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ウタの真の正体とフィガーランド家の関係は何?ウタの最後と両親、五老星の発言を徹底考察!(ネタバレ注意)【ワンピースレッド考察】
以下、画像はワンピースレッド©ワンピース©尾田栄一郎©より一部引用して考察します。
映画ワンピースフィルムレッドのネタバレを含みますのでご注意ください!
本編の考察は以下をどうぞ。
追記※ついに本編でフィガーランド家が天竜人であると確定しました!
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1フィルムレッドの途中で出てきた「フィガーランド家」とは?
ワンピースレッドにて、歌姫ウタを見つめていた五老星たち。
その中の五老星のセリフが、今作最大の伏線であり、今後のワンピース本編に重要に関わるものだと思いました。
まずはその五老星のセリフです。
『赤髪に娘がいたのか』
『サイファーポールの言う通り大海賊時代を全否定する全く新しい敵の出現』
『革命の芽を早めに摘んでおかねば』
『あの娘がフィガーランド家の血筋でもか?』
『トットムジカの存在も気になるな』
『あれが再び目覚めるのを流暢に構えているわけにもいかないだろう』
唐突に飛び出した「フィガーランド家の血筋」という言葉。
フィガーランド家という言葉は、この映画が初だったので、「え?!」と固まってしまいました。
*ちなみに、映画ではフィアーランドと聞こえますが、小説でフィガーランドなので、フィガーランドと記載しています。
そして、この五老星のセリフは、明らかに
「ウタを早めに始末しなければならない」→「でも、あの娘がフィガーランド家のものなら、始末はできない」
という意味にとらえられると思います。
そして、さらに読み解いてみると、「赤髪に娘がいたのか」というセリフから、世界政府や五老星はそもそもウタがシャンクスの娘だと知らなかったことが確定するので、
もしも、ウタがフィガーランド家の人間であり、そのことをあらかじめ知っていたのだとしたら、シャンクスの娘であるかそうでないこともあらかじめ知っていなければおかしいことになります。
つまり、世界政府はウタの存在をそもそも重要視していたわけでもなく、「全く新しい敵の出現」とも言っていますので、ウタがフィガーランド家の人間だったということも知らなかった(ウタのことはよく知らなかった)ということになります。
となると、五老星のセリフは、
「赤髪に娘がいたのか」→「それなら、あの娘はフィガーランド家の人間だから手出しができない」
と考えるのがしっくりきます。
つまり、シャンクスがフィガーランド家の人間である、ということがこの映画で確定したのだと考えていいと思います。
この点についてはシャンクスの記事で詳しく書きます。
そして、ウタはシャンクスの実の娘ではなく、シャンクスが20歳の時に海賊の財宝の中にまぎれこんでいた(誘拐された子)と判明しているため、
ワンピース40億巻©
ウタはフィガーランドとは関係がないということが分かります。
シャンクスがフィガーランド家の人間である
→五老星「それなら娘のウタもフィガーランドだから、手をだしにくい」
ということですね。
ここで重要なのは、シャンクスがフィガーランド家の人間だから、手を出しにくい、と五老星が発言したこと。
世界政府の最高権力者である五老星が「手をだしにくい」ということは、これもおそらく、
シャンクスが天竜人「フィガーランド家」の子孫であるから、ということを意味していると考察します。
通常の王族レベルであるならば、世界政府が攻撃をためらうわけがないからです。
こう考えると、なぜ世界政府はシャンクスと全面戦争をしてこなかったのか、なぜ、いつも大将が引くのか、なぜ五老星に海賊が会えたのか、が全てつながります。
ワンピース©
五老星に会いに行ったシャンクス。
「君だから時間を取った」というセリフからも、シャンクスが世界政府にとっても重要人物であることが確定している。
この時点で、シャンクスは天竜人説があったのは事実ですが、この映画でほぼそれが確定したのではないかな?と個人的に考察しています。
ワンピース©
ワンピース最新話でも、緑牛がシャンクスの覇気にあてられて撤退しましたが、その時のセリフである「お前らと戦う気はねぇ・・・まだな・・・」という言葉から、
今はまだシャンクスと戦える条件がそろっていない=世界政府としてシャンクスと今は戦えないが、緑牛はいずれ決着をつけたいと思っている。
という意図を感じます。
2世界の一族の名前と天竜人からフィガーランド家を考察する
シャンクスがフィガーランド家という天竜人である、と考察しましたが、これまで天竜人は何人出てきたのか、ということも見てみると、
【ドンキホーテ一族】
ドンキホーテ・ミョスガルド聖
ミョスガルド聖の父
ドンキホーテ・ホーミング聖
ホーミング聖の妻
ドンキホーテ・ドフラミンゴ
ドンキホーテ・ロシナンテ
【ロズワード一族】フィルムレッドにも登場
ロズワード聖
チャルロス聖
シャルリア宮
【ジャルマック一族】サボの船を撃沈した天竜人
ジャルマック聖
【カマエル一族】ONE PIECE FILM GOLDに登場
カマエル聖
カマエル聖の第一夫人
カマエル聖の第二夫人
そして、五老星の5人とイム様です。
イム様は天竜人でも別格の存在であると分かります。
天竜人は800年前に世界政府を作った20人の王の末裔であり、このとき世界貴族となった王たちは自国の王の座からは離れて天竜人となっています。
つまり、全部で20の一族が存在しているということ。
そのうち、ドン・キホーテ一族のホーミング聖は地上に降りましたが、ドン・キホーテ一族自体はまだ天竜人だと思われます。
そして、マリージョアに行かなかったネフェリタリ家を除く19の天竜人が現在残っているということ。
これまで出てきた天竜人を見ると、
ドン・キホーテ家、ロズワード家、ジャルマック家、カマエル家、そして五老星のそれぞれ(それぞれ別の一族)、イムのネロナ家が現在の天竜人であり、
ビビやコブラの先祖である当時のネフェルタリ王(アラバスタ王)も加えると、
これまで登場した天竜人は11ということになります。
残り9!
そのうちの一つがフィガーランド家であって、シャンクスはその末裔である、と考えるのはありかと思います(詳しくは↓)
天竜人にも序列があり、おそらくシャンクスのフィガーランド家はドン・キホーテ家よりも格上で、五老星の次くらいの地位が当時はあったのかもしれません。
そして、おそらくこれはロックスが襲ったゴッドバレー事件とシャンクスが孤児になったことに大いに関係していると思いますが・・・、
ここはシャンクスの記事で考察します。
その前に、シャンクスがウタの実の父親ではないとしたら、いったいウタの本当の父親は誰なの?ということを考察してみたいと思います。
追記※その後、本編にてフィガーランド家が天竜人の中でも地位が高い神の騎士団の最高司令官であると確定しました!
ワンピース©
フィガーランド・ガーリング聖こそが、シャンクスの実の父親である可能性が高いです。
詳しくは、シャンクスの記事で考察します。
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3それなら、ウタの本当の両親は一体だれなの?母親と父親は誰?
五老星のセリフはシャンクスのことを示している=フィガーランド家はシャンクスであって、ウタは本当の娘ではないから関係ない、というのがこれまでの考察ですが、
それなら、ウタの本当の両親は一体だれなのでしょうか?
ウタが2歳の時に故郷を海賊に襲われ、両親を失い、その海賊の船と戦ったシャンクスに助けられた、というのが公式の設定です。
最初は、ウタの母親説については、以下のものがありました。
・ルナーリア族→髪の色が白いため。
・空島の民(月の民)→羽があったため。
・魚人族である→オトヒメに髪型が似ているため。
・マキノ→シャンクスが実の父親の場合、マキノに赤ん坊がいたので。
と大体4つの説があったわけですが、個人的に映画鑑賞後、これはどれも違うかなと思いました。
まず、ルナーリア族はキングに代表される一族ですが、キングはそもそもビッグマムすら驚くほど、トットランドに唯一いない3族の一つとされるほど貴重な一族です。
そんな貴重な一族が世界の歌姫であることがまずおかしいです。
さらに褐色の肌に「黒い羽根」と「灯る炎」。
ウタちゃんとはまるで違いますね。
ワノ国編の後の話なので、ルナーリア族が出てくることは矛盾しないのですが、やっぱりこれはあり得ないと思います。
次に、ウタの母親が空島の民説。
これも、個人的にはありえないと思っています。
というのも、ウタの羽根はウタワールドにいるときにしか出現しておらず、現実世界や子供時代には羽根はないからです。
ワンピース40億巻©
つまり、そもそもウタは空島の民あるいは月の民という可能性は低く、単純にウタワールドの時に空を飛ぶという夢をかなえた結果だったと考えられます。
そして、魚人説とマキノ説は明らかに違いましたね。
となると、ますます気になるウタの両親。
公式には明らかにされていませんし、おそらく本編でもウタが今後出てきて両親が説明されることはないと思います(映画上、キャラクターとして最後死んでしまったため)
ゆえに、以下は個人的な妄想なのですが・・・、
ワンピース40億巻©
尾田先生のネームによると、ウタの髪色はもともと決まっていなかったそうです。
最初から赤白なのか?どこかで染めたのか?どうしましょう?という言葉から、
ウタちゃんは設定上、もともと赤髪と白髪のハーフではなかったと推測できます。
おそらくシャンクスの娘、ということを強調するために半分赤にしたのだと思いますが、もともとウタの髪の色は白だった可能性が高いです(染めたという表現から。赤→白は染めにくいため。また、設定絵を見ても最初は白だったように見える)。
つまり、設定上、ウタの両親の髪色は白の可能性が高い、ということが推測できます。
そして、白色の髪のワンピースのキャラクターを考えると、
以上のキャラクターがいます。
このうち、見た目と種族がまったく違うミンク族や魚人、年齢の高い人を除くと、
ヤマト、スムージー、スモーカーとなるのですが、
このうち、スムージーはビッグマムと足長族の子供なので除外。
となると、ヤマトとスモーカーが残ります。
ヤマトの子供ではなく、ヤマトの母親(カイドウの嫁)がウタとつながっている=ヤマトとウタは姉妹、という考察は面白い気がします。ちょうどワノ国編が終わった後という時系列的にも。
しかし、そうなると、ヤマトとウタが姉妹なのに、姉妹のピンチに尾田先生がヤマトを出さない、というのは考えづらいです。
そうなると・・・まさかスモーカーの子供・・・?
考えてみると、スモーカーについては未だに謎が多く、その過去も明らかにされていません。
さらに、スモーカーの顔の傷は明らかに何等かの事件の後。
さきほどのレッドの設定を見ると、19年前に故郷を襲われて両親を失う、とあります。
つまり、死んだと思っていたウタの父親だったスモーカーがこの時襲われたが、生きていて、その時の傷と考えることもできるかもしれません。
この事件からスモーカーは海賊をひどく憎み、海軍に所属して出世していった・・・。
そこには奪われた娘ウタの記憶があったから。
そして、だからこそ、海賊に対しての憎しみが強く、正義感も強い、と考えると一応のつじつまがあう気もします。
ただ、スモーカーの年齢は現在36。
その19年前ということは、、17歳か18歳。
うーん、ちょっとギリギリな気もしますね。
実はもう一人、髪が白い人物がいて、これはゲームオリジナルキャラクターなのですが、
その名も「レッド」。
ワンピース アンリミテッドワールド レッドというゲームに尾田先生考案のパトリックレッドフィールドという敵がいました。
個人的には、彼の娘説もありかなと思っていました。
映画が「レッド」だったので、この点でも髪色の点でもピッタリだったのです。
しかし、レッドはもともとロジャーや白ひげと戦うほどの実力者であり、インペンダウンに投獄されていました。
つまり、そんな人間が海賊に娘を奪われる、というのは考えにくいですし、インペンダウンにいたのに、子供ができるというのもおかしな気がします。
というわけで、もしも無理やりワンピース本編のキャラクターとウタの両親を結びつけるとしたら、スモーカーかな・・・?と思いますが、現実的な話として、私はウタは普通の一般人の娘の子だと思っています。
音楽の才能に溢れていたことや、トットムジカに魅入られたこと、ウタウタの実をすでに食べていたことから、ウタの両親が大物である可能性も捨てきれませんが、やはり、映画オリジナルキャラクターという立ち位置を考えると、両親の設定を本編に持ち出す可能性は低いのかなと。
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4ウタの最後の死について
個人的にワンピースのキャラの中でもトップクラスに好きになってしまったウタちゃん。
一人で孤独の中で罪悪感にも苦しみ、それでも、世界を救ってという少女の声を叶えようと自分なりに考えて一生懸命になった結果、ウタワールドを自分の命を削って作ろうとしました。
ある意味、ワンピースフィルムレッドは、彼女の正義の物語でもあり、悲劇でもあったと思います。
ワンピース40億巻©
ワンピース40億巻を見ると、ウタがあそこまで大それたことをしたもう一つの理由は、シャンクスに会いたかったから「ありがとう。ごめんなさい」と伝えたかったから、とあります。
自分のために罪をかぶってくれたシャンクスと、そして犠牲を強いてしまった全てに対しての彼女なりの誠意でもあり、
そして、ウタが本当の父親と慕っていたシャンクスへ最後に思い切り甘えたかった、自分を止めてほしかった、そして最後にお別れが言いたかったという意図があったのかもしれません。
ウタちゃんは最後に死んでしまったと思いますが、この出来事でシャンクスは何を思ったのでしょうか。
「この世界には平和や平等なんてものはありはしない」
シャンクスはある目的のために動いていると考察しています。
そんなシャンクスの真の正体が以下だと考察しています↓
それは果たしてウタの気持ちに応えるものなのか・・・それとも・・・?
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ワノ国編のあとではないです。
映画の最初の方でルフィの事を観客が5番目の皇帝と言ってるから、ワノ国前ですが原作とは別のストーリーと考えた方がいいですね。
映画はパラレルワールドとも言われてます。
シャンクスの生い立ち関係は原作にとって重要なところですが、これがワノ国後というのもおかしいし、ワノ国前というのもおかしいので(ニカが出てきたので)やはりパラレルワールドと考える方がいいかと思います。