東京五輪(オリンピック)有明・横浜バレー会場見直し問題を分かりやすく。メリット・デメリットを解説します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存
  • 0

201601150401001-2

さくら
東京五輪バレー会場問題とはなんですか?
かれん
うん。東京オリンピックで今もめているのは、ボート会場、水泳会場、そしてバレー会場なんだけど、先の二つは既に決着がつきそうなんだ。
かれん
でも、バレー会場は有明アリーナにするか、横浜アリーナにするかでもめているんだよ~
さくら
最初は有明アリーナになっていましたよね?どうして横浜アリーナ案が出たんですか?
かれん
うんうん。今日はどうして有明から横浜にする案が出たのか、それぞれのメリット・デメリットと問題点をご紹介します。

東京五輪バレー会場見直し問題を分かりやすく。横浜アリーナ案に難色か。メリット・デメリットを解説します。

スポンサーリンク

1 バレー会場見直し問題とは?

東京オリンピックでバレー会場として使用される場所を

1 有明アリーナにする

2 横浜アリーナにする

の2つでもめているのがこの問題です。

7

出典:http://mainichi.jp

水泳会場やボート会場問題は、一応、アクアティクスセンター建設と海の森競技場建設、という当初の案で落ち着きました。

こちらにそれぞれのいきさつとメリット・デメリットなどを分かりやすくまとめていますので、よろしければどうぞ♪

そして今回のバレー会場問題でもめているのは、もちろん経費削減のためです。

小池都知事になってから、五輪会場の経費削減が進み、メスが入った理由は

「そもそも有明に新しくバレーボール会場を作る必要があるのか?」

ということ。

「それなら、今ある施設を使った方が経費が安く済むし、需要も足りるのでは?」

という意見が出たのです。

2 有明アリーナを新しく作るメリット・デメリット

201601150401001-2

出典:東京都ホームページ

こちらが新しく建設される予定の有明アリーナです。

10000席以上の大規模な会場となり、

五輪後は、音楽やスポーツなどの祭典に使用される予定です。

20130929_31

場所は、有明テニスの森の空き地になります。

1 メリットは?

メリットはもちろん、他の五輪会場の側であり、なおかつ選手村からのアクセスが非常によいことです。

そもそも五輪誘致をしたときのアピールポイントとして、

この会場が挙げられていたため、オリンピック協会からの評価も高いです。

建設できるのならば、建設した方がよい、と言えるでしょう。

2 しかし、デメリットが・・・

デメリットは、何といってもその建設・維持費用です。

当初、建設費用として予算が組まれたのは404億円!Σ(゚Д゚)

しかし、その後内装費の見直しなどで、現在340億円にまで減額されています。

しかし、修繕費として今後65年間でなんと294億円がかかってくるとのこと・・・。

これに加えて毎年の維持費が数億円規模でかかることになります。

これだと、よほどの収益をあげない限り、負の遺産として東京都の大きな負担になってしまいます。

それならいっそのこと、「既存の施設を利用した方がよいのでは?そもそもこれまでもそうしてきたのだから・・・」という意見があがりました。

3 横浜アリーナ案って何?どうして横浜なの?

006

横浜アリーナは収容人数17000人を誇る

2016年7月1日にリニューアルしたばかりの最新施設です。

img_0142

出典:横浜市ホームページ

収容人数17000人という規模は五輪の15000人以上という条件を満たし、

なおかつ最新設備が整っているため、

「それなら、東京五輪で使用すればいいじゃないか」

という意見が出たのです。

小池都知事は横浜アリーナ案を推進しています。

一方、森会長は

「大事なのは、東京都がやること。よその県や市にやってくださいとお願いするんですね」

と皮肉たっぷりのコメント。。。

ボート会場も、水泳会場も結局、森会長のおっしゃっていた通りに動いていますよね。

個人的には明らかに利権関係が絡んでいて、それなりのお金が動いている(森会長についてはノーコメントとしておきます・・・(;´▽`A“)はずなので、東京に新しく作るというのは土建関係からすると、絶対はずしたくないと思います。。。

1 横浜アリーナ案のメリットは?

これはもちろん、経費削減が大幅に可能ということ。

五輪用に座席を15000席に改修する事業がメインになりますが、

その試算が7億円となっています。

有明に新しく建設する場合は、340億円。

横浜なら7億円。

約50倍違うのは大きいと思います。

2 横浜アリーナ案のデメリットは?

デメリットとして挙げられているのは、大きく2つです。

一つは、立地の問題。

やはり選手村からは遠く、

観客の移動経路も問題視されています。

というのも、横浜アリーナは駅から徒歩15分以上かかる場所にあり、最寄り駅が「新横浜駅」と大混雑間違いなしの場所にあります。

staticmap

ここまでの移動経路と警備関係が課題となっています。

 そもそも新横浜駅は、新幹線の駅があるので遠征する場合は非常に便利だが、首都圏の人が在来線で行くにはかなり不便な場所にある。

 まず、渋谷から東急で来るとなると菊名での乗り換えが発生する。菊名駅は東急東横線とJR横浜線の乗り換え駅として普段から非常にたくさんの人が利用するが、その割に駅が小さいため、ライブなどのイベントで短時間に利用者が集中すると大混雑してしまう。

引用:http://www.livehis.com/house/house_yokoari.html

そして、もう一つは、横浜アリーナは民有地であること(株式会社 横浜アリーナが運営)

横浜市が所有しているわけではないんですね。

そのため、所有者の了承が必須となっており、周辺道路などの封鎖には一体の住民や企業の協力が不可欠です。

(※出資者はキリンホールディングス株式会社、横浜市、西武鉄道株式会社となっています)

4 横浜アリーナ案に難色が?

11月25日に公表された横浜市の文書には、

「全面的に賛成する」という文面はなく、

小池都知事のおっしゃっていた「協力が得られる」というものと少し違ったものになっていました。

1 まずは所有権者の了解を得ること

2 周辺道路の封鎖を都が行えるのか

3 国際オリンピック委員会や競技団体などの理解を得ること

という上記にもご紹介した3条件が提示されています。

森さんはもちろん横浜案に反対ですから、今後小池都知事がいかに対応していくのかが気になります。

追記:横浜市長直々に、「横浜アリーナは難しいと思う」とコメントされました。

これも無理になると、小池都知事の推進した長沼ボート場、水泳会場に続いて、3連敗ということになってしまいます。。。

5 個人的に思うこと

有明アリーナは確かに立地もいいし、

オリンピック後もコンサートや展覧会などである意味立地上、幕張メッセ以上に使用される可能性があると思います。

しかし、維持費も莫大であり、今後最低でも修繕費294億円+維持費がかかってくること。

有明という液状化が避けられない土地に建設し、地震のリスクがあること。

という条件を考えると、

横浜アリーナ案でよいのではないか?と思ってしまいます。

警備や交通は、臨時便などで対応できると思いますし、所有権者の理解も東京オリンピック会場になる名誉と利害を考えると、不可能ではないでしょう。

あとはどれだけ国際社会の同意が得られるか、ですが、小池都知事の力量が試されそうです。

お金が余っているのならば、どんどん建設してお金を回した方が経済がよくなる、というのも分かりますが、保育士や保育園の整備、老後問題、地震対策など、後回しにできない問題が山のようにある以上、先にそちらを優先すべきでは?

と勝手に考える次第です。

個人的には、地震対策が不完全で、被害予想が数百万人と言われている現状より先に、五輪会場問題ばかりに都のエネルギーが注がれていることが少し心配です。。。(´;ω;`)

う~ん、素人考えだからなんとも言えないですけれど(笑)。

712月20日追記 有明アリーナ新設が決定。なぜ横浜はダメだったのか理由。

この度、「クリスマス前に結果を出す」とおっしゃっていたバレー会場問題に結論がつきました。

小池都知事の結論は、

「有明アリーナ新設」です。

なぜ横浜ではないのか、について小池都知事は言及していませんが、

1つは上記の横浜市長の難色があったこと、

もう一つは、当初より、65億円を削減した額での新設が可能という試算が出たことです。

結局、

有明アリーナは工費339億円ということになり、当初の404億円よりは減額されました。

しかし、今後使われる施設なのか?

維持費は大丈夫なのか?

については未だ解決されていません。。

さくら
340億円と7億円なら、私も横浜でいいんじゃないのかなって考えてしまいます。余ったお金を困っている方に使った方がいいんじゃないのかなって
かれん
うんうん。守りの政策ばかりでは経済が動かないから公共投資すべき、という理論もあるし、経済は本当に難しいけれど、東京オリンピックはコンパクトな五輪の象徴になってほしいっていう気持ちもあるよね♪たぶんこれからも問題が出てくると思うけど、小池都知事には頑張ってほしいです☆

スポンサーリンク

お読みいただきありがとうございました。お役に立てればうれしいです♪

よろしければこちらもどうぞ☆