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怪盗キッドの正体がコナンのいとこで確定!父黒羽盗一は工藤優作の兄!最新話まで伏線と目的を解説!
以下、画像は名探偵コナン©まじっく快斗©青山剛昌©より一部引用して考察します。
まじっく快斗や名探偵コナンのネタバレを含みますのでご注意ください!
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怪盗キッドの正体と目的、これまでの経緯を解説!
名探偵コナン©️ 青山剛昌©️
まずは、怪盗キッドとはなんなのか?について簡単に解説します。
怪盗キッドの原作『まじっく快斗』とは、1987年に『週刊少年サンデー』で初登場した作者・青山剛昌先生のはじめての連載作品です。
そこから名探偵コナンの連載が始まり、まじっく快斗は不定期連載となりましたが、なんと2024年4月の20号でまじっく快斗が連載再開されました!
めちゃくちゃ面白いし、劇場版にも関連するのでまじっく快斗本編をぜひ見ていただきたいのですが、
怪盗キッドはコナン本編にもちょくちょく登場し、劇場版にも欠かせない存在になっているため、ここでは、分かりやすく怪盗キッドについて解説していきます♪
なぜ黒羽快斗は怪盗キッドになったのか?怪盗キッドの本当の正体について解説。
主人公の黒羽快斗は、もともと手品が大好きな普通の高校生でした(お父さん黒羽盗一は世界的なマジシャンでしたが、8年前に命を落としたとされています)。
しかし、幼馴染の中森青子に「怪盗キッドに(マジックで)かなわない!」と売り言葉に買い言葉で言われてしまい、世界一のマジシャンは自分の父親以外にありえないと信じていた黒羽快斗は、怪盗キッドの鼻を折ってやろうとします。
名探偵コナン©️ 青山剛昌©️
そんな時、自宅の隠し扉の先に、父親黒羽盗一が残していた変装セットを見つけることになります。
そこにあったのが、白いシルクハットと白いマント。
世間を騒がせる大泥棒・怪盗キッドの衣装だったのです。
名探偵コナン©️ 青山剛昌©️
怪盗キッドは盗一が亡くなった8年前から姿を消していました。
しかしニュースでは今日、怪盗キッドからの予告が・・・。
いったいどういうことなのか?もしかして、父親と怪盗キッドにはなんらかの関係があるのかもしれない・・・。
そこで、黒羽快斗は怪盗キッドと対決することにしたのです。
予告の場所に現れた怪盗キッド。しかし、その手口はお粗末で、快斗はまんまと出し抜きます。
名探偵コナン©️ 青山剛昌©️
そして、明かされたのが、この怪盗キッドはかつて盗一の付き人をしていた寺井黄之助という快斗もよく知るおじいさんだったのです。
寺井は快斗に、お父さんの黒羽盗一は8年前にステージ中の事故で亡くなったことになっているけれど、実はとある組織によって命を奪われたのだと告白します。
名探偵コナン©️ 青山剛昌©️
そこで快斗は自らが怪盗キッドとなって、父親の命を奪ったであろう組織をおびき寄せることにしたのです。
この瞬間が、真の2代目怪盗キッドの誕生でした。
怪盗キッドの追う組織とビッグジュエル「パンドラ」とは何か?
怪盗キッドとして活動を始めた快斗。
そんな中、怪盗キッドとして活動する自分を「黒羽盗一」と呼んで命を狙う組織と遭遇します。
【怪盗キッドと戦う謎の組織】
名探偵コナン©️ 青山剛昌©️
謎の組織の一員「スネイク」。
第3巻の「ブルーバースデー」で登場しました。
インド最大のサファイアである「ブルーバースデー」を狙っており、怪盗キッドと対決します。そしてこの時に「組織」の存在や、その組織が父親である黒羽盗一の死に関わっていることが明らかになりました。名探偵コナン©️ 青山剛昌©️
スネイクの上司である「ボス」。ただし、組織の幹部であり、本当のボスではありません。
怪盗キッドが偽のブルーバースデーとすり替え、さらに本物に発信機をつけていたことで組織のアジトが警察に包囲されて逃亡しました。
彼らの目的は、宝石の中でも特別な力を持つと言われる「ビッグジュエル」。
さらに、そんなビッグジュエルの中でも、特に貴重であり、不老不死の力を持つとされるのが、「パンドラ」。
組織の目的は、このパンドラを手に入れること。
そして、それを追っていた先代怪盗キッドを邪魔者として始末したのです。
このパンドラというビッグジュエルは、
「ボレー彗星近づく時、命の石を満月に捧げよ…さすれば涙を流さん」(『まじっく快斗』3巻)
という言葉があり、1万年に一度ボレー彗星が地球に接近する時に、満月に捧げれば、不老不死が得られるという伝説があるという宝石です。
ボレー彗星が次に地球に接近するのは1年後。
つまり、1年以内に怪盗キッドは組織より先にパンドラを見つけなければならないのです。(コナンの世界では、1年という時間の観念はもはや意味のないものですが・・・(;´▽`A“)
ここから、怪盗キッドは、ビッグジュエルと呼ばれる宝石をメインに盗む泥棒となりました。
(業火の向日葵では寺井のために絵画を盗みましたが、それは例外)
つまり、怪盗キッドの目的は、組織より先にパンドラを見つけ出して、父の仇を捕まえること。同時に、組織の狙うパンドラを粉々に砕いてやることです。
そのため、怪盗キッドはパンドラではない宝石やお宝には、基本的に興味がなく、盗み出して鑑定して、それが違った場合は、素直に返却するという方法を取っています。
(パンドラは光にかざすと、中にもうひとつの宝石が輝くという特徴があるのです)
ちなみに公式では怪盗キッドによる被害総額は387億2500万円以上だそうです。
でも、返却しているから・・・(;´▽`A“
では、初代怪盗キッドの命を奪った組織はなぜパンドラを追っているのか?これが、コナン本編にかかわってきます。
怪盗キッドの宿敵「組織」の正体とその目的、黒幕を解説。
名探偵コナン©️ 青山剛昌©️
組織の一員スパイダー。ギュンター・フォン・ゴールドバーグ二世。
アニメ版『まじっく快斗』のオリジナルキャラクターです。
謎の組織の真のボスである「あのお方」が怪盗キッドを始末するために、世界最高のアサシンとして送り込んできたのがスパイダーです。ちなみに、スネイクはスパイダーを嫌っているとのこと。
普段は世界最高峰のイリュージョニストとして活躍しており、マジックショーを行っているため、初代怪盗キッドである黒羽盗一が世界最高のマジシャンであることを考えると、表の世界では良きライバル関係という感じでしょうか。
本性を現すと目元に蜘蛛の刺繍の入った褐色の肌となります。
初代怪盗キッドである黒羽盗一の命を奪い、現在も、パンドラというビッグジュエルを追っている「組織」。
一見して、まじっく快斗と名探偵コナンの「謎の組織」は同じ黒の組織のように思えますが、作者の青山剛昌先生は、二つは別の組織であると明言されています。
「謎の組織」は黒羽盗一の命を奪い、怪盗キッドが今存在する理由ともなっている、まじっく快斗での最大の敵ですが、その目的であるパンドラの効果が「不老不死」である、ということを考えると、名探偵コナン本編の黒の組織とのつながりが見えてきます。
黒の組織の真の目的は、「不老不死」でした。
黒の組織の考察にも書いていますが、黒の組織の真の目的は、不老不死の実現にあります。
そのために、工藤新一をコナンに変えた毒薬を製造したり、人魚島の伝説を探ったり、世界中で暗躍しています。
そして、なぜ不老不死を求めているのか?というと、それが、黒の組織の黒幕である「烏丸蓮耶」の願いだからです。
詳しくは以下に解説していますので、ぜひどうぞ↓
ここで、まじっく快斗の敵である「組織」と、コナン本編の敵である「黒の組織」がつながります。
しかし、重要なのは、上述したように黒の組織=まじっく快斗の謎の組織ではなく、
あくまで怪盗キッドが狙っている組織は、黒の組織とは別の組織になっています。
怪盗キッドの方の「組織」の構成員も、最高のボスを「あのお方」という発言をしているため、(「あのお方」というのは、黒の組織のボスの烏丸のことを指すと推察される)
まじっく快斗の「組織」は、黒の組織から依頼を受けた世界の別の組織か下部の組織であると考えられます。
つまり、怪盗キッドの目的である「組織」への敵討ちは、間接的にコナン君の追っている黒の組織の手がかりになり、怪盗キッドとコナン君は怪盗と探偵という敵同士でありながら、共通の最終目的を持っているとも言えそうです。
ちなみに、黒の組織は組員が皆お酒の名前でコードネームがつけられていますが(バーボンやジンなど)、謎の組織の組員もスネークというお酒があったり、スパイダーはタランチュラ酒というお酒があったり、一応お酒に関連しています。
ただ、やっぱりジンやウォッカのような区別とはまた異なってマイナーなので、下部組織という推察が当てはまるような気がしています。
【ここまでのまとめ】
怪盗キッドの正体は、高校生の黒羽快斗。彼の目的は父親である初代怪盗キッドの命を奪ったとされる「組織」の手がかりを追うこと。
そして、「組織」の狙うビッグジュエル「パンドラ」を先に見つけ出して壊すこと。
だから、劇場版でも宝石を狙うことになる。
これはコナン本編の「黒の組織」の目的でもある不老不死に関連するため、コナンと怪盗キッドの最終目標は同じになりそう。
ということですね。
まじっく快斗の登場人物について解説!
まじっく快斗には、怪盗キッドのライバルとも呼べる存在が何人か登場しますが、その中でもコナン本編と劇場版100万ドルの五稜星にも登場する重要人物を解説します。
中森銀三
名探偵コナン©️ 青山剛昌©️
警視庁刑事部捜査二課に所属する警部。
コナン本編にもちょくちょく登場します。
初代怪盗キッドのころから追っていますが、ルパン三世と銭形警部のように、怪盗キッドとの間には不思議な絆もある様子。
実は、最初に怪盗キッドの正体が黒羽快斗と見破った人物でもあります。
名探偵コナン©️ 青山剛昌©️
しかし、初代とは黒羽快斗の年齢が違いすぎるうえに、怪盗キッドは誰にでも変装できると思わされた結果、現在は疑っていません。
そして、中森警部の娘である青子。
名探偵コナン©️ 青山剛昌©️
彼女がまじっく快斗のヒロインであり、怪盗キッドと両想いの関係にあります。
2代目怪盗キッド誕生のきっかけを作った人物でもあります笑。
ちなみに、工藤新一と蘭に二人とも容姿がそっくりなので、本編で色々間違いが起こることも・・・笑。
ただ、悲しいのは工藤新一と蘭はお互いに認め合っている関係なのに、
中森青子は怪盗キッド(犯罪者)を嫌っているため、非常に悲しい恋という違いがあります・・・。
名探偵コナン©️ 青山剛昌©️
最終的に、怪盗キッドの真の目的が父の敵討ちということが判明したとしても、犯罪は犯罪で一生追われる立場なので、怪盗キッドと青子の恋は実らないのかも。。(´;ω;`)
白馬探
名探偵コナン©️ 青山剛昌©️
コナン本編にも登場するイギリスの高校生探偵です。
名探偵コナン本編では30巻の黄昏の館事(烏丸の事件)で初登場しました。
コナン君こと工藤新一には、一歩劣るようなイメージですが、実は怪盗キッドの正体が黒羽快斗であることを科学的にも見抜いた人物であり、
コナン君の正体を知る服部平次のような関係に近く、怪盗キッドの正体を知りつつも、その現場で捕まえるというポリシーから、あえて世間に公表はしていません。
この辺も怪盗キッドが近くにいてもすぐに逮捕しようとしなかったコナン君や平次の考えに近いかもしれませんね。
ちなみに白馬探のモデルはシャーロックホームズなので、今後の活躍も期待したいところ・・・!
ちなみに、コナン君と怪盗キッドどっちの方が頭がいいのか?については以下のランキングでも解説していますので、ぜひどうぞ♪
怪盗キッドは、IQ400の超天才で、『名探偵コナン』第16巻File.7「消滅」ではコナン君に対して「怪盗はあざやかに獲物を盗み出す創造的な芸術家だが、探偵はその跡を見て難癖つけるただの批評家に過ぎないんだぜ?」と、コナン君を出し抜くことも多いです。
一方、天才すぎるがゆえに、余計なことまで覚えて、それをコナン君に見抜かれたり、追い詰められることも多いので、本当にいい勝負です(笑)。
名探偵コナンの怪盗キッドが登場するエピソードは以下になります☆
【怪盗キッド登場巻一覧】
まじっく快斗全巻
『名探偵コナン』第16巻「コナンvs怪盗キッド」
File.6「邂逅」
File.7「消滅」
File.8「気配」
File.9「終極」
『名探偵コナン』第20巻「奇術愛好家殺人事件」
File.2「逃げろ!」
File.3「雪原の中で…」
File.4「怪しい動き」
File.5「探索」
File.6「発露」
『名探偵コナン』第30巻「集められた名探偵! 工藤新一vs怪盗キッド」
File.4「糾合」
File.5「惨劇」
File.8「密殺」
File.7「誑欺」
『名探偵コナン』第44巻「怪盗キッドの驚異の空中歩行」
File.7「奇蹟」
File.8「驚愕」
File.8「戦慄」
File.10「脱出」
『名探偵コナン』第46巻「奇抜な屋敷の大冒険」
File.7「封印」
File.8「絡繰」
File.9「神器」
File.10「不滅」
『名探偵コナン』第53巻「怪盗キッドと四名画」
File.1「紅蓮」
File.2「金色」
File.3「青嵐」
File.4「純白」
『名探偵コナン』第55巻「工藤新一少年の冒険」
File.6「月下」
File.7「黎明」
File.8「白昼」
File.9「落日」
『名探偵コナン』第61巻「怪盗キッドの瞬間移動魔術」
File.1「紫紅の爪」
File.2「瞬間移動」
File.3「3つのタブー」
File.4「Zero」
『名探偵コナン』第64巻~第65巻「怪盗キッドvs.最強金庫」
第64巻File.11「鉄狸」
第65巻File.1「潜伏」
File.2「解錠」
『名探偵コナン』第68巻「闇に消えた麒麟の角/キッドvs.四神探偵団」
File.5「青龍」
File.6「朱雀」
File.7「白虎」
File.8「玄武」
『名探偵コナン』第70巻「コナンキッドの龍馬お宝攻防戦」
File.2「龍馬」
File.3「突破」
File.4「洗濯」
『名探偵コナン』第78巻「漆黒の特急」
File.1「ミステリートレイン〔発車〕」
File.2「ミステリートレイン〔隧道〕」
File.3「ミステリートレイン〔一等〕」
File.4「ミステリートレイン〔交差〕」
File.5「ミステリートレイン〔遮断〕」
File.6「ミステリートレイン〔排煙〕」
File.7「ミステリートレイン〔終点〕」
『名探偵コナン』第78巻~第79巻「怪盗キッドと赤面の人魚」
第78巻File.11「泡沫」
第79巻File.1「擬態」
File.2「脱皮」
『名探偵コナン』第82巻「怪盗キッドVS京極真」
File.1「鉄壁」
File.2「暗転」
File.3「雌雄」
『名探偵コナン』第91巻「怪盗キッドの絡繰箱」
File.4「木神」
File.5「接近」
File.6「日記」
【劇場版怪盗キッド登場回】
「世紀末の魔術師」(第3作/1999年公開)
「銀翼の奇術師」(第8作/2004年公開)
「探偵たちの鎮魂歌」(第10作/2006年公開)
「天空の難破船」(第14作/2010年公開)
「業火の向日葵」(第19作/2015年公開)
そして、ついに100万ドルの五稜星で姿を現した初代怪盗キッドである黒羽盗一!
彼はいったいどういう存在なのか?原作ではいつ登場したのか?について以下に解説したいと思います!
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初代怪盗キッドの正体黒羽盗一が生きていた!黒羽盗一と工藤優作の関係や原作登場回を解説!
100万ドルの五稜星でついに正体を現した初代怪盗キッドこと、黒羽盗一!
現在の怪盗キッドである快斗が怪盗キッドになった理由を作った人物でしたが、8年前の事故はやはり黒羽盗一の自演(もしくは生き延びた)で、本当は生きていたことが映画内で確定しました!
そんな黒羽盗一とは一体どういう人物なのか?ここで解説したいと思います♪
初代怪盗キッド黒羽盗一の正体とは。なぜ怪盗キッドになったのか?
初代怪盗キッド黒羽盗一。
彼は、もともとは犯罪をする人間ではなく、世界的に活躍するマジシャンでした。
その実力はマジシャン界のオリンピックとも言えるピズムの大会でグランプリをとった若き天才。
世界中を駆け回る超売れっ子のマジシャンだったのです。
しかし、そんな彼が恋をした女性が、昭和の女二十面相ファントムレディとして有名だった泥棒の黒羽千影でした。
二人が出会ったのが、黒羽盗一が訪れていたパリのエッフェル塔。
名探偵コナン©️ 青山剛昌©️
エッフェル塔で展示品のバイクを盗み出そうとしていた千影に接触し、それがダミーであり、千影を狙ったものだと教えてあげたのが盗一だったのです。
そして、彼女の犯罪の記憶を世間から消して、彼女を狙う人間から守るために、黒羽盗一はあえて「怪盗キッド」として有名になり、世界中の注目を集めることにしたのです。
名探偵コナン©️ 青山剛昌©️
初代怪盗キッド誕生のきっかけは、「恋」!
もともとの顔も知らず、ファントムレディという存在に一目ぼれして会いに行き、命を助け出した黒羽盗一。
出会いもセリフもかっこよすぎる・・・(n*´ω`*n)
個人的に名探偵コナンは「恋愛物語」としても見ているので、恋はいろんな場面での重要なきっかけになっていますね。
そして、怪盗キッドとして頭角を現した黒羽盗一は、世界一の大怪盗として、コナン君のお父さんである工藤優作をもってして「最大のライバル」とさえ呼ばせるほどの人物になっていきます。
工藤優作と初代怪盗キッドの戦いと伏線について解説
青山剛昌©
世界に名を売るようになった黒羽盗一。
しかし、もともとは1412号という名称で呼ばれていました。
それを工藤優作が「KID」と呼んだことで、怪盗キッドと呼ばれるようになったのです。
そして、原作55巻で、怪盗キッドはコナン君にも接触し、工藤優作と戦ったことも描写されていました。
名探偵コナン©
10年前に初代怪盗キッドがまだ活躍していた時代。
宝石を狙っていた怪盗キッドの犯行を見事撃退したのが、工藤優作でした。
しかし、実際は怪盗キッドにまんまと逃げられ、この時は怪盗キッドが実質勝ち(という二人の価値観)だったようです。
名探偵コナン©
そして、その時の感想を工藤優作に伝えるために、当時工藤新一だったころのコナン君に手紙を渡して謎解きさせたのが、黒羽盗一。
黒羽盗一とコナン君はすでに接触していたのです。
最終的に、コナン君は10年前の当時は謎を完全に解くことはできませんでしたが、現在になってその謎を解明しました。
名探偵コナン©
しかし、当時、工藤優作は工藤新一少年にちらっと見せられた紙だけで謎を全てクリアし、黒羽盗一に答えの手紙を渡しています。
(黒羽盗一は10年前当時は現役の天才マジシャンでもあり、有希子の変装の先生でもありました)
名探偵コナン©
その手紙の内容こそが、「?」と「!」。
怪盗キッドが「次は私を止められるかな?」という意味を込めた「?」一文字を謎を解いた先の手紙にして送り、
工藤優作が、「もちろん!」という意味で「!」マークを一文字だけ返す、というなんとも頭脳戦の極みのような手紙でお互いをライバルとして認めていたのです。
名探偵コナン55巻
これ以降、怪盗キッドと工藤優作の直接対決は描かれませんでしたが、100万ドルの五稜星でついに二人の関係性が明らかになりました!
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初代怪盗キッドと工藤優作は実は双子の兄弟だった!
名探偵コナン©
100万ドルの五稜星の最後に登場したのが、工藤優作と有希子夫妻。
言わずと知れたコナン君の両親ですが、
工藤優作の手元には、とある手紙がありました。
「誰からの手紙?」という有希子の問いかけに、
「兄だよ」
と答える優作。
お兄さんがいるなんて知らなかったという有希子に、
子供のころに離婚して、兄は父に連れていかれたと語る優作。
そして、「君は会ったことがあるのではないかな?」と答えます。
「たまに贈り物をくれたりするんだ。古い刀を送ってくれたよ」
そして、そのイニシャルは、T・K。
最後の言葉が衝撃の
「ありがとう。兄さん」
そして、初代怪盗キッドの登場。
嘘でしょ!?(゚д゚)!
と一番最後に衝撃の展開が待っていました。
つまり、工藤優作と黒羽盗一は、両親が離婚したことで姓が別になったけれど、実は双子だったという衝撃の真実が判明したのです!
名探偵コナン©100万ドルの五稜星©
映画の冒頭で、平次が怪盗キッドの素顔を見て、工藤新一そっくりだと驚いて、
コナン君に「生き別れの兄弟でもおらんのか?」と聞いたのも、全て伏線。
事実として、コナン君こと工藤新一と黒羽快斗はいとこだった(しかも両親は双子)と確定したのです。
それは顔も似るよね・・・(;´▽`A“
名探偵コナン©
ちなみに、有希子が会ったことがある、というのはまさにこの場面を示しています。
そして、このことは過去にも伏線として描かれていました。
名探偵コナン©
それが、黒羽盗一と工藤新一が接触したこの場面。
「私は君の兄弟だよ」という黒羽盗一のセリフ。
当時は、工藤優作が名付け親という点で「工藤新一」と「KID」を名付けたので、
兄と弟という関係を示すだけだと思っていましたが、
ある意味、これも黒羽盗一が双子の兄だとすると、暗に工藤優作との関係性を(青山剛昌先生が)教えていたのかもしれませんね。
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初代怪盗キッドの今の目的とは?なぜ生きていたのか?
愛する人を守るために怪盗キッドになった黒羽盗一ですが、8年前にマジックショーの最中の事故により、命を落としたことになっていました。
これは「組織」が起こした事故であり、これをきっかけとして、黒羽快斗が2代目怪盗キッドになるのですが、コナン本編でも最高の頭脳を持つ工藤優作のライバルともされる人間が、そんな簡単に命を落としたのか?というのは非常に疑問でした。
おそらく、「組織」のさらに上にいる「黒の組織」の存在を知り、「あのお方」である烏丸と戦うため、家族を守るために、今は身を隠している状態なのではないか?と個人的には思っています。
ゆえに信頼できて実力もある工藤優作には生きていることを教えるけれど、息子や妻には秘密にしている、と。
これで初代怪盗キッド=烏丸=黒の組織のボス説が消滅
重要なのは、もう一つ、黒の組織のボスである烏丸の正体が、初代怪盗キッドだとされていた考察が完全に消滅したと思われることです。
工藤優作が明らかにした烏丸=黒の組織のボスであるということ。
同時に、工藤優作の双子の兄が怪盗キッドだと判明した以上、黒の組織のボスとして戦うという工藤優作の姿勢とは矛盾しますし、あくまで工藤優作と怪盗キッドの二人はライバル関係なので、憎むべき敵ではありませんよね。
ということで、今後はこの共通の敵と戦うために、共闘していく展開になると予想しています。
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※映画のあらすじ徹底考察は以下をどうぞ♪↓
ネタバレを大いに含みますので、ご注意ください!