目次
出国入国でスタンプが押されない!顔認証自動ゲート通過後の出入国印のもらい方と必要な場面一覧まとめ!
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1出国・入国で顔認証ゲートが誕生!スタンプが押されなくなったよ!
出典:法務省入国管理局
平成29年10月18日から羽田空港に加え,成田空港,中部空港,関西空港及び福岡空港の上陸審査場に本格導入された顔認証ゲート。
成田空港では出国も10月3日から導入。
その後、羽田や関空、福岡空港も、11月末までに完全導入されるようです。
※ただし、日本国籍を持った日本パスポート保有者のみ。特別永住者(在日の方)や在日外国人の方は利用できません。ただ、2019年からは観光ビザの外国人も利用できるようになるようです。
成田空港を今回利用したのですが、
「日本人の方はこちらです~」
と案内され、そのまま行くと新しい機械が!
画像は入国管理局より。珍しいからって写真とったりしたら怒られます(笑)。
出入国はテロ防止のために写真撮影禁止だそうです。
こんな感じで、パスポートを置くと、前面のガラスの中に仕込まれたカメラが私たちの顔を認識して、IC旅券の中身と整合。
顔が本人と確認されたらゲートが開き、出入国を自動で行える、という未来の機械が導入されていました!
すごい・・・。
もう出入国さえも、電車の改札みたいに使えるんですね。
でも、個人的には入国審査官の方にあいさつして、そこでもらうスタンプや
「いってらっしゃい」などの声が好きだったのでちょっと残念。
でも、ゲートを通ってみると、驚いたのが出入国スタンプが押されないこと!
こんな感じでパスポートに押されていたスタンプ(正式には証印といいます)が、省略されるようになったのです。
「え?海外行くのにスタンプないってまずくない?」
と少々不安に思った私。
でも、担当官の方に聞いたところ、どうやらスタンプは必要ないらしいです。
今回は専門の出国審査官の方にお聞きした内容をまとめてみます。
1出国・入国証印はもう押されないの?
上記のスタンプですが、原則、顔認証ゲート(自動化ゲート)を使った場合は省略されるようです。
実は海外ではこれもスタンダードで、韓国に行ったときも押されず、もうスタンプは廃止の方向になっている様子。
たしかに、アメリカとかヨーロッパでも出国証印って押されないですもんね。
ということは、別にスタンプはなくても大丈夫!ということ。
2スタンプなくて全然平気なの?スタンプのもらい方について
でも、実はスタンプがないと怪しまれたり、日本の顔認証ゲート導入を知らない海外の審査官に指摘されたり、特に中国などはビザやスタンプの有無に厳しいことで有名です。
(自国民ですら、行く先のビザや許可証がないと出国させない)
そのため、不安な場合は顔認証ゲート通過後にすぐブース(審査官がいる机)があるので、そこで「スタンプください」とお願いするのが良いようです。
私も「通ってください~」と言われましたが、気になって戻って尋ねたら押してもらえました(笑)。
また、完全に通過した後や後日でも審査官がいる事務室(出入国審査ブースの端にあります)に行って直接お願いすると、証印を押してもらえるそうです。
どうやら、私みたいにわからない方が多いそうで、後日もらいに来る方もいるとか。
そして、その場でほしい場合は、今まで通り、審査官のいるブースに並んで押してもらってもよいようです。
3出入国スタンプが絶対必要な場面もあるよ!
でも、現場でなくなったからと言って、すぐに他の制度が変わるものでもなく、
実は出入国スタンプが必要な場面というのがいくつかあります。
・ 海外渡航中の運転免許証の有効期限経過による再取得の手続
・ 海外から帰国した場合における転入届に係る手続
・ 年金保険に関する合算対象期間(免除期間)の証明手続
・ 非居住者の免税手続
・ 外国査証の申請手続
特に、日本国内にずっと住んでいて必要な方というのは、ビジネスマンなどが出張の証明や税金の証明などのために利用する場合です。
また、海外に住んでいて、転入や転出届をする場合や、日本国内の免税店で免税で商品を買う場合に、入国印(上陸印)がない場合は、証明を別途する必要がでてきます。
その場合は、絶対にゲートの先にいる審査官の方に「押してください」とお願いするようにしましょう!
「いらないです。先に進んでください」と私も案内されましたが、「スタンプください」というと普通に押してくれます。
別に上記の理由がなくても、たとえば「記念」で、押してもらっても大丈夫。
というか、海外行くのにやっぱり記念は欲しいですもんね。(#^^#)
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4もし、スタンプをもらえなかったらどうするの?
スタンプがもらえず、または忘れてしまった場合は、以下のように開示請求をすることも可能です。
まず、まだ空港内にいる場合は、すぐに出入国事務室か、審査ブースにいる審査官にお願いして押してもらいましょう。
すでに空港を出てしまったり、後日の場合は開示請求を法務省に行います。
この場合は文書で出入国記録が送られてきます。
出帰国記録が必要な方については,出帰国記録に係る開示請求手続(手続をご案内するページへ移動します。)
ただ、こちらはかなり時間がかかるので、
もし、緊急で必要な場合は、直接スタンプをもらうはずだった入国管理局に電話しましょう。
ただし,出帰国の証明を緊急に必要とする次の事情がある場合には,出帰国手続を行った地方入国管理官署(入国管理局のウェブサイトへ移動します。)にお問い合わせください。
私の場合は、直接出国事務室に行って押してもらいました。
これで安心♪
5私見。スタンプまだ必要な場面あるのだから、案内変えるべき!
これは私の意見ですが、「日本人の方こちらです~」とわけもわからず案内されて、
そのままゲート通過して「あれ?スタンプ押されないよ」となっちゃう方が大半だと思いますので、
せめて、証印はゲートでは原則押されないとの表示をもっと見やすくしたり、そういう案内が必要な気がします。
あるいは、完全廃止にするのなら、中途半端に必要な現状をなくして、無理にでも保険や免税の制度自体を変えていくべきだと思います。
私は今後も審査官のいるブースを利用したいので(あいさつ好き)、案内の仕方も変えてほしいなって。
あるいは、ゲート通過後のスタンプは自分で押す感じにしたらどうでしょうか?(笑)
もちろん、正式な証印とは別に自動ゲート専用の簡易的なものを利用したりしてw
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