目次
ドラゴンクエスト11考察。カミュの過去と正体・目的とは?妹マヤとの悲しい別れ【ストーリー考察6】
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これまでのストーリー
魔王ウルノーガ誕生から半年後、
旅を再開した主人公は、かつての仲間であるロウやシルビア、マルティナとの再会も果たし、魔王を倒すために必要な勇者の力を、両親の助けを得て復活させることに成功。
次に目指すのは、「神の乗り物」の情報があるとされる、聖地ラムダ。
しかし、ラムダに向かう途中、黄金によって支配されたクレイモランにたどりつく。
これまでのお話は以下のページにまとめています♪
1変わり果てたカミュとの再会!
マルティナを取り戻し、聖地ラムダへの旅を再開した主人公たち。
船に乗り込むと、なにやらごそごそと怪しい音がして、貯蔵庫に行ってみると・・・、
なんとそこには、こそっとリンゴを盗み食いするカミュがいました!
「オレもう3日も飲まず食わずで・・・つい出来心で・・・すみません!」
と土下座して謝るカミュ。
かつての仲間との再会に喜んでいたメンバーは、カミュの変わりように唖然とします。
「一体どうしたんじゃ、カミュよ・・・まさか、おぬし記憶を失っておるのか?」
と尋ねるロウ。
そう、カミュは魔王との闘いの後、なんと記憶を失ってしまっていたのです。
しかし、カミュが仲間であることに変わりはなく、一同は記憶喪失のカミュを快く受け入れます。
敬語を使い、すっごく低姿勢なカミュに、
「ベロニカちゃんが今のアナタを観たらきっと笑い転げるでしょうね」
とすごくその通りだと思う意見を述べるシルビアさん( ´艸`)
しかし、記憶喪失でありながら、仲間の船にたまたま潜り込んだカミュは、やっぱり運命的なもので主人公たちと結ばれていたのかもしれません。
2クレイモランで謎の奇病「黄金病」が大流行!
カミュを仲間に向かい入れ、一向が目指すのは聖地ラムダへ向かうために通る、クレイモラン王国。
しかし、王国はなぜか黄金によって支配され、これ以上先に進めないという情報を知り、早速王女シャールのもとへ向かってみます。
道中、一度北回りでクレイモラン王国に入るのですが、ここで以前戦った「覇海軍王ジャゴラ」が再度現れます。
しかし、今度は勇者の力を取り戻しているのでようやくぽっこぽこにできます。
海底王国ムウレアを滅ぼした元凶なので、コノヤローヽ(`Д´)ノプンプンという気持ちです。
でも身体は大きいのに強くもなく、あまり見せ場のないジャゴラさんでした・・・(;´▽`A“
(レッドオーブをゲットします)
クレイモラン王国に入った一向。
しかし、街の中には人通りはなく、城の中にいた人物に話を聞いてみると、
「大樹が落ちてから、突如原因不明の病が広まり始めたの。人々は怖がって外には出なくなったわ」
と謎の奇病がまんえんしている、という事実を教えてくれます。
女王シャールに話を聞くと、
「この病に感染したものは、人間も動物も植物さえも身体が黄金と化してしまうのです。リーズレットはこの病の元凶とされて地下に幽閉されてしまいました・・・」
と、王国を「黄金病」と名付けられた、人を黄金に変えてしまう病が襲っていることを話してくれます。
もしや、また氷の魔女であるリーズレットの仕業!?
と思い、地下牢に行ってみると、
「私が魔女だからって失礼しちゃうわよね。私にはそんな魔力は残ってないし、これは病気じゃない。呪いよ。かなり強力な魔力を感じるわ」
と自分は潔白であること、そして黄金病の原因は、「呪い」であることを教えてくれます。
一体、どういうことなのか。
わけもわからず、呪いの原因を探るために街にでてみると・・・。
「ちょっとお待ち!お前さんもしかしてカミュじゃないか?」
といきなりおばちゃんに話しかけられます。
どうやら、この方はカミュを知っているようで・・・?
しかし、話を聞こうとしたのもつかの間、彼女はかの黄金病にかかってしまい、黄金に変わり果ててしまいます。。。(´;ω;`)
それを見て、同様するカミュ。
「お、う、ご、ん・・・」
とどうやら彼は黄金病に関して何か心当たりがある様子。
そこに今度は神父さんが現れ、
「カミュじゃないか!」
と彼のことを話してくれます。
一体、カミュとは何者だったのでしょうか?
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3カミュの正体と過去とは?
神父さんに連れられ、そこで話を聞くと、
「カミュ、5年ぶりだね。君は当時バイキングの手下だった。」
と教えてくれます。
まさかのバイキング!Σ(゚Д゚)
バイキングとは、ここクレイモラン地方で一種のトレジャーハントをしている海賊たちのことです。
クレイモランの人々とも交流があり、悪いやつらではない様子。
さらに、「カミュは幼い頃、彼の妹とともにバイキングによって拾われ育てられたようです。」
と、カミュには実の妹がおり、もともとは孤児だったことが明かされます。
では、なぜカミュはバイキングや妹のもとを離れ、盗賊になったのか・・・。
この謎はこの後、襲撃を受けて連れ去られたバイキングのアジトで判明します。
4突如、バイキングが襲撃!連れ去られるカミュ
神父の話を聞いた後、落ち込んで一人海岸へと向かったカミュ。
そこに、
「この世のすべての黄金は六軍王がおひとりキラゴルドさまのものっ」
と突如街に現れたのは、黄金の兵士たち。
彼らはもとバイキングたちの成れの果てであり、キラゴルドによって黄金兵に姿を変えられています。
そして、そんな彼らの目的は、街の黄金とともに「カミュ」を連れ去ることでした。
「キラゴルドさまご指定のぶつがこんなあっさり手に入るとは・・・・ふふふ」
と、突然の襲撃の末、連れ去られてしまったカミュ。
主人公たちはカミュを救うために、バイキングのアジトへと潜入。
結果的にカミュを救うことに成功するのですが・・・。
カミュを救い出した先にあった、命の大樹に触れると、カミュの悲しい過去と別れがついにあきらかになります!
5カミュの悲しい過去と妹マヤとの別れ
命の大樹に触れ、カミュの過去の世界に飛びます。
すると、そこにはバイキング時代のカミュの姿がありました。
「なんだ、その生意気な態度は!10年前雪の中で震えてたガキ2匹を今日まで面倒みてやった恩を忘れたか!」
とバイキングにこき使われるカミュ。
そして彼の隣にいたのは、カミュの妹「マヤ」。
「おれも応援くらいはしてやるからさ」
と、マヤちゃんは男勝りな性格の女の子です。
「いつか俺たちでドデカイお宝を手に入れてやろうぜ・・・そいつでこんなろくでもない毎日とはオサラバだ」
とマヤと約束するカミュ。
マヤも、そんな兄貴の夢に賛同し、
「そうそうこないだ噂で聞いた【レッドオーブ】ってのが欲しいな。デルカダール王国に伝わる秘宝なんだってさ」
と、彼女の夢を語ります。
そう、カミュが物語の序盤でレッド―オーブをデルカダール王国から盗み出し、その結果幽閉されることになったのは、全て妹マヤの願いだったから。
「俺の目的のために必要なんだ・・・」
と言っていたのは、レッドオーブをマヤに見せてあげたかったからだったんですね。(#^^#)
しかし、この後、二人を悲劇が襲います。。
ある日、カミュは航海の途中で手に入れたお宝を妹マヤにプレゼントしてあげます。
誕生日にプレゼントとして、こっそり手に入れた品。
マヤも口では「こんなものよりレッドオーブ・・・」と言いますが、
内心はすっごくうれしかったようです。
そして、そのお宝を身に着けると、なんと「モノを金に変えてしまう」といういわくつきのペンダントだったと分かります。
最初は「これで俺たち大金もちだ!」
と喜んでいた二人。
しかし――。
「兄貴どうしよう・・・首飾りはずれなくなっちゃった」
実は、このペンダントはモノを黄金に変えるだけではなく、持ち主すらも黄金に変えてしまう「呪いのペンダント」だったのです。
そしてその結果・・・・
「あに・・おにい・・・ちゃ・・・」
と、体が黄金化してしまうマヤ。
カミュは何もすることができずに、黄金となってしまったマヤを見て、
その場に泣き崩れます。。
自分がプレゼントした品が、呪いの品であり、
その結果、世界で一番大切な妹を失ってしまった・・・。
最後にマヤも、いつも強気だったのに「おにいちゃん・・・」と助けを求め、
それなのに何もできなかった。
カミュはその悲劇と後悔から逃げるように旅に出ました。
そしてこの5年間、盗賊として生計を立てていたのです。
彼がレッドオーブを求めたのも、かつてマヤが望んでいたものを手に入れることで、少しでも罪滅ぼしがしたかったから。
カミュにもこんな悲しい過去があったんですね・・・。
何より「自分のせい」で、という後悔は計り知れなかったと思います。
そして、彼は旅の途中、かの預言者とも出会っていたときの話を明かします。
(詳細はストーリー1と4をご覧ください。カミュに最初にあったとき、「預言のとおりか・・・」と言ったとき、そして主人公が海に落ちたときに助けてくれた人物が預言者です)
「伝説の宝珠を集め、いずれ地の底で出会う勇者に力を貸せ。さすればお前の贖罪も果たされるだろう」
と預言者に聞かされたカミュ。
彼がレッドオーブを求めた理由の二つ目がここにあります。
そして、結果的に勇者に出会い、旅をともにすることになった。
彼はいつか果たされる「贖罪」の時を待っていたのです。
過去に触れたことで、再び記憶を取り戻したカミュ!
彼は再び仲間として、そして「黄金病」というかつて自分が引き起こした事件にケリをつけ、贖罪を果たすため、キラゴルドが住む黄金城へと乗り込む覚悟を決めます!
6黄金城にて、まさかの衝撃の再会!黒幕が明らかに!
向かうは、クレイモランの北にある黄金城。
カミュは黄金病に決着をつけるため、そして主人公たちは黄金に変えられた人々を救うために、いざ乗り込みます。
ちなみに中も全部黄金。
すごし・・・!
でも、金って本当は重いのに柔らかいから、重量で押しつぶされないのかな・・・(;´▽`A“
そして、黄金城の最奥に向かった一行。
そこに待っていたのは、驚きの人物でした!
「やっと来たか。クソ兄貴」
と一行を出迎えたのは、まさかのカミュの妹、マヤ!
「そおだよ。黄金病をまきちらしてるのも、人間どもから宝を徴収しているのもぜーんぶこのおれ、キラゴルドさまのしわざさ」
と、六軍王キラゴルドの正体がマヤちゃんだったことが判明します。
「あのバイキングどもを手ごまに変えたように、今度はおれがこの力で世界中のヤツラをこき使ってやるんだ!」
と性格も魔物化してしまっているマヤちゃん、もといキラゴルド。
しかし、なぜ彼女がキラゴルドとなってしまったのか。
それは命の大樹が落ちて、魔王が誕生したことがきっかけでした。
黄金になってしまっていたマヤちゃん。
彼女は黄金となった後も意識はあったようで、自分を置き去りにしてしまったカミュを恨んでいました。
そこに現れたのが、怨念と欲望を感じ取った「魔王ウルノーガ」。
「あわれな者よ・・・貧しさに苦しめられ、おろかな人間どもにしいたげられ、あげく兄にまで見捨てられたか。」
「お前の欲望、支配欲、そして復讐心こそ、わが世界にふさわしい」
と、ウルノーガはその力で呪いを解き放ち、
マヤちゃんを解放。
そして、自分の手下になるように仕向けたのです。
解放されたマヤちゃんは、呪いのペンダントと、さらにウルノーガによって与えられたオーブの力によって、周囲を次々に黄金に変え、自身も「六軍王キラゴルド」として君臨するようになりました。
そして、カミュがやってくるのをずっと待っていたのです。。
カミュをさらったのも、彼女の指示。
「おとなしく捕まっていればペットにしてかわいがってやろうと思ったのに・・・」
とカミュに冷たい言葉を放ちます。
カミュくん・・・(´;ω;`)
実の妹の心は変わり果て、さらに人々を苦しめている現実。
「ずっと考えていたんだ。俺が生き残ってしまった意味。やるべきことを。」
「これ以上、俺のせいでお前に罪を背負わせるわけにはいかない・・・。マヤ・・・お前は俺が・・・!」
とカミュは預言者に言われた通り、過去の自分の過ちにケリをつけるため、
妹を罪から解放するために、戦うことを決意します!
そして――!
「クソ兄貴と雑魚勇者どもが偉そうに正義のヒーロー気取り?おれさえ救ってくれなかったヤツラが今更!」
とついにマヤちゃんが、六軍王キラゴルドとして姿を変身させます。
激闘です!
※「おれさえ救ってくれなかった」というマヤちゃん。
本当は寂しかったんですね・・・。
この辺はるろうに剣心の、沖田くんにも通じるところがあるかも。。
7カミュとマヤの最後。二人は救われたのか。
キラゴルドを倒すと、呪いのペンダントの力が暴走します。
中心にはマヤちゃん。
「カ・・・ミュ・・・おにい・・・ちゃん・・・」
と苦しみ、お兄ちゃんに救いを求めます。(´;ω;`)
そんな彼女を見て、
「今度は絶対に救ってみせる!もう、お前を置き去りになんかしない!」
と暴走した呪いの中に自ら飛び込んでいくカミュ。
「離して!このままじゃ、お兄ちゃんが!」
と叫ぶマヤ。
しかし、それでも手を離しません。
その結果、呪いの中心からマヤを救い出すことには成功しましたが、カミュは完全に黄金化してしまいます。。。
かつての贖罪を果たすために、自分を犠牲にして妹を助け出そうとしたカミュ君。。。(´;ω;`)
黄金に変わり果ててしまったカミュ。
自分を救うために命を投げ出したマヤは彼をじっと見つめて、
「兄貴と一緒にいたい・・・ケンカして笑って・・・そんなろくでもない毎日に比べたら」
「黄金なんてっ!もういらないっ!」
と叫びます。
すると――、
マヤの涙が呪いのペンダントに落ち、その結果、ペンダントはこなごなに壊れてしまいます。
呪いのペンダントは、あくまで所有者の欲望を糧にして魔力を増幅させるもの・・・お金への欲望を否定し、愛情を選んだマヤちゃんの心に反応して、元凶がついに壊れたのです。
ペンダントが壊れたことで、呪いはとけ、黄金化されていたものが全てもとに戻りました。
カミュもまた元に戻り、倒れた妹を抱きしめます。
「いしし・・・まったくバカ兄貴のせいで、また貧乏に逆戻りだ・・・」
と軽口をたたきながら微笑むマヤちゃん。
かつて救えなかった妹を救い、ついに贖罪が果たされたカミュ。
彼もまた穏やかな笑顔で、妹を抱き寄せます。
預言のとおり、彼は願いを果たしたんですね・・・よかったです。。(´;ω;`)
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8そして再び仲間になるカミュ!
街に戻った一行。
マヤは神父に預け、しばらく療養することに。
そして、目的を果たしたカミュもまた新しい決意をします!
「あいつのためにもオレは新たな旅にでる・・・そうお前と一緒に魔王を倒す旅にな!」
「よろしく頼むぜ。相棒!」
こうして、再びカミュを迎え、一行は旅を続けます。
本当によかったです(#^^#)
やっぱりカミュくんはこういう元気な姿の方が似合います♪
そして、次に向かうのは、ついに聖地ラムダ!
残りの仲間ベロニカとセーニャ、そして「神の乗り物」を求めて、旅は続きます(つづく)。
※ここまでの感想。
今回はカミュくんが主役で、これまで謎だった、「どうしてカミュはレッドオーブを求めたのか」「クレイモラン王国でいつもつらそうな顔をするカミュに何があったのか」という、
彼の核心に迫る内容が描かれました。
実は妹がいて、ツンデレでかわいくて、マヤちゃんも、カミュもどちらも愛情を持っている、という展開はぐっときましたし、最後救えて本当によかったです。(#^^#)
最後に「よろしく頼むぜ。相棒!」と言ってくれたことも、彼らしくてとっても素敵だと思います。
次回は、いよいよ聖地ラムダ、そしてその先に魔王との対決が控えています。
しかし、そこではとっても悲しい別れが・・・。
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