目次
台風が来る前に自宅でできる台風・冠水対策をご紹介。冠水と浸水の違いって? 冠水した車はどうすればいいの?
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1 まずは冠水と浸水の違いについて
特に、台風10号のときに私も函館に居たのですが、倒木があちこちにあり、特に大きな木が根こそぎ倒されていました。
また、石狩川は濁流となっており、上記の映像のように氾濫している川も。
台風は決してあなどれません。
そして怖いのは、台風の暴風もですが、浸水と冠水です。
電気系統はショートしてしまったり、物が流され、腐ってしまったり・・・。
今日はそれを防ぐためのとっておきの方法もご紹介したいと思います!
ここでよく床下浸水とか、冠水した、という言葉を聞きますが、実は二つは意味が異なっています。
このように、
普段水のない土地が水に浸かることを、冠水。
家や車など物が水に浸かることを、浸水と言うようです。
つまり、道路が冠水し、結果的に家が浸水する、という言い方ができます。
2 自宅でできる水害対策。必要な物、準備しておくべきものをリストでまとめてみました。
特に一戸建てや一階に住居がある方、河川や海の側にお住まいの方は必見です。
1 まずは台風に備えて、必要な物
まずは特に備えておいた方がいいものです。ピンク色のものは絶対あった方がいいです。
【解説】
1 3日分の食料と水
暴風はもちろん、道路が冠水した場合は買い出しはおろか避難も難しくなる場合があります。そういうときに備えて、日ごろから最低3日分の食糧と水は確保しておきたいところ。地震対策にも使えます。
食糧はお湯が使えないときのことも考えて、水だけでできる防災食(東急ハンズやホームセンターには必ずあります)、カロリーメイト、チョコレートなどを備えておきたいです。
2 懐中電灯
こちらも必須。電気は水に浸かると使えなくなります。停電はしょっちゅうです。
できれば、頭に固定して、両手が使えるような登山用や防災用のヘッドライトがおススメです。以下のようなタイプです。価格も安いので、家族分あると安心。
3 長靴と手袋
浸水時は、普通の靴は役に立ちません。しかも、釘やガラスなど危険なものも流れてきます。
そのため、なるべく底の厚い長靴を常備しておきましょう。
手袋も水を掻き分けて進むときや、片付けをする際にゴム手袋などがあると便利。
4 防水ラジオ
ラジオは常に側においておきたいもの。停電で電気が使えなくなったときに情報を知る唯一の手段になります。
スマホがある場合は、それでも代用可能ですが、防水機能がついているかチェックを。
ない場合は、防水カバーも用意しておきましょう。
5 防水チャック付きの袋
こちらは緊急セットや食料を入れておくのに便利。100円ショップで大きめのものを買っておくと他にも使えて便利です。
6 ロープ
浸水レベルが大きくなった場合、人の体は簡単に流されてしまいます。そのため、柱や木と体を固定するため、家族同士で流されないようにロープを用意しておきましょう。
水圧に押されたガラスやドアはビクともしません。
かといって、ガラスを破るのも素手では無理です。
そのときに、これがあれば少ない力で女性や子供でもガラスを割って脱出できます。
もしない場合は、靴下に100円玉などのコインを詰めて、遠心力で割る方法もあります。
ただし、破片が飛び散る場合があるので、やっぱりブレイクハンマーを1本車の中と家の中に用意しておくのがよいと思います。
8 医薬品
こちらは救急セットとして、常に用意しておきたいです。
2 台風・浸水対策にあると便利なもの
1 水で膨らむ土のう
ホームセンターやAmazonで売っています。
これを玄関前や浸水しそうな部分に積んでおくだけで大丈夫です。
アイリスオーヤマ 土嚢 緊急簡易土のう スタンダードタイプ 10枚
画像はhttp://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/gekei/suibou.htmより
これをドアや玄関前にこのように並べておきます。
ビニール袋に水を入れた簡易水のう+段ボールでも一定の効果があります。
2 窓やドアの隙間をふさぐ防水ソフトテープ
こちらは気になる方向け。
窓の隙間や水漏れが気になる箇所に張っておくと、水を吸い込んで浸水を防いでくれます。
ニトムズ 防水ソフトテープ 5mm×15mm×2m E0331
3 ガラス飛散防止シート(テープ)
画像はhttp://www.dcm-ekurashi.com/goodslist/901001201020より
こちらは、暴風や地震などで、ガラスが割れるのを防いだり、割れても破片が飛び散らなくなるようにするためのガラスに張るシートです。
お値段は1000円ほどのものもあり、台風シーズンが終われば使い捨てできます。
アサヒペン UVカットガラス飛散防止シート UH-11 クリヤ 92cm×180cm
3 浸水・冠水対策特集! トイレの浸水対策!
まずは、一般的に行われている浸水対策を見てみましょう。
http://suumo.jp/journal/2014/10/08/70753/より引用
ただ、浸水は意外なところから起こったりします。
それは・・・トイレや流しの排水管です!
え!?と思われた方、道路が大雨で冠水した際に、側溝などが「ゴボッ、ゴボッ」と溢れているのを見たことはありませんか?
実は同じようなことが家庭でも起こりえます。
玄関回りには、土のうを積んだし安心!と思っていたら、
トイレや洗面台から水があふれだして、家の中がビショビショ・・・という経験をしたことがあります。
しかも、下水だから家の中が臭くて・・・ヒェッ・・・(´;ω;`)
@KasukabeCity_PR
お疲れ様です。8月22日13:45現在の道路冠水状況です。
埼玉県春日部市大沼地区(地方庁舎裏)です。
下水道が使用出来ません。トイレ等水回りが逆流します。
至急排水をお願いします。 pic.twitter.com/LbwaXXMj1s— かずくん (@ktsukagoshi1) August 22, 2016
こういうときに今日は家庭でできる簡単な浸水対策をご紹介します。
業者に頼む必要はありません!
気になるやり方は、
画像はhttp://favo-to-to.com/news/17802/より
トイレの場合、45リットルのゴミ袋を2枚重ねて、その中に20リットル(約半分くらい)の水を入れて縛り、それをトイレの中に入れておくだけ。
え?汚くない?と思われることなかれ。
これだけで下水の汚水が家を浸水することがなくなります・・・(´;ω;`)
トイレするときは、ビニールを敷いた段ボールなどに移しておけばOK。
お風呂や洗面台、台所にも同じようにしていきます。
http://www.city.yokohama.lg.jp/kohoku/doboku/osirase/news/20nendo/sinsuibousitaisaku.htmlより
これでもう家の中からの浸水は防げます!簡単なので、ぜひやってみてくださいね。
4 それでも浸水してしまった場合はどうしたらいいの?
家が浸かるほどの浸水の場合は、とにかく高いところに上がり、白いタオルなどを振って、救助ヘリや報道ヘリに知らせてください。
そこまでではない場合は、排水ポンプで少しずつ排水するほかありません。
画像はhttp://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/gekei/suibou.htmより
排水ポンプはホームセンターにも売っています。
5 車やバイクの浸水はどうしたらいいの?
こちらの動画はバイクが冠水した道路でどこまで大丈夫か、というものです。
車の場合ですが、基本的にマフラーが水没しなければ大丈夫です。
しかし、車はそもそも水の中を走るようにはできていません。
マフラーが少し水に浸かるくらいなら、後々走っていれば自然に乾きますが、完全に水没すると、排気ができず、エンスト。
最悪、車の中に一酸化炭素が充満して最悪の事態になる場合があります。
これは雪でも同じです。
エンジンをかけずに水没した場合→駐車したままなら、たっぷりと水を吸い込んで
ありとあらゆる所まで浸水してます。何故?といったトコロが後でサビたりします。水没した道路をエンジンをかけて走行した場合→まだマシですが、船じゃないので
水を掻き分ける構造で造られてません。ラジエターに「モロに水圧」は変形やゴミの付着など
雪や雨とは別物の問題が出ます。車は故障したり傷みやすくなったりしてしまうのでしょうか→当然です!当方、クルマ屋ですから、冠水路の走行は、後々ろくな目に遭いません!遠回りしても避けるべきですね。
その時は大丈夫でも、必ず遠回りした時間やお金よりも、後で払う代償のほうが
大きいンです。
シリンダーまで浸かってしまうと、廃車になってしまう可能性が大きいようです。
まだ動く場合でも、エンジンオイルなどのオイル系は交換し、一度プラグを抜く、などの手当はした方がよいようです。
難しい場合は、やはり一度車屋さんやディーラーに出しておいた方がよいと思います。
台風のときは、車でも飛ばされるときがありますから(特に横風や海岸沿い)、やはりなるべく外出は避けたいです。
いかがでしたか?
今回は浸水と冠水、台風対策についてご紹介しました。
準備や対策は家庭でできるものですので、ぜひお試しくださいませ。(#^^#)
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