目次
名探偵コナンハロウィンの花嫁徹底考察!(ネタバレ注意)プラーミャの正体とあらすじの難しい所も分かりやすく解説!
以下、画像は全て名探偵コナン©およびyoutube公式、新井隆広・青山剛昌©ハロウィンの花嫁©より一部引用して考察します。
名探偵コナンハロウィンの花嫁のネタバレを大いに含みますので、未見の方はご注意ください!劇場版を見た後に、謎だったところや本編につながる部分をあらすじを追いながら解説する内容となっております。
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名探偵コナンハロウィンの花嫁 登場人物(キャラクター)紹介
警察学校編の仲間達は以下に詳しく紹介していますが、ここでもう一度復習として簡単に映画初登場の人物と重要人物をご紹介します。
↑を見ていただいた方は内容が重複しますので、最初は飛ばしてください(;´▽`A“
まず見ていただきたいのが、
全2巻で描かれた安室透こと、降谷零を主人公に、かつての警察学校での出来事が描かれている過去編です。
重要なのは、
ここに描かれた安室透の仲間達が今は皆他界していること・・・(´;ω;`)
松田陣平や仲間達は、基本的に本編では回想の中でしか登場しませんでした。
1降谷零(安室透)
警察学校を首席で卒業し、現在は公安で働いている降谷零。
黒の組織では「バーボン」という通り名で通っています。
今作ハロウィンの花嫁でも準主役として活躍し、最後のプラーミャとの闘いは必見!!
ちなみにかつて彼は仲間達に愛称のゼロ、と呼ばれていました。
降谷零については、↓に詳しくまとめていますので、まずはそちらをぜひどうぞ♪
2松田陣平とは?
警察学校時代から仲間達の中心にいたのが、松田陣平でした!
傍若無人で、上司や先輩にも遠慮がなく、大胆不敵。
コナン©
彼は工作が得意であり、警察学校時代に既に爆弾処理ができていたほどの腕前です。また、プロボクサーの父親譲りに腕っぷしも強くワイルドな刑事でした。
その後、彼は警備部機動隊の爆発物処理班に抜擢されました。爆弾処理のエキスパートだったのです。
しかし、警察学校時代の親友、萩原研二を爆弾事件で亡くした為、爆弾事件を担当する特殊犯係に転属を希望しましたが、頭を冷やすようにと強行犯係に回されました。
そして、ここで佐藤美和子警部補と出会います。
佐藤美和子警部補と出会った後、孤高の存在だった松田刑事に佐藤刑事は惹かれていきます。つまり、佐藤刑事にとって松田陣平は初?恋の相手なのです。
その後、彼は最終的に爆弾魔が仕掛けた爆発物の場所を突き止めたのですが、最後に爆発物から人々を守るために殉職することになったのです・・・。
コナン©揺れる警視庁 1200万人の人質
最後の最後まで親友の萩原のことを想っていた松田刑事。
彼の思いは叶わず、犯人を突き止めることなく3年前の11月7日殉職。
犯人は「液晶パネルの残り3秒前にもう一つの爆弾の場所の在り処がわかる」というメッセージを残していたため、松田はこのメッセージを佐藤刑事に送った後に、そのまま殉職しました。
しかし、結果的にもう一つの爆弾のありかを発見できたことで彼は多くの人々を守ることに成功したのです。
佐藤刑事は松田刑事のことが好きでしたが、松田刑事が佐藤刑事のことを好きだったのかは明らかにはされていません。(あんたのこと わりと好きだったぜ とメールを残したため、両想いだったともいえる)
コナン©
そして、高木刑事がサングラスをして変装した姿に、かつて好きだった人を思い出し、泣いてしまう佐藤美和子刑事。
「どうしてそんな格好するのよ!」
と珍しく感情的に涙する佐藤さん。。。(´;ω;`)
コナン©
高木刑事に対して、
「絶対いなくならないって・・・私の元からいなくならないって・・・約束しなさいよ!」
というセリフがありますが、
これは大好きだった松田陣平がいなくなったからこそ出てきたセリフであり、佐藤刑事にはこういう経緯があったことを知ると、複雑な気持ちになります。
©コナン
また、整備や爆弾処理が得意で、安室さんが爆弾処理ができるようになったのは、松田陣平がかつて教えていたからです。
そのため、松田陣平という人物は、コナンという作品で佐藤刑事&安室透という二人の人物にとっての超重要人物ということですね。
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3萩原研二とは?
「揺れる警視庁 1200万人の人質」© FILE:369-373
そして、松田陣平が最後まで思っていた親友が萩原研二です。
萩原研二もまた、降谷零や松田陣平と同じく、警察学校時代の鬼塚教場の仲間の一人です。
警察学校卒業後に、警備部機動隊隊員となり活躍。
しかし、7年前の11月7日爆弾事件によって命を落とします。松田陣平が爆弾を解体し、萩原は時間があるからとゆっくり解体していたのですが、タイマーが突如として動き出し、萩原のみが犠牲になりました。この原因は↓で書きます。
この結果、3年前に松田陣平は彼の仇をうとうと尽力し、命を落としたのです。
原作では当初、目暮警部の説明において苗字のみでの登場でした。
萩原研二は長身であり、さらにトークもうまく、女の子の憧れの的。
あの安室さんがいるのに、女子全員が萩原研二に魅かれるほどの人物だったのです。
新井隆広・青山剛昌©
そして、安室透が今愛車にしているRX7はかつて、萩原研二が大好きだった車です。
新井隆広・青山剛昌©
安室さんの運転技術も、実は萩原研二譲り!この時の経験が、「ゼロの執行人」で描かれたシーンとつながっています。
ゼロの執行人でとんでもない運転を披露した安室さん。しかし、これはかつて仲間だった萩原研二が見せていた技術だったのです!
4伊達航(わたる)とは?
伊達航も、警察学校時代の同期です。
生前は刑事部捜査一課強行犯三係の刑事でした。
もともと老け顔ですが、降谷零と同期。
降谷零が圧倒的総合1番だったので、実質2番。喧嘩や力では一番つよかったとか。
父親が元警察官であり、その「冷静に人々を守る」意志を最終的に受け継いでいます。
しかし、物語開始の1年前にとある詐欺師を逮捕した直後、高木刑事の目の前で居眠り運転の車にはねられ、命を落としました・・・。
高木刑事が普段使っている黒い手帳は、この時受け継いだもの。
高木刑事とは先輩後輩の中であり、教育係を務めていました。
自分たちのことを「ワタル・ブラザーズ」と呼ぶほどの仲良し。
だからこそ、今でも高木刑事は彼の警察官への思いを引き継ごうと頑張っています。
新井隆広・青山剛昌©
安室さんの正義感や間違ったことを許さない!という気持ちも伊達航から受け継いだもの。
伊達刑事は、高木刑事と安室さん二人にとって大切な人なんですね。
5諸伏景光とは?
もはやコナンではおなじみの諸伏景光。黒の組織に潜入していた「スコッチ」であり、安室透と赤井秀一の確執のきっかけになった人物です。
警視庁公安部所属。初登場はFile 937。
ちなみにお兄さんは長野県警の諸伏高明です。詳しくは↓
幼い頃に、両親を目の前で命を奪われ、その犯人を捕まえるために警察になります。
警察学校時代にその犯人と出会い、仲間と協力して逮捕。
その後、警視庁公安部に入り、黒の組織に潜入したのです。
しかし、その後に赤井に潜入捜査官としての正体がばれたと思ったスコッチ。
自ら決着をつけて、バーボンを守ろうとします。
赤井もまたスパイであることを話し、お互いに協力しようとした矢先に・・・。
名探偵コナン©
バーボンがスコッチを助けようと階段を駆け上がる音を聞いたスコッチは、それが敵が来た音だと誤認してしまい、自ら命を絶ちます。
全ては自分の持つ携帯の中に眠る情報を隠すために・・・。
また、赤井秀一もまた「俺がやった」とスコッチをかばうために嘘をつきます。
安室さんもこの後で、スコッチの真実を理解するのですが、それでも赤井秀一を許せず、今でもFBIと赤井秀一が大嫌いです。
赤井秀一ほどの男なら、諸伏景光の命を救えただろうに・・・!という期待への憤りがあるのです。
幼い頃から安室透とは仲良しだった諸伏景光。ゼロというあだ名も彼がつけた。つまり安室さんにとっては、一番の親友であり、黒の組織は親友の命を奪う原因になった敵。
ちなみに諸伏景光は音楽が得意であり、赤井秀一の妹である世良真純にベースの7音階の弾き方を教えたことがあります。
安室さんがギターが得意なのも、彼の影響が多々あります。
さらに、安室さんが料理に目覚めたのも、諸伏景光の影響です。
この時は「からっきし」だったそう(笑)。
※諸伏景光は生きているのか?
一部考察では、諸伏景光が生きている、というものがかつてありましたが、現在はそれが否定されています。
心臓を撃ち抜いていたし、組織が必ずチェックするはずなので、確かにありえないですね・・・。(´;ω;`)
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と、ここまでが、警察学校時代の仲間達です。
次に映画本編の重要人物たちをご紹介します!
6佐藤刑事と高木刑事の恋物語
名探偵コナン©
ご存知、名探偵コナンの準レギュラーとして警視庁で活躍する高木刑事と佐藤刑事。
この映画で一番重要なのが、佐藤刑事と高木刑事の関係性です♪
↑でご紹介した通り、もともと松田刑事のことが好きだった佐藤刑事。
なかなか彼のことを忘れられなかったのですが、ひたむきでまっすぐな高木刑事の中に松田刑事の面影を感じ(容姿も目元以外似ている)、段々と惹かれていきました。
二人の初登場は、原作の18巻、19巻なのですが、そこからようやく結婚を意識するまでにたどりつきました・・・!(笑)
名探偵コナン©33巻
佐藤刑事が自分の気持ちに気付いたのが、白鳥刑事とのお見合いシーン。
白鳥刑事はずっと高木刑事と恋のライバル同士でした。結果的に、白鳥刑事は破れましたが、コナン達の担任の小林先生がかつて好きだった同級生と判明しお付き合いすることになります(笑)。
その後、二人が急接近したのが、揺れる警視庁編です。
名探偵コナン©揺れる警視庁
松田刑事からの「あんたのことわりと好きだったぜ」というメッセージをずっと残しておいた佐藤刑事。
そのメッセージを消し、高木刑事と歩んでいくことを決めたワンシーンです。
名探偵コナン©揺れる警視庁
これまでずっといい感じだったけど、なかなかうまくいかなかった二人。64巻の病室でようやくキスしました♡
そこからはラブラブモードです。
ハロウィンの花嫁では、なんと二人が結婚!?
と思いきや・・・意外なオチが待っていましたね(笑)。
その他、劇場版で初登場の重要人物たちをご紹介します!
7村中努
劇場版にて初登場。元警視庁捜査一課の警視正という超エリート。
目暮警部の同期で、出世頭。二つ名は「鬼の村中」。
しかし、大けがをして引退し、現在は丸くなっています。
この映画ではフランス人のフィアンセと結婚するとになりますが・・・。
8クリスティーヌ・リシャール
村中元刑事のフィアンセ。映画のキーパースン。
村中元刑事との結婚式を開くはずが事件に巻き込まれます・・・。
彼女は日本語ペラペラですが、右肩をけがしているようでその時の病院で村中さんと出会ったようです。
9エレニカ・ラブレンチエワ
ロシアを中心に暗躍する爆弾テロリスト「プラーミャ」を追う、民間組織「ナーダ・ウニチトージティ」を率いるリーダー。
プラーミャにより、家族と息子、兄全ての命を奪われ、復讐心に燃えています。
ナーダ・ウニチトージティは、ロシア語で「息の根を止める」という意味だそうで、プラーミャを倒すためには非合法の手段を問わない非常に危険な組織になっています。
ちなみに、声優さんは白石麻衣さんです♪ロシア語なまりの日本語を話す、という設定でしたが、この微妙な感じが非常に上手でした!声優初挑戦とは思えない・・・。
10オレグ・ラブレンチエフ
エレニカの兄にして、同じくナーダのメンバー。
3年前に日本に来ており、その時にプラーミャに捕まり、その後、プラーミャの足取りを追っていましたが、日本に来てプラーミャの戦略にはまって命を落とします。
結果的に、オレグの残したメモによって、コナン君がプラーミャの計画を暴き出すことに成功したため、隠れた立役者です。
11プラーミャ
世界各国で爆弾テロを行っている正体不明のアサシン。
液体火薬のプロであり、数年前から姿かたちを変えて日本に潜伏している。
本作の敵であると同時に、警察学校組の宿敵でもある。
3年前の事件と関わりがあるようで・・・?
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12爆弾事件の犯人
コナン©
そして、本編から意外な再登場を見せたのが、揺れる警視庁1200万人の人質の犯人です。
これがハロウィンの花嫁でも、かなり重要な話なので、以下に詳細を書きながら紹介したいと思います。
揺れる警視庁~1200万人の人質~のあらすじとハロウィンの花嫁の時系列を解説。
ハロウィンの花嫁に直接かかわるのが、122話の「揺れる警視庁~1200万人の人質~」(単行本の36巻/37巻)です。
この作品を見ていないと、ハロウィンの花嫁は分からないと思いますので、分かりやすく解説します。
以下に時系列で解説します。
7年前の11月7日 最初の事件で萩原刑事が殉職
最初の事件は、7年前の11月7日でした(映画から8年前)。
名探偵コナン© 揺れる警視庁の犯人たち。
爆弾を仕掛けて10億円を奪取した二人組の犯人。
しかし、テレビで爆弾のタイマーが動いていることを聴いた犯人の一人が、それを止めようと警察に電話しました。
あくまで犯人たちの目的は、お金のみだったのです。
しかし、その電話から警察が逆探知を行い、犯人を特定。
驚いた犯人は、慌てて逃げ出して車にはねられてしまいます・・・。
結果的に、もう一人の犯人は、これは「警察の罠だった。爆弾を止めてやろうとした良心を利用した」と警察に復讐をすることを決意したのです。
この時に爆弾の解体作業に当たっていたのが、↑で紹介した萩原と松田の二人でした。
爆弾の一つは松田が解体に成功していましたが、止まっていたと思ったタイマーが再び動き出し、萩原刑事はこの時殉職したのです。。。
ここから、警察に復讐しようとする犯人vs松田刑事との因縁が始まります。
3年前の11月6日
ハロウィンの花嫁で明かされたエピソード。
爆弾事件の犯人を捜していた松田刑事でしたが、3年前の11月6日、同期4人で萩原の墓参りをした帰りに、別の爆弾事件に遭遇します。
この時の犯人が「プラーミャ」。
4人は協力して爆弾を解体することに成功しますが、プラーミャには逃げられてしまいます・・・。プラーミャがかつての犯人なのか?この時はまだ不明でした。
この時に人質として捕まっていたのが、ロシア人のオレグ。
オレグは松田刑事の名刺を受け取り、以後、彼を頼りにします。
3年前の11月7日(映画本編から4年前)
名探偵コナン©揺れる警視庁
そして、3年前の11月7日。
犯人が再び動き出し、観覧車に仕掛けられた爆弾によって松田刑事が殉職してしまいます・・・。
犯人は3秒前にしか分からないメッセージで、次の爆弾の場所を示し、それを解読した松田刑事はそれをメッセージで佐藤刑事に伝えました。その結果、解体が間に合わずに命を落としたのです。。
この時点で、爆弾魔の犯人は、萩原と松田という二人の刑事を殉職に追い込み、以後、安室さんと佐藤さんの二人にとっての仇敵となったのです。
1年前の11月7日
映画本編から1年前の11月7日。
松田陣平が殉職した事件から3年後。
再び、例の爆弾魔が動き出します。
名探偵コナン©
「俺は剛球豪打のメジャーリーガー…さぁ延長戦の始まりだ…試合開始の合図は明日の正午…終了は午後3時…できのいいストッパーを用意しても無駄だ…最後は俺が逆転する」
再び、爆弾魔の策略に挑むコナンと高木刑事。
東都タワーに仕掛けられた爆弾には、3年前と同じく、3秒前になってもう一つの爆弾のありかが分かるというメッセージがついていました。
爆弾を解体していたコナンでしたが、
今回は、3秒前に「EVIT」という文字が途中まで表示された段階で、コナンがすべての謎を解いて導線を切ってしまいます。
これによって、爆弾はギリギリにストップ。松田刑事の時のように犠牲者は出ませんでした。
なぜ、コナンは途中で導線を切ったのか。残り2秒で表示される可能性がある英単語で、学校に関係するのは、
DETECTIVE=探偵を逆にした、「帝丹」高校だと瞬時に見抜いたのです(今人が集まっていたのは高校のみ)
名探偵コナン©
そして、結果的に佐藤刑事と高木刑事は、犯人を追い詰め、因縁の相手を無事に逮捕できたのでした。
この犯人は、まさに萩原刑事と松田刑事の命を奪った人間であり、佐藤刑事にとっても、安室さんにとっても、大切な人を奪った因縁の相手でした。
7年の時を経て、ようやく逮捕できたのです。
そして、ここから佐藤刑事と高木刑事の関係がワンステップさらに進んだってことですね♪
ハロウィンの花嫁のあらすじに入っていきます!
以下、映画本編を見ていない方には重大なネタバレになりますのでご注意ください!
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名探偵コナンハロウィンの花嫁ストーリー考察!(ネタバレ注意)
今作は舞台が渋谷のハロウィン。つまり、10月31日が事件の日になります。
1ついに高木刑事と佐藤刑事が結婚!?
今作の一番の見所?と思っていた高木刑事と佐藤刑事の結婚シーンから物語は始まります。
名探偵コナンハロウィンの花嫁©
ラブラブだった二人がついに結婚か~♪と思ってみていると・・・。
実はこれ、警視庁の訓練というオチ・・・_(┐「ε:)_ずこー。
なんでも、目暮警部の元同期の村中元刑事と、フィアンセのクリスティーヌの結婚式に脅迫状が届き、その警備を行うために訓練していたというのです。
やっぱり本編で結婚式上げてないのに、いきなり映画でやるわけなかったですね(;´▽`A“
2安室透がプラーミャに捕まる
名探偵コナンハロウィンの花嫁©
一方その頃、揺れる警視庁で捕まえた犯人が拘置所から脱走し、その手助けをしたであろう人間を追っていた安室と風見。
しかし、これが実はプラーミャの作戦であり、爆弾犯人の首につけられた首型爆弾によって、爆弾犯人もろとも全員吹っ飛ばされます。
7年前から警察が追っていた爆弾魔が、まさかの別の爆弾魔であるプラーミャによって命を奪われるという・・・。
プラーミャは、風見を助けようとして身動きが取れない安室透の首に首輪爆弾を付けて逃走します。
つまり、あくまでプラーミャの目的は安室に爆弾をつけることであり、3年前の爆弾魔を脱走させたのは、安室をおびき出すための罠だったのです!
一体、プラーミャの正体とは何者なのか?なぜ、安室に爆弾をつけたのか?その目的とは?
3警視庁を訪れる謎の男
名探偵コナンハロウィンの花嫁©
そして、翌日。
村中元刑事の結婚式の警備依頼を受けている毛利小五郎探偵と、蘭、コナン、灰原たちが警視庁を訪れた際、謎のロシア人男性とすれ違います。
この男性が落としたメモを拾って渡す灰原。
しかし、その直後に男性が持っていたタブレットが爆発し、炎上。
同時に吹き飛ばされた灰原を守るために毛利小五郎が車に牽かれるというアクシデントに見舞われます。
名探偵コナンハロウィンの花嫁©
今作、ほとんど出番がなかった毛利探偵。でも、危険な場面で真っ先に子供を守ろうとして身を投げ出す姿は、やっぱりかっこいい・・・!
大けがを負った毛利探偵。
炎上するロシア人。
その直前に灰原が聴いた言葉「ある人に伝えたい大切なメッセージなんだ」。
そして、灰原ちゃんが拾ったメモと男性が持っていた名刺。
これが事件に大きく関わってくることになります。
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4松田陣平と3年前の事件
ロシア人男性が持っていた名刺。そこには松田陣平と書かれていました。
3年前の11月7日に殉職した松田刑事は、捜査一課に配属された名刺を持っていたのはわずか1週間。
さらに、松田陣平が人に会う時間があったのは、11月6日の1日のみだったということで、この日に何があったのかがキーとなりました。
名探偵コナンハロウィンの花嫁©
次から次へと事件が起こり、「やっぱ普通じゃねぇなこの町」というセリフを言う松田刑事・・・(;´▽`A“ホントにその通り・・・。
そして、3年前の11月6日に何があったのかを語ったのが、安室さんでした。
名探偵コナンハロウィンの花嫁©
「君は一体何者なんだ?」とコナンに問う安室さん。
首輪型爆弾をつけられているため、公安の地下シェルターに一人で過ごし、風見とコナンに助言を与えます。
3年前の11月6日。
萩原の墓参りに集まった警察学校4人組。(この時、既にスコッチこと諸伏と安室は黒の組織に潜入していました)
その帰りに渋谷のビルで事件があったということで、突入する松田刑事。
そこで出会ったのが、オレグ。物語の冒頭で爆発に巻き込まれたロシア人でした。
オレグは、プラーミャを追って日本にやってきたところを逆にプラーミャに捕まってしまっていたのです。
そして、その時に、松田刑事が外の刑事に見せろと言って渡したのが、例の↑の名刺だったのです。
名探偵コナンハロウィンの花嫁©
奥の部屋にいたのが、爆弾を扱う暗殺者「プラーミャ」。
ペストの仮面をかぶり、その実力は警察学校組4人を相手にできるほど。
格闘術、みのこなし、爆弾の技術すべてが超一流。
名探偵コナンハロウィンの花嫁©
4人で協力して、プラーミャを追い詰める安室透。
プラーミャの右肩に弾丸を打ち込むことに成功したものの、逃走を許してしまいました。。
プラーミャを逃がしてしまったものの、設置された液体爆弾を解体するのに成功したのが、松田刑事でした。
この時、最後に「ガムを詰めて液体の流れを止める」という方法を教えてくれたのが、萩原だと松田刑事は安室に語ります。
これが最後の伏線になっています。
この事件の翌日、松田刑事は殉職し、さらにスコッチこと諸伏は黒の組織潜入中に命を落とし、伊達さんも事故で命を落としたのですね。。。
5狙われる少年探偵団
安室から3年前の詳細を聴いたコナン達。村中元刑事とクリスティーヌの結婚式の準備に追われる中、クリスティーヌに渡したいものがあるという伝言から、それを代わりに受け取りに行くことになります。
しかし、それがプラーミャの罠であり、コナン達は危機一髪のところで、爆発を回避したのです。
ここが今作一番のコナン君の絶技でした(笑)。
爆発直後に、折れたパイプの上を走るという・・・(;´▽`A“
しかし、この一件で、コナンはプラーミャの液体爆弾の成分の採取に成功し、公安はその分析と中和剤の精製に取り組むことになります。
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6ナーダ・ウニチトージティ登場!
名探偵コナンハロウィンの花嫁©
プラーミャによって、夫と息子、さらに兄のオレグの命も奪われたエレニカ。
彼女はプラーミャを倒すことのみを目的とし、性格は非情。
しかし、コナンに「あなたを息子のようにはしたくない」と声かけするなど、母としての優しさも持っていました。
一方、千葉刑事が誘拐される事件が起きます。
犯人は、エレニカが率いるナーダ・ウニチトージティ。
プラーミャに身内の命を奪われた民間人が集まり、復讐のために非合法なことも行う組織です。
彼女たちの目的は、3年前の事件でプラーミャの爆弾を解体してみせた松田刑事。
松田刑事に爆弾の仕組みを教えてもらおうとしたのです。
しかし、松田刑事は既に殉職しているため、高木刑事が変装して乗り込むことになりました。
名探偵コナンハロウィンの花嫁©
エレニカによると、組織はずっとプラーミャを追い、兄のオレグは3年前にビル爆破をわざとプラーミャに依頼し、足取りを掴んだものの、逆に捕まり、そこを松田刑事によって救われたとのこと。
さらに、その後も追い続け、プラーミャのアジトでタブレットと設計図を発見。そのタブレットに「東京」というメッセージがあったため、東京に来て、松田刑事の尽力を得ようとしていたのです。
しかし、それすらもプラーミャの罠であり、オレグは警視庁前で爆破されたのです。。
高木刑事の後を追っていたコナン達によって、エレニカ達の目論見は失敗し、逃走します。
プラーミャ、安室、エレニカ。様々な人物の目論見がまじりあい、クライマックスになります。
ここまで、結構ややこしいので、以下に簡単にまとめてみたいと思います。
【名探偵コナンハロウィンの花嫁のここまでのまとめと伏線】
・プラーミャという正体不明の爆弾犯がいて、村中の結婚式になぜか脅迫状を送ってきている。
・プラーミャを追っているのが、エレニカ達の組織「ナーダ・ウニチトージティ」。プラーミャは彼女たちの組織に追い詰められつつある。
・安室透は3年前に松田達と共にプラーミャを追い詰めている。その時に右肩に銃弾を撃つことには成功したが、逃走された。プラーミャは今回安室に首型爆弾をつけて放置している。
・3年前に安室達も出会っていたロシア人オレグ。彼は謎のメモを警視庁の松田刑事に届けようとしていた。
これが、ここまでのまとめになります。
つまり、3年前に松田と安室がプラーミャを追い詰めたことで、それを頼りにしたエレニカ達と、安室と松田達、エレニカ達を消したいプラーミャの三角関係が存在しているんですね。
そして、この重要なメモを実はチラ見していた蘭が暗記していた、というとんでもスキルを発揮します!
燃えるメモを一瞬で暗記していた蘭・・・。
カメラアイはコナン君たちは持っていましたが、まさか蘭も持っていたとは。。。
そして、蘭が書き起こしたメモを解読したコナン君。
そこには、渋谷の通りらしき地図とロシア語で「弾丸」と書かれていたのです。
なぜ、プラーミャがコナン君たちを一度狙ったのか。それはこのメモを見られた可能性があったから。
ここで犯人を察知したコナン君。いよいよ犯人との対決です。
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7クライマックス!結婚式での激闘とプラーミャの正体!
名探偵コナンハロウィンの花嫁©
渋谷にて開かれる村中元刑事とクリスティーヌの結婚式。プラーミャからの脅迫状は届いているものの、「予定通り決行しろ。さもなくば他の人間が犠牲になる」という条件のため、厳戒態勢で行われます。
犯人の目星がついていたコナンは、エレニカ達に協力を依頼して乗り込みます。
そして、正体を現すプラーミャ。
プラーミャの正体は、まさかの村中元刑事のフィアンセ、クリスティーヌだったのです。
世界的犯罪者プラーミャの正体。
実年齢40歳とされていたが、顔も容姿も全て変えているとのことなので、実際は不明。
なぜ、コナンは彼女が犯人だと分かったのか。
それはクリスティーヌは、遠くにあるものも左手で取る、という癖があり、プラーミャの右肩に諸伏の撃った弾丸の古傷があることに合致したから。
また、クリスティーヌと村中にメモを少年探偵団が見たという説明をしたのちに、少年探偵団が狙われたため、犯人はいずれかだと推測。オレグのメモの「弾丸」という言葉でひらめいたようです。
正体がバレたクリスティーヌは高笑いをして、マシンガンを撃ちながら逃走します。
プラーミャの真の目的は、自分を追ってくるエレニカ達を日本に集め、さらに自分の正体につながりそうな人物を全て一度に消し去ること。
そのために、結婚式に脅迫状を送ってプラーミャが関係している、という情報を流し、全員をこの場に集めたのです。
名探偵コナンハロウィンの花嫁©
ヘリにて逃走を図るプラーミャ。
正体も全て警察にもバレたから逃げ場はない!というコナンに対して、プラーミャはまさかの作戦を暴露します。
それが、渋谷全域に液体爆弾を流し込み、渋谷すべてを吹き飛ばす、というもの・・・。
名探偵コナンハロウィンの花嫁©
まさかの渋谷全体を爆破する、というとんでもない規模の作戦。
これが成功すれば映画史上最大規模の大惨事。
コナン君もこの表情・・・。
プラーミャが正体がバレても余裕だったのは、確かに全域を吹き飛ばせば証拠もなにもかも残らないし、自分を邪魔するものは一人残らずいなくなるからだったのです。。
暗殺者というよりも、これは国家規模のテロ・・・・。
ヘリにて逃げようとするプラーミャ。
しかし、そのヘリのパイロットがまさかの安室さん!
名探偵コナンハロウィンの花嫁©
プラーミャが安室さんに首型爆弾をつけて放置していたのは、自分を追い詰めた警察学校4人組を全員始末するため。
プラーミャは独自に松田刑事、伊達刑事は殉職していたことを知っていましたが、スコッチとして潜入していた諸伏は警察の記録になかったため、彼をおびき出すために、安室さんを残していたのです。
つまり、安室さんがすぐ命を奪われなかったのは、諸伏のおかげ・・・(´;ω;`)
そう思うとジンとくるものがあります。。。
しかし、諸伏がここまで来ても現れないことから、彼もまたこの世にいないと悟ったプラーミャは、安室さんの首型爆弾を爆破しようとします。
ところが、コナンが採取していた液体により、中和剤の精製にすでに成功しており、首輪は偽物。逆に仕込んでいた爆弾でヘリを爆破させることに成功したのです!
ここから、安室さんが落ちていくヘリに乗り込み、プラーミャとの一騎打ちシーンとなりました。
安室さんは今作あまり出番がなかったのですが、このシーンは見所でした。
プラーミャは直接的な警察学校の仲間達の仇ではありませんが、それでもかつて4人で捕まえようとして取り逃がした犯人。積年の想いがあります。
そして、最終的にプラーミャを倒し、駆け付けた村中元刑事の手によって、プラーミャことクリスティーヌは、警察に確保されることになったのです。
名探偵コナンハロウィンの花嫁©
倒れたプラーミャを前に、引き金を引こうとするエレニカ。
しかし、これ以上悲しみを増やさないで、というコナンの声に思いとどまる。
ただ、いとも簡単に爆弾魔を脱走させたプラーミャ。警察から逃げ出すことも簡単そうな気が・・・。
一方で、プラーミャが残した渋谷全体を消し飛ばす爆弾がまだ残っています。
ピンクと青の液体がまじりあうことで爆発する液体爆弾。オレグの残したメモにより、設置していたのがハロウィンのランタンの中であり、それが宮益坂などを経由してスクランブル交差点に集まるようになっていました。
というか、スクランブル交差点の周囲が確かに坂に囲まれてることに言われて初めて気が付きました(;´▽`A“
名探偵コナンハロウィンの花嫁©
これを防ぐために、コナンが考えたのが、博士特性の超超巨大サッカーボール!
巨大すぎてビルすらも押しつぶしそうなサッカーボールをエレニカや警察、少年探偵団全員が協力してつなぎ、液体の流入を止めることに成功したのです!!
8ハロウィンの花嫁エンディング
名探偵コナンハロウィンの花嫁©
そして、エンディング。
今度は高木刑事の葬儀という設定で、再び訓練が開かれました(笑)。
なんでも本部長のおばあさんの葬儀に脅迫状が届いたとか・・・(;´▽`A“
さらに、本編につながる伏線も残されました!
「どうして(サッカーボールで液体を止める手段を)思いついたんだい?」
と問う安室さんに、コナン君が答えます。
7年前のある日。
野球をしていて、水道管を壊してしまったコナンと蘭。蘭は泣いています。
そこに「てめぇの女を泣かしてんじゃねぇよ」と声をかけてきたのが、生前の萩原。
そして、彼は野球ボールを水道管に詰めて水を止めて見せたのです。
背後には、警察学校組の仲間達。
「その人が萩原って人に似てたんだよね」
と語るコナン君。
それを聞いてふっと上を見上げる安室さん。
それはまさに自分の記憶と重なるものであり、間違いなく萩原本人だと分かったのでしょう。
かつての仲間達を思い起こす安室さん。
もう皆はいない、でも、こういうところで意思や気持ちは受け継がれて残っていく・・・。
安室さんがRX7を運転できたり、ボクシングができたり、爆弾処理ができたり、日本を大事にしたり、料理ができたり・・・、そのすべてが仲間達から受け継いだものです。
そして、それは安室さんだけではなく、コナン君や他の人にもつながっていく。
そこにかつての仲間達が生きている。
それを実感させてくれるような終わり方でした。
そして、それと同時に、その記憶がコナン君のものと重なるのならば・・・
7年前の萩原が生きていた時に、今のコナン君の年齢ならば本来なら生まれていないはず。
そして、そこには蘭がいた。
安室さんの頭脳でそれを理解したのだとすれば・・・
コナン君の正体にもうっすら気づいたのではないか?と思うのです。
それが、冒頭の「君はいったい何者なんだ?」という安室さんのセリフにもつながる気がします。
もっとも、本編で明かしていないことですし、あくまで映画を見た深読みレベルにしておくのだと思いますが(n*´ω`*n)
というわけで、以下にいろいろ思ったことと、2023年の映画についても書いていきます♪
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2023年コナン映画はまさかの黒の組織編!
まさかの2023年映画は、「黒の組織編」でした!
最後に「会いたかったぜ・・・シェリー・・・」というジンの声が響くという演出。。。
正直、このセリフで全てが吹き飛ぶほど・・・(´;ω;`)
シェリーが生きている、ということはジンは確信していますが、シェリー=灰原という事実はまだバレていません。
つまり、「会いたかったぜ」というセリフは、灰原の正体がバレたということを意味しますよね・・。
あるいは、灰原の肉体が(一時的にでも)戻ったということ。
いずれにせよ、現在、本編でラムの正体が明かされつつある(ブラフもあり、まだ確定とまでは言えない)など、黒の組織編はこの1年で大きく変化しそうです!
映画そのものより、この1年のコナン本編から目が離せないです・・・・!
名探偵コナンハロウィンの花嫁の感想と考察
名探偵コナンハロウィンの花嫁©
松田陣平と安室さん好きとしては、今作はめちゃくちゃ楽しみで、しかも、その期待を裏切らない近年の作品群ではナンバーワンの面白さだと思いました!
初めから最後まで飽きさせない演出と、音楽は今作本当によかった・・・・。
ただ、個人的に一つだけ気になったのが、時系列です。
映画内では、松田刑事の殉職が3年前という説明になっており、爆弾事件の犯人が拘置所から逃げ出したという設定からも、揺れる警視庁1200万人の話の直後だと分かります。
しかしながら、今作の舞台はハロウィンの渋谷。
つまり、10月31日です。
ところが、揺れる警視庁の事件の日は、11月7日。
名探偵コナン©揺れる警視庁の一場面。
つまり、ハロウィンの渋谷という設定にするには、揺れる警視庁から1年後の10月31日にしないとおかしくて・・・。
そうなると、映画本編の「3年前の事件」というセリフや、爆弾魔が脱走する場面の説明がいまいちつかないかなと(実際は4年前ということになりますね)。
もっとも、コナン本編は同じ1年の中で推移しており、蘭たちも未だ高校を卒業していないし、事件数や日数を考えると、すごくおかしなことになっちゃうので、、きっと同じ1年から動かないエンドレスエイトみたいなことになっているのかもしれません。
( ゚д゚)ハッ!まさか・・・、実は今はやりの転生モノで、東京リベンジャーズみたいに、「拒否したい未来」がこの先待ち受けていて、コナン君はそれを覆すために何度も戻って・・・
と、変なことを考えてしまいました(笑)。
そして、プラーミャという世界的犯罪者の存在。
一人であれだけの機材などをそろえるのは難しいし、実際日本でも活動していたなら、黒の組織と関連があってもおかしくないかも?と思ったりもします。
これから佳境に入っていく黒の組織編。
コナンからますます目が離せません!
来年の映画も楽しみ♪
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わからないことがあります。なぜプラーミャは村中さんを婚約者に選んだのか、なぜ警察に近づいたのか、そこがどうしても謎なのですが、わかったりしますか?プラーミャ本人が4人組のことを調べていたし、目的は4人組への復讐とエレニカたちの〇害なら警察になぜ近づいたのかとても疑問です。