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【ネタバレ注意】トイストーリー4ストーリー考察&感想!ラストのエンディングと続編,ヒカキンや声優について【トイストーリー】
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以下、画像はトイストーリー©ピクサー©ディズニー©より一部引用して考察します。
ネタバレを含みますのでご注意ください!
1トイストーリー4のストーリー考察(ネタバレ注意)
まずはじめに、トイストーリー4のストーリー(あらすじ)をすっごく簡単に復習をかねてまとめてみます。
トイストーリー3までのお話は、アンディ(画像)という男の子が幼いころから大学生になるまでがメインでした。
アンディとずっと一緒に暮らしてきたバズ(左)とウッディ(右)。彼らの頭の中は、いかにアンディを守るか、大事にするか、一緒に遊んでもらえるか、でいっぱいでした。
でも、アンディが大学生になって「おもちゃ」を必要としなくなり、彼らはボニーという女の子のもとに行くことになります。
ボニーという女の子にプレゼントされたウッディたち。
トイストーリー3では、すごく喜んでいたボニーでしたが・・・
トイストーリー4では、ウッディはクローゼットの中にほぼ置き去りにされ、
「ボニーに選ばれない」おもちゃになってしまっていました・・・(´;ω;`)
アンディ時代におもちゃたちのまとめ役であり、今でも一番一生懸命なウッディにとって、すごくつらいとき。
でも、それでもウッディはボニーのことを一番に思って、幼稚園に入るときも一緒について行って、ボニーが不安にならないように、世話をやくのです。
もう、この時点でウッディの気遣いと、そっと見守る親心を感じて泣きそうになりました。
そんな中、ボニーが幼稚園で自分で作り出した新しいおもちゃ「フォーキー」がやってきます。
まさかのゴミから作り出されたフォーキー。
フォーキーは「僕はゴミだ!」とすぐにゴミ箱に戻ろうとしますが、それをウッディは、
「お前は、もうボニーにとって一番大切なおもちゃなんだ」
とフォーキーにおもちゃの先輩として世話をやきながらも、ボニーのフォローをしていました。
まるで、衰えていく自分の役目を次の世代に譲るような・・・そんな哀愁も感じます。
そんな中、ボニーとその家族は移動遊園地近くのオートキャンプ場にやってきます。
そこで、ウッディは、かつてトイストーリー1と2に出ていて、9年前に別れ離れになったボー・ピープと再び再開したのです!
かつては、おしとやかであり、しっかりものだったボーピープ。
ウッディとは両想いだったけど、9年前にボーピープは他の子どもに引き取られ、その後、アンティークショップで3年間ほこりをかぶっていました。
そして、そんな生活から抜け出すために一人の子供に縛られない「迷子」のおもちゃとして生きていくことを決意。
トイストーリー4では左のかなりワイルドな姿になっていました。
かつての恋人(?)との再会と、変わった姿に驚くウッディ。
二人の価値観はこの時点では、まったく異なっていました。
ウッディ「おもちゃは一人の子どもを見守り、たとえ捨てられることになっても一緒にいるべきだ!」
ボー「子供はすぐにおもちゃを捨てるわ。次から次に。そんな世界より、もっと広い世界を見るべきよ!世界はこんなに広く、子供たちはたっくさんいるんだから!」
そんな中、ボニーの大事にしていたフォーキーがアンティークショップのボス、「ギャビーギャビー」に捕まってしまいます。
ギャビー(女の子の人形)は、作られた時からボイスレコーダーが壊れており、それで誰にも引き取られなかったかわいそうな人形。
一度でいいから、女の子と一緒に遊びたいという願いを持っており、そのために、ウッディの背中のボイスレコーダーを奪い、自分のものと取り換えるのが狙いです。
正直、この設定と人形の顔は、同時上映のチャイルドプレイを見てるの?というホラー展開で、びっくりしました。。(;^ω^)
仲間たちも集合し、フォーキー奪還作戦が決行されます。
最終的に、人質になったフォーキーを助けるために、ウッディは自分のボイスレコーダーをギャビーに譲ることになるのです。
つまり、この時点で、ウッディは不完全なおもちゃとして生きることになった(自分の中で一つの覚悟ができたのかも)とも言えます。
2トイストーリー4エンディング
無事にボニーのもとに戻ってきたフォーキー。
ボニーはうれしそうに笑います。
そして、ウッディは再びボニーのもとに戻ろうとしますが・・・
「彼女なら大丈夫だ。ボニーなら大丈夫だ。私たちがついている」
というバズの言葉にウッディは足を止めます。
ずっと好きだったボーピープ。一度離れ離れになって、二度と会えないと思っていたボーと再会し、また分かれることになってしまう・・・。
ウッディの中には深い葛藤があったのです。
そして、ここで物語は急展開します。
これまでのウッディであれば、「それでも俺はアンディ(ボニー)のおもちゃだ!」と戻っていたはずですが、
トイストーリー4のウッディは、「一人の子供にとらわれない」迷子のおもちゃとして、ボーと一緒に生きていくことを決断したのです!
ウッディは仲間たちと別れ、親友であるバズとも別れ、ボニーの家には戻らずに、移動遊園地と一緒に、世界各国を回りながら、一緒にいろんな子供たちと遊び、いろんなおもちゃと出会い、子供たちのもとへと送り届ける・・・そんな生活を選んで、トイストーリー4のラストになります。
このエンディングが、賛否両論となっているようなので、最後に私の個人的な感想を書きます♪
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3トイストーリー4感想と考察
一番悲しかったのは、アンディの時代からずっと一緒だった仲間たちとここで別れる、という展開。
特に、大親友であり、トイストーリーのメインでもあったウッディとバズ。
この二人の別れが、トイストーリーという物語の完結としては悲しすぎる・・・・という気持ちがありました。
ただ、これは視聴者目線、おもちゃ目線によって見解がかなり違ってくると思います。
トイストーリーファンの私
「おもちゃとして、一生懸命子供に尽くすウッディが好きで、これからもバズたちと一緒のアンディが見たかった。最後の場面で、これまでのウッディなら【それでもボニーを見守る】選択をしていたと思うし、ストーリーとして、ボーも含めてボニーのもとに行って、みんな一緒で仲良しハッピーエンドがよかったかなぁ」
と映画が終わったときはちょっと寂しい感じがしていました。
でも、おもちゃ目線で考えると、
「ウッディはもうボニーには必要とされず、フォーキーがボニーの一番の友達になった(次世代への交代)」
「ボニーにはウッディだけじゃなくて、実はいっぱい彼女を見守る仲間たちがいて、バズはそれを最後にウッディに教えてくれた。アンディは【必要とされるべき・自分しかいない】という価値観に縛られすぎて、自分の本心を見失っていた」
という点が大切かなぁと思いました。
そもそも作品のコンセプトとして、
「意思のあるおもちゃ」
というものがあって、
意思がある、ということは、「自分の生き方を自分で決められる」という「自由意志」が尊重されている気がします。
視聴者としての私は、「これからもボニーを見守って、仲間たちと一緒にいてほしい」と思ってしまいますが、これはウッディの意志をむしろ捻じ曲げてしまっていて、
そういう価値観の外には、実はすっごく広い世界が広がっていて、
「おもちゃは一人の子どものためにあるべき」
という価値観を壊し、もっと広い世界を見たっていいじゃないか!という
「すべき・あるべき」という価値観を壊そうという気持ちを感じたのです。
ある意味、アメリカっぽいかも(イメージ)。
ボニーはもうウッディを気持ちとしては必要としていないし、大切な友達ができた。
それはかつてのアンディと自分の関係のように。
ボニーを見守る仲間たちは、ウッディがすごく信用していて、安心してまかせられる。
この伏線があったからこそ、ウッディは最後に仲間たちと別れを告げ、自分の「次にしたいこと」に進めたんだと思います。
おもちゃに意思がある、という設定である以上、彼らが自分の意志で何を選んだって本当は尊重すべきなはずが、私自身も「おもちゃなんだから、見守ってほしい」「仲間と一緒にずっといてほしい」と縛っていたのかもしれません。
こういうのって、どこか親心というか、子離れの寂しい感覚にも近いのかも。
賛否あるトイストーリー4のストーリーですが、個人的にはアンディとの幸せな時代を過ごしたウッディにとって、「次のステップ」なのかな、とある意味感慨深いです。
続編がなさそうな終わり方ですが、
世界を見て回るウッディは「永遠の別れ」ではなくて、またバズ達と出会い、会いに行くことだって「自由」なはずです。
なぜなら、ウッディたちは自由に動けるし、ウッディはもう一人の子どもに縛られていないから!
だから、ひょっこり「旅」から戻ってたまに様子を見たりしつつ、世界中の子どもたちを笑顔にしていく、おもちゃを助け、次の子どもたちに送り届けるお手伝いもしていく、というウッディの生き方は続編にしても面白そうだな、と思います(短編でたくさん作れそう)。
ただ、ウッディの物語を人生にたとえるなら、
生まれて、おもちゃの本懐である大好きな子供に大切にされて、
その子と別れて、
新しい世代に譲り、次へ行く、という展開が、子供を育て、その子供が成長し、恋をして次の子を産み、老いて、役割を次の世代に譲る・・・という人間にも重なる気がしました。
どことなく切なくて、それがまたトイストーリー4の余韻になっている気がします。
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トイストーリー4声優一覧
ヒカキンさんも出演していました!真ん中のイーグル(鳥)役です。
ちょっぴりで私はわかりませんでした(笑)。
ちなみにフォーキー役は、竜星涼さん!フォーキーの不思議な感じが上手でした。
というか、声優さんだと思ってました。。うまいっ
ウッディ:唐沢寿明
バズ・ライトイヤー:所ジョージ
ボー・ピープ:戸田恵子
フォーキー:竜星涼
デューク・カブーン:森川智之
ギグル・マクディンプルズ:竹内順子
ジェシー:日下由美
ミスター・ポテトヘッド:辻萬長
ミセス・ポテトヘッド:松金よね子
レックス:三ツ矢雄二
ハム:咲野俊介
スリンキー:辻親八
ギャビー・ギャビー:新木優子
ダッキー&バニー:チョコレートプラネット
所さんと唐沢さんは本気で毎回すごいですね。
あと、チョコレートプラネットのお二人もすごかったです。
私は、最初に声優さんを知らなかったので、途中で「ティー」といったときに分かりました(笑)。
ちゃんと入れ込んでくるスタイル好きです(笑)。
ラストのラストで、ハイタッチできなかった白の軍人さんが、カブーンとハイタッチできてよかったです(クレジット後)。こういう演出もトイストーリーっぽいかも。
トイストーリー4の評価は☆5中☆4です!
家族で見るには最高の作品かも!
天気の子の考察もよろしければどうぞ♪