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- ドクターストレンジマルチバースオブマッドネスネタバレ徹底考察!最後の紫の魔女やイルミナティメンバーは誰なのか?ワンダビジョンや前作までのあらすじも解説!【ドクターストレンジ2考察】
ドクターストレンジマルチバースオブマッドネスネタバレ徹底考察!最後の紫の魔女やイルミナティメンバーは誰なのか?ワンダビジョンや前作までのあらすじも解説!【ドクターストレンジ2考察】
以下、画像はディズニー©マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©より一部引用して考察します。
この記事ではあらすじを追いながら細かく考察していきます。
未見の方やマーベルを全作追っていないよ!という方向けに書いていますので、ご了承ください。
ドクターストレンジマルチバースオブマッドネスおよび関連作品のネタバレを大いに含みます!未鑑賞の方はご注意ください!
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ドクターストレンジマルチバースオブマッドネスにつながる関連作品のあらすじを解説!(ネタバレ注意)
ドクターストレンジマルチバースオブマッドネスは、これまでのマーベル作品を全て追っていると、なるほど・・・!と思える箇所がたっくさんあってすごく楽しめますが、まったくゼロの状態から見ると、「え?」と普通のアクション映画を見ただけのような感覚で終わるかもしれません。
そのため、特に絶対重要な作品のあらすじを以下に解説するところから、始めようと思います!
特に重要なのが、ドクターストレンジとワンダが出てくる作品群です。
1ドクターストレンジ1
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
ドクターストレンジマルチバースオブマッドネスを見る上で、欠かせない関連作品は多岐に渡りますが、まず絶対に外せない前作ドクターストレンジのあらすじと重要な部分のみ簡単に考察したいと思います。未見の方向けです。
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
主人公は、スティーヴン・ヴィンセント・ストレンジ。
もともとは天才的な脳神経外科医でした。
性格は臆病ながらも傲慢で自信家。
しかし、学会に向かう途中で運転していた車の事故により、外科医の要である両手の神経に損傷を追ってしまいます。。(しかも、スマホのわき見運転で)
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
ケガのせいで自分の全てだった外科医の仕事を続けられなくなってしまったストレンジ。
元恋人であったクリスティーンが支えようとしますが、それすらも拒否してつらく当たってしまうストレンジ・・・。クリスティーンは愛想をつかして出て行ってしまいます。。
お金も地位も職業も全て失ったストレンジは、「不随になった体を再生させた男」のうわさを聞いて、会いに行きます。
そこで聞き出したのが、ネパールのカトマンズにある「カマー・タージ」という寺院。
そこでは、魔術を用いて肉体さえも超越した力が手に入るというのです。
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
カマー・タージにて、ソーサラースプリームという世界最高の魔術師であるエンシェントワンのもとで修行を積み、魔術師として覚醒したストレンジ。
魔術によってマルチバースにアクセスし、空間の移動も可能になる能力を手に入れます。
しかし、師であるエンシェント・ワンのかつての弟子であったカイシリウスが、暗黒次元の支配者であるドルマムゥの力を得て、永遠の命を得ようと画策し、その結果、世界は滅びうることを知ります。
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
カエシリウス。師匠であったエンシェントワンが、実は暗黒次元魔法を使って不老の力を得ていたと知り、自分も永遠の命のために、ドルマムゥという暗黒次元の支配者とつながろうと画策した。
しかし、カエシリウスと戦ったエンシェントワンは卑怯な手によって敗れてしまうのです。
エンシェントワンの意思を受け継ぎ、ソーサラースプリームとして世界のために立ち上がるドクター・ストレンジ。
ストレンジは、同じく弟子であったモルドや、書庫の管理人ウォンと共にカエシリウスとドルマムゥに立ち向かいますが、圧倒的な力を持つ敵に一度は世界を滅ぼされかけます。
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
暗黒次元の支配者ドルマムゥ。異次元のロボットであり、エネルギーが実体を得た存在。最強の敵でもある。人々の恐怖をエネルギーとする。
暗黒次元から現実の地球を支配しようと画策する。
しかし、初代魔術師のアガモットが残した、アガモットの目(タイムストーン)と禁断の魔法である「時間退行」によって、タイムリープ世界にドルマムゥを閉じ込めることに成功し、タイムリープから解き放つことを条件に、地球からの撤退を取引します(「ドルマムゥ、取引だ」がここでの有名なセリフ)。
永遠に閉じ込められることを嫌ったドルマムゥ。
結果的に、ドルマムゥはカエシリウスを永遠の世界(苦)に連れていくと同時に地球から撤退し、世界は守られたのです。
カマー・タージにストレンジを導いた兄弟子のモルド。正義感が強いが、心に柔軟性がなく、それをエンシェントワンに見抜かれていた。
禁断の魔法は、自然の摂理を壊し、それは巡り巡って世界を滅ぼすと信じており、ストレンジと敵対することになる。
しかし、仲間だったモルドは、自分の尊敬していた師匠のエンシェントワンが、禁断の暗黒次元魔法を用いていたことに失望し、さらに、自然の摂理を犯す魔術師は世界にあだなす存在だと認識するようになります。
その結果、エピローグにて、世界の魔術師狩りを行う姿が描かれました。
その後、ストレンジの命も狙うようになります(もともとモルドはストレンジシリーズのヴィランとして登場するキャラクターです)。
また、最後に元恋人であったクリスティーンとの別れのシーンも描かれています。
魔術師として世界のために戦うのではなく、
「I wanna be with you(君と一緒にいたい)」と話すストレンジに、
そっと頬にキスをして去っていくクリスティーン。
かつてストレンジの恋人だったクリスティーン。しかし、ストレンジの「メスは自分で握らないと気がすまない(他人にゆだねない)」性格を悟った彼女は、ストレンジと別れることを決意します。
作中でストレンジは何度かメスを他人に握らせる寛容さを身につけますが、最終的に、医師としてクリスティーンと歩む道ではなく、ソーサラースプリーム(至高の魔術師)ドクター・ストレンジとして、世界のために生きていく選択をしたストレンジは、彼女と袂を分かったのです。
これが、ドクターストレンジ2の伏線にもなっています。
ドクターストレンジ2は、最低限この作品だけ見ていればなんとなく分かりますが、その他にも複数の作品が関係しているので、以下にさらにそれらの作品をざっとご紹介します。
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2アベンジャーズ
アベンジャーズは書き出すと、それだけで数ページになってしまうので、ここではドクターストレンジに関連する部分のみ書きます。
アベンジャーズではインフィニティウォーとエンドゲームにドクターストレンジが登場しました。
インフィニティストーンを手に入れて、全宇宙の半分の人口を消滅させようというサノス(タイタンのエターナルズとして知られる超人種の突然変異の異星人)との闘いが描かれた本作。
重要なのは、ドクターストレンジに登場した「アガモットの目」が、実はインフィニティストーンの一つである「タイム・ストーン」であったということ。
そして、ストレンジは「未来視」によって1400万605通りの世界から、唯一サノスに勝てる道筋を見出します。
そして、タイムストーンをサノスに渡す代わりに、アイアンマンの命を救うように交渉したのです。
その後、一度は世界の半分が滅ぼされてしまいます・・・。
しかし、エンドゲームでは、そのアイアンマンの犠牲によって、サノスを倒すことに成功したのです(ストレンジの見た勝ち筋通り)。
一方で、タイムストーンは失われ、以後ストレンジは時を操る能力を失ってしまいます。ただ、アガモットの目だけは、それ以外の能力もあるということで身に着けています。
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3スパイダーマン ノーウェイホーム
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
そして、スパイダーマンノーウェイホーム。
ここでは、マルチバースが本格的に始動します。
エンドゲーム後の世界。
スパイダーマンの前作で、スパイダーマンの正体が全世界に知られ、しかも、悪名として広まってしまったピーター。
ピーターの友達も含めて大学進学が絶望となってしまいます。
そこでピーターが頼ったのが、ドクターストレンジ。
MIT(マサチューセッツ工科大学)に合格するために、人々の記憶から自分の正体を消してほしいという願いを聞いて、魔術を使ってあげるストレンジ。
しかし、スパイダーマン(ピーター)の邪魔によって、禁断のマルチバースが開いてしまい、複数の次元からスパイダーマンのヴィラン達が大集合しました。
最終的に、ヴィランを倒し、それぞれの世界に帰すためにピーターの記憶を全世界から消し去ることで、マルチバースは収まったのです。
マルチバースという概念はずっとあったのですが、今いる宇宙とは別の宇宙にもまた同じような自分がいて、それは少しずつ違っている、というパラレルワールドを強く認識させる作品になっていました。
それが、ドクターストレンジマルチバースオブマッドネスではより具体的に描かれることになります。
この他にも、ドクターストレンジが登場する作品として、ソーやホワット・イフ…?等もあります。その辺はあらすじを考察しつつ、書いていこうと思います。
ただ、ドクターストレンジマルチバースオブマッドネスで重要なのは、ワンダを描くワンダビジョンです!
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4ワンダビジョンのあらすじ解説
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
ドクターストレンジマルチバースオブマッドネスのもう一人の主人公として、絶対に避けて語れないのが、ワンダこと、ワンダ・マキシモフです!
(xmenでヴィランとしての登場が初)
ワンダもまたアベンジャーズ等で登場してきたヒーローの一人。
登場は、キャプテンアメリカ/ウィンターソルジャー、アベンジャーズエイジオブウルトロン、シビルウォー、アベンジャーズエンドゲーム、そしてワンダビジョンです。
もともとの話をすると、ワンダはアイアンマンことトニースタークの会社の兵器によって両親を失い、その後も苦しめられて育った過去を持ち、トニーに憎しみを持っていました。
そして、「ヒドラ(元ナチスの極秘科学部門であった秘密結社でキャプテンアメリカの敵組織)の人体実験に志願して超能力を手に入れた強化人間になったのです。
そのため、アベンジャーズも途中までは敵として登場していたのです。
しかし、シビルウォーからインフィニティウォーに至る中でヴィジョンというアンドロイドとの心の交流を経て、二人は恋人となり、そして最終的にヴィジョンと共に人類の味方のアベンジャーズの一員としてサノスと戦ったのです。
一方、サノスを打倒すことには成功したものの、その代償として、大好きだったヴィジョンはサノスに壊されてしまいます。。。その後もヴィジョンを復活させることもできず、彼女は絶望します。。
世界を救ったのに、愛する人は失い、希望もなくなってしまった・・・。
ここから、ワンダビジョン(ドラマ)につながります。
全部書くと長くなるので、ここではワンダビジョンの中核のあらすじを簡潔に書きます。
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
ワンダビジョンでは、郊外のウエストビューという町に愛するヴィジョンと共に引っ越し、双子の子供であるビリーとトミーにも恵まれるところから始まります。
最高に幸せそうな家族を築いていたワンダ達。
あれ?アベンジャーズでヴィジョンは破壊されたよね?となってしまいますが・・・、実はこれこそが、ワンダヴィジョンの本当の意味。
アベンジャーズで恋人ヴィジョンが破壊されたのは事実であり、実はその後、政府機関ソードによって、彼の肉体は回収・分解され、「ザ・ヴィジョン」として戦闘用兵器として作り直されていたのです。
その解体の現場を目撃してしまったワンダ。
愛する者の最後の扱いに絶望したワンダはパワーを暴走させて、訪れたウエストビューの街を改変。その名の通り「ヴィジョン(幻想)」自分の理想通りの架空世界を作り出し、そこで幸せな家庭生活を送っていたのです。
つまり、傍にいるヴィジョンも、子供たちも全てワンダが魔法で創造したものであり、もともと暮らしていた住民たちはその犠牲者とも言えます。
そして、その圧倒的な創造の魔法の力「カオス・マジック」を狙い、敵としてアガサ・ハークネスという魔女が登場したのです。
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
アガサ・ハークネスは「ダークホールド」という禁書を持ち、スカーレットウィッチのカオスマジックの力を手に入れようとする存在でした。
ダークホールドには、スカーレットウィッチという存在が作り出され、ドクターストレンジのソーサラースプリームさえも凌ぐ存在になる、と記載されていたのです。
その力を狙ってワンダに近づき、カオス・マジックの能力を奪おうとしたアガサ。
その戦いの中で、ワンダは強化人間の前にもともと魔女の潜在能力を持つ存在であり、最強の魔法使い「スカーレットウィッチ」だったと判明し、その能力が覚醒しました。
そして、アガサから全ての魔女の能力を奪い取り、ダークホールドさえも入手したのです。
一方、最後に自分が作り出した架空のウエストビューを元に戻し、住民たちを元の生活に戻すことにしたワンダ。
彼女は愛するヴィジョンや子供たちと別れ、息子たちを寝かせて「ママを選んでくれてありがとう」と言いながら幻想を消滅させ、街をもとに戻したのです・・・。
悲しい結末・・・・(´;ω;`)
そして、一人、山奥の小屋にこもり、手に入れたダークホールドを読んでいます。
しかし、その最中に、息子たちの叫び声が聞こえてきて・・・。
ここから、ドクターストレンジマルチバースオブマッドネスに直接つながることになるのです!
カオス・マジックとはなんぞや?とか、いろいろ疑問があると思いますが、その辺はドクターストレンジマルチバースオブマッドネスのあらすじを書きつつ、考察していきたいと思います!
以下、ドクターストレンジマルチバースオブマッドネスの本編のあらすじのネタバレを大いに含みますので、超絶ネタバレ注意でお願いいたします!
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2ドクターストレンジマルチバースオブマッドネスあらすじ考察
1マルチバース空間で逃げるディフェンダーストレンジとアメリカチャベス
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
冒頭は、ポニーテールのドクターストレンジと謎の少女アメリカ・チャベスが怪物に襲われるシーンから始まりました。
ストレンジと少女が捜していたのは、ヴィシャンティの書。
しかし、書を手に入れる寸前の所で、二人は怪物に捕まってしまいます。
怪物の目的は、少女アメリカ・チャベスの力。
それを奪い、我が物にしようとしていたのです。
「すまない・・・こうするしか・・・分かってくれ」
そして、ストレンジはまさか、捕まった少女の力を自分のものにしようと吸い取り始めます。
「壮大な目的のためには犠牲もやむを得ない」
そこには、まるでサノスのようなストレンジがいました。
絶望する少女アメリカ。
その時、怪物の触手がストレンジを貫き、ストレンジは絶命します。
同時に、少女の力が発動し、彼女は別の時空へと吸い込まれていったのです・・・。
そして、目を覚ますドクター・ストレンジ。
彼が見ていたのは夢だったのか、それとも・・・?
【もう一人のストレンジ ディフェンダーストレンジとは】
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
いきなりポニーテールなストレンジが出てきてびっくりしますが、彼はディフェンダーストレンジ。
マルチバースの別の宇宙で存在するドクター・ストレンジです。
いつものドクター・ストレンジと違うのは、性格がより大胆かつ向こう見ずであり、世界のためなら犠牲もやむなしと考えているところ。
また、スペイン語が堪能という特徴もあります。
そして、彼は後に復活することになるのです・・・。
2クリスティーンの結婚式
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
ストレンジが向かったのは、教会。そこでは、元恋人のクリスティーンの結婚式が行われていました・・・。
もちろん、相手はストレンジではありません。
1の最後に、魔術師として世界のために生きることを選んだストレンジ。
二人は別々の道を歩むことになりました。
かつての同僚だったドクター・ウエストがストレンジに語りかけます。
「他に道はなかったのか?」
「・・・なかった」
「お前は彼女を取り逃がしたんだ」
ストレンジの目には涙が浮かんでいました。。。
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
本当に愛していたクリスティーンの花嫁姿を見て、涙ぐむストレンジ。
気丈にふるまってはいたものの、彼はやっぱりクリスティーンを愛していて、もう自分の手には入らないという絶望と必死に戦っているようにも見えました。
その後、一人で飲んでいたストレンジのもとに、クリスティーンがやってきます。
「犠牲を払うしかなかった・・・君を守るために」
クリスティーンもまた、その声に答えます。
「どうせ続かなかったわ。あなたを愛するのは無理だったの・・・あなたは、自分でメスを握らないと気がすまない人だから・・・」
これは1のセリフとまったく同じですね。
クリスティーンもストレンジを本気で愛していて、彼を理解していたからこそ、結ばれるのは無理だと悟ったのでしょう。
クリスティーンが求めていたのは、自分で突き進む人ではなく、共に歩んでくれる人。
その相手こそ、結婚した相手だったのだと。
失恋は本当につらいので、ここのシーンはかなりぐっとくるものがあります。。。
しかし、ストレンジの悲しみの最中にも敵の襲撃は待ってくれません。
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
現れたのは、ストレンジが夢で見た少女アメリカと、それを追っていた目玉のモンスター「ガルガントス」。
ストレンジは現れたウォンと共に、ガルガントスと戦います。
目玉を抜き取って辛勝したストレンジたち。
突如現れた少女、アメリカ。
ストレンジは夢でみた彼女に事情を聴きます。
アメリカは、別の宇宙へ行くパワーを持っており、マルチバースを行き来する能力があるとのこと。
しかし、そのパワーは制御できず、恐怖によって勝手に発動するというのです。
さらに、そのパワーを狙って敵が襲ってくるため、別宇宙のストレンジと共に、
「どんな敵さえも打倒せる」ヴィシャンティの書を入手しようとし、結果的に、そのディフェンダーストレンジは命を失ってしまったとのこと。
そう、それはまさに、ストレンジが夢で見た通りの話だったのです。
探すと、そこにあったのは確かに、もう一人の自分であるディフェンダーストレンジの遺体でした。
別宇宙の自分さえも倒すような敵が、少女を狙っていると知ったストレンジは、かつてアベンジャーズでともに戦った、ワンダに助けを求めに行くのです。
【ガルガントスの正体はシュマゴラス?】
pvを見たときに、触手と目玉から、ついにシュマゴラスが登場!と思っていましたが、パンフレットによると今回登場した敵は、ガルガントスとのことです。
シュマゴラスは、異界カオスディメンションの混沌の神であり、ありとあらゆる生命の根絶を企む神、とされています。
もともとは師エインシャント・ワンの命と引き換えに倒すほどの宿命的な大敵であり、最強の敵でした。
今回のガルガントスは見た目が完全にシュマゴラスなので、どういうことなのかな?と思ったら、どうやらカプコンとの権利関係などで、名称を変えたようで・・・(;´▽`A“
最終的に、マッドネスではネイモア・ザ・サブマリナーのヴィランである「ガルガントス」となったようです。
今作では、かなり序盤に目玉を掘り出されてあっけなく?倒されてしまった彼ですが、もともとはすごい邪神の敵だったということを書き添えておきます。
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3ワンダがスカーレット・ウィッチとしての正体を現す
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
アベンジャーズでともに戦ったワンダの協力を求めに、ワンダの隠居していたリンゴ園を訪れたストレンジ。
しかし、ワンダはなぜか襲われた少女の名前が「アメリカ・チャベス」であることも知っていたのです・・・。
そこで、ハッと気づくストレンジ。
ワンダが手にしていたのは、ワンダヴィジョンで最後に手に入れた本「ダークホールド」。
ダークホールドは読んだ者の心を堕落させてしまう・・・。
そう、ワンダヴィジョンの最後に登場したワンダは、既にダークホールドに汚染されており、さらに、そこに描かれたスカーレット・ウィッチとして完全に覚醒した存在だったのです。
「アメリカを渡しなさい。あくまで平和的に・・・」
まさか協力を頼みに行った相手が、真の敵であり、さらに、ガルガントスを呼び寄せてアメリカを襲わせていたのも、ワンダだと判明します。
「なぜ・・・」と問うストレンジに、
「ただ、子供たちと暮らしたいの」
と答えるワンダ。
ワンダの目的は、ワンダヴィジョンで作り出した幻影ではなく、マルチバースに存在する本物の自分の子供たちと幸せに暮らすこと。
スカーレット・ウィッチは全マルチバースを支配する存在とされており、宇宙の支配者でもあるとのこと。
そして、子供たちを手に入れて、守るためなら、どんな犠牲も厭わないというのです。。。
「あなただってサノスにタイムストーンを渡したじゃない?私だけ悪者になるのは不公平よね?」
とストレンジに不敵に笑うワンダ。
そこには、自分の欲のためなら、他はどうなってもいいという欲に取りつかれたスカーレット・ウィッチであり、もうかつてのワンダはいなかったのです。。
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
そして、ストレンジと決別したワンダは、ストレンジとウォンたちが守る「カーマ・タージ」を襲撃します。
世界最高の魔術師である至高の魔術師ウォン&ストレンジと、その弟子たちが集まって防戦しますが、スカーレットウィッチのカオス・マジックの前に手も足も出ません。
完全にヴィランとなってしまったワンダは、魔術師たちの心を操り、容赦なく、粉みじんにしていくのです。。。
その姿はもはや恐怖そのもの。
貞子のように、ホラー映画さながらに、ワンダはアメリカの力を求めて、襲ってくるのです。
そして、手も足も出ないストレンジたち。
最終的に、パワーを奪われる寸前にまで行きますが、アメリカの恐怖心により再びポータルが開き、ストレンジとアメリカはまた別の宇宙へと飛ばされることになったのです。
【カオス・マジックとワンダの能力について解説】
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
ワンダはもともとヒドラの実験で作られた強化人間であることは書きましたが、
ワンダは超能力、念動力、空中浮遊、バリア、テレパシー(マインドコントロール等)を使うことができました。
これらはヒドラによる肉体強化によって得た能力です。
カーマタージを襲う際には、主にこの力を使っていたように見えました。
(ワンダ曰く、「理性で力を抑えてあげている」)
それに加えて、スカーレット・ウィッチのカオスマジックがワンダ・ヴィジョンで覚醒しました。
カオスマジックとは、まさに究極の魔法であり、「無から有を創造する力」とされています。
すなわち、
現実改変能力であり、自分の思うがままに現実を改変し、生命を創造したり、望んだものを召喚したり、時間を操作したり、天候を操作したりもできます。
言うなれば、もはや神と同等の力ということです。
その力は、魔術師最強の存在である至高の魔術師(ソーサラー・スプリーム)さえも凌ぐとされていますが、その能力を見れば納得という気がします。
ガルガントスを呼び出したのも、カオスマジックの力とも言えそうですね。
ただ、そんな最強の力を持つワンダですが、その影響はあくまで今の宇宙に限定されます。
マルチバースに干渉して、全宇宙に影響を及ぼすためには、アメリカのパワーが必要であり、それゆえに彼女を追っていたということ。
全宇宙を自分の創造通りに改変できれば、完全に神になり、思いのままですもんね。。
そして、他の宇宙に実在する自分の子供たちを手に入れて、幸せになりたかったとのこと。
ただ、アメリカの力を手に入れるまでは、ダークホールドを使用して、一時的にマルチバースに干渉しているようです。
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
ストレンジとアメリカに逃げられ、さらにダークホールドを破壊されてしまったワンダは、ウォンと共に、ワンダゴア山の禁じられた地の壁に描かれた暗黒呪文を通して、マルチバースに干渉しようとします。
ここは最初の悪霊であるデーモンが作った墓所とされていましたが、その実、ここはいずれ現れるスカーレットウィッチを迎え入れるための玉座でもあったのです。
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4別宇宙でモルドと再会。ついにイルミナティとプロフェッサーXが登場!
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
移動するマルチバースの中には、ペンキとして生きている世界観やコミックになっている世界観があった。このコミックの世界が我々のいる世界かもしれない。ちなみに、ドクターストレンジのいる元世界はアース616と言うようだ。
ワンダに襲われ、アメリカの発動したポータルに吸い込まれたストレンジたち。
彼等は、マルチバースに流され、さまざまな世界を漂流します。
そして、たどり着いたのが、アース838。
この世界ではアベンジャーズではなく、イルミナティというスーパーヒーローの組織が世界を守っていました。
たどりついたアース838で、サノスを倒したヒーローとして建てられていたストレンジの銅像。この世界ではストレンジは既に他界している。
しかし、この世界のストレンジは、「ダークホールド」のドリームウォーク(他の世界のストレンジの身体に入り込む)を通して、サノスを倒す方法とヴィシャンティの書を探し、複数の別宇宙同士の境界をあいまいにした結果、「インカージョン」という複数の世界を消滅させてしまう大罪を犯していたと判明。マルチバースに干渉してはいけないという理由がここにありました。
最終的に、ストレンジはイルミナティのメンバーに、大罪を償うために、自らの消去を願い出て、命を絶っていた。
アース838のモルド。最初はストレンジたちを温かく迎え入れたように見えたが、内実はもともとの地球のモルドと同じく、自然の摂理を犯すものは生かすべきではない、という思想だった。
そして、ストレンジたちを拘束し、イルミナティの元へ連れていく。
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
イルミナティに危険人物として拘束されたストレンジとアメリカ。
「真実を教えよう」
そこに現れたのは、まさかのXMENのプロフェッサーXこと、チャールズ・エグゼビア!
XMenの中でも最強の能力者の一人であり、私も大好きなので鳥肌もの・・・!
彼が語るには、実はイルミナティは、かつて複数の世界を崩壊に導いたストレンジ自身が呼びかけて作ったものだというのです。
その目的は、世界を消滅させてしまうインカージョンを再び起こさないように監視することも含まれていました。
そして、それを引き起こす可能性のあるストレンジだからこそ、拘束されてしまったのです。
【イルミナティのメンバーを紹介】
イルミナティはアベンジャーズとは別の秘密結社であり、原作にも登場します。
原作では↑の画像の6人となっていますが、マルチバースオブマッドネスでは、ストレンジとアイアンマンは既に消滅しているため、その代わりに、ソーサラー・スプリームになったモルド、「ファースト・アベンジャー」のキャプテン・カーター、「インヒューマンズ」の王ブラックボルト、マリア・ランボーバージョンのキャプテン・マーベル、「ファンタスティック4」のリーダーであるミスター・ファンタスティック、そしてプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアの6人となっていました。
詳しくは、最後の考察まとめで紹介します。
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5ワンダの急襲。イルミナティ全滅。
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
イルミナティに拘束されていたストレンジ。
彼は必死に、自分以上の脅威がまもなくやってくると伝えますが、イルミナティは自分達の力を過信して、とりあおうともしませんでした。
結果的に、アース838のワンダの体を乗っ取ってやってきた彼女にイルミナティはなすすべもなく、全滅してしまいます・・・。ヒーローが無残に残酷にやられるシーンは衝撃・・・。
唯一、プロフェッサーXのチャールズは、ワンダの心に干渉して、彼女の本当の善の心に近づきますが、それすらも失敗。反対にチャールズの精神と身体が乗っ取られて命を落とすことになりました。。。
ゾンビそのもののように襲ってくるワンダから、必死に逃げ惑うストレンジとクリスティーン、そしてアメリカ。
しかし、ワンダの圧倒的な力の前に、ついにアメリカは捕らえられ、さらにストレンジとクリスティーンは別の次元へとさらに飛ばされることになったのです。
6シニスター・ストレンジ登場
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
ストレンジとクリスティーンが飛ばされた新しい世界。
そこは既にインカージョンによって崩壊寸前となっていました。
そのサンクタムにいたのが、この世界のストレンジである、シニスター・ストレンジ。
彼の持つダークホールドを使ってアメリカを助けようと考えたドクター・ストレンジでしたが・・・。
第三の目を開眼させていたシニスター・ストレンジ。
ここにいたシニスター・ストレンジは、ダークホールドを使った結果、完全に堕落してしまった悪のストレンジであり、愛するクリスティーンと結ばれるためだけに世界を崩壊させても構わないという思想を持っていました。言うなれば、失恋を拒否した世界線です。
ドクター・ストレンジが連れてきた838のクリスティーンをよこせ!と迫るシニスター。
ダークホールドとマルチバースに干渉して、いくらクリスティーンと結ばれる世界を探しても、全て失敗していたシニスターは、完全にクリスティーンを手に入れるという妄執に囚われていました。。
彼も愛する人と一緒にいたいという純粋な動機だったのですが、ワンダと同じく、それに歯止めが利かなくなってしまったんですね。。
二人は、音楽を魔法として戦い、最終的にドクター・ストレンジがハープの音で不意をついたことで勝利します。
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
ついにダークホールドを手に入れたドクター・ストレンジ。
禁断の書を用いて、彼はワンダからアメリカを取り戻すために戦うことを決意します。
そこで、ドクター・ストレンジが使ったのが、まさかの冒頭で出てきたディフェンダーストレンジの遺体だったのです!
ダークホールドを使うと、マルチバースにおける他の宇宙の自分の肉体に入り込むことが可能になる。それは生きている者に限らない。
自分達の616の宇宙に遺体としてたどり着いて埋葬されたディフェンダーストレンジは、結果としてアメリカを守ることにつながったんですね。
ただ、死者を使うことは魔術界では絶対禁忌であり、地獄から「呪われし悪霊」が現れて、地獄に引きずり込もうとしてきます。
しかし、その悪霊すらも利用するのが魔術師ということで、ドクター・ストレンジは、悪霊を自らに宿してワンダと戦うことになったのです!
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7マルチバースオブマッドネス クライマックス
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
悪霊の力さえも取り込んだゾンビストレンジ。その姿はもはやコミカルでさえある。
ワンダVS悪霊ストレンジの戦いは、最初はストレンジが有利かと思えましたが、やはり最強のスカーレットウィッチの力になすすべもなく、ゾンビストレンジも敗れてしまいます。
しかし、その戦いを見ていたアメリカは、ストレンジの「自分を信じろ。自分の力を・・・」という声を聴いて、初めて自分のパワーと向き合ったのです。
最初に一緒に旅をしたディフェンダーストレンジは、アメリカの力を奪い、世界のために彼女を犠牲にしようとしました。
しかし、この世界のドクター・ストレンジは、あくまで彼女にその力をゆだね、信じたのです。
これはきっと、クリスティーンの1からのセリフ「あなたは自分でメスを握らないと気が済まない性格」と諭されたことにもつながってくると思います。
そして、信頼を得たアメリカは、その最強のパワーを解放し、ワンダを「彼女が望む世界」へと飛ばします。
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
そこは、ワンダが望む、子供たち二人と幸せに暮らす宇宙。
子供たちを見てうれしそうにするワンダでしたが、子供たちはワンダの姿を見るなり、「魔女が来た!」と恐れて逃げ回ります。
さらに、現れたこの世界のワンダを襲う姿を見て、完全に子供たちの恐怖の対象となってしまったワンダ。
「私は誰も傷つけたりしない・・・私は怪物なんかじゃない・・・」
こんなはずじゃなかった・・・。これは自分の望む姿じゃない、ということに気付き、遂に彼女は崩れ落ちたのです。
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
涙を流すワンダに、この世界のワンダが語ります。
「この子たちは私が愛します」
字幕ではこうなっていましたが、英語ではThey’ll be lovedなので、
きっと、ワンダが言ったことは、「子供たちは私にもあなたにも愛されているのよ(だから、心配しないで)」という意味かと思います。
ワンダの目的はあくまで、子供たちを愛し、守ること。
それは何も自分ではなく、他の宇宙の自分にまかせてもいい・・・・。
そう思えたワンダはついにダークホールドの誘惑から解き放たれたのです。
そして、ワンダは全ての元凶となったダークホールドを全宇宙マルチバースから破壊し、同時に、ワンダゴア山の呪文もろとも自身を消滅させる道を選んだのです・・・。
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
ワンダをずっと追っているとなんとも悲しい結末・・・(´;ω;`)
愛する者をとことん奪われ、最強の神に匹敵する力を手に入れても、孤独に苦しんだ彼女は、最後の最後まで、自分の願いが叶うことはなく、消えていきました。
しかし、その顔はどこか穏やかで、解き放たれていました。
それはマルチバースにおいて、幸せな世界が存在し、その世界のワンダを信頼しまかせることができると確信したからなのでしょう。
8マルチバースオブマッドネス エンディング
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
アメリカを助け出し、再びシニスター・サンクタムに戻ったストレンジ。
そこでは838のクリスティーンとのお別れが待っていました。
「帰らなきゃ」
という彼女に対して、
「全ての宇宙で君を愛している」
と語るストレンジ。
ストレンジは自分の正直な気持ちを伝え、自分の中の怖れと向き合う決意をします。
正直、838のクリスティーンの世界には既にストレンジはいないし、この二人が結ばれてもいい気がしますが、マルチバースで干渉をしすぎると、インカージョンで二つの世界が崩壊してしまうということなので、それができないのがつらいところです・・・。
そして、元の世界に戻ったストレンジはウォンの「幸せか?」
という問いに対して、
「世界を救うだけが幸せじゃなかった。だが、この人生に感謝している。共に苦しむ仲間がいる」
と答えます。
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
アメリカもまた、「あなたの宇宙に落ちてよかった」とストレンジに感謝を述べます。
そして、アメリカはカーマ・タージにて修行をするのです。
最後は、ストレンジが壊れていた時計を修復するシーンで終わります。
「私があなたをどれほど愛しているか、時間が教えてくれるわ クリスティーン」
事故の時からずっと壊れたままだったクリスティーンからもらった時計。
それを修復したということは、きっとストレンジの中の心の時計が動き出した=新しい道を歩みだす覚悟ができたことを暗示しているのでしょう。
この世界では確かにクリスティーンと結ばれなかったし、シニスターストレンジが試したように、マルチバースでどんなに試しても、クリスティーンとは結ばれなかった。
でも、それでも愛していたし、愛せた自分を誇りに思う、という気持ちが込められているような気がします。
そして、その気持ちを確実に言葉で伝えることができた、というのも、きっと彼の心を軽くしたに違いありません。
真に人を愛するとは、その人を自分のものにすることではなく、その人の幸福を願うことと言われますが、マルチバースを旅したことで、さまざまな可能性の自分と出会ったこともまた、今のドクターストレンジの心の解放に貢献したような気がします。
ちなみにクリスティーンがストレンジに送ったこの時計。
ジャガー・ルクルト マスター・ウルトラスリム・パーペチュアルというもので、正規店価格で税込み2,295,000円だそうです・・・。
クリスティーンがいかにストレンジを愛していたか分かる気もしますが、時計だけで200万円超とは・・・(;´▽`A“
以下、いろいろ思うところがあるので、謎と伏線を考察していきます!
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マルチバースオブマッドネス クレジット解説 最後に出てきた紫の女性は誰?ドクターストレンジ3への伏線。
恒例のエンディングクレジットの途中での次回作への伏線!
今回は、街を歩いていたストレンジの背後から「ドクター・ストレンジ」と声をかけられるシーンでしたね。さらに、ストレンジには「第三の目」が開眼しました。
てっきり、ここからスパイダーマンにつながる?と思ってしまいましたが、
現れたのが、まさかのシャーリーズセロン!
「インカージョンを修復しないと・・・怖い?」
と問いかける彼女に、ストレンジが答えます。
「怖くないさ」
二人は再びマルチバースの世界へ旅立っていきました。
この紫の女性ですが、ストレンジの相棒であるクレアだと思われます。
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
クレアは実はストレンジの弟子&同時に恋人という関係になる存在です!
もともとダークディメンション(暗黒次元、カオスディメンション)の住人であり、1のラスボスだったドルマムゥの妹ウマールの娘という設定です。
ダーク・ディメンションの至高の魔術師にして、いずれはその女王になる存在ですが、映画版ではおそらくストレンジの相棒&後の恋人として描かれるような気がしています。
ドルマムゥも暗黒次元にまだ存在していますし、始祖のデーモンも存在するので、ドクターストレンジ3ではインカージョンの修復ももちろんですが、それらの強敵とクレアと一緒に戦っていくのかもしれませんね。
マルチバースオブマッドネスは死霊のはらわたと同じ世界観
そして、最後の最後に登場したピザ屋さん。
しつこく絡んだせいで、自分の手に3週間殴られ続けるという魔法をかけられた不憫な男性ですが、「(映画が)終わったよ!」と伝える役割を担っていましたね(笑)。
この辺はデッドプールと同じでした。
ちなみに演じたのは、かのブルースキャンベル。
監督のサムライミ監督作品の常連であり、今作の元?とも言える死霊のはらわたという作品の主演でした。
その死霊のはらわた、という作品ですが、今回のマルチバースオブマッドネスに共通するシーンがたくさん出てきます。
例えば、ダークホールド。
これは「死者の書」という名目で登場し、この呪文を読んだことで悪霊が蘇ってしまいます。
このシーンはまさに最後にストレンジが悪霊を呼び出したシーンですし、
ワンダがゾンビのように襲ってくるシーンもまた、この映画で仲間が憑依されて襲ってくるシーンそのものでしたね。
つまり、この二つの世界観はつながっていると見ると、よりマルチバースオブマッドネスも面白いかもしれません。
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アメリカ・チャベスの能力と今後は?
マーベル©ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス©
今作で映画では初登場したアメリカ・チャベス。
コミック版では異次元のユートピア・パラレルからやって来るキャラクターで、マルチバースを移動できる能力を持っています。
10代のスーパーヒーローでもあり、今後マルチバースで活躍することは間違いないでしょう。
もともと両親と平和に暮らしていたけれど、手に留まったハチに恐怖した結果、ポータルを開いてしまい、両親ともども異世界に飛ばされたということで、伏線として、今後、その二人の両親を探す話が描かれる可能性が高そうです。
ちなみに、彼女の両親は二人とも女性(LGBTを意味する)であり、さらに、彼女はスペイン語を話すラテン系。
つまり、この時代を表す存在としても現実で重要な役割を持っているとされます。
ただ、マルチバースを行き来できるということは、結果的にインカージョン(世界同士の境界があいまいになった結果、両世界が消滅する)が起こる可能性も高まるわけで、そうなるとそれを嫌う存在、モルドはもちろんのこと、ヒーローたちにも狙われそうな気もしています。
イルミナティのメンバーと関連作品を紹介!
ここで、気になるイルミナティのメンバーを見てみましょう。
全滅したものの、マルチバースプロジェクトで今後も出てくる可能性があるかもしれません。
プロフェッサーX/チャールズ・エグゼビア
XMENより登場。
XMENはミュータントという特殊能力に目覚めた人種の戦いを描く作品ですが、チャールズはその中でも最強のテレパス能力を持ち、敵のボスであるマグニートとの死闘を演じます。
キャプテンマーベル(マリア・ランボーIF版)
キャプテンマーベル(映画)では、キャロルの親友というポジションだったマリアが、IFの設定として登場しましたね。キャロルの代わりに超人的な力を手に入れていたら、ということでしょうか。
キャプテン・カーター(ペギー・カーター)
こちらは、キャプテンアメリカのスピンオフから。
キャプテンアメリカの恋人だったカーターが超人血清で覚醒した姿です。
こちらは、アニメの「ホワット・イフ…?」に登場しています。
カーターを主役にしたエージェントカーターなど、たくさんの作品に出ています。
個人的にもキャプテンアメリカやアベンジャーズはカーターが気になって見ていたくらいなので、マッドネスでやられる姿はちょっと見たくなかったかも・・・(´;ω;`)
ブラックボルト(インヒューマンズ)
こちらはテレビドラマ「インヒューマンズ」より。
軽く声を出すだけで都市を破壊できる能力を持っているヒーローです。
ミスターファンタスティック(ファンタスティック4)
宇宙飛行中に放射線を浴びて進化したヒーローです。
身体をゴムのように伸ばすことができるのですが・・・、スカーレットウィッチやドクターストレンジを見ていると能力的に勝てるとは思えません(´;ω;`)
ちょっと悲しすぎる倒され方でした・・・。
そして、モルド。
世界が変わっても頑固なところは変わらないという(笑)。
ダークホールドを渡したのも、このモルドだったようで、838で一番の悪役な気もします。
ただ、この人はイルミナティで唯一生き残ったので、今は838を支配してそうな気が・・・。
ちなみに、元世界616のモルドは未だ健在で、魔術師狩りの最中。
おそらくドクターストレンジ3に出てくる気がしています。
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ドクターストレンジマルチバースオブマッドネス感想と評価
ずっと楽しみにしていた本作!公開初日に予約していきましたが、さすがの人気で一番大きなシアターが満席でした。
情報量が多すぎて一度では把握しきれなったので、とりあえずすぐ二回見に行きましたが、それでもやっぱりすごかった・・・。
特にワンダの最後のところでボロボロ泣いてしまって、隣の人にドン引きされるという・・・(´;ω;`)
でも、きっと分かってくれるはず・・・!
個人的に気になった部分はもっとたくさんあって、
たとえば、ダークホールドの書。
ダークホールドは読んだものを堕落させるということで、ワンダやシニスター・ストレンジのように、その者の欲を肥大化させて、それ以外に考えられないように仕向ける作用があるように思えます。
また、スカーレット・ウィッチが描かれていたことからも、預言書のような物でもあり、それを予期していたデーモンについても気になります。
そして、それと対極をなすヴィシャンティの書。
ヴィシャンティというのは、ストレンジたち魔術師のパワーの源になっている神のことです。
本作では結局、手に入れても燃やされその実力が不明のまま終わりましたが、「どんな敵さえも打倒す書」とある意味最強の存在であり、ダークホールドと違って、マルチバースにはまだ残っているはずなので、今後また出てくる気がします。
サノスを倒して、マルチバースが始まって、その先にあるのはやはり創造神と破壊神でしょうか?(安直)
いずれにせよ、XMENシリーズやファンタスティック4も今後も出てくる可能性がずっと広がったので、そこがめちゃくちゃ楽しみでもあります。
でも、とりあえずは今作ドクターストレンジマルチバースオブマッドネスは最高だった!の一言に尽きますね(#^^#)
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