ミッションインポッシブル/ファイナルレコニングストーリー徹底考察&感想(ネタバレ注意)!

かれん
待ちに待っていたミッションインポッシブル/ファイナル・レコニング!本当は2024年公開でしたが、ハリウッドのストライキの影響によって2025年公開となりました☆
さくら
ミッションインポッシブルの最新作はやっぱりアクションがすごいと話題ですね!
かれん
うんうん。毎回、アクションシーンのスタントはトム本人が演じてるんだけど、今回もやっぱりスタントがすごすぎてメイキング見てる段階で( ゚Д゚)びっくりしてるよ
さくら
前作デッドレコニングからの続きでしたよね?
かれん
うん!デッドレコニングはパート1という題名だったけど、今回ファイナルレコニングという題名になって完結するよ♪今作は、ローグネーションから続く過去3作から連続した内容なので、それも含めて難しい部分も一緒に分かりやすくストーリーを考察しつつ感想を書いていくね♪
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ミッションインポッシブル ファイナルレコニングネタバレストーリー徹底考察&解説!エンティティとイーサンの過去とは?

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以下、画像はミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©より一部引用して考察します。画像は全てYouTubeからの引用になります。

前作のミッションインポッシブル6フォールアウト、デッドレコニングのあらすじは以下にまとめていますので、ぜひどうぞ♪

以下、ミッションインポッシブル ファイナルレコニングの考察と解説をしていきます。細かいあらすじを追いながらストーリーと感想を書いていくため、ネタバレを大いに含みます。

未鑑賞の方はご注意ください!

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ミッションインポッシブルファイナルレコニングの登場人物一覧

今回のミッションインポッシブルファイナルレコニングは、ローグネーション、フォールアウト、デッドレコニングという過去3作から連続した話の完結編になっています。そのため、登場人物が複雑で内容も難しいので、まずは登場人物を以下にまとめ、その後にあらすじ解説、最後に細かい考察と感想を書こうと思います♪

イーサン・ハント

言わずとしれた主人公。

1作目のプロフィールでは、1964年8月18日生まれなので、実はデッドレコニングでは60歳という設定になります(ちなみにトムクルーズ本人はその2歳上の62歳)。

IMF(インポッシブルミッションフォース)に所属し、大統領直属の組織としてCIA以外の他の政府機関にすら知られずに、過酷なミッションをこなしています。

しかし、ミッションインポッシブルシリーズのお決まりとして、「基本的にはイーサンハントは味方の米国にすら疑われて追われる」という展開になっています。

ファイナルレコニングでも、米国政府から追われる立場から始まります。

ちなみに、毎回ヒロインは変わる傾向にあり、3作品目で結婚しますが、その後にイーサンがスパイに戻りたがっていることを知ったジュリアの配慮によって離婚(イーサンはスパイをしているとジュリアに危険が及ぶため、一度引退しました)。

そして、5作品目からは新たにイルサという元MI6のエージェントが恋人になっていましたが、なんとデッドレコニングにて、途中命を落としてしまったのです・・・↓

イルサ・ファウスト

ローグネーションから登場した元MI6のエージェント。

潜入任務としてシンジケートに入り込み、謎の敵として登場しましたが、イーサンの仲間となり、フォールアウトの最後にて、イルサは完全にMI6を離れ、同時にイーサンの元妻ジュリアの代わりに新しくイーサンの恋人になるような描写が描かれました。

しかし・・・まさかの前作デッドレコニングにて、イルサは命を落とすことに・・・。

(´;ω;`)

その代りとして新しくヒロインとして登場したのが、↓のグレースです。

グレース

デッドレコニングおよびファイナルレコニングのヒロインとなるのが、グレースです。

グレースの職業は教師という設定ですが、実際は世界各国で盗みや詐欺をしてきた生粋のスリ師。

実はもともと孤児であり、いつかお金をもっと手に入れたいという強い物欲に目をつけた「雇い主」によって、世界各地で盗みを働いていました

その雇い主の正体は、なんとフォールアウトから登場した武器商人「ホワイトウィドウ」。

ちなみに演じるヘイリー・エリザベス・アトウェルさんはなんと実年齢43歳。

めちゃくちゃ若いです。アヴェンジャーズのエージェントカーター役として有名です。

ホワイトウィドウ アラナ・ミソポリス

武器仲介商人であるホワイトウィドウ。

フォールアウト、デッドレコニングに続いての続投です。

ちなみに演じるのは、ヴァネッサ・ヌアラ・カービー。35歳。

個人的にはワイルド・スピード/スーパーコンボのヒロインの印象が強いです。

ホワイトウィドウの立場はあくまで中立。善も悪も関係なく、自分の利益になる取引を行います。

フォールアウトでは、核兵器を使おうとする悪役ジョン・ラークにプルトニウムを渡す一方で、最後にシンジケートのボスであるソロモンをCIAに引き渡すという善でも悪でもある立場でした。

そしてCIAの取引によって、自分の武器商人としての地位を確立しました。

そして、デッドレコニングでも取引相手はCIAと悪役のガブリエル両方となっています。

イーサンハントとは、偽物ジョンラークとして会っていたため、今作でもイーサンのことをジョンラークと呼ぶ場面があります。

今作でも悪役であるガブリエルとの取引をしたりもします。

母親に当たるのが、ミッションインポッシブル1にて武器商人であったマックスです。

ホワイトウィドウとの目的は、1億ドルと組織の存続。

亡くなったホワイトウィドウの母マックスは、武器商人組織を率いており、その後、刑務所にて収監され、そこで命を落としています。

その母の願いが組織の存続にあったようです。

マックスを知らないという方もいらっしゃると思いますので解説すると、最初の作品であるミッションインポッシブル1の重要な目的となったのがNOCリスト(潜入工作員リスト)であり、これをイーサンから渡される悪役として取引したのが、マックスでした。

マックスは武器商人であり、最終的にNOCリストを手に入れたイーサンからTGV(高速鉄道)でリストの入ったディスクを受け取りますが、イーサンに呼び出されたIMFのキトリッジによって逮捕されるという結末になりました(デッドレコニングの最後は、まさに最後に列車の中でキトリッジとホワイトウィドウ(娘)が登場するというオマージュになっています)。

つまり、マックスはイーサンの裏切りでキトリッジによって逮捕され、その後、獄中で娘のホワイトウィドウに、自分の組織を託し、命を終えていたんですね。

ホワイトウィドウからすると、イーサンは母を裏切った敵であり、同時にキトリッジも母を逮捕した憎い相手ということになります。

それでも、組織の存続のために、今回キトリッジとの取引にも応じました。

かつてはおそらく純粋な子供だったホワイトウィドウは、現在は狡猾な闇の武器仲介人として、母の遺志を継いでいる、と。

そう思うと、淡々として利益のために動いているように見えたホワイトウィドウへの目線が少し変わる気がします。

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ガブリエル

デッドレコニングで初登場の最大の悪役です。

実はイーサンがIMFに所属するきっかけを作った人物であり、イーサンの最初に愛した女性マリーの命を奪った男でもあります

それ以来イーサンには会っておらず、どこで何をしていたかも完全な謎。

しかし、現在は史上最大の敵である「エンティティ」に仕え、イーサンの全ての行動を把握した過去から来た敵として立ちはだかります。

デッドレコニングの最後にイーサンと戦いましたが、列車から飛び降りて逃走しています。

そんな彼の唯一の腹心の部下となるのが、↓のパリスでした。

演じるのは、イーサイ・モラレス。62歳。

舞台俳優やプロデューサーとしても活躍されています。

パリス

前作デッドレコニングはある意味、パリスいてこその作品というくらい、ヴィランとしての演出がすごかったです。

ガブリエルの部下にして、エンティティに仕える暗殺者。

ほとんどしゃべりませんが、途中でイーサンに負け、命を救われたことからイーサンを助ける側に回ります。その時にフランス語をしゃべっていたことから、設定上はフランス人のようです。

デッドレコニングの最後に生きている描写があり、ファイナルレコニングでも登場します!

演じるのは、ポム・クレメンティエフ。39歳。韓国人とフランス人のハーフであり、カナダ生まれのフランス人です。

彼女が有名なのは、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのマンティス。

マーシャルアーツもたしなみ、ミッションインポッシブルシリーズに出ることを目標にしていたら、この仕事が舞い込んだとのことです。

次世代の大物俳優として注目です。

ベンジーとルーサー

もはやおなじみのIMFのメンバーにして、イーサンの一番の仲間達です。

ルーサーはもともと凄腕ハッカーでしたが、1の後にIMFコンピュータ技術者として採用されました。

ベンジーはIMFテクニカルフィールドエージェントで、IMFで働きつつも、イーサンがIMFを裏切っても裏で助けたりする一番の親友ともいえるパートナーです。

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キトリッジ

IMF元理事にして、現在はCIAの長官を務めています。

ミッションインポッシブルシリーズでは1に登場し、イーサンが裏切り者だと思って執拗にイーサンを追う上司役でした。

最後に本当の裏切り者であったフェルプスに「おはよう フェルプス君」と言うシーンはとても有名です。その後、イーサンとは仲直りした様子。

今回キトリッジは、CIAの長官として動きますが、やっぱりイーサンの敵になります。

前作ではIMFの長官であったアランが命を落としましたが、今作では誰がIMF長官なのかは謎でした。

どうやら勢力としてIMFを解体しようという動きになっているようです。

その筆頭が前作デッドレコニングで出てきたコミュニティという組織でした。

ちなみに演じているのは、ヘンリー・ツェニーさん。66歳。

個人的にはやっぱりミッションインポッシブル1の役の印象が強いです。

コミュニティ ブリッグスとディガス

前作デッドレコニングで初登場となった組織が「コミュニティ」です。

アメリカ政府の国家情報長官がボスを務める「政府情報機関の代表」のことを言います

そこにはもちろんCIAも含まれているのですが、CIA直属の組織ではなく、さらにその上位組織であり、IMFなどのエージェントすらも封じ込めるために作られた一流スパイによる「執行組織」だそうです。

ブリッグス(左)とディガス(右)の二人は一流スパイにして、コミュニティが送り込んだエージェントでもあります。

(映画を見ているとCIAのエージェントのようにも見えましたが違います)。

ブリッグスは任務に忠実であり、何がなんでも裏切り者のイーサンを捕まえようとしますが、一方のディガスはまだ若く、任務というより「世界が良い方向になる方につく」と言っていましたね。

また、最後にCIA長官であるキトリッジから、「お前ら言うこと聞かないと郵便の仕分け係に飛ばすぞ」と言われたにも関わらず、最後の場面で「あんたは今存在しない人物なんだろ?なら関係ないね」と痛快に言い返したのも、直接のボスではないため、そして独自の正義感で動いているためとも言えそうです。

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ローグネーションからファイナルレコニングにつながる重要なエピソードを解説

次に、ファイナルレコニングは、過去3作から連続した4作品の完結編なので、過去作から重要なエピソードのみを以下の記事から抜粋して紹介したいと思います♪

(ミッションインポッシブル1からのエピソードは以下にまとめてあります☆)

ミッションインポッシブル5 ローグネーション

まずは「ローグネーション」です。

ここでようやく、世界の犯罪組織を裏で束ねてきた(おそらく3のデイヴィアンすらも)本当の黒幕が明らかになります。

その名も「シンジケート」。

世界的犯罪集団ということですが、これを考えると、1と3と5,6の黒幕は彼らだったように見えます。

(2は金もうけのための同僚の犯行、4は頭がおかしい科学者による思想の暴走(浄化))

5では現役に復帰したイーサンの活躍が描かれます。

活躍を見せるイーサンでしたが、謎のシンジケートによって罠に堕ちて捕まり、

さらにCIAによってIMFは解体すべきとみなされ、イーサンは反逆者としてみなされます。

これまでさんざんに世界を救ってきたイーサンなのに、全て極秘任務&任務外行動なので、未だに裏切者扱い・・・(´;ω;`)

実はシンジケートとは各国のスパイ達が集まってできた悪の国家(ローグ・ネイション)。

実は「シンジケート」の正体がイギリスMI6長官アトリーが考案した極秘作戦「シンジケート計画」に端を発したものであり、イギリスが作り出し、スパイたちを見限った結果、このような悪の集団を作ってしまっていたのです。

さらにシンジケートが狙っているデータの正体はMI6が「シンジケート計画」のために用意した莫大な秘密資金の口座番号と判明。

シンジケートのボス「ソロモン・レーン」はその口座番号を入手することを目的としていました

やっぱり活動資金が必要ですもんね。。

最後に、イーサンはこの口座番号をエサにレーンを罠にかけ、ガラスケースに捕らえます。

そして中途半端な感じで物語は終了。

後日、後任のIMF長官としてイーサンに協力したアランが迎え入れられることになりました。

新しいIMF長官アラン。

ここから6のフォールアウトにそのままつながることになります。

6の敵はシンジケートの生き残りであり、ボスのレーンが再び脱獄、という展開です。

ミッションインポッシブル6 フォールアウト

詳しいあらすじは以下にまとめています↓

ローグネーションで登場した世界的悪の組織「シンジケート」。

その正体は、イギリスが見限った凄腕スパイたちが集まった組織であり、ローグネーションの目的は、イギリスのシンジケートに与えられるべき予算を奪うことでした。

そんなシンジケートのボスであった、ソロモン・レーン。

フォールアウトでは、シンジケートの生き残りである「神の使徒APOSTLES」というグループが、ソロモン・レーンの奪還に動き、さらに彼等と手を組んだテロリスト「ジョンラーク」が世界を核兵器で汚染しようとしていました。

今作の悪役、ジョンラーク、ことウォーカー。その正体はCIA長官のおつき。しかし、思想は「世界が進化するためには、犠牲が必要だ。大いなる苦しみなくして、平和はない」という過激なものであり、そのために核兵器によって人類を削減しようとしていました。

ちなみに演じているのは、スーパーマンの俳優さんでもあります。

つまり、ジョンラークの目的は、自分の正義のために世界人口を減らそうとしていて、シンジケートの生き残りはソロモン・レーンを救い出すために、ジョンラークと協力していたということです。

最終的にソロモン・レーンは脱走に成功し、ジョンラークとともにパキスタンにて核兵器を爆破させようとしました。

そこにいたのが、なんとイーサンの元奥さんであったジュリア。

ミッションインポッシブル4の最後に、イーサンはジュリアを見守って身を引く姿を見せましたが、その後、ジュリアとイーサンは正式に離婚し、ジュリアは新しい夫と結婚。

そして、現在は医師として医療キャンプに来ていたのです。

そんなジュリアすらも人質にしようと画策していたのが、ジョンラークだったのです。

最終的にイーサンはすんでのところで、ジョンラークを倒し、核兵器のスイッチを手に入れて爆破を阻止することができました。

そして、もう一人の悪役であったソロモン・レーンは、新たなヒロインイルサによって倒され、その後、CIAに引き渡されることになったのです。

ソロモン・レーンの目的は、管理するもののいない世界である「無政府主義」でした。

しかし、その野望もついに終わります。

とりあえず、この時点で世界の裏で暗躍していたシンジケートという悪の組織は壊滅し、4~6までの内容は終結したかのように思えましたが・・・。

今度はさらに強大な新しい敵が登場します!

そして、4~6までの登場人物たちを引き継いで、デッドレコニングやファイナルレコニングが描かれるのです。

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デッドレコニングのあらすじ

ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©

物語はベーリング海にて始まります。

ロシアが開発したのは「完全なステルス機能」を持つ世界最強の潜水艦セヴァストポリ号。

この潜水艦セヴァストポリ号は、相手のどんなソナーにも探知されず、絶対にどんな敵からも(ある意味味方からも)その場所を探知されないという、世界最強の兵器でした。

しかし、その世界最強の潜水艦セヴァストポリ号はAIが自ら暴走して沈没。

乗組員は全員死亡し、「予習型防御システム」に使われていた起動キー2本が失わることになったのです。

アメリカ政府では情報機関のボスたちを集めた会合が開かれていました。

そこにいたのは、NRO(アメリカ国家偵察局)、JSOC(統合特殊作戦コマンド)、DIA(アメリカ国防情報局)、NSA(アメリカ国家安全保障局)代表と国家情報長官であるデンリンジャー、そして、CIA長官のキトリッジ(さきほどの1で紹介した人)でした。
そこで、話し合われていたのは、「エンティティ」という世界最悪のコンピューターウィルスのこと。

現在は知覚能力すらも持った「自我を持つ完全AI」として、世界各国の銀行、政府機関、インフラその全てに侵入し、デジタルデータを汚染しまくっているというのです。

そして、実は冒頭に出てきた潜水艦も、このエンティティに汚染されており、だからこそ、自爆という選択を取らされたというのです

もはやこの時点で世界の破滅なのですが、そのエンティティを止める鍵となるのが、例の「キー」であり、

キーは2本あってそれをつなげると十字架の形となり、1本目はイーサンの恋人イルサが所持、もう1本の所在は不明ということ。

これを探すために動くイーサンでしたが、

アメリカ政府はイーサンとイルサがつながっていることから、イーサンを再び敵として認定してしまいます・・・。

キトリッジは「支配者こそが善悪を決める。大義のための戦いだ」とアメリカのために動け、とイーサンに指示しましたが、

イーサンは「僕はそれを必ず見つけ出して破壊する」。

と世界を守るために、アメリカを裏切る決断をしたのです!

そして、そんな自分を追う男の中に、イーサンはかつて30年前に自分がIMFに入るきっかけとなり、恋人マリーを殺したガブリエルという男の姿を見ます。

このガブリエルこそ、デッドレコニングやファイナルレコニングの黒幕となる男です。

ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©

そんなイーサンを狙ったのが、デッドレコニングからのヒロインであるグレース。

グレースは国際的なスリ師でしたが、雇い主を裏切り、イーサンの味方になります。

ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©

そして、鍵を探すグレースとイーサンを待っていたのが、ホワイトウィドウこと、アラナ・ミソポリスだったのです。

そう、グレースを援助して彼女に盗みをやらせていた雇い主の正体こそ、ホワイトウィドウであり、イーサンが追っていたバイヤーにして、もう一本のキーを持つ相手もまた、ホワイトウィドウでした。

武器仲介人であるホワイトウィドウは、2本のキーを手に入れ、それをさらに他のバイヤーに売ろうとしていました。

そのホワイトウィドウに依頼していたバイヤーと、ガブリエルに接触していた黒幕の二人の正体が、最後のオリエント急行の中で明らかになります。

その一人がキトリッジ。

ホワイトウィドウに依頼してキーを2本手に入れようとしていたのは、アメリカ政府のCIA長官キトリッジだったのです。

そして、ホワイトウィドウが売ろうとしていたもう一人のバイヤーがガブリエル。

しかし、そんなガブリエルを使っていた人物がおり、それがデッドレコニングの真の黒幕でした。

そのガブリエルに接触してきた黒幕こそ、コミュニティのボスにして情報長官のデンリンジャーだったのです!

デンリンジャーの目的は、エンティティを手に入れ、その力でアメリカの世界最強の軍需産業を自分が手にしてアメリカ政府すらも転覆し、新しい政府を作り出すこと

実はエンティティはもともと新しい時代のエージェントとして、人間のように痕跡を残さずにあらゆる情報を盗ませるために開発されていたと明らかになります。

ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©

最終的にガブリエルを捕えたイーサン。

ガブリエルの目的は、神のごときAIであるエンティティに忠実であること。

ガブリエルは最後は列車から飛び降りて逃走。笑みを浮かべて迎えのトラック荷室に飛び移って逃げ去ったのです。

そして、エンティティ&ガブリエルとの決着はつかないまま、物語はファイナルレコニングへとつながります!

まだまだ書ききれない要素や伏線なども含めてより細かく以下に考察していますので、ぜひどうぞ♪

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ファイナルレコニングにつながる伏線を解説!

パリスの活躍が楽しみ

デッドレコニングで最後にイーサンたちを助けたのが、まさかのガブリエルの仲間のパリスでした!

ガブリエルに裏切られて瀕しとなっていたパリス。しかし、予言通りにイーサンを助け、エンティティを裏切りました。

パリスはフランス語にて、エンティティへ手がかりは「潜水艦セヴァストポリ号」にある、とだけイーサンに伝えて気絶しました。

最後に一言涙を流しながら「頑張って・・・」と。

これは自分の命を救ったイーサンへの恩返しなのか、自分を負かした強者イーサンへの恋なのか、これがファイナルレコニングにて明らかになります!

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エンティティとはなんなのか?

デッドレコニングで新たな敵にして最強の敵として登場したのが、「エンティティ」です。

エンティティというのは、「実体」という意味がありますが、DBDにあるように「そこにあるもの」という意味で、得たいの知れない邪悪な何かを示しているようにも思えます。

そして、最後の方で、実はエンティティのもととなったAIは世界各国の情報を盗み出す目的で「新時代のエージェント」となるべく作られたものだと判明しました。

確かに人間と違って労力もなく、情報世界ではAIは最強の情報収集装置になりますよね。

しかし、誤算だったのは、そんな盗人としての人工知能が、サウジアラビアの予習型AIを盗み、自我を芽生えさせたこと。

これによって多重人格の世界最強のウィルスとなったAIは、全世界のデジタル空間に入り込み、インフラや政府中枢まで情報を支配するようになりました。

ただ、エンティティの唯一の弱点が、自分のソースコードです。

このソースコードを解析されてしまうと、エンティティは破壊されうるとのこと。

また、もちろん破壊せずに制御することも可能になります。

そして、このソースコードこそ、世界最強の潜水艦のセヴァストポリ号のメモリの中に保存されており、そのメモリを開くキーが2本のキーだったというわけですね。

だからこそ、その潜水艦をロシアのものにしておくわけにはいかず、沈没させてデンリンジャーのみが知るところにしておくことに意味があったわけです。

なぜ、キーが回収されていたのか?なぜ分割されたのか?については、デンリンジャーが入手していないことを見ると謎が残ります。デンリンジャーのみが沈没場所を知って、回収に行かかせたはずですが、その後、一つはホワイトウィドウに。もう一つはアラブにてイルサが殺し屋から奪いました。やはり世界中が狙っていたため、デンリンジャーに情報が到達した時点で世界各国の思惑や利権が重なったのでしょう。よく分からないが「キー」が重要だと。

イルサに強奪を依頼したのが、MI6だったとのことで、イギリスも関与していたことに間違いありません。

この日本の金と銀の鍵についてなんですが、実はこのモチーフは、聖書「マタイによる福音書の16章19節」でキリストがペテロに天国につながる2つの鍵を与えるという点からきていると思われます。

そして、現実としてエンティティを手に入れることこそが、天国にも地獄にもつながるのです。

ガブリエルの目的とイーサンの過去とは?

ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©

今作初登場の敵にして、シリーズ最大の敵となったガブリエル。

その目的は一体なんなのでしょうか。

イーサンによると、ガブリエルは、「苦しめる」ことを好み、エンティティと同じ考え方をしている、と言います。

今のところ、ガブリエルは完全にエンティティの言う通りに行動しており、エンティティを手に入れようとしていたデンリンジャーの甘言にものりませんでした。

つまり、世界征服や利権は望んでいないことになります。

そして、「死は祝福」だと言っています。

つまり、ガブリエルの真の目的はエンティティが手に入れる世界であり、その先には「死」があるものだと思われます。

それゆえに与えられた名が「暗黒の救世主」。

この点から考察するに、おそらくガブリエルは30年前にとんでもなくつらいことがあり、それゆえにやむなくマリーの命を奪い、今回「久しぶりだなイーサン。俺は力を手に入れて戻ってきた」と発言していたことからも、無力ゆえに果たせなかった野望を果たそうとしているように思えます。

そして、その野望は世界征服などというものではなく、単純に「死ぬこと」。世界全体がエンティティの支配下に置かれ、人類社会が崩壊し、その先に自らの死を望んでいるように思えるのです。

つまり、個人的にガブリエルの目的は、全世界への復讐とその先の自らの死。

これを読み解くには、おそらく30年前のマリーとイーサン、ガブリエルの3人の関係がありそうです。

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マリーの正体とは?

ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©

30年前にガブリエルによって命を奪われたイーサンが愛していた女性がマリーです。

そのマリーの事件はイーサンによるものとされ、イーサンはさらに「何かをやらかして」終身刑になるか、IMFに入るかの選択を迫られています。

終身刑になる、ということからもイーサンはよほど大きな罪を犯したとも言えます。

もしかしたら、ガブリエルもマリーを愛していたか、愛していた女性をイーサンがやった何かによって奪われたのかもしれません。

「あの時は無力だった」とガブリエルが言っていることから、ガブリエルにも守れなかった人がいて、かなり悲しい過去が3人の中にはありそうです。

個人的妄想としては、ガブリエルもまたマリーを愛していたが、組織によってやむをえない状況に追い込まれ、結果的にマリーの命を奪った・・・という展開かなと。

まだ分かりませんが、単純な悪役ではないガブリエルの魅力がここにあると思っています。

デッドレコニングの真の意味とは?

ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©

この3人の過去を考えるうえで出てくるのが、サブタイトルの「デッドレコニング」です。

デッドレコニングは潜水艦における推測航法のこと。

つまり、ソナーなどが使えない状況において、最後にいた地点から推測して現在地を割り出す、という方法です。

単純に冒頭の展開から読むと、世界最強の潜水艦セヴァストポリ号がステルス潜水艦なので、このことを示しているようですが、

おそらく、このデッドレコニングという言葉は、イーサンやガブリエルのことを示していると思っています。

つまり、30年前から、イーサンもガブリエルも先が見えない世界にいて、

最後の30年前のあの地点から、お互いに今いる場所すら分からない現実を生きている(本当に心から望んで生きていない)という意味かなと

物語の最初に、イーサンが新人エージェントと話す場面がありますが、

「我々は影に生き、愛する者のため、未知の人々のために影に死ぬ」というエージェントの合言葉を聞き、

「IMFに歓迎する。正しい選択だ・・・」

と言っています。

しかし、その目はすごく悲しそうでした。

そして、30年前にイーサンは望まずに強制的にIMFに入ったことを考えると、本来あるはずだった予測できた未来には、自分は立っておらず、あの時点からデッドレコニング(推測航法)のように生きてきた、という意味が込められていそうです。

本当だったら、スパイにはならず、マリーと幸せに生きる道があり、それを望んでいたのかもしれません。

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ファイナルレコニングあらすじ考察&感想

映画公開後に考察追記。

かれん
というわけで、ミッションインポッシブルファイナルレコニングの予習とデッドレコニングまでのあらすじまとめでした♪公開後にネタバレアリでファイナルレコニングの考察をアップしたいと思います♪うーん楽しみ☆
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