいますが、
本当は「そのときにしたいこと・ベストな選択」を選び続けて、今の自分がいるはずです。
だからこそ、可能世界は今よりももっと悪いはずなのです。
今の自分がベスト。
だからこそ、「これからどうするか」のみ考えるようにしましょう!
6最後に叶えたい夢を叶えている自分を毎日実感する。
これは成功哲学や経営理論でも伝えられている方法です。
成功した自分を実感することで、
「今、どうするべきか」が見え、
さらに毎日が希望にあふれてきます。
ネガティブ思考になったときは、それを認め、客観的に原因を探る。
そしてこれからどうするべきかのみ考え、つらいときは無理せずに休む(寝たり、好きなことをする)。
そして元気が出たら、夢を叶えている自分の姿を常にイメージする。
以上のことをまとめると、
これだけで、ネガティブ・マイナス思考から脱却して楽しい毎日を送れるようになります。
ずっとマイナス思考を繰り返した脳はそれが習慣になっているので、
一朝一夕で変えるのは難しいとされていますが、
せめて1日、それができたら、1週間だけでもこれを実践してみてください♪
すると、毎日が本当に変わってくるのを実感できると思います。(#^^#)
スポンサーリンク
お読みいただきありがとうございました♪
ポジティブ心理学や知っておくと幸せになれる自己啓発について
まとめていますので、よろしければこちらもどうぞ♪(n*´ω`*n)