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FF12ゾディアックエイジストーリー詳細考察(ネタバレ注意)エンディングまで【ファイナルファンタジー12】
以下、FF12ゾディアックエイジのストーリーを追いながら、各キャラクターも考察していきます。
ネタバレをおおいに含みますので、ご注意ください!
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1物語の舞台と背景
イヴァリースと呼ばれる大陸です。
ここでは、魔法と機械が融合した世界が描かれます。
イヴァリースは神々が作った世界とされ、
世界の創造者かつ管理者としてのオキューリア。
彼らによって作り出され、反逆によって追放された召喚獣やモンスターたち。
統治者としての帝国が存在します。
物語の主人公であるヴァンは「空賊」という、世界を旅しながらトレジャーハントをする自由な生き方に憧れています。
しかし、実際は孤児であり、帝国の地下ダウンタウンのガキ大将のような生活です。
戦争で兄のレックスを失っています
(本編最初にプレイするのがレックス。まさかの最初で終了という・・・(´;ω;`))
そんな彼を支えるのが、幼馴染のパンネロ。
2人は小さい頃から仲良しで、パンネロはある意味お母さんのような存在です。
2プロローグ。王女アーシェの悲劇とダルマスカ王国の占領。
2 大帝国、アルケイディアとロザリア。
アルケイディアとロザリアは長年イヴァリースの覇権をかけて争い続けています。
2 つの帝国領土のちょうど狭間に位置する砂漠の独立国・ダルマスカ王国は、
王女アーシェの結婚という祝賀ムードに沸いていました。
王女の相手は、同じ独立国であり、隣国でもあるナブラディア王国の王子ラスラです。
アーシェはラスラのことを本当に愛しており、このときまでは平和でした。
(今更ですが、FF10のティーダとユウナのようにも見えなくもないです。。)
しかし、結婚してすぐに帝国アルケイディアがナブラディアに侵攻。
ナブラディアはロザリア側についたために、アルケイディアが滅ぼそうとしたんです。
これを知ったラスラ王子はダルマスカ王国の将軍バッシュと共に戦います。
王子はそのときの戦いで命を落としてしまいます。。。
悲しみにくれるアーシェ。
さらに、アルケイディアはダルマスカにも侵攻。
和平条約という名のもとに降伏することになります。
帝国とダルマスカの和平条約の調印がなされようとしたとき、
「ラミナス国王は帝国に祖国を売る売国奴だ」と、英雄であったバッシュ将軍が反乱。
ラミナス国王を討ち、調印式は崩壊。
帝国は「和平の道は断たれた」とダルマスカ王国を占領してしまいます。
そして、実行犯のバッシュ将軍は捕らえられて処刑。
王女アーシェは、悲しみの末に自ら・・・という結末が伝えられます。
これが「ダルマスカ戦役」です。
3ヴェインが総統になり、反逆を考えるヴァンとバルフレアたちとの出会い。
ダルマスカ戦役から2年。
ダルマスカ王国の首都ラバナスタに、新しい総統ヴェイン(ちなみに27歳)がやってきます。
ヴェインは、帝国の第3王子であり、次期皇帝とも呼ばれる存在。
「平和な世界を創ろう」
と呼びかけるヴェイン。
しかし、これに怒ったのがヴァン。
戦争孤児を大量に生み出し、苦しめている帝国に何かしてやろうと、
帝国が探している国宝「黄昏の砕片」を盗み出そうとします。
実質的にこれが物語の始まりとも言えます。
盗み出すことに成功するのですが、ここで同じく盗みに来た空賊「バルフレア」と「フラン」に遭遇します。
ヴァンにとっては憧れの存在である、空賊であり、さらに名前もそこそこ知られた存在です。
「ぼうや、お渡しなさい」と迫るフラン。
バルフレアの相棒にして、恋人の立ち位置。
ただ、ここで3人とも帝国に捕まってしまいます。
捕らえられたのはナルビナ城塞。
その地下独房で、なんと幽閉されていたバッシュ将軍と出会います。
最初は国を裏切った反逆の将軍とされていたバッシュでしたが、
実は本当に手を下したのは、彼の双子の弟ガブラスであり、
ガブラスは帝国の執政官「ジャッジマスター」の一人だったのです。
つまり、そもそも全ては帝国の自作自演であり、
王国を正当な理由で乗っ取る計画だったということ。
そっくりな弟ガブラス。
なぜ彼は帝国にいるのかは別記事にて考察。
ちなみにメインに出てくる画像の中心にいるのもガブラスです。
誤解がとけたヴァッシュも彼らに同行することに。
ナルビナ城塞からダルマスカ王国に戻ります。
4脱獄後、アーシェ王女と出会う
ナルビナ城塞から脱獄に成功したヴァンたち。
そして、その道中で解放軍の女性アマリアと出会います。
なんと彼女こそ、自ら命を絶ったとされていた、アーシェ王女だったのです。
アーシェ王女は憎しみを抱き、帝国を滅ぼすために動いています。
口調も男勝りになっています。
※どうしてアーシェは生きていたの?という疑問
バッシュが処刑され、王女アーシェが自害したという発表は、
中立国である空中都市ビュエルバの侯爵、オンドール 4 世が、
帝国の圧力によって発表していたものだったのです。
中立国ビュエルバの公爵にして総統であるオンドール4世。
中立国という名目だが、実際は帝国に屈しており、魔石を横流ししている
そんな彼の発表を知り、バッシュと同じく将軍であったウォースラ将軍が、アーシェ王女が危ないと2年もかくまっていました。
アーシェとともに解放軍を率いながら、2年間ひとりで彼女を支えたウォースラ将軍。
でも、実は・・・。
そして、出会った面々。
ここから解放軍として、帝国を倒すために動いていくことになります。
5空中都市ビュエルバ
ダルマスカ王国からバルフレアの飛空艇に乗り、向かったのは空中都市ビュエルバ。
そこで、上記のオンドール侯爵に会い、バッシュ将軍の生存を知らせます。
これによって、
帝国の思惑を知ったオンドール侯爵。
帝国はもしも、オンドールが裏切った場合は、「バッシュが生きている」ことを公表し、
オンドールの信用を失墜させようとしていました。
それを脅しとして、服従させていたんですね。
一方、罠だと知らずに警備の緩んだ祝宴会に潜り込んで捕まったアーシェ。
空中要塞リヴァイアサンにアーシェを救いに行くことになりますが、オンドールは協力してくれます。
これによって、ビュエルバも反帝国に加わることになり、
世界を巻き込んでの反帝国vs帝国の構図が出来上がります。
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6ヴェインの野望。オキューリアと破魔石
イヴァリースの神にして、管理者であるオキューリア(種族)。
彼らは人間たちの歴史に介入し、選ばれた人間に「破魔石」と呼ばれる最強の力を持った魔石を渡して、支配していました。
一方、帝国の研究者であるドクター・シドとヴェインは、
という思想から、人造の破魔石を開発。
それによって、世界を支配し、オキューリアすらも滅ぼそうとしています。
その実験として、先のナブラディア王国での戦いで実験型が使用され、王国は灰となり、
ミストのみ漂う世界になり果てました。
実はドクター・シドはバルフレアの父親であり、
さらにバルフレアは元ジャッジという経歴があります。
そんな親父に反抗して空賊になったのが、バルフレアだったんですね。
彼の過去については↓より。
さらに、ヴェインは「世界が平和になるためには、敵対する全てを滅ぼせばよい」という思想のもと、
この人造破魔石を使い、ロザリア帝国を含めて滅ぼそうとします。
そんな彼についているのもまたヴェーネスというオキューリアです。
ヴェーネスは破魔石を研究していたシドが訪れたギルヴェガンで、彼に協力し、
オキューリアから追放された存在。
オキューリアの王である「ゲルン王」の支配に反発し、
ヴェインたちに協力しています。
7ウォースラの裏切り。幻の都市ギルヴェガンへ。
帝国に対抗するには、破魔石しかない。
破魔石の一つである「暁の断片」を手に入れた一行でしたが、ここでウォースラが裏切ります。
ずっと味方だったウォースラ。
それなのに、どうして・・・と思いましたが、実は彼はアーシェの即位とダルマスカの復興を認めるという取引をしていたのです。
反乱軍という形では、結局圧倒的な力を持つ帝国には敵わない。
それならば、妥協して帝国の保護下であっても「ダルマスカ王国」を復興させたい。
それがウォースラの願いだったんですね・・・。
彼は最後、バッシュにアーシェを託し、断片の爆発によって最後を迎えます。。
「わかっている。お前は国のことを思っただけだ」とバッシュ。
アーシェにとってはショックですが(2年もかくまい、命を助けてくれた恩人)、
彼はある意味では祖国の一番の忠臣だったのかもしれません。
失ってしまった暁の断片の代わりに、
新しい破魔石手に入れるためにやってきた幻の都市ギルヴェガン。
そこで、オキューリアの王である、神の中の神、「ゲルン王」に会います。
ゲルン王は、裏切ったヴェーネスや帝国の支配を望まず、
復讐に取りつかれているアーシェを気に入り、
「聖女となって帝国を滅ぼせ」
と命じます。
ゲルン王にしてみれば、オキューリアが人間に優位なのは、「破魔石」という圧倒的な力があるゆえ。
これまでは完成品を「試練を乗り越えた勇者にのみ」与え、歴史を改編していましたが、
ヴェーネスの裏切りによって、人造破魔石が誕生し、
もはや帝国ごと滅ぼさなければならない、という結論になったのだと思います。
そしてそんなアーシェをたきつけるために、ゲルン王は、かつてアーシェが愛した夫ラスラの幻影を見せることに。
そして、破魔石の源である「天陽の繭」の眠る絶海の大灯台へと導きます。
8アーシェの葛藤と神の支配からの脱却。
大灯台の最上階に天陽の繭はありました。
しかし、そこでガブラス、シドと対峙する一行。
ガブラスはアーシェに「新たな破魔石を手にして聖女となり、帝国に復讐する」覚悟があるのかを問います。
これに葛藤するアーシェ。
ゲルン王の幻惑も彼女を襲います。
しかし、
「ラスラ王子はもう戻らない。強大な力は新しい争いを生み、復讐は復讐を生む。ラスラ王子はそんな結末を望むか?」
アーシェは葛藤の末、神々の支配を拒み、破魔石の原料である天陽の繭を砕きます。
「國を滅ぼされた屈辱はどうなる」と問うガブラス。
彼もまた帝国によって祖国を滅ぼされた過去があり、だからこそアーシェの考えを受け入れられず、逆上します。
これまでずっと復讐に燃えてきたアーシェ。
そのためならどんな犠牲も払って構わないと考えてきた彼女ですが、
出会った人々の生活や心に触れ、本当のラスラ王子の願いを尊重します。
そして、ヴェインを止めるために破魔石の力なくして戦うことを決意します。
一方、もう一人の王子であるラーサーは、
兄ヴェインの行動に異を唱え、2 大帝国同士の大戦争を回避すべく動きます。
ラーサーは身分を隠してラモンと名乗って一行と一緒に旅をしたりし、破魔石の謎を追っていました。
そしてロザリア帝国に接触。
アルシド・マルガラス。ロザリアの諜報部統括。いい人。
女好き。どことなく、アーデンさんにも似ている。
これによって、ロザリア帝国&解放軍vs帝国アルケイディアの戦いがついに始まります。
9クライマックス!空中要塞バハムート
ダルマスカの首都ラバナスタ上空を舞台に、戦争が始まります。
破魔石という圧倒的な力をもって攻めてくる帝国。
ヴァンたちは、バハムートに乗り込んで、直接ヴェインを倒す作戦をとります。
「どうだ・・・これが世界を変える力だ」
と圧倒的力をみせていたヴェインに、弟ラーサーもついに剣を抜きます。
「僕は――私は!」
兄を止めようとするラーサー。
本当はラーサーの動きに気付いていながらも、弟ゆえの愛情で見逃し、最後に説得しようとしていたヴェイン。
激情し、ラーサーを襲おうとします。
しかし、ここでガブラス。
彼はラーサーを守ることだけを使命にしていました。
ずっと暗躍してきた悪役ですが、全てはラーサーを守るため。
ラーサーこそ帝国唯一の良心であり、
かつては復讐のために滅ぼそうと考えていたガブラスの考えを止めた唯一の存在だったのです。
そして、そんなラーサーを守るために彼もヴェインに剣を向けます。
「野良犬風情が!」
と怒るヴェイン。
彼は人造破魔石を取り込み、強大な力を手に入れます。
これによって、一緒に戦ったガブラスはやられてしまいます。
「野良犬にも意地はあるのだ!」
とガブラス。ある意味名言です。
さらに、ヴェインと最終決戦です。
ヴェインは最後、オキューリアであるヴェーネスとも融合し、「不滅なるもの」となります。
これを倒すとエンディングです。
ヴェインは最後まで悪役として、力の支配を望んでいました。
しかし、実際は別の思惑もあり・・・。
本当は、弟であるラーサーに全てが終わったら王位を譲るつもりでした。
彼の抱いた計画は、世界平和を武力で成し遂げ、血なまぐさい皇族の関係を一新し、世界の歴史を人間の手に取り戻す、という
全て汚れ役を引き受けた上で、最後に優秀な弟に管理をまかせたいという兄としてのキモチがあったのです。
(どことなく、コードギアスのルルーシュっぽい立ち回りです。)
ですが、やり方が過激すぎ、さらに武力による平和は平和ではありえない、という弟の見解の相違によって、彼は敗れることになります。
ある意味では、彼が敗れたことによって世界は平和になり、弟が王に即位する、という彼の願いを反映していました。。。
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10バハムートからの脱出
ヴェインを倒した一向。
アルケイディア帝国の新しき皇帝に即位することを宣言したラーサーは、
帝国軍全軍に対し、戦闘停止の命を下します。
一方、崩れゆくバハムートからヴァン達を逃がしたバルフレアとフランは、崩落に巻き込まれてしまいます。。。
「バルフレアー!」と悲しむアーシェ。
最後はアーシェもバルフレアに好意を抱いていたという考察もできます。
ヴァンが主人公だったよね?と今更感じますが、
「俺がこの物語の主人公だ」とちょくちょくバルフレアは言っていますので、
バルフレアが主人公だったのでしょう・・・。
悲しみながらも、最後「私たちは自由です!」と宣言するアーシェ。
これによって、戦争は終わりました。
そしてガブラスも最後のときを迎えます。
最後、ガブラスは兄であるバッシュに
「ラーサー王子を頼む・・・彼こそが帝国の・・・」とバッシュに自分の代わりにジャッジマスターになって王子を守るよう願います。
「承知した・・・ガブラス」
とバッシュ。
最後に本名であるノアと呼ばずに「ガブラス」と呼んだときは、感動しました・・・。
これはガブラスとしての任務を全うした弟への最後の誇りを示す言葉だったのでしょう。
11ファイナルファンタジー12ゾディアックエイジエンディング
そして1 年後。
アーシェはダルマスカ王国の女王になります。
考えてみると女王と一緒に旅をしてきた面々はすごいです。
消息不明のバルフレアを案じていたアーシェですが、
最後に彼が生きていることを知り、微笑みます。
バルフレアは直前でなんとか脱出し、今も空賊をやっているとのことです。
バッシュは髪を切り、弟の最後の願いを聞き入れてラーサー皇帝のもとでジャッジマスターとなっています。
ラーサー王であれば、帝国は安泰だと思います。
ヴァンは念願の飛空挺を手に入れ、空賊となってパンネロと新たな日々を送ります。
そしてお宝を探して旅に出るヴァンとパンネロ。
ここから彼らの冒険はレヴァナントウィングに移ります。
これで一応、FF12のストーリーは終わりですが、
謎もたくさん残ると思いますので、
さらに、ガブラスとバッシュがなぜ敵対したのか、神であるオキューリアの真相や歴史、シドの願いなどについても考察します☆(ネタバレ注意)
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