給料はもらっているのに、給料日前には大変! 貯金したいのにできない!
しっかり貯金したいのに、いつの間にか使ってしまって、なかなか貯まらないなんてことありますよね。
精神論では我慢が大切!なんて言いますが、実際は難しいです。
でも、将来のためにも、欲しいものを買うためにも貯金したい。
そんなときに使えるコツを日常視点で紹介させていただきます。
これを実践すれば、お金がどんどん貯まること間違いなしです。
お金がどんどん貯まるコツって?
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1 まずは消費と浪費と投資を区別してみましょう
まず一番大切なことが、この消費、浪費、投資の三つをきちんと区別してみることです。
たとえば、家賃や光熱費、食費や交通費は日々最低限必要なものなので、消費。
ついコンビニによって買ってしまうお菓子やお酒、娯楽のための費用(特にギャンブル)、割引されていたり、目についたからと「ついで」に買ってしまうものは浪費。
勉強のための講座代や健康のためにジムに行く費用は投資に分類できます。
年収が一千万円を超えていても、この区別ができていないばっかりに、毎月の家計が赤字だらけという家庭もあるようで、どんなに稼いでいても自分がどこにどのように使っているかを把握していないと、「自分はお金持ちだから大丈夫」と考えてしまって、かえって困窮するという結果になってしまいます。
人は収入があればあるほど、それに比例して買えるものやできることが増えて、
結果欲求が肥大してしまうため、お金持ちだから幸せと言えない理由はここにあります。
欲求に振り回されて、結局心休まることなく、最後まで欲望の召使いのように動いて終わってしまうことのないように、きちんと管理する能力が必要です。
消費は最低限、浪費はほとんどなくし、投資に最大限に回す。
これが節約術の基本になります。
2 セール品は買わない? その楽しさ、実は全て仕組まれています
バーゲンやセールのちらし、ふと目に入った何割引きという値札を見て、「買わなきゃ!」と手を伸ばしていませんか?
バーゲンに行くと、いや考えただけでわくわくが止まらない!なんて方もいらっしゃるかもしれません。
実はこれ、脳内でドーパミンが大量に分泌されている結果なんです。
これはギャンブルと同じ現象で、「限定的で、なおかつ得をするかもしれない」という状態で必ず起こる状況。
野生動物は常に食事を得られるわけではありません。だからこそ獲物や果物を見つけると、必死になる必要があったわけで、そのときにドーパミンをドバっと出して特別な興奮と力を発揮するようになっています。
そして人間にもその性質がしっかりと受け継がれています。
ポイントは「限定的」というところ。
これは時間や場所、なんでもいいのですが、「常に」利益が得られるのであれば、人間は興奮する必要すらないので、ドーパミン分泌は抑えられます。砂漠に住んでいない私たちが、水に関してあまり特別に興奮しないのと同じです。逆に砂漠にいて水がほとんど得られない状態なら、水を見つけた途端にドーパミンがドバっと出て、飛びつきに行くでしょう。
そのことを知っているお店は、期間や場所に制限を設けて「特別に」お得なように仕向けるわけですね。
限定品と聞いて、「買わなきゃ・・・」と思っていた方は、「本当に必要なのか?」と一歩立ち止まるようにしてください。
限定品⇒お店が買わせようと心理作戦を仕掛けてきてる、くらいの気持ちがいいと思います。
そうすると、ドーパミンが出た人々は興奮状態になって判断能力を低下させた結果、焦って特に必要の無いものまで買いに走ることになります。お店はそこを狙っているわけです。
そしてドーパミンが落ち着いて冷静になった後、つまり家に帰ってから後悔したりすることになります(経験あり(笑))。
「でも、安いのは事実だし、セールに行かないなんて・・・」という方。
その通りです。安いのは事実ですから、お店の誘惑にまんまと乗らないで賢く買うようにしましょう。
そのために有効な方法が、まず「買うものを事前に決めていく」方法。
あらかじめ冷静な状態で目星をつけておくと、それは本当に必要な物ですから、お店の罠にまんまとハマることがなくなります。欲求は時間と共に薄れていきますから、お店で「そんなにいらないかも?」と逆に判断できることもあります(通販で時間制限を設けるのはこのためです)。
「でも、せっかくのセールなんだから、その場に行って楽しまなきゃ!」という方。
それもその通りです。バーゲンは特に女性にとっては遊園地みたいなもの。その雰囲気が楽しいし、見てるだけでわくわくする人生の醍醐味とも言えるかもしれません。
でも、使うのはあなたが人生という時間を削って得たお金です。つまり人生そのものと交換しているようなもの。
本当に必要なのか判断する領域は残しておきましょう。
ここで、知っておくべきなのが、「アンカリング効果」です。
3 セールの罠。アンカリング効果とは
たとえば、セール品!と書かれた商品の横に、全く値引きのない商品や「セール対象外」と書かれた札を見たことありませんか?
「セールなのに、わざわざそんなもの買う客はいないよ。なんで並べてるんだ?」と疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこれにも立派な意味があります。
人は常に何かを比較する生き物です。
商品の品質で
「ものすごくいいけど、ものすごく高いA」
「品質はまぁまぁで、値段も真ん中のB」
「値段は安いけど、品質は悪いC」
の三つがあると、大多数が真ん中の商品を選びます。
それは企業も分かっているため、「わざと」ありえない高い値段や悪い品質の商品を一緒に並べておくのです。
その二つは利益が出なくてかまいません。本当に売りたいのはBだけだからです。
この例のように、セール品と普通の品をわざと並べることで「お!セールで安い!よし買おう!」とうまく誘導しているわけです。
これをアンカリング効果(アンカ―とはイカリ⚓のこと)と言います。
船からイカリを下ろすように、人は最初に見た、あるいは隣にある商品と比較して「安い」と感じると抵抗がなく、買ってしまう。
だから店舗にとってはセール品が売れれば儲かるため、普通の値段の商品をあえて並べておくわけです。
これはスーパーでもよくあります。
激安で有名なスーパーも、セールを大々的にアピールし、人を集め、ドーパミンを放出させ、結果的にそう安くはない、あるいは高い商品もついでに買わせて利益を取っているわけです。
面白いので、ぜひスーパーで実際に見てみてください。激安だから全部安いのかと思ったら、意外と普通以上の値段で売られているものが結構あります。
セールはお店が儲かるからやるもの。
この認識があるかないかで、お店にうまく誘導されることが激減しますからぜひ試してみてくださいね。
次回はさらに細かく損をしない方法についてお知らせします。
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