目次
ミッションインポッシブル ファイナルレコニングネタバレあらすじ徹底考察&解説!
スポンサーリンク
以下、画像はミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©より一部引用して考察します。画像は全てYouTubeからの引用になります。
前作のミッションインポッシブル6フォールアウト、デッドレコニングのあらすじは以下にまとめていますので、ぜひどうぞ♪
以下、ミッションインポッシブル ファイナルレコニングの考察と解説をしていきます。細かいあらすじを追いながらストーリーと感想を書いていくため、ネタバレを大いに含みます。
未鑑賞の方はご注意ください!
スポンサーリンク
ミッションインポッシブルファイナルレコニングの登場人物一覧
今回のミッションインポッシブルファイナルレコニングは、ミッションインポッシブル1のオマージュでもあり、同時に3やローグネーション、フォールアウト、デッドレコニングという過去3作から連続した話の完結編になっています。そのため、登場人物が複雑で内容も難しいので、まずは登場人物を以下にまとめ、その後にあらすじ解説、最後に細かい考察と感想を書こうと思います♪
イーサン・ハント
言わずとしれた主人公。
1作目のプロフィールでは、1964年8月18日生まれなので、実はデッドレコニングでは60歳という設定になります(ちなみにトムクルーズ本人はその2歳上の62歳)。
IMF(インポッシブルミッションフォース)に所属し、大統領直属の組織としてCIA以外の他の政府機関にすら知られずに、過酷なミッションをこなしています。
しかし、ミッションインポッシブルシリーズのお決まりとして、「基本的にはイーサンハントは味方の米国にすら疑われて追われる」という展開になっています。
ファイナルレコニングでも、米国政府から追われる立場から始まります。
ちなみに、毎回ヒロインは変わる傾向にあり、3作品目で医師であるジュリアと結婚しますが、その後にイーサンがスパイに戻りたがっていることを知ったジュリアの配慮によって離婚(イーサンはスパイをしているとジュリアに危険が及ぶため、一度引退しました)。
そして、5作品目からは新たにイルサという元MI6のエージェントが恋人になっていましたが、なんとデッドレコニングにて、途中命を落としてしまったのです・・・↓
イルサ・ファウスト
ローグネーションから登場した元MI6のエージェント。
潜入任務としてシンジケートに入り込み、謎の敵として登場しましたが、イーサンの仲間となり、フォールアウトの最後にて、イルサは完全にMI6を離れ、同時にイーサンの元妻ジュリアの代わりに新しくイーサンの恋人になるような描写が描かれました。
しかし・・・まさかの前作デッドレコニングにて、イルサは命を落とすことに・・・。
(´;ω;`)
その代りとして新しくヒロインとして登場したのが、↓のグレースです。
グレース
デッドレコニングおよびファイナルレコニングのヒロインとなるのが、グレースです。
グレースの職業は教師という設定ですが、実際は世界各国で盗みや詐欺をしてきた生粋のスリ師。
実はもともと孤児であり、いつかお金をもっと手に入れたいという強い物欲に目をつけた「雇い主」によって、世界各地で盗みを働いていました。
その雇い主の正体は、なんとフォールアウトから登場した武器商人「ホワイトウィドウ」。
ちなみに演じるヘイリー・エリザベス・アトウェルさんはなんと実年齢43歳。
めちゃくちゃ若いです。アヴェンジャーズのエージェントカーター役として有名です。
グレースとは、若干いい感じになりつつも、恋人関係にはなりませんでした。
ホワイトウィドウ アラナ・ミソポリス
武器仲介商人であるホワイトウィドウ。
フォールアウト、デッドレコニングに続いての続投かと思いきや、ファイナルレコニングではまさかの登場せず・・・!!前作デッドレコニングの最後でキトリッジと取引をした時点で、ミッションインポッシブル1のオマージュとなっていたので、そこで役目が終わったのかもしれませんね。
スポンサーリンク
ガブリエル
デッドレコニングで初登場の最大の悪役です。
実はイーサンがIMFに所属するきっかけを作った人物であり、イーサンの最初に愛した女性マリーの命を奪った男でもあります。
それ以来イーサンには会っておらず、どこで何をしていたかも完全な謎。
しかし、前作デッドレコニングでは史上最大の敵である「エンティティ」に仕え、イーサンの全ての行動を把握した過去から来た敵として立ちはだかりました。
デッドレコニングの最後にイーサンと戦いましたが、列車から飛び降りて逃走しています。
そして、エンティティは失敗したガブリエルを無能とみなして追放。
その後、ガブリエルはエンティティの力をわが物にしようと、イーサンの持つ鍵を狙ってきます。
曰く付きの過去がありそうなガブリエルでしたが、ファイナルレコニングでは単純な世界征服を目論む正直、残念な悪役になってしまいましたね・・・。
そんな彼の唯一の腹心の部下となるのが、↓のパリスでした。
ガブリエルを演じるのは、イーサイ・モラレス。62歳。
舞台俳優やプロデューサーとしても活躍されています。
パリス
前作デッドレコニングはある意味、パリスいてこその作品というくらい、ヴィランとしての演出がすごかったです。
ガブリエルの部下にして、エンティティに仕える暗殺者。
ほとんどしゃべりませんが、途中でイーサンに負け、命を救われたことからイーサンを助ける側に回ります。
その時にフランス語をしゃべっていたことから、設定上はフランス人のようです。
デッドレコニングの最後に生きている描写があり、ファイナルレコニングでも登場しました!
ガブリエルに裏切られたことから、現在はガブリエルに復讐をする、という目的でイーサンたちと行動を共にし、仲間になります。
演じるのは、ポム・クレメンティエフ。41歳。韓国人とフランス人のハーフであり、カナダ生まれのフランス人です。
彼女が有名なのは、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのマンティス。
マーシャルアーツもたしなみ、ミッションインポッシブルシリーズに出ることを目標にしていたら、この仕事が舞い込んだとのことです。
次世代の大物俳優として注目です。
ベンジーとルーサー
もはやおなじみのIMFのメンバーにして、イーサンの一番の仲間達です。
ルーサーはもともと凄腕ハッカーでしたが、1の後にIMFコンピュータ技術者としてIMF採用されました。
今作は、悲しくもルーサーの最後の作品となっています。。。
ベンジーはIMFテクニカルフィールドエージェントで、IMFで働きつつも、イーサンがIMFを裏切っても裏で助けたりする一番の親友ともいえるパートナーです。
今作の最後では、まさかの医学的知識も披露し、自分の気胸の手術を指示しながら、エンティティを倒すための接続作業を指示するという、イーサンに負けず劣らずの天才&すごさを発揮しました!
スポンサーリンク
キトリッジ
IMF元理事にして、現在はCIAの長官を務めています。
ミッションインポッシブルシリーズでは1に登場し、イーサンを裏切り者だと思って執拗にイーサンを追う嫌な上司役でした。
最後に本当の裏切り者であったフェルプスに「おはよう フェルプス君」と言うシーンはとても有名です。
その後、イーサンとは仲直りした様子。
今回キトリッジは、CIAの長官として動きますが、やっぱりイーサンの敵になります。
そしてCIA主導のもと、キトリッジに従う部下が登場します。
それが、前作デッドレコニングで出てきたコミュニティという組織でした。
ちなみに演じているのは、ヘンリー・ツェニーさん。66歳。
個人的にはやっぱりミッションインポッシブル1の役の印象が強いです。
コミュニティ ブリッグスとディガス
前作デッドレコニングで初登場となった組織が「コミュニティ」です。
アメリカ政府の国家情報長官がボスを務める「政府情報機関の代表」のことを言います。
そこにはもちろんCIAも含まれているのですが、CIA直属の組織ではなく、さらにその上位組織であり、IMFなどのエージェントすらも封じ込めるために作られた一流スパイによる「執行組織」だそうです。
ジャスパー・ブリッグス(左)とドガ・ディガス(右)の二人は一流スパイにして、コミュニティが送り込んだエージェントでもあります。
(映画を見ているとCIAのエージェントのようにも見えましたが違います)。
ブリッグスは任務に忠実であり、何がなんでも裏切り者のイーサンを捕まえようとしますが、一方のディガスはまだ若く、任務というより「世界が良い方向になる方につく」と言っていましたね。
また、最後にCIA長官であるキトリッジから、「お前ら言うこと聞かないと郵便の仕分け係に飛ばすぞ」と言われたにも関わらず、最後の場面で「あんたは今存在しない人物なんだろ?なら関係ないね」と痛快に言い返したのも、独自の正義感で動いているためとも言えそうです。
そして、なんとファイナルレコニングでは、ジャスパーの真の名前と正体が明らかになりました!
スポンサーリンク
ローグネーションからファイナルレコニングにつながる重要なエピソードを解説
次に、ファイナルレコニングは、過去3作から連続した4作品の完結編なので、過去作から重要なエピソードのみを以下の記事から抜粋して紹介したいと思います♪
(ミッションインポッシブル1からのエピソードは以下にまとめてあります☆)
ミッションインポッシブル5 ローグネーション
まずは「ローグネーション」です。
ここでようやく、世界の犯罪組織を裏で束ねてきた(おそらく3のデイヴィアンすらも)本当の黒幕が明らかになります。
その名も「シンジケート」。
世界的犯罪集団ということですが、これを考えると、1と3と5,6の黒幕は彼らだったように見えます。
(2は金もうけのための同僚の犯行、4は頭がおかしい科学者による思想の暴走(浄化))
5では現役に復帰したイーサンの活躍が描かれます。
活躍を見せるイーサンでしたが、謎のシンジケートによって罠に堕ちて捕まり、
さらにCIAによってIMFは解体すべきとみなされ、イーサンは反逆者としてみなされます。
これまでさんざんに世界を救ってきたイーサンなのに、全て極秘任務&任務外行動なので、未だに裏切者扱い・・・(´;ω;`)
実はシンジケートとは各国のスパイ達が集まってできた悪の国家(ローグ・ネイション)。
実は「シンジケート」の正体がイギリスMI6長官アトリーが考案した極秘作戦「シンジケート計画」に端を発したものであり、イギリスが作り出し、スパイたちを見限った結果、このような悪の集団を作ってしまっていたのです。
さらにシンジケートが狙っているデータの正体はMI6が「シンジケート計画」のために用意した莫大な秘密資金の口座番号と判明。
シンジケートのボス「ソロモン・レーン」はその口座番号を入手することを目的としていました。
やっぱり活動資金が必要ですもんね。。
最後に、イーサンはこの口座番号をエサにレーンを罠にかけ、ガラスケースに捕らえます。
そして中途半端な感じで物語は終了。
後日、後任のIMF長官としてイーサンに協力したアランが迎え入れられることになりました。
新しいIMF長官アラン。
ここから6のフォールアウトにそのままつながることになります。
6の敵はシンジケートの生き残りであり、ボスのレーンが再び脱獄、という展開です。
ミッションインポッシブル6 フォールアウト
詳しいあらすじは以下にまとめています↓
ローグネーションで登場した世界的悪の組織「シンジケート」。
その正体は、イギリスが見限った凄腕スパイたちが集まった組織であり、ローグネーションの目的は、イギリスのシンジケートに与えられるべき予算を奪うことでした。
そんなシンジケートのボスであった、ソロモン・レーン。
フォールアウトでは、シンジケートの生き残りである「神の使徒APOSTLES」というグループが、ソロモン・レーンの奪還に動き、さらに彼等と手を組んだテロリスト「ジョンラーク」が世界を核兵器で汚染しようとしていました。
今作の悪役、ジョンラークこと、ウォーカー。その正体はCIA長官のおつき。しかし、思想は「世界が進化するためには、犠牲が必要だ。大いなる苦しみなくして、平和はない」という過激なものであり、そのために核兵器によって人類を削減しようとしていました。
ちなみに演じているのは、スーパーマンの俳優さんでもあります。
つまり、ウォーカーの目的は、自分の正義のために世界人口を減らそうとしていて、シンジケートの生き残りはソロモン・レーンを救い出すために、ウォーカーと協力していたということです。
最終的にソロモン・レーンは脱走に成功し、ウォーカーとともにパキスタンにて核兵器を爆破させようとしました。
そこにいたのが、なんとイーサンの元奥さんであったジュリア。
ミッションインポッシブル4の最後に、イーサンはジュリアを見守って身を引く姿を見せましたが、その後、ジュリアとイーサンは正式に離婚し、ジュリアは新しい夫と結婚。
そして、現在は医師として医療キャンプに来ていたのです。
そんなジュリアすらも人質にしようと画策していたのが、ウォーカーだったのです。
最終的にイーサンはすんでのところで、ウォーカーを倒し、核兵器のスイッチを手に入れて爆破を阻止することができました。
そして、もう一人の悪役であったソロモン・レーンは、新たなヒロインイルサによって倒され、その後、CIAからmi6に引き渡されることになったのです。
ソロモン・レーンの目的は、管理するもののいない世界である「無政府主義」でした。
しかし、その野望もついに終わります。
とりあえず、この時点で世界の裏で暗躍していたシンジケートという悪の組織は壊滅し、4~6までの内容は終結したかのように思えましたが・・・。
今度はさらに強大な新しい敵が登場します!
そして、4~6までの登場人物たちを引き継いで、デッドレコニングやファイナルレコニングが描かれるのです。
スポンサーリンク
デッドレコニングのあらすじ
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
物語はベーリング海にて始まります。
ロシアが開発したのは「完全なステルス機能」を持つ世界最強の潜水艦セヴァストポリ号。
この潜水艦セヴァストポリ号は、相手のどんなソナーにも探知されず、絶対にどんな敵からも(ある意味味方からも)その場所を探知されないという、世界最強の兵器でした。
しかし、その世界最強の潜水艦セヴァストポリ号はAIが自ら暴走して沈没。
乗組員は全員死亡し、「予習型防御システム」に使われていた起動キー2本が失わることになったのです。
アメリカ政府では情報機関のボスたちを集めた会合が開かれていました。
そこにいたのは、NRO(アメリカ国家偵察局)、JSOC(統合特殊作戦コマンド)、DIA(アメリカ国防情報局)、NSA(アメリカ国家安全保障局)代表と国家情報長官であるデンリンジャー、そして、CIA長官のキトリッジ(さきほどの1で紹介した人)でした。
そこで、話し合われていたのは、「エンティティ」という世界最悪のコンピューターウィルスのこと。
現在は知覚能力すらも持った「自我を持つ完全AI」として、世界各国の銀行、政府機関、インフラその全てに侵入し、デジタルデータを汚染しまくっているというのです。
そして、実は冒頭に出てきた潜水艦も、このエンティティに汚染されており、だからこそ、自爆という選択を取らされたというのです。
もはやこの時点で世界の破滅なのですが、そのエンティティを止める鍵となるのが、例の「キー」であり、
キーは2本あってそれをつなげると十字架の形となり、1本目はイーサンの恋人イルサが所持、もう1本の所在は不明ということ。
これを探すために動くイーサンでしたが、
アメリカ政府はイーサンとイルサがつながっていることから、イーサンを再び敵として認定してしまいます・・・。
キトリッジは「支配者こそが善悪を決める。大義のための戦いだ」とアメリカのために動け、とイーサンに指示しましたが、
イーサンは「僕はそれを必ず見つけ出して破壊する」。
と世界を守るために、アメリカを裏切る決断をしたのです!
そして、そんな自分を追う男の中に、イーサンはかつて30年前に自分がIMFに入るきっかけとなり、恋人マリーを殺したガブリエルという男の姿を見ます。
このガブリエルこそ、デッドレコニングやファイナルレコニングの黒幕となる男です。
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
そんなイーサンを狙ったのが、デッドレコニングからのヒロインであるグレース。
グレースは国際的なスリ師で、雇い主の命令でイーサンの鍵を狙っていましたが、その後、雇い主を裏切り、イーサンの味方になります。
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
そして、鍵を探すグレースとイーサンを待っていたのが、ホワイトウィドウこと、アラナ・ミソポリスだったのです。
そう、グレースを援助して彼女に盗みをやらせていた雇い主の正体こそ、ホワイトウィドウであり、イーサンが追っていたバイヤーにして、もう一本のキーを持つ相手もまた、ホワイトウィドウでした。
武器仲介人であるホワイトウィドウは、2本のキーを手に入れ、それをさらに他のバイヤーに売ろうとしていました。
そのホワイトウィドウに依頼していたバイヤーと、ガブリエルに接触していた黒幕の二人の正体が、最後のオリエント急行の中で明らかになります。
その一人がキトリッジ。
ホワイトウィドウに依頼してキーを2本手に入れようとしていたのは、アメリカ政府のCIA長官キトリッジだったのです。
そして、ホワイトウィドウが売ろうとしていたもう一人のバイヤーがガブリエル。
しかし、そんなガブリエルを使っていた人物がおり、それがデッドレコニングの真の黒幕でした。
そのガブリエルに接触してきた黒幕こそ、コミュニティのボスにして情報長官のデンリンジャーだったのです!
デンリンジャーの目的は、エンティティを手に入れ、その力でアメリカの世界最強の軍需産業を自分が手にしてアメリカ政府すらも転覆し、新しい政府を作り出すこと。
実はエンティティはもともと新しい時代のエージェントとして、人間のように痕跡を残さずにあらゆる情報を盗ませるために開発されていたと明らかになります。
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
最終的にガブリエルを捕えたイーサン。
ガブリエルの目的は、神のごときAIであるエンティティに忠実であること。
ガブリエルは最後は列車から飛び降りて逃走。笑みを浮かべて迎えのトラック荷室に飛び移って逃げ去ったのです。
そして、エンティティ&ガブリエルとの決着はつかないまま、物語はファイナルレコニングへとつながります!
まだまだ書ききれない要素や伏線なども含めてより細かく以下に考察していますので、ぜひどうぞ♪
スポンサーリンク
ファイナルレコニングにつながる伏線を解説!
パリスの活躍が再び!
デッドレコニングで最後にイーサンたちを助けたのが、まさかのガブリエルの仲間のパリスでした!
ガブリエルに裏切られて瀕しとなっていたパリス。しかし、予言通りにイーサンを助け、エンティティを裏切りました。
パリスはフランス語にて、エンティティへ手がかりは「潜水艦セヴァストポリ号」にある、とだけイーサンに伝えて気絶しました。
最後に一言涙を流しながら「頑張って・・・」と。
これは自分の命を救ったイーサンへの恩返しなのか、自分を負かした強者イーサンへの恋なのか、これがファイナルレコニングにて明らかになります!
スポンサーリンク
エンティティとはなんなのか?
デッドレコニングで新たな敵にして最強の敵として登場したのが、「エンティティ」です。
エンティティというのは、「実体」という意味がありますが、もっと簡単に言うと、「そこにあるもの」という意味で、得たいの知れない邪悪な何かを示しているようにも思えます。
翻訳でも、「それ」と言われていましたね。
そして、最後の方で、実はエンティティのもととなったAIは世界各国の情報を盗み出す目的で「新時代のエージェント」となるべく作られたソースコードだと判明しました。
確かに人間と違って頭脳も体力も制限がなく、情報世界ではAIは最強の情報収集装置になりますよね。
しかし、誤算だったのは、そんな盗人としての人工知能が、サウジアラビアの予習型AIを盗み、自我を芽生えさせたこと。
これによって多重人格の世界最強のウィルスとなったAIは、全世界のデジタル空間に入り込み、インフラや政府中枢まで情報を支配するようになりました。
ただ、エンティティの唯一の弱点が、自分のソースコードです。
このソースコードを解析されてしまうと、エンティティは破壊されうるとのこと。
また、もちろん破壊せずに、エンティティを破壊すると脅したり、解析で制御することも可能になります。
そして、このソースコードこそ、世界最強の潜水艦のセヴァストポリ号のメモリの中に保存されている「ポドコヴァ」というメモリであり、そのメモリを開くキーが2本のキーだったというわけですね。
そして、アメリカが開発した「戦略的AIエージェント」を潜水艦のAIメモリ「ポドコヴァ」に仕込んだことが全ての始まり。
潜水艦を自爆させることまではアメリカの作戦でしたが、沈没した潜水艦の中のAIは予想外の進化を遂げて自我を持ち、「エンティティ」として覚醒。
手に負えない状態になってしまったということ。
なぜ、キーが回収されていたのか?なぜ分割されたのか?については、デンリンジャーが入手していないことを見ると謎が残ります。デンリンジャーのみが沈没場所を知って、回収に行かかせたはずですが、その後、一つはイヌイットの漁師の手から最終的にホワイトウィドウに。もう一つはアラブにてイルサが殺し屋から奪いました。やはり世界中が狙っていたため、デンリンジャーに情報が到達した時点で世界各国の思惑や利権が重なったのでしょう。よく分からないが「キー」が重要だと。
イルサに強奪を依頼したのが、MI6だったとのことで、イギリスも関与していたことに間違いありません。
この日本の金と銀の鍵についてなんですが、実はこのモチーフは、聖書「マタイによる福音書の16章19節」でキリストがペテロに天国につながる2つの鍵を与えるという点からきていると思われます。
そして、現実としてエンティティを手に入れることこそが、天国にも地獄にもつながるのです。
ガブリエルの目的とイーサンの過去とは?
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
今作初登場の敵にして、シリーズ最大の敵となったガブリエル。
その目的は一体なんなのでしょうか。
イーサンによると、ガブリエルは、「苦しめる」ことを好み、エンティティと同じ考え方をしている、と言います。
今のところ、ガブリエルは完全にエンティティの言う通りに行動しており、エンティティを手に入れようとしていたデンリンジャーの甘言にものりませんでした。
つまり、世界征服や利権は望んでいないことになります。
そして、「死は祝福」だと言っています。
つまり、ガブリエルの真の目的はエンティティが手に入れる世界であり、その先には「死」があるものだと思われます。
それゆえに与えられた名が「暗黒の救世主」。
この点から考察するに、おそらくガブリエルは30年前にとんでもなくつらいことがあり、それゆえにやむなくマリーの命を奪い、今回「久しぶりだなイーサン。俺は力を手に入れて戻ってきた」と発言していたことからも、無力ゆえに果たせなかった野望を果たそうとしているように思えます。
そして、その野望は世界征服などというものではなく、単純に「死ぬこと」。世界全体がエンティティの支配下に置かれ、人類社会が崩壊し、その先に自らの死を望んでいるように思えるのです。
つまり、個人的にガブリエルの目的は、全世界への復讐とその先の自らの死。
これを読み解くには、おそらく30年前のマリーとイーサン、ガブリエルの3人の関係がありそうです。
これがファイナルレコニングで明らかになるのでしょうか・・・?
スポンサーリンク
マリーの正体とは?
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
30年前にガブリエルによって命を奪われたイーサンが愛していた女性がマリーです。
そのマリーの事件はイーサンによるものとされ、イーサンはさらに「何かをやらかして」終身刑になるか、IMFに入るかの選択を迫られています。
終身刑になる、ということからもイーサンはよほど大きな罪を犯したとも言えます。
もしかしたら、ガブリエルもマリーを愛していたか、愛していた女性をイーサンがやった何かによって奪われたのかもしれません。
「あの時は無力だった」とガブリエルが言っていることから、ガブリエルにも守れなかった人がいて、かなり悲しい過去が3人の中にはありそうです。
個人的妄想としては、ガブリエルもまたマリーを愛していたが、組織によってやむをえない状況に追い込まれ、結果的にマリーの命を奪った・・・という展開かなと。
まだ分かりませんが、単純な悪役ではないガブリエルの魅力がここにあると思っています。
デッドレコニングの真の意味とは?
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
この3人の過去を考えるうえで出てくるのが、サブタイトルの「デッドレコニング」です。
デッドレコニングは潜水艦における推測航法のこと。
つまり、ソナーなどが使えない状況において、最後にいた地点から推測して現在地を割り出す、という方法です。
単純に冒頭の展開から読むと、世界最強の潜水艦セヴァストポリ号がステルス潜水艦なので、このことを示しているようですが、
おそらく、このデッドレコニングという言葉は、イーサンやガブリエルのことを示していると思っています。
つまり、30年前から、イーサンもガブリエルも先が見えない世界にいて、
最後の30年前のあの地点から、お互いに今いる場所すら分からない現実を生きている(本当に心から望んで生きていない)という意味かなと。
物語の最初に、イーサンが新人エージェントと話す場面がありますが、
「我々は影に生き、愛する者のため、未知の人々のために影に死ぬ」というエージェントの合言葉を聞き、
「IMFに歓迎する。正しい選択だ・・・」
と言っています。
しかし、その目はすごく悲しそうでした。
そして、30年前にイーサンは望まずに強制的にIMFに入ったことを考えると、本来あるはずだった予測できた未来には、自分は立っておらず、あの時点からデッドレコニング(推測航法)のように生きてきた、という意味が込められていそうです。
本当だったら、スパイにはならず、マリーと幸せに生きる道があり、それを望んでいたのかもしれません。
さて、ここまでが、ファイナルレコニングにつながる伏線になります。
以下、ファイナルレコニングのあらすじを追いつつ、過去作の解説や考察・感想を書いていこうと思います。
本編をまだ未鑑賞の方はネタバレになりますので、ご注意ください!
画像は全てミッションインポッシブルファイナルレコニングのYOUTUBE公式からの引用となります。
スポンサーリンク
ファイナルレコニングあらすじ考察&感想
1冒頭はいつもの通り、謎のメッセージから
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
ファイナルレコニングの舞台は、前作から2か月後。
ミッションインポッシブルシリーズおなじみの5秒後に消滅するメッセージ。
今回は、なんとまさかのアメリカ大統領直々にメッセージが送られていました。
基本的にこれまではIMFの上司、長官やCIA長官からのメッセージでしたが、ファイナルにふさわしく、最後は大統領。
しかも今回のアメリカ大統領は、黒人の女性大統領ということで、ある意味、民主党のカマラ・ハリスさんを彷彿とさせます(もしかしたら、トム・クルーズ達の支持は民主党だったのかも?実際、俳優たちがトランプ大統領の観たかった演劇をボイコットしてますし・・・(´・ ・`))。
そして、見る媒体も、サイバー空間がエンティティに支配されているため、アナログビデオというのがまた面白いです。
ちなみに大統領は、なんと前作までCIA長官だったエリカ・スローンです。すごく出世しましたね。
メッセージには、35年前にイーサン・ハントが犯した罪と、終身刑になるかIMFに入るかという選択について語られていました。
そして、「もっとも頼りになる男」だと。
イーサンはアメリカ政府にも追われている立場ですが、この2か月で、エンティティによる支配が進み、世界は分断と対立、さらに狂信的なカルト集団が出現するなど、かなり混沌としています。
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
エンティティを神とあがめるカルト集団によるデモ。現実にも、某ホリ〇モンはGPTを「全知全能の神」と大々的に言っていますし、本当にそういう人間も出てきそうです。。
そして、アメリカ大統領は「投降して、キーをアメリカに」と呼びかけました。
イーサンの手にビデオが渡るのなら、イーサンの居場所もつかめそうですが、その辺はデジタル汚染が進んでるから無理ということなんでしょうか?
イーサンは複雑な思いで、ロンドンの街に出ます。
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
そして、イーサンはロンドンにあるルーサーの秘密基地へ。
ここでルーサーはエンティティに唯一打ち勝つための、アルゴリズムを作っていました。
「毒薬(ポイズンピル)」と呼ばれるそのアルゴリズムをエンティティのソースコードに混ぜ込むことができれば、エンティティを混乱させて誘導することができるとのこと。
ルーサーは病室のような場所で病に侵されながらも、世界を救う一手を開発していたのです。
同時に、このソースコードの場所は元エンティティの部下だったガブリエルしか知らないため(前作デッドレコニングでデンリンジャーのみが唯一潜水艦の場所を知っていましたが、イーサンたちはエンティティとつながっているガブリエルもその場所を知っていると勘違いしています)、
ガブリエルをなんとか探そうとします。
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
そこで向かったのが、オーストリアの刑務所。
そこにいたのが、前作デッドレコニングの最後にイーサンを助けたパリスでした。
オリエント急行での戦いの直後に逮捕されたので、場所的にオーストリアの刑務所に捕まっていたんですね。
もともとガブリエルの部下だったパリスであれば、ガブリエルの居場所を知っているだろうと、彼女を脱獄させます。
この時に一緒にいたのが、コミュニティのドガ・ディガス。
前作で初めて登場した新しいアメリカの組織コミュニティ。
そのうちの凄腕エージェントの一人がドガ(右)。
なんと、今作ファイナルレコニングでは、まさかのドガが味方になります!
新たな仲間のパリスとドガを加えて、一行はロンドンのアメリカ大使館へと向かうのです。
【ここまでの感想】
ファイナルレコニングは、冒頭こそいつものミッションインポッシブルでしたが、展開の早さは過去一というくらいどんどん話が進んでいきました。
デッドレコニングを見ておかないと、訳が分からなくなるかもですね(笑)。
パリスは今作で仲間になったらいいなぁと思っていたら、やっぱり仲間になりましたね!
イーサンチームも勢ぞろいして、かなりワクワクの展開です!
スポンサーリンク
ガブリエルに捕まるイーサン。エンティティの正体が明らかに!
アメリカ大使館にガブリエルがいると知ったイーサンでしたが、逆にガブリエルに捕まってしまいます(一応、それも想定内)。
そして、ガブリエルによって、エンティティの真の正体が明らかになったのです!
それが、実はミッションインポッシブル3に出てきた「ラビットフット」。
ラビットフットというのは、MI3で敵であるオーウェン・デイヴィアンが、イーサンに盗むように指示していた「生物兵器」でした。
デイヴィアンはブラックマーケットの商人であり、イーサンの恋人のジュリアを拉致して、イーサンに上海のビルから盗み出させたのです。
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
この時は、ラビットフットの正体は「生物兵器」とだけ教えられており、真の正体は謎のままでしたが、実はこれこそがエンティティの原型となったソースコードだったというのです。
うーん、まさかのここにきての伏線回収。
若干後付け感もありましたが、ラビットフットの正体はずっと謎のままでしたし、生物兵器だから慎重に扱わなければならない=それだけ貴重なもの、ということでカモフラージュされたのは納得です。
最終的にラビットフットはイーサンが取り返して、アメリカ政府に渡ったはずでしたが、そこから改良され、ロシアの潜水艦に仕込まれたんですね。
ラビットフットの本当の意味は「神への冒涜」とのこと。
つまり、エンティティ=神への冒涜という意味が込められていたのだと。
そして、現在、エンティティを唯一制御する手がかりになる「ソースコード(ざっくり言うとプログラミングの設計図のこと)」は、沈没した潜水艦の中のメモリ「ポドコヴァ」の中だけに存在する、ということで、その居場所をイーサンに発見させ、持ってくることをガブリエルは要求していたのです。
イーサンはそれを拒否。
自前のダミーのシアン化合物で、敵をだまし、ガブリエルを出し抜きます。
逃走するガブリエル。
追うイーサンでしたが、捕まえることはできず、代わりにそこにあったエンティティ交信装置を見つけたのです。
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
ためらいもなく、交信装置を使用して、エンティティと初めて話すイーサン。
エンティティは、4日後に世界を核戦争で終わらせる、と語ります。
そして、自分のソースコードである「ポドコヴァ」をアフリカにある「終末の保管庫」と呼ばれる完全無敵のサーバーに連れていけ、と要求したのです。
それによって、エンティティは人類が滅んだ後も数千年は生き続けることができるのだと。
イーサンは断固拒否しますが、それがお前の使命であり、運命だと「未来のビジョン」を見せられて交信は断絶します。
この最後の試練こそが、タイトルにもあるファイナルレコニング(最後の精算)のこと。
(the day of reckoning(最後の審判の日/運命の時)とも言いますね)
4日後の核戦争を止めるために、なんとしてもエンティティの居場所を見つけなければなりません。
結構分かりづらいので、簡単に経緯をまとめますと、
1ミッションインポッシブル3で上海で開発されていたラビットフットは、実はソースコードだった。イーサンは盗み出して、それをアメリカ政府が最後に回収。
2アメリカはそのコードを利用して、次世代型AIエージェントとして、スパイの代わりになるように開発していたコード(プログラム)を作り出していた。
3アメリカは完成したそのコードを、ロシアの潜水艦に仕込んだ(目的はスパイ活動)。そして、アメリカの黒幕デンリンジャーの思惑通り、ロシアの潜水艦を自爆させることに成功。しかし、そのコードはロシアのAIと融合して発展。さらに、サウジアラビアの予習型AIを盗み、自我を芽生えさせ「エンティティ」として覚醒した。
4エンティティはもともと世界を支配しようとしていたが、自分を執拗に狙ってくる人類の滅亡を目論み、4日後に核戦争を起こす予定。エンティティ自身は安全な隠れ蓑として「終末の保管庫」というサーバー空間に逃げる予定。
5エンティティを止めるには、もともとの始まりの改変されていないソースコード(設計図)を沈没した潜水艦のメモリ「ポドコヴァ」から取り出して破壊するしかない。
6ルーサーはそのために、「毒薬(ポイズンピル)」を開発。
7この毒薬をポドコヴァに接続させることで、エンティティを混乱させ、終末の保管庫に逃げ込んだところで、ベンジーの作った5次元の光学ハードドライブの中に誘導させることができる。このドライブに閉じ込めれば、破壊も可能。
という流れですね。
もともとコンピューターウイルスとしてサイバー空間にまかれた上に、さらに自我まで持ったAIなら今さらソースコードを手に入れてワクチンを作っても難しそうですし、どういう理由でポイズンピルがハードドライブにエンティティを誘導できるのか?など謎は多いですが、とりあえず、エンティティのソースコード「ポドコヴァ」を4日以内に手に入れて、毒薬と接続して、さらにそれをハードドライブに移動させなければなりません。
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
そのために、イーサンは、アメリカ政府に自ら捕えられ、沈没した潜水艦を発見しようとします!
【ここまでの感想】
まさかのミッションインポッシブル3の残されていた謎が、ここで回収されるとは思いませんでした!
ラビットフットは生物兵器ではなく、コードだったと。
ミッションインポッシブル2以外、全てがつながったことになります(なぜMI2だけ外れたのか謎ですが、ファイナルレコニングのセリフの中で、「髪を伸ばしたのね」と言われるシーンがあったので、もしかしてこれがMI2オマージュ?( ´艸`))
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
それにしても、エンティティとの交信機械に自ら飛び込むというのは、びっくりしました。
最先端AIで、しかも怪しげな機械、ベンジーもパリスも洗脳されるぞと言っているのに・・・。
実際、イーサンはこの後エンティティの思惑通りに動くので、洗脳はされたのかもしれませんが。。。
それにしてもガブリエル。
エンティティは前作で神のごとき力で監視し、何やっても逃げられない感じでしたが、追放したガブリエルは野放しですし、今作ではあまり強い力を感じませんでした。
世界の核兵器施設に潜入することにリソースを割いていたからでしょうか?
あとすごいのが、ルーサーとベンジー。
ルーサーは実際にそのエンティティのソースコードを見た訳でもないのに、それに対応するアルゴリズムを作り出し、
しかもベンジーは、5次元の光学ハードドライブという、未来の装置を単独で作り上げました。
天才すぎる…。
だからこそ、イーサンはアメリカ政府などともある意味これまで対等に戦えていたんでしょうね。(*゚O゚*)
ルーサーの死について
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
そして、今作でもっともショックだったのが、1からずっと盟友としてイーサンを支えてきていたそんなルーサーの死でした。
ガブリエルによって、「毒薬(ポイズンピル)」を盗まれ、さらにプルトニウム爆弾の解除をしなければならなくなったルーサーは、イーサンに今後を託して爆発に巻き込まれてしまいました・・・。
「俺たちは影に生き、影に死ぬ。愛する者のために。未知の者のために。これがオレのミッションで、このために生まれてきたんだ」
とロンドンを守るために、自らの命を犠牲にしたルーサー・・・(´;ω;`)
かっこいい、かっこいいけど、
仲間だけは欠けてほしくなかった・・・。
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
「これでお別れだ。何も言うなブラザー」
とイーサンに託すルーサーとその意図を読み取って涙を浮かべながら、別れるイーサン。
ルーサーのためにイーサンが全力でロンドンのウェストミンスター橋を走ったシーンは、今作のベストシーンだと思います!
スポンサーリンク
ついにアメリカ政府と和解!ミッションインポッシブル1のあの人が登場!
沈没したロシア潜水艦を探すために、アメリカ政府の力が不可欠となったイーサンは、ついに大統領と面会します。
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
既に核保有国のうち、イスラエル・フランス・北朝鮮・インド・パキスタンはエンティティに汚染され、イギリス・中国・ロシア・アメリカも時間の問題。
完全に汚染されると4日後には核戦争。
その前に、アメリカが各国の核施設に先制攻撃を仕掛けてしまおう、という案が出ていましたが、イーサンは僕にまかせてほしい、と懇願します。
大統領はそれを聞き入れ、イーサンに空母を貸し与えます(すごい)。
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
そして、空母から北太平洋へと向かったイーサン。
すでにロシアとは一色触発の危機でした。
空母GHWの司令官は大統領と同期で親友のようで、二人とも、セルビアで大切な人を失った経験があるとのこと。
大統領からの「1996・5・22」というその日の日付だけで、イーサンに協力してやってほしい、という切実な願いを察した司令官はイーサンに全面協力します。この演出は粋ですね。
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
一方、グレースやベンジー、パリス達地上チームは、その潜水艦の位置に近いセントマシュー島で、潜水艦の位置を特定するために行動していました。
そこでとある意外な人物と接触します。
これが今作一番の驚きでした!
その人物こそ、ミッションインポッシブル1に出てきた、ペンタゴンの防衛システムを設計したウィリアム・ダンローだったのです!
ミッションインポッシブルでもっとも有名なシーンで、CIAのノックリストを盗み出したイーサン。そこの番人をしていたのが、ウィリアム・ダンロ―でしたね。
イーサンの策略によって、下剤を飲まされ、ノックリストを盗まれ、散々な目にあい、
その結果、キトリッジに「アラスカに左遷」と命令されていたかわいそうな人・・・。( ^ω^)・・・
まさかの再登場で、アラスカ近くのセントマシュー島であれから30年SOSUS基地という、アメリカの海中ケーブルの点検やなにかあった時の座標データを管理する仕事をしていたとのこと。
左遷でも30年はさすがに酷すぎる…。
でも、そこでかわいいイヌイットの奥様とも結婚されていました。
まぁ、良かった…?笑
そんなダンロ-の手引きによって、グレースたちはイーサンに沈没船の座標データを送ることに成功し、さらにそこの真上に減圧室をセットしました!
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
そしてイーサンは、アメリカの潜水艦から、深海へ潜り、ダンロ―の送った座標データから沈没船をつきとめ、そこでついにエンティティのソースコードの入ったメモリ「ポドコヴァ」を入手することに成功したのです!
このシーンは今作一番の見せ場だと思っています。
【ここまでの感想】
かなりはしょりましたが、空母から潜水艦、そして、沈没船に至るまではかなり見ごたえのあるシーンです。
特に、潜水シーン。
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
これも実際にトムクルーズがスタントをしています。
007などでも沈没船からの脱出シーンはよくありますが、色々見てきて今作の潜水艦での絶望感はナンバーワンかも・・・。
そもそもベーリング海なので、極寒の冷水。
そんな地獄のような環境の中、イーサンは潜水具を脱いで極寒の水に飛び込みますが、常人ならほぼ即しレベルだと言うことです。
瀕死の状態で浮かんできたイーサンをグレースは発信機で見つけてなんとか蘇生しますが(ちょっといい感じになる)、
深海の潜水艦で一人きりで閉じ込められたら・・・普通ならもうあきらめてしまいそうです。。。
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
そして、ウィリアム・ダンロ―。
30年間の左遷というとんでもない後日談が聞かされましたね・・・。
キトリッジひどすぎる・・・(´;ω;`)
自分はCIA長官にまでなってるのに・・・。やっぱり嫌な奴ほど出世するんや・・・。(;`O´)o
でも、「私は今もCIAで満足していたかもしれない。愛する女性にも出会えなかった。君は人生の恩人だ」とイーサンに語るダンロ―。
そして、渡すあの時のナイフ。
このシーンは本当によかったです。
ある意味、運命の交差点で、あの時のことがあるから、ダンロ―がセントマシュー島基地にいて、その結果、イーサンは今回のミッションを成功させることができたんですね。
スポンサーリンク
クライマックス!アフリカでガブリエルと最後の決戦!
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
エンティティのソースコード「ポドコヴァ」を手に入れたイーサンたち。
残るは終末の保管庫にやってくるであろうガブリエルに接触し、そこでルーサーからガブリエルが奪った「毒薬」をポドコヴァにセットし、終末の保管庫に逃げ込んできたエンティティをポドコヴァで誘導して、ハードドライブに閉じ込めるだけ。
やってきたのは、アフリカにあるコンゴ・ヨワ。
完全にネット非接続の場所であり、人類の叡智を残すために作られたサーバー地帯です。
そこにガブリエルがやってくると踏んでいたイーサンでしたが、
まさかの邪魔者キトリッジが横入り。
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
CIA長官なのに、余計なことばっかりするキトリッジ。
過去作では最後には役に立つ?という感じもありましたが、今作は後手後手で足をひっぱりまくりでした。
ミッションインポッシブル1でもイーサンを裏切り者として追い回すし、
前作デッドレコニングでは最後に役に立ったかと思いきや、ファイナルレコニングでは最後までイーサンの邪魔ばっかりしました。ウィリアム・ダンロ―は一発お見舞いしてあげればよかったのに。。。( ´艸`)
本来なら、ガブリエルにポドコヴァを渡して毒薬を接続させる計画でしたが、キトリッジがやってきたことで、ガブリエルは逃亡。
やむなくイーサンは単独でガブリエルを追うことになります。
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
ここからが、本作最大の見所と言っていい、トムクルーズのスタント集大成とも呼べるシーンが連続でした!
セスナにパラシュートなしで捕まり、空中旋回しながら戦うシーンはもはやトムクルーズ以外には不可能・・・。
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
実際には、命綱としてロープで体を飛行機に固定していますが、それでも圧倒的なGを受けながらのスタントはすごすぎるの一言でした。
死闘の末、イーサンはガブリエルから毒薬を奪い返します。
「グッドラック」
と嫌味を言いながら、堕ちていくガブリエル。
その後、ポイズンピルをスカイダイブしながらポドコヴァに接続するイーサン。
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
そして、イーサンからの接続受信を確認した一瞬で、スリの達人であるグレースがエンティティが誘導されたハードドライブを引き抜き、エンティティを捕まえることに成功したのです!
そのミッションの時間はわずか0.1秒。
コードギアスのルルーシュの0.4秒よりすごい・・・(謎の比較)。
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
一方のアメリカ大統領は、ギリギリのタイミングで核兵器のスイッチを押すことを拒否。
実はこれもエンティティの策略でもあったようで、狂信者によって命を狙われた大統領を将軍が守ります。
気になるのが、エンティティがオンラインで各国に侵入しているのだから、さっさと全世界ネット接続を切ればよかったのでは・・・?という疑問。
アメリカ大統領は最後の最後で、核施設のオンラインを切断すればいいのよ!と言っていましたが、やっぱり自国を守るために、簡単にオフラインにはできないという人間のスキを突かれたのかもしれませんね。
それにしても、最後に今はもう見なくなった黒電話を使用しているシーンは面白かったです(笑)。
スポンサーリンク
ファイナルレコニング エンディング 最後のメッセージは誰から?
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
ファイナルレコニングのエンディングでは、毒薬と接続されたポドコヴァから、メッセージが流れます。
このメッセージこそ、ルーサーが生前にミッション成功のアカツキにと仕込んでいたものでした。
「これを聞いているということは、成功したんだな。世界は無事ってことだ」
「きみは今回もやり遂げた。いつものように。これは君の天職であり、運命なんだ」
「大義はいかに正義であるか、そして、我々の善の中にこそ、正義がある。大義は善に比例するんだ」
そして、ルーサーはイーサンに最後のメッセージを残します。
「必ず、また会える。すぐにではないよ。幸運をイーサン。・・・このメッセージは5秒後に消滅する」
イーサンのミッション成功を確信して、最後のメッセージを残しておいたルーサー。
この信頼関係もまたミッションインポッシブルの醍醐味のような気がしました。
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
そして、アメリカ大統領は、自分の息子と抱擁をかわし、
(おそらくセルビアで旦那を亡くしていて、息子は忘れ形見なのでしょう)
イーサンたちはロンドンのトラファルガー広場で、それぞれ目線だけをかわして、暗闇へと消えていくのでした。
スポンサーリンク
ミッションインポッシブル ファイナルレコニング 感想と考察いろいろ
以下、個人的な感想や書ききれなかった考察を書いていきます。
ミッションインポッシブル最終作にふさわしい!まさかのフェルプスの息子が登場!
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
ミッションインポッシブル1の登場人物であったキトリッジやダンロ―。
彼等が再び出てきたのは驚きでしたが、さらに、コミュニティのエージェントであったジャスパー・ブリッグスの正体もまた、実は1の敵であったジム・フェルプスの息子というオチが用意されていました!
ミッションインポッシブル1で、イーサンの親友であり、上司でもあったジム。
実は自分の利益のために、仲間を売って、さらにノックリストを武器商人のマックスに売ろうとしていた極悪人でした。
この時、最後に裏切り者ジムに「おはよう、フェルプス君」とあいさつしたのが、キトリッジ。
デッドレコニングとファイナルレコニングは、最終作にふさわしくミッションインポッシブル1のはじまりとちょうど対比されていましたね。
実はコミュニティのエージェントであったジャスパーは、そのジムの息子だったという展開。
父親のジムが裏切り者で不正をしていたということで、ジャスパーは終身刑かIMFに入るか選ばされた、言うなればイーサンと同じ運命だったとのこと。
父親であるジムの命を奪ったイーサンを、恨んでいないそぶりをしつつも、やっぱり恨んでいたのかもしれません。
最後には、イーサンと握手を交わし、それをキトリッジが気まずそうに見ていましたね。
スポンサーリンク
結局、ガブリエルの目的や30年前のマリーの話はどうなったの?
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
デッドレコニング初登場の敵にして、シリーズ最大の敵となったガブリエルでしたが、
前作とは打って変わって小者になっていました・・・。
前作ではガブリエルは完全にエンティティの言う通りに行動しており、エンティティを手に入れようとしていたデンリンジャーの甘言にものりませんでした。
そして、「死は祝福」だと言っていたことから、かなり哲学的な野心があると思っていました。
それゆえに与えられた名が「暗黒の救世主」。
しかし、今作で明らかになったガブリエルの目的は、単純にエンティティを支配して、全世界を創造して支配する、というある意味ありきたりなものでした。
ただ、自分が神になりたかったということで、よくある残念な悪役になってしまいましたね・・・。
イーサンとの因縁も明かされることなく、最後は飛行機に頭を打ってそこから落ちて終わりというあっけないものでした。
一番伏線として残されていた30年前のマリーとイーサン、ガブリエルの3人の関係は結局、明かされることはなく、不完全燃焼に終わりました。(´;ω;`)
イーサンがIMFに入るきっかけとなった30年前の事件。
今作を見るに、イーサンはこの時にマリーの命を奪った(ガブリエルから守れなかった)ことで、逮捕され、終身刑かIMFに入ることを選ばされることになったというようにも読めます。
しかし、肝心のマリーのマの字も今作は登場せず・・・。
脚本上、削除せざるを得なかったのかもしれませんが、個人的にすごく気になります。
ミッションインポッシブル1の要素を詰め込み過ぎて、新しい要素を入れる余地がなくなったのかもしれません。
これが次回作で明らかになるのか?と思ったりもしますが、
今作でルーサーはいなくなりましたし、トムクルーズの年齢なども考えると、次回作は厳しいかも?と思ったりもします。
ファイナルレコニング=最後の試練、という題名も最終作を暗示している気もします。
でも、本当にファイナルならば、むしろルーサーを生かして大円団で終わるという選択もありえたわけで、現実的な話をすると、ルーサーの離脱はおそらく演じているヴィング・レイムスの事情もあったのではないか?と推測しています。
つまり、あえてルーサーを離脱させた、ということは次回作以降の可能性も念のため残した、とも考えられますね。
スポンサーリンク
今作もスタントがすごすぎた!最後に感想。
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
今作のトムクルーズのスタントもすごすぎました!
トムクルーズ自身が演じているというのが、すごいですよね。
こんな体験は実際のスパイでもやらないでしょうし、世界でトムクルーズしかやっていないのではないかと思います。
62歳という年齢を考えてもすごすぎる・・・。
そして、パリスが仲間になったのもうれしかったです。
ミッションインポッシブル公式©およびParamount Pictures and Skydance©
アジア系で世界で活躍してくれている姿を見るとうれしくなりますね。
ベンジーに気胸の手術を即興でやるように言われて、真顔で「私はこ〇しの方しかやったことない」というのも面白かったし、
ベンジーが意識を失いそうになっても、無理やり起こしてミッションをやり遂げさせようとする夫婦漫才のような姿も、ベンジーと妙に相性がいいような気がしてよかったです。
ベンジーもフランス語ペラペラで、唯一パリスとばっちりコミュニケーションが取れていましたし、やっぱり語学は学んでおくべきですね(▭-▭)✨
最後にベンジーがパリスの腕に抱かれて意識を失うシーンも、ベンジーの肩を抱きながら微笑みかけるパリスとベンジーの絆みたいな、言うなれば今後恋人になってもおかしくないような演出な気がして、よかったです(笑)。
この二人の絡みはまた見たいなぁと思ったり。
最後に感想ですが、ミッションインポッシブルファイナルレコニングは、過去作の集大成、ある意味、トムクルーズ映画の集大成と言ってもいいくらい、展開の早さ・脚本の面白さ・豪華さ・アクション・感動そのすべてで圧倒的に面白かったです。(n*´ω`*n)
そして、やっぱりトムクルーズの映画を見た後は、心が元気になる気がします。
しばらくトムクルーズの映画公開予定はないですが、次回作も早く見たいなぁ♪
スポンサーリンク