目次
龍が如く7までのストーリーまとめ!龍が如く8につながる重要な伏線とあらすじを解説!【龍が如く考察】
以下、画像は龍が如く7©セガ©より一部引用して考察します。
龍が如く7までのあらすじのネタバレを含みますのでご注意ください!
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龍が如く7について簡単に解説
龍が如く7は、セガゲームスより2020年1月16日に発売されたPlayStation 4用ゲームソフトです。
龍が如く0~6までは、桐生一馬が主人公でしたが、7からは新しく春日一番が主人公となった新シリーズとなっています。
時系列はつながっていますが、龍が如く7から始めた人でも充分に楽しめます。
ただ、6までと大きく違うのは、アクションがリアルタイムバトル方式から、コマンドバトル方式に変更になったこと。
これについては最初かなりの批判がありましたが、実際プレイしてみると面白く、龍が如く版のドラクエという表現がぴったりくるものとなっています。
龍が如く6までの知っておくべきあらすじ
龍が如く7からは新シリーズですが、それでも6までとつながっている部分が多々あり、最低限知っておくべき情報があるので、それについて解説します。
まず、龍が如く1(極)から6までの主人公であった桐生一馬。
東城会直系堂島組若衆から始まり、東城会四代目会長まで成り上がった「伝説の龍」。
全て書くと長くなりすぎるので、龍が如く7と8につながる部分(特に6のあらすじをメインに)のみ書きますが、
桐生一馬はもともと孤児で、子供のころに養護施設である「ヒマワリ」で出会った澤村由美という最愛の女性がいました。
桐生が東城会に入った後、由美は神室町のバー「セレナ」でホステスとして働いていましたが、東城会の大幹部・堂島宗兵によって拉致されてしまう事件が起こります。
その時のショックから由美は記憶を失って入院し、そのまま消息不明となりました。
その後、記憶を失ったまま、政治家の大物である神宮京平との間に娘である澤村遥を作ったことで人生が一変してしまいます。
政治家として、総理の娘との縁談が入った神宮京平は、付き合っていた澤村由美と実の娘がいるというスキャンダルを隠すために、二人を始末しようとします。
桐生一馬にとって最愛の大切な人を(記憶が無いとはいえ)横取りした上に、不要になったら切り捨てるという極悪な政治家です。
そして、最後は桐生をかばおうとした遥をさらに由美がかばう形で、神宮に撃たれて命を落としてしまいました。
最愛の女性であった澤村由美を失った桐生一馬でしたが、彼女の残した忘れ形見である娘の澤村遥を守ることにそれから命をかけていきます。
しかし、この澤村遥もまた破天荒な子で・・・。
この辺は賛否両論あるのですが、、
ヒロインでありながら、抗争の種として巻き込まれたり、アイドルになったりしつつ、
最終的に龍が如く6で遥かが当時17歳の時に、「アイドルが実は極道の娘だった」というスキャンダルが世間に広がってしまった結果、
遥は施設の子供たちへの誹謗中傷を恐れて、沖縄のアサガオを離れ、広島でホステスと働くことになります。
その時に出会った宇佐美勇太との間に子供「遥勇(ハルト)」を授かり、彼女もまた由美と同じく不幸の道を辿ることに…。
この勇太という人物は、広瀬一家の若衆であると同時に、香港マフィア「祭汪会」のボスであるビッグ・ロウの息子でもあったのです。
これによってその血を引くハルトも含めて承継人争いに巻き込まれて命を狙われることになります。
さらに、その抗争の最中に、昭和のフィクサー・大道寺稔(政界の裏のボス)が戦後行ってきた非道な所業「尾道の闇」が明らかになり、政界の大物も巻き込む大戦争となります。
大道寺稔。
第二次世界大戦の時、海軍将校であった大道寺は「超大和型戦艦」の建造を広島の造船会社「巌見造船」に依頼しましたが、この建造は、軍の資金を横領して秘密裏に行っていたのです。
戦後、その罪で自身が破滅することを恐れた大道寺は、戦艦の存在を「尾道の秘密」として、手先として「陽銘連合会」を立ち上げさせ、秘密の堅持のために、表では大物政治家として君臨しつつ、裏で非道なことを行っていました。
この陽銘連合会を含めて、大道寺一派という組織は今や日本全体の裏世界を仕切るほどの大きな組織となります。
しかし、主人公・桐生一馬や広瀬一家の組員達によって秘密を暴かれたため、その始末を巌見恒雄に依頼。その後、ひっそりと息を引き取ります。
最終的に現在の日本を裏で実質的に仕切っている大道寺一派と、その手先である陽銘連合会、そして、陽銘連合会のナンバー2であり、祭汪会や東城会をも牛耳る裏世界のトップとして君臨しようとした巌見恒雄によって、桐生一馬と広瀬一家、そして遥とハルトが狙われることになります。
巌見恒雄。
カタギでありながら、裏世界のトップに君臨することを目的とし、大道寺一派と契約して桐生一馬と広瀬一家を狙いました。
そして、最終的に、巌見恒雄の放った銃弾から遥たちを守るために、桐生一馬はその身を犠牲にします。
そこから、なんとか生き残った桐生一馬でしたが、日本を実質的に牛耳っている大道寺一派から、遥やハルト、アサガオの子供たちを守るために、自らは大道寺一派の構成員となることを選択し、桐生一馬という人物は命を失ったこととして世間に知らされることになりました。
ここまでが、龍が如く7につながる、6までの特に重要な伏線と簡単なあらすじです。
その後、桐生一馬がどうなったのかは、龍が如く7外伝につながります↓
以下、龍が如く7のあらすじを解説します。
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龍が如く7のストーリー考察(ネタバレ注意)
ここから、龍が如く7のストーリーとなります。
6で表の世界から姿を消した桐生一馬に変わって、7から登場したのが、春日一番。
この時点で、神室町には東城会と近江連合という二大組織と、大道寺一派という政界も含めた組織が存在しています。
物語は春日一番が生まれる前にさかのぼります。
もう一人の主人公 荒川真澄
全ての始まりは、43年前。
東城会の三次団体である武闘派組織「氷川興産」にいた荒川真澄。
しかし、その組長の娘との縁談を断り、恋人だった茜との間に子供をもうけたことで、身内から狙われることになってしまいます。
そして、追手に追われる中、新宿駅のロッカーに茜が隠した子供を無事に見つけ出し、その子を真斗と命名することになりました。
その後、自らの手で氷川興産を壊滅させ、荒川組を立ち上げた荒川真澄。
これが全ての始まりです。
無実なのに鉄砲玉として収監される春日一番
そして現在から18年前。
25歳となっていた春日一番は、荒川真澄の息子である真斗のお付きとして生活していました。
春日一番は、特殊な大人の浴場で誰とも知らない人間と嬢との間にもうけられた子供として育ち、その後、荒れた生活をしていて窮地に陥った際に、荒川真澄に命を助けられたことで、荒川組に入門していました。
そんなある日、若、こと荒川真斗と一緒に、彼の愛するキャバクラ嬢の誕生日に出向きますが、実はそのキャバクラ嬢にはすでに付き合っている人がいて、荒川真斗のことを悪く言っている現場を目撃します。
キャバクラ嬢の夢乃にほれ込んでしまった若、こと荒川真斗。
実はこれが最終的に全ての事件の原因となります。
荒川真斗を下衆な人間と裏でののしっていたお嬢。そして、本当に付き合っていたのが、当時の刑事部長で、後の警視総監・堀ノ内十郎。
当時から既に圧倒的な権力を持っていた堀ノ内十郎。後の警視総監。彼もまた重要な登場人物です。
大好きな女に振られ、さらに、自分自身は多臓器不全で体が弱く、裏世界の息子という劣等感に苛まれていた荒川真斗は、その夜、2000年の年明けの瞬間に、絡んできた坂木組(同じ東城会系の敵対組織)の若者を撃ってしまいます・・・。
その事実は、荒川組の存続にも関わるため、やむを得ず、組長の荒川真澄は、春日一番にその身代わりとして出頭することを願ったのです。(実際、この時点では荒川真斗がやった事実は伏せられていた)。
荒川真澄に10代の時に命を助けられた大恩を果たすため、喜んで罪をかぶる春日一番。
そして、18年もの間、彼は刑務所に入ることになったのです・・・!
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18年後。帰ってきた春日一番に対するまさかの仕打ち
時は現代に。
18年の収監を経て、シャバに戻ってきた春日一番でしたが、出迎えがないことはもちろん、かつての組であった東城会はすでに神室町には存在せず、さらにそこは敵であった近江連合の巣窟となっていました。
そんな春日一番を待っていたのが、運転免許センター勤務の刑事、足立宏一でした。
足立宏一。仲間の一人。もともと刑事1課のエリートだったが、誤認逮捕の不正をリークしたことで運転免許センターに追いやられ、さらにその後懲戒免職になる。
彼の目的は、誤認逮捕をもみ消した男、堀ノ内十郎。
そう、かつて荒川真斗の恋敵だったあの人物です。現在は警視総監になっています。
誤認逮捕されてしまった無実の人物はその後に命を絶ってしまいます。そんな非道なことをしながら、裏で暗躍しながらのしあがった堀ノ内を逮捕することです。
足立が言うには、春日一番の親分であった「荒川真澄」は、今は敵だった近江連合のナンバー2の若頭代行になっているということ。
訳が分からない春日一番は、本人に聞こうと近江連合の会合に乗り込みます!
しかし、そこにいた荒川真澄は、春日一番に「やっぱり来たか・・・イチ・・・死んでくれ」とまさかの銃を向けます。。。
最愛の親分に撃たれた春日一番・・・。
ここまでが、龍が如く7のモノローグになります。
一体、どういうことなのか?
なぜ、東城会は神室町から追放され、荒川真澄は、東城会を裏切って近江連合のナンバー2になったのか?
なぜ、荒川真澄は、大事にしていた春日一番を狙ったのか?
その謎が解き明かされていきます。
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目覚めた場所は横浜異人町
撃たれた春日一番が目覚めたのは、横浜の異人町という場所でした。
そのゴミ捨て場に捨てられていた春日一番。
それを助けてくれたのが、元看護士で今ホームレスになっているナンバでした。
ナンバ曰く、春日一番が助かったのは「弾がきれいに貫通していたからで、さらに、近江連合の手が及ばない異人町という場所のおかげ」だと言うのです。
横浜の異人町という場所は、星龍会、韓国系のコミジュル、中国系のハンピンリューマンという3つの組織によって均衡は守られており、その「肉の壁」による鉄壁の守りによって近江連合すらも入ってこれない状態になっていたのです。
さらに、春日一番の胸ポケットには、なぜか裏面が真っ白な偽札の一万円が入っていました。
ナンバ。仲間の一人。
元看護士の知識で春日一番の命を救った恩人。
ナンバの目的は、実は異人町で行方不明になったジャーナリストの弟を探すこと。弟は異人町で偽札の取材をしており、その結果消息不明となっていました。
そのため、ナンバは偽札と一緒に突然現れた春日一番に興味を抱き、彼に同行することになります。
一体だれが入れたのか、そして、なぜ春日一番を異人町に置き去りにしたのか?
謎のまま物語が進みます。
物語の核心へ
ホームレスになった春日一番。先輩のナンバと一緒にとりあえず日銭を稼ぐためにハローワークへ行くことになります。
そこで、とりあえず大人の店のアルバイトを紹介された春日一番達。
しかし、そのお店の店長が何者かに命を奪われてしまったことで、状況は一変します。
春日一番達が働いていたお店の店長野々宮。実は横浜随一の名士でもある。
しかし、何者かによって命を奪われてしまう。
そんな春日一番たちの前に現れたのが、向田紗栄子。本作のヒロイン。
春日一番たちが働いていたお店の女の子の双子の姉ですが、気が強く、ツンデレなヒロインです。
彼女の目的は、世話になった店長の死の真相を知ること。
彼女は店長と最後の電話をしており、その時に中国語の「老馬」という言葉を聞いていました。
この老馬という人物こそ、異人町の中国系組織ハンピンリューマンのナンバー2である馬淵昌。
春日達は馬淵の後を追ううちに、ハンピンリューマンが人民元の偽札を作っていることを突き止めます。
実は馬淵の目的は、異人三と呼ばれる、星龍会、コミジュル、ハンピンリューマンの均衡をつぶすことだと判明します。つまり、異人町に戦争を起こすことが目的でした。
そのためのおとりとして、店長の命を奪い、その足跡を追ってきた春日一番たちを捕えたのです。
なんとか馬淵の包囲網から逃げた春日一番達でしたが、既に馬淵の思惑通りに戦争が始まりかけていました。
星龍会とハンピンリューマンの抗争がまさに始まろうとしていた時、春日一番達はハンピンリューマンのボスである趙天佑と出会います。
趙天佑。仲間の一人になる。
中国系最大の組織であるハンピンリューマンのボス。父親からその地位を受け継いだため、まだ若く、地盤も弱い。意外と苦労人。
しかし、絶大な権力を持ち、後に頼りがいのある仲間になる。
趙は馬淵は自分を裏切った証拠として、店長の命を奪った証拠を見せろと春日一番達に突きつけます。
この要求にこたえるために、春日一番達は韓国系の組織、コミジュルへ情報を求めることになります。
コミジュルへ潜入した春日一番達。
しかし、すでにその情報は筒抜けで、そのボスであるソンヒと、参謀のハン・ジュンギが待ち受けていました。
そして、二人は春日一番たちに、自分達の核心ともいえる、偽札作りのシステムを公開します。
コミジュルは、ハンピンリューマンと星龍会という二大組織の調整役として存在することで、その情報システムと偽札作りによって、その地位を保っていたとのこと。
さらに、この偽札という情報を知られた以上、コミジュルを嗅ぎまわっていたナンバを含めて放っておけないと言うのです。
ハン・ジュンギ。仲間になる一人。
実は龍が如く6にも同名かつ同じ顔のハン・ジュンギが登場していますが、そのハンは韓国マフィア「ジングォン派」のボス。そして、今回登場したのは、影武者として整形したヨンスという人物です。
龍が如く6で本物のハン・ジュンギは命を落とし、ジングォン派はほぼ壊滅。ヨンスはそこからなんとか生き延びて、異人町のコミジュルに流れ込んだのです。
ソンヒやハンに促され、春日一番達はついに異人町の秘密を全て知ることになります。
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異人三の真相と黒幕
ハンたちに言われ、とある中華料理店にたどりついた春日一番達。
しかし、そこにいたのは本来敵対していたはずの、異人三。
実は星龍会、ハンピンリューマン、コミジュルの3つの組織のボスは裏でつながっており、民自党の幹事長でもある荻久保豊という政界の超大物が、彼等をまとめていたのです。
いったいどういうことなのか?というと、
もともと横浜の異人町は、星龍会という組織が戦後の復興でのし上がっていました。
そこに横浜中華街の勢力争いから負けたハンピンリューマンが乱入。
二つの組織でひどい抗争になったのです。
そこをなんとか止めさせようとした市議会議員だった荻久保。
彼は二つの組織のボスに、偽札作りを分担して行わせ、さらにそのお金を警察にばらまくことで、組織の抗争を穏便に治めたり、グレーゾーンを作らせるという役を負わせていたのです。
そして、そこにさらにコミジュルという韓国マフィアの分派から出てきた韓国系組織が入り込み、その3つを穏便に処理するために、偽札作りを分担させ、その資金も使って政界の大物の地位を手に入れていました。
一見して、荻久保豊という政界の大物は、ただの悪のように思えますが、実は裏で抗争を起こさせないように動いていたという、悪をもって悪を抑える、という役割を担っていたのです。
しかし、この荻久保豊を政界から引きずり降ろそうと画策していた人物がいたのです・・・。
それこそが、龍が如く7の真の黒幕になります。
生きていた荒川真斗。そして、彼の復讐とは
異人三の真相と、その裏にいた政界の大物荻久保豊を知った春日一番たち。
しかし、その荻久保豊の弱点でもある偽札作りの真相を暴こうとしていた組織がありました。
それが、ブリーチジャパンという新しい組織。
ブリーチジャパンの横浜支部長の久米。
グレーゾーンを嫌い、違法は絶対許さないという正義を掲げるグループ。
その正義のためなら何をしても許されるという行き過ぎた思想を持ち、久米は無能ながらも声が大きい存在として寵愛され、後に横浜2区から選挙に立候補することになります。これも後の事件につながります。
ブリーチジャパンというのは、今の東京都知事である青木遼と小笠原が作り上げた、世の中のグレーゾーン(違法だけど摘発されていない悪)をなくそうというNPO組織です。
このブリーチジャパンを作り上げ、その知名度で東京都知事まで成り上がった青木遼ですが、
実は彼こそが、かつて春日一番がお付きをしていた若、こと荒川真斗だったのです。
18年前。キャバクラ嬢の夢乃に振られ、さらに劣等感に苛まれていた荒川真斗は、坂木組の構成員の命を奪ってしまい、その罪をかぶって春日一番が収監されました。
その後、荒川真斗はアメリカで手術を受けて健康な体と新しい戸籍を手に入れたのです。
その結果、荒川真斗は青木遼として人生をやり直すことになりました。
そして、青木遼はかつて自分をコケにしたキャバクラ嬢と警視総監だった堀ノ内を屈服させるため、そして、そのために自分自身が圧倒的な権力を握るために暗躍することになったのです。
かつて自分をコケにして、表の世界で警察エリートとして権力を持っていた堀ノ内。そして、その嫁となったキャバクラ嬢夢乃。彼等を見返し、復讐することも青木遼の目的でした。
そして、実際に都知事となり、民自党の幹事長となった青木遼は、警視総監の堀ノ内を手駒としてこきつかえる立場になりました。
自分が絶対権力を持ち、さらに、憎い相手を手駒にし、自分の思う正義のみを成し遂げる。
青木遼の目的は、近江連合も配下に置き、さらに、政界のトップとして君臨すること。
つまり、裏社会と表の社会両方で権力を得ることを目的としていたのです。
そのために、現在の政界のトップである荻久保豊を引きずり降ろそうと画策していたのです。
荻久保豊の唯一の弱点である偽札作りを世間に公表し、さらにその地盤である異人町を掌握するために、あえて異人三の均衡をつぶすために、戦争を起こそうとしていたのです。
表の顔は清廉潔白な好青年の都知事。
しかし、裏では近江連合すらも操って、絶対的権力を得ようとしていた暴君でした。
やり方としては、自分の力をみせつけるために、東城会の情報を父親から仕入れ、それを警察に流して一掃する・・・。そうして世間の人気すらも手に入れる。
そして、父親であった荒川真澄を利用して、裏社会を統一するために近江連合に神室町を乗っ取らせ、自分の手駒としていたのです。
一方・・・ただ利用されていたはずの荒川真澄もまた、自分の息子の暴走を止めるために、自ら動いていたのです。
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荒川真澄の真の目的!東城会と近江連合の解散
荒川真斗の真相を知った春日一番達。
そして、ついに荒川真澄に会い、真実を知ることになります。
青木遼都知事による神室町の3K作戦。
さらに、警察による取り締まりの強化。
これによって、もはや裏世界の人間はこのままでは政界の操り人形でしかなくなると理解したのが、東城会トップである堂島大吾と近江連合の実質トップである渡瀬勝。
彼等は同時に組織の解散宣言を出すことで、裏社会の二大組織を一旦無くしてしまおうと考えていました。
つまり、政治家の操り人形に成り下がるくらいなら、自分達で解散をして新しい生き方を模索しようという流れを作ったのです。
そして、これに賛同して裏で手を回していたのが、荒川真澄。
荒川真澄は自分の息子である荒川真斗(青木遼)の権力の暴走を止めるという目的と、東城会のトップである堂島の意見を通すために、あえて裏切り者という役周りを引き受け、東城会を警察に売って、
近江連合のナンバー2となったのです。
そして、ついに近江連合と東城会の解散の日。
それに反抗する近江連合残党と春日一番達の戦いが起こります。
ここで龍が如く7外伝とつながります。
伝説たちとの共闘シーンは感動しきりです。
そして、全てが終わった後の荒川真澄との二人きりのシーン。
荒川真澄は、春日一番に全てを話し、謝罪します。
自分の息子である真斗のために、春日一番を刑務所に行かせたこと。
そして、近江連合で存在を示すため、同時に近江連合から逃がすために、春日一番を撃ったこと。
なぜ、春日一番が生きていたのか?というと、長年のヒットマンとして活躍していた荒川真澄の実力であえて急所を外していたから。
そして、近江連合から守るために異人町という場所を選んで春日一番を置き、自分の存在を示して星龍会会長に春日一番を信用させたのです。
全て、荒川真澄の思惑通りだったということ。
なんだかんだ、自分の息子である真斗を守りつつも、春日一番も大事な子として彼なりに守ろうとしていたんですね。
春日一番は荒川真澄の言葉とその想いを全て受け止め、また子分にしてほしいと願います。
荒川真澄はうれしそうに微笑み、
そして、「またな・・・イチ・・・」と二人は分かれたのです。
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荒川真澄の死と沢城のカシラの真相
しかし、荒川真澄と別れたその後、悲劇が起こります。。
春日一番の電話に残されていたメッセージは、荒川真澄が命を落としたということでした・・・。
何者かによって命を取られた荒川真澄。
せっかくの再会の後、二人の間に再び得ていた絆。しかし、それすらもまた奪われてしまったのです。。
そして、さらに解散した後、近江連合は再び青木遼のもとに集まっていました。
荒川真澄の命を狙わせたのはもちろん青木遼。
さらに、青木遼は沢城のカシラに命じて星龍会会長の命までも狙います。
沢城のカシラとの最終対決に乗り出す春日一番。
沢城のカシラはそこで春日に昔の真実を語ります。
40年前、荒川真澄が自分の息子となる真斗をロッカーから救い出したあの夜。
実は、沢城のカシラも同じく自分の子供をロッカーに預けていたのです。
沢城のカシラは当時15歳で、育てられる自信もない子供を捨てるためにロッカーに入れていました。
しかし、そのロッカーを勘違いして壊した荒川真澄が、沢城の子供を連れて行って育てることになったのです。
その後、夜の店の店長が隣のロッカーから荒川真澄の本当の子供を取り出し、自分の店に連れて行って育てました。
その子供こそ、春日一番。
そう、春日一番こそ、本当の荒川真澄の息子だったのです!
一方、沢城のカシラの息子は荒川真斗として育てられたという衝撃の真実が判明しました。
そして、沢城のカシラだけがその真実を知っており、だからこそ、青木遼の命令に逆らうことができなかったのです。
なぜ、沢城のカシラが組の存続に必死だったのか、そして、荒川真澄に絶対的に忠誠を誓っていたのか、荒川真斗の命令に素直に従っていたのか・・・。
そのすべてが、40年前のこの事件に起因していたということ。
真実を語った沢城はそのまま警察に連行されました・・・。
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クライマックス!青木遼との最後の戦いと全ての真相!
しかし、組や青木遼の真実の全てを知っている沢城のカシラを放っておくことはできないと、青木遼は、実の親である沢城のカシラすらも消そうとします。
自分の息子を守ろうとして必死だった荒川真澄と沢城のカシラ。その恩義すらも捨てて、自分の権力と欲望にまい進する青木遼に、ついに春日一番がキレます。
そして、全ての真相を知った春日一番はついに青木遼との直接対決に挑みます。
沢城のカシラにこ〇しを命じた録音があると、青木遼を脅し、ミレミアムタワーにおびき寄せます。
そこには、青木遼に取り入るために、荒川真澄の命を奪った元近江連合の天童もいました。
最終対決は、天童と青木遼との闘いになります。
天童。
元ヘビー級プロボクサーで、八代目近江連合若頭補佐及び直参「龍童会」会長。
近江連合解散の時は、喧嘩好きという理由と自分が権力を握るためにあえて春日一番達の味方になった。
しかし、解散後に再び成り上がるために青木遼の手駒となり、荒川真澄の命を奪いました。
強さという点では、龍が如く8の実質的なラスボス。
その後、ついに青木遼との直接対決です。
春日一番達の芝居に騙され、うっかり「こいつらを始末しろ」と叫んでしまった青木遼。
それが全国ネットに流されたことで、ついに都知事としての実権も全てを失ってしまいます。
もはや逃げ場のない状況で、醜態をさらす青木遼。
それでもなお「若」として、あなたについていく、生まれて初めてできた友達だから・・・!と心から呼びかける春日一番。
龍が如く7のサブタイトルである光と闇の行方。
その本当の意味は、同じ日に生まれた二人、赤ん坊の取り違えで起こった人生。
本来、荒川の息子として権力の椅子に座り、「光」としてすべてを手にしていたはずの荒川真斗。
代わりに「闇」として、真斗を支え続けて収監までされた春日一番。
春日一番は、荒川真斗を同じ日に生まれた兄弟として、涙ながらに生きていてほしいと訴えます。
いい人すぎる春日一番。新しい主人公になっても、皆が大好きになる理由が分かります。
最後まで抗っていた青木遼でしたが、
春日一番の本心と熱い思いに動かされ、
最終的に「かつて好きだった夢乃という女は、変わったオレを見て、生まれ持っての知性と品性があると言った。所詮・・・オレの手に入れたものはその程度のものだったのだ・・・」
と春日一番の声を受け入れます。
二人が和解し、青木遼が自首すると言った時・・・
そこに現れたのが、ブリーチジャパンの久米。
「真っ白にするって・・・正義をなすっていったじゃないですか・・・」
青木遼に心酔していた久米。彼は青木遼を許すことができず、暴挙に出ます。
そして、久米の凶刃が青木遼を貫いてしまったのです・・・。
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龍が如く7エンディングと龍が如く8への重要な伏線。
久米の凶刃に倒れた青木遼は、そのまま帰らぬ人になってしまいます。
「お前は生きろよ・・・イチ・・・どん底からやり直すのも・・・いいもんだよな」
という最後の言葉を残して・・・。
そして、沢城のカシラは終身刑。
自分の息子であった青木遼を失い、最愛の組長も失い、茫然自失な最後となりました・・・。
ただ、まだ生きていて、さらに龍が如く8にも出演が確定しているため、重要な登場人物となります。
そして、それぞれのメンバーも自分の目的を果たします。
警視総監の逮捕を願っていた足立は、荒川組の事務所でわいろのデータを入手し、その送り先に警視総監も含まれていたことをリークし、無事に目的を果たします。
弟を探していたナンバも、実は弟がコミジュルの地下組織にかくまわれていたことを知り、安堵。
ハンジュンギは、自分と同じくジングォン派のはぐれ者たちを助けるためにコミジュルでハンジュンギをあえて名乗り、集まってきた人間を保護する、という目的を明かし、順調に仲間を集めています。
趙は、ナンバー2の馬淵を許し、二度と異人町に帰ってこないように諭します。
春日一番は、これからも仲間達と一緒に異人町で、あぶれた人間を助けるために活動していく、と言い、物語は終幕です。
本当に龍が如く7は仲間を特に大事にする作品というか、これまで桐生一馬という孤高の存在を描いていたシリーズから、仲間と一緒に駆け上がるという、王道RPGの傑作という気がします。
ここから、龍が如く8につながる伏線を解説します。
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龍が如く8への重要な伏線
青木遼の命を奪った久米颯太の行方が未だに不明
本作のわき役かと思いきや、最後の最後に青木遼の命を奪うという大罪を残して逃走した久米。
実は彼の消息は、龍が如く7外伝でも明かされることはありませんでした。
久米は実質的に春日一番にとって、今一番許せない相手のはず。
逮捕されたということも明らかになっていないため、おそらく今後何等かの形で春日一番達の前に現れると思っています。
春日一番を慕う女性たち
今作はRPGということで、ヒロインとの恋愛要素もこれまで以上に大きなものになっていました。
特に、ヒロインのさっちゃん。
彼女は春日一番が好きなこと、そして、ある意味両想いであることが判明しているので、今後どうなるか一番気になるところです。
ただ、ドラクエモチーフなので、もしかしたらドラクエ5のビアンカ達のように、プレイヤーに最後ゆだねられる結末になるのかも。( ̄▽ ̄;)
実際、龍が如く7には一番製菓の鎌滝えりをはじめとして、春日一番に恋する女性がたくさん登場します。
特に、えりは春日一番との結婚も視野に入れている上、メインストーリー上も関わる人物なので、龍が如く8にもでてくるのか気になるところです。
桐生一馬と春日一番の関係
龍が如く7で裏から春日一番を見守る役割を果たし、外伝で実際の状況が明らかになった桐生一馬。
龍が如く8では、ついに彼の長年の夢だった由美の指輪をハワイに持っていく描写が描かれています。
桐生一馬が今後春日一番とどうかかわってくるのか?
桐生一馬は大道寺一派から解放されて、再びアサガオに戻れる日が来るのか?これも重要な伏線です。
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龍が如く7外伝のストーリー考察は以下をどうぞ♪