後藤祐一民進党議員の威圧発言の理由と過去のタクシー事件とは?経歴と議員の姿勢を問われる一連の出来事を深読み考察。

かれん
しばらく、政治関係のお話はしなかったけれど、今回は少し考えたいなと思ったので民進党の後藤祐一議員の発言について考察してみます。
さくら
後藤祐一議員が何か問題を起こされたのでしょうか?
かれん
これについては既にニュースになっているんだけど、防衛相の女性幹部に「威圧的」な発言をしたそうなんだ・・・
さくら
・・・(´;ω;`)
かれん
うん・・・そうなっちゃうよね。ただ、その理由を考えないと一概に批判もできないので、今日はその理由とこれまでの後藤祐一議員の発言、経歴などから議員について考えてみたいと思います
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後藤祐一民進党議員の威圧発言の理由と過去の経歴。タクシー事件とは?議員の姿勢を問われる一連の出来事を考察。

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1後藤祐一議員の「威圧発言問題」とは?

出典:NNNニュースより引用

問題となっているのは、本日21日の稲田防衛大臣の記者会見にて発表された後藤祐一議員の女性官僚への威圧発言です。

以下、詳細を引用します。

16日夜、民進党の後藤祐一議員が自衛隊の日報問題を説明するため訪れた防衛省の女性官僚に声を荒らげ

上司に言ってお前の人事評価を下げてやる

などと発言、女性官僚がその場で涙を流していた。

防衛省から後藤議員に抗議し、後藤議員は謝罪したという。

出典:日テレニュース

という、明らかにパワハラかつ刑法上の「脅迫行為」ともとれるような発言です。

稲田防衛大臣は「あってはならないこと。非常に問題がある」とこれを非難した、というニュースが報道されました。

2なぜ後藤祐一議員はそのような発言をしたのか?

ただ、威圧的発言があったからと言ってすぐには否定できません。

女性側の対応が非常にまずく、本当に人事評価に関わるようなことをした結果、そういう発言にいたったかもしれないからです。

そのため、公平をきすためになぜそういう発言をしたのか、理由を調べてみました。

一連の流れによると、

女性職員は16日夜、自衛隊のPKO問題の説明のために議員会館で後藤氏と会ったそうです。

後藤氏は、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に参加している陸上自衛隊部隊が作成した日報について、衆院予算委で何度も取り上げていますが、

どうやら、そのことについて女性と口論になった模様

女性官僚の持ってきた日報には不備があり、

それを不服に思った後藤祐一議員は、女性官僚に対してこのような発言を行ってしまった、ということですね。

では、なぜそんなに怒ったのか、感情的にならなくてはならなかったのか、というと、

それは民進党の後藤祐一議員にとって、

この自衛隊の日報問題は自民党への大きな攻撃材料になりうるはずだったからです。

以下にその経緯を考察しています。

3自衛隊のPKOの日報問題とは何?という方のために簡単に♪

2016年、自衛隊は南スーダンでのPKO(=国連平和維持活動)に参加していましたが、

7月にジュバにて大規模な戦闘が起きた際に「戦闘」という言葉が用いられている自衛隊の日報が見つかったのです。

何が問題なの??(。´・ω・)?

と思ってしまいますが、

日本国憲法では、

9条:日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する

同2項:前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。 国の交戦権は、これを認めない

と記載されており、

日報に書かれていた「戦闘行為があった」、という事実はこの武力の行使に当たるのではないか?

ということが問題になっています。

※海外では自衛隊は立派な軍隊として認識されていますが、

あくまで日本では解釈上、「自衛のための組織」であり、

軍隊にはあたらないという見解です。

これに関しては憲法学者の間でもいろいろと議論になっていることなので、ここでは触れませんが、

ただ、国際平和協力法(PKO法)というものがあって、

1紛争当事者の間で停戦合意が成立していること。

2当該平和維持隊が活動する地域の属する国を含む紛争当事者が当該平和維持隊の活動及び当該平和維持隊への我が国の参加に同意していること。

3当該平和維持隊が特定の紛争当事者に偏ることなく、中立的立場を厳守すること。

4上記の基本方針のいずれかが満たされない状況が生じた場合には、我が国から参加した部隊は、撤収することが出来ること。

武器の使用は、要員の生命等の防護のために必要な最小限のものに限られること

このように定められています。

今回のことはこのPKO法にも反するのではないか?として、批判されているのです。

(そもそも南スーダンでは上記条件を満たしていませんでしたが・・・(;´▽`A“)

だからこそ、稲田防衛大臣は「戦闘行為」はなかった、

あくまで「武力衝突だった」と述べています。

これは法律に詳しくなくても、明らかに厳しい言い訳なのですが・・・

稲田氏は「一般的な辞書的な意味で戦闘という言葉を使ったと推測している。武器を使って人を傷つけたり、物を壊したりする行為はあった」とも述べています。

要は、自衛隊の日報に書かれた「戦闘行為」では

憲法にも違反しており、そのリーダーである稲田防衛大臣の責任が問われるので、あくまで戦闘行為はない、と言わざるを得なかった、ということです。。。

4ニュース深読み考察。そのとき何があったのか考えてみると?

上記の日報問題は報道でも大きく批判されましたし、

民進党にとっても格好の攻撃材料でした。

だからこそ、後藤祐一議員は女性官僚に日報の資料を提出させようとしましたが、

女性官僚はあくまで防衛省の人間

上司は稲田防衛大臣であるため、もちろん防衛省が不利になるような資料は持ってきません

だからこそ、資料に不備があり、それを後藤祐一議員は怒った、ということです。

この辺は、自分たちとリーダーを守りたい防衛省と、それを攻撃したい民進党の後藤祐一議員との問題なのですが、

後藤祐一議員は、ここで本当に不服から感情的になって怒ったのか

女性官僚にきちんとした資料を提出させようとして、そのフリをしたのか(冷静だったのか)、

ということよっても変わります。

(ニュースに報道されているように、ただ後藤祐一議員がパワハラをした、という出来事だけで片付ける問題ではない、と思ったので書いています・・・)

ビジネスの取引現場では、わざと威圧的な態度をとって情報を引き出すのは初歩的な手段でもある、とされていますので、

もしそうであれば、後藤祐一議員がそうしたのはあくまで作戦であり、

また、報道にあるように、女性官僚が泣き出したのは、その攻撃をかわすための作戦(あくまでフリ)だった、とも取れます(女性は防衛省官僚なので、エリート中のエリートです)。

ちょっと深読みしすぎかな・・・。(;´▽`A“

ただ、議員という上の立場である以上、作戦であったにしろ、今の時世ではパワハラになってしまう、ということを考える必要があり、

本当に感情的になって、「人事評価を下げてやる!」と言ったのだとしたら、脅迫行為ですので、どちらにせよ後藤祐一議員の失策であることには間違いありません。

このことについては、はっきりと謝罪すべきだと思います。

ただ、やっぱり感情的な発言だったのかも・・・と思ってしまうのが、↓の問題です。

5後藤祐一議員の過去の発言とタクシー事件とは?

これは今も出回っているねつ造された画像です。ご注意ください。

ここで過去の後藤祐一議員の発言を見てみると、

2015年5月28日、衆院安保特別委員会での総括質疑において、 ホルムズ海峡が機雷で封鎖された場合、日本へ石油を運ぶタンカーが通れなくなるという話の最中に、

つまり石油を求めて戦争してもいいと、この法案では定義しているのだと考えます。この法案は石油を求めて戦争を可能にする法案でしょうか」と、発言しています。

これは安保法制の是非を問うときの議論で、これ自体は議論としてあっていい発言だと思います。

しかし、Twitter上では(今もですが・・・)、上記のような画像が出回っており、

これはねつ造されたものです。。。。(´;ω;`)

「石油は燃やすとあったかいものです!そんな燃やすとあったかいだけの石油なんかのために戦争するなんて、世界に対して恥ずかしいと思わないんですかーーーッ!」

なんていうヤツだぜ?

などとツイッターでは拡散されていますが、ご注意ください。。。

個人的に問題なのは、タクシー事件の方だと考えます。

タクシー事件とは?

これは2015年の6月にあった不祥事で、

後藤祐一議員が泥酔状態で都内の議員宿舎に帰宅したときに、

タクシーからなかなか降りようとせず、手に負えないと判断した運転手が警察に通報したものです。

後藤氏は釣り銭をめぐって「受け取る法的根拠は何か」などと運転手を怒鳴り、その後、転倒して頭を打つなど全治1週間の軽傷を負ったということ・・・。

おつりを受け取る法的根拠・・・( ^ω^)・・・

正直意味不明です。。。_(┐「ε:)_

結果、「今後このようなことがないように襟をただして身を律し、国会活動に専念する」と陳謝しました。

これ以降、問題はなかったのですが、

やはり感情的になってしまう部分がどうしてもあるようです。。

6最後に後藤祐一議員のブログと経歴をご紹介♪

後藤祐一議員は、1969年生まれの47歳。

神奈川県出身で、東京大学法学部を卒業されています。

すごい・・・!Σ(゚Д゚)

1992年、通商産業省(現:経済産業省)に入省し、スタンフォード大学やカナダ外務貿易省への出向を経験した後、2005年7月に経済産業省を退官して、2006年より選挙活動を開始。

その後、2009年の第45回衆議院議員総選挙では再び神奈川16区から出馬し、亀井善太郎を破り初当選され、現在まで議員を続けられています。

もともとは国家公務員(問題となった女性と同じく、官僚)だったんですね。。。

自分も元官僚で先輩である、という自負があったからこそ、女性に対して強く威圧的な態度をしたのかもしれません。

政策方針については、

選択的夫婦別姓制度の導入に賛成

永住外国人への地方選挙権付与にどちらかと言えば賛成

日本国憲法第9条の改正に反対だが、全ての条文の改正に反対しているわけではなく、日本国憲法の改正には賛成している。

憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使に賛成

と民進党でもどちらかというと、自民党に近い考え方を持っています。

そのため、ネットでは自民党を否定=反日などと極端な言い方も一部でされていますが、

そのイメージとは違うかもしれません。

他、本人のブログでは、

結婚できる社会
議員定数削減
ムダ全廃
脱原発(安易な再稼働反対)
透明な政府(オープンガバメント)

出典:後藤祐一ブログ

を公約として掲げられています。

以前不良問題発言で話題になった西宮市長も京都大学卒業でしたし、とても優秀だと思うのですが、

やはりプライドの高さや見下したりする発言は、議員としてだけではなく、人として自制すべきだな~と思っちゃいます。

パワハラはダメ、絶対!

ただ、この問題で稲田防衛大臣が逆に攻めるような形になっていますが、

日報の問題をはぐらかすことなく

きちんとした説明をしてほしい、というのも心情です。

かれん
というわけで、今回は後藤祐一議員の発言とその背景を考察してみました♪
さくら
議員さんと官僚さんとの心理戦も現場ではやっぱりあるんでしょうか・・・
かれん
うんうん。ドラマだけの世界だと思っちゃうけど、やっぱり現実にはかなり難しい世界みたい。まったりな私には無理だけど、どちらにせよ言動には普段から気を付けたいよね♪

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