目次
- ワンピース映画レッドネタバレ徹底考察!ストーリーとウタの伏線&敵キャラとシャンクスの因縁と正体とは?時系列も解説【ワンピースフィルムレッド考察】
- ワンピースフィルムレッドに関する伏線と疑問一覧
- ワンピースフィルムレッドの時系列はどこ?
- ワノ国編の後ならヤマトは出るのか?→出ませんでした。
- でも、ワンピースの映画ってそもそもパラレルワールドでは?レッドは正史なの?
- ※映画公開後追記 フィルムレッドはワノ国編のしばらく後の話。
- フィルムレッドの登場キャラクターと正体を解説
- ワンピースフィルムレッドのあらすじを徹底考察!(ネタバレ注意)
- ウタは最後どうなったのか?死んだの?生きてるの?
- シャンクスのセリフから読み解く本編への伏線!シャンクスの正体が!?
- ウタの本当の両親とフィガーランド家とは?
- トットムジカとウタウタの実の能力、魔王の正体について考察
- トットムジカとトットランドの共通点について
- フィルムレッドと本編との関係について
- ワンピースレッドの感想と評価 皆の評価はどうだった?
ワンピース映画レッドネタバレ徹底考察!ストーリーとウタの伏線&敵キャラとシャンクスの因縁と正体とは?時系列も解説【ワンピースフィルムレッド考察】
以下、画像はワンピースフィルムレッド©、ワンピース©、尾田栄一郎©より一部引用して考察します。
ストーリーを追いながら細かく考察していくため、ネタバレを大いに含みます。未見の方はご注意ください!
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まず最初に、フィルムレッドについて、登場キャラと映画を見る前に気になる点からおさらいしていこうと思います!
この以下の伏線を踏まえてみると、より映画考察に深みが出ると思うのです。
個人的にずっと気になっていたのは以下の点です↓
ワンピースフィルムレッドに関する伏線と疑問一覧
・フィルムレッドの時系列は?
・映画レッドにヤマトは出るのか?
・正史なのか?
・登場キャラクターと敵について ラスボスは誰?
・ブルーノとカリファが登場!CP9はこれまで何をしていたの?
・ウタの正体は?母親は誰?
・ウタの本当の父親は誰?
・ウタの能力は何?
・フィガーランド家って何?
・トットムジカって何?誰が作ったの?
・最後にウタはどうなった?
・シャンクスの正体が明かされる?
・ゴッドバレーで拾われたってどういうこと?
以下、一つずつ見ていきます!
ワンピースフィルムレッドの時系列はどこ?
まず最初に、映画レッドの時系列についてです。
これはワノ国編の後だと確定してよいと思います。
理由は二つあります。
まずは、ゾロが持っている刀が「閻魔」であること。
これは、映画や↑のトレーラーを見てもらうと分かりますが、ゾロの3刀の一つは閻魔になっています。
閻魔はゾロがワノ国編で秋水の代わりに手に入れた刀です。
ワンピース©
つまり、本来は、フィルムレッドの時系列はワノ国編でカイドウを倒した後でないとおかしいのです。
ワノ国編では最初から最後までワノ国を出る余裕などなかったですもんね・・・(;´▽`A“
しかし、フィルムレッドでは、ルフィは五皇の扱いになっていました。
つまり、まだワノ国の中にいる状態です。
(カイドウを倒した後、ルフィはすぐ四皇になった)
そのため、この時点でレッドの時系列はワノ国編の中盤からカイドウを倒した直後である、と確定してよいと思います。
もう一つの理由は、ジンベエが映画に登場するということ。
これもワノ国編の前にジンベエは一度一味から離れており、976話にて再会し、その後正式に一味に加わったため、ワノ国編の中盤以降でないとつじつまがあいません。
ワンピース976話©
つまり、この二点から確実にワンピースフィルムレッドの時系列はワノ国編でジンベエが加入した後になるいうことが分かると思います。
さらに、映画では最後に一瞬だけルフィがギア5になりました!
つまり、ギア5が出てきたということは、間違いなくカイドウを倒した後なので、ワノ国編が終わり、新しく旅に出た後ということですね!
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ワノ国編の後ならヤマトは出るのか?→出ませんでした。
ワンピース©
ワノ国編でカイドウを打倒した後、「これから君達の船に乗せてもらう」と宣言したカイドウの娘ヤマト。
ワノ国編の後ならば、ワンピースレッドにヤマトが登場してもなんらおおかしくはないのですが、pvや公式では映画前にはなんの情報もありませんでした。
また、現時点での最新話でも未だヤマトが加入したことは確定していません。
そのため、ありうるのはヤマトは結局、一味に加入しなかった。そのため、映画に出てこなかったということ。
まず、一味に加入しなかった理由ですが、これはワノ国編の後で緑牛の襲撃後に何かあったため、と考えるほかありません。
個人的には緑牛にヤマトがやられる可能性も考えていましたが、緑牛は映画直前の最新話でシャンクスの覇気にやられて退散しました。
そのため、加入しなかったのは、その後にワノ国を守るために残る選択をしたか、あるいは、カイドウの残党を海軍から守るため、カイドウの縄張りの平和を守るために、やむを得ずにカイドウの海賊団を率いるようにルフィに説得されたかのいずれかだと思います。
つまり、レッドはワノ国編の後だと確定している以上、映画にヤマトが出てくるか否かで、ワンピース本編でヤマトが加入したかどうかもほんのり分かるということです。
これは個人的にかなり重要だと思っています。
追記。フィルムレッドにヤマト出ず。ヤマト仲間にならず。
映画にはヤマトは全く出てきませんでした。
ワンピース©最新1056話。
ヤマトはこれまでルフィの仲間になることを散々言ってきましたが、ここにきて、
「よし、決めた!僕は光月おでんのように生きる!」と宣言しました。
ルフィの仲間になるのなら、今さら改めて決めることはないわけで、つまり、ヤマトは仲間にはならない可能性があります。
結論:最新話で仲間になりませんでした。諸国漫遊してから船に乗るそうです…
映画とある意味重なってましたね。
ヤマトは10人目の仲間になるのか?それとも・・・?
そのため、正史とつながっているのなら、ヤマトが加入しなかったことが、そのままつながります。それ以上に、映画「フィルムレッド」はパラレルワールドだと思います↓
でも、ワンピースの映画ってそもそもパラレルワールドでは?レッドは正史なの?
そこで、次に出てくる疑問は、そもそもワンピースの映画ってパラレルワールドだよね?ということ。
これまでたくさんの映画がありましたが、本編にシキなどの名前が出てくることはあれ、正式に本編に関係する正史ですよと宣言されたことはありません。
というのも、
前作のスタンピードもルフィが15億の懸賞金になっているので、ビッグマム編の後は確定していました。
実際に公式でもそのように示唆されています。
ただ、
ビッグマム編の後、ゾロ達はそもそもワノ国に先に移動しているため不在ですし、サボやボニーは世界会議に潜入中のため、映画にいるはずがなかったのです。
それなのに、スタンピードには彼らが登場していたので、それならワノ国編の後?と思いましたが、ワノ国編でルフィの懸賞金額は30億になったので、それもありえません。
ワンピース©
つまり、確実にワンピース正史の時系列とは完全に矛盾しているのです。
さらに、ルフィが金獅子のシキや元海軍大将のゼットを倒したのに、本編ではそのことが一切話題に出てきません。これも本来なら、懸賞金爆上げになってもおかしくないはず。
つまり、ワンピースの映画はそもそも本編の正史の時系列とは関係なく、映画そのものを気楽に楽しんでほしい、という意味で作られた「パラレルワールド設定」という可能性が高いのです。
ただし、パラレルワールド設定だとしても、一応、本編と関わるように作られているため、同様に、シャンクスの娘ウタという設定もきちんと本編に登場しています↓
ワンピース最新1055話©
映画公開前時点での最新話である1055話。そこにはシャンクスの思い出と共に、端っこにウタらしき画像が描かれています。
シルエット的にも、タイミング的にも、これはウタで間違いないでしょう。
本編でも確かにシキの名前は登場していましたし、おそらくウタは本編でも回想として登場する可能性が高いと思います。(→本編に登場する可能性は回想以外にないです。理由は後述のあらすじ考察にて)
※映画公開後追記 フィルムレッドはワノ国編のしばらく後の話。
フィルムレッドを見た後、この映画はパラレルワールドの可能性が高いと思いました。
理由は二つ。
一つは、ワノ国で倒されたビッグマムが登場し、さらにその場にカタクリもいたこと。
ワンピース©
正史だと、ビッグマム海賊団はカイドウと共にルフィ達と戦い、トラファルガーとキッドに敗北した。つまり、ワノ国編の直後なら、映画にビッグマムが出てくるのはおかしい。
ビッグマムが出てきて、さらにカタクリも登場したことから、ビッグマム海賊団とルフィが戦ってカタクリが敗北した直後とは考えにくく(カタクリは重症)、さらに、ワノ国編の直後に倒されたビッグマムが登場するのはおかしいからです。
ゾロが閻魔を使い、ジンベエがいて、ギア5が出てきたので、ワノ国編の後なのは確定。
しかし、ビッグマムがいた以上、考えられるのは、ワノ国編のしばらく後に、ビッグマムが復活して、そこでルフィ達がエレジアにやってきた(ヤマトは未加入)、そして、ルフィが四皇になったことを観衆はまだ知らなかった、ということでしょうか。
そうなると、ワノ国編よりもかなり後の話になります。
これだと一応、正史に繋がる気もします。
となると、ビッグマムはやっぱり生きていたということが確定し、未だにピンピンしてるということに笑。これはめちゃくちゃ大きな伏線ですね。
結論としては、パラレルワールドの可能性が高いけれど、ワノ国編のしばらく後という可能性もある、ということです。
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フィルムレッドの登場キャラクターと正体を解説
まずは映画の登場キャラクター達を考察していきましょう!
ウタ(CV:名塚佳織/Ado) ウタウタの実の能力解説。
ワンピース©
ウタは2年前に登場した「世界の歌姫」。
そして、シャンクスの娘。
また、「その“歌声”が世界を変える」とされるウタウタの実の能力者です。
ウタウタの実の能力は、「聞いたものをウタの作り出すウタワールドに強制的に連れていく」というもの。
つまり、ウタの歌声を聞くと、ウタの作りだした夢想世界に意識が飛ばされ、現実世界では眠りについてしまいます。
ウタの世界では、ウタは何でも自由に作り出すことができ、食べ物も武器ももちろん、ウタ自身のいかなる攻撃も通用しません。
また、現実世界で眠っている肉体は、ウタが自由に操ることができます。
うーん、実質最強の能力・・・。
聞くだけでいいので、映像でんでんむしで、全世界の70%の人を眠らせるという驚異の能力を発揮しました。実質最強の能力。歌声を聞かないか、耳をふさげばいいのですが、既に操られた人間たちを自由に操作できるので、彼等が協力すれば、瞬く間に全世界が支配されるでしょう。
もうこれ、古代兵器以上の力では・・・?
加えてトットムジカが加わると、全世界を支配できるのですが、これは正直いらなかったと思います。。後述します。
ルフィの幼少時代に一緒に暮らしていたことも判明しました。
赤髪海賊団がフーシャ村に滞在していた期間(本編より12年前)に一緒にウタと過ごしていたルフィ。
ウタはもともと赤髪海賊団に、シャンクスが20歳の時に拾われました。
そして、その後は赤髪海賊団の音楽家として活動。
12年前にエレジアに残されるまで、シャンクスと一緒に冒険していたことになります。
ただ、ウタの父親がシャンクスというのは実際の父親ではなくて、育ての親、という意味。
それなら、一体ウタの正体とは?そして、ウタは最後どうなったのか?
これは後程考察します。
赤髪のシャンクス
ワンピース©
ご存知、四皇の一人にして、赤髪海賊団の船長であるシャンクス。
シャンクスはウタに対し「離れていてもお前は一生俺の娘だ、ウタ」と言っています。
ウタはシャンクスの実の娘ではありません。
20歳の時に拾い上げたのが、ウタ。そして、その姿を自分に重ねていました。
一体、シャンクスの過去に何があったのでしょうか?これも後程考察します。
ゴードン(CV:津田健次郎)エレジアの王
ワンピース©
映画オリジナルキャラクターです。
元エレジア国王。
エレジアは音楽の都として世界一の国であり、ウタの歌声に一目ぼれして勧誘。
しかし、その後に「とある事件」が発生したことで、エレジアは滅亡。
そして、残されたウタを育て上げたもう一人の親がゴードンになります。
悪人の顔をしていて、フィルムレッドの映画公開前は絶対悪役でしょ!と思っていたけれど、めちゃくちゃいい人でした・・・(´;ω;`)
ビッグママ幹部 カタクリ オーブン ブリュレ
まさかのここでビッグママの幹部たちが登場!
時系列がワノ国編の後だとすると、この三人が登場するのはしっくりきたのですが、実際はワノ国の中盤あたり。
ワンピース©
ワノ国にやってきたビッグママ海賊団以外のメンバーです。
フィルムレッドでは、カタクリがシャンクスと共闘するシーンもありました。
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海軍大将と五老星たち世界政府 ブルーノとカリファは何をしていたのか?
敵としてなんと海軍大将とサカヅキも参戦!
さらに五老星も登場しました!
フィルムレッドでは、普通に世界全体の平和と滅亡を危惧する五老星たちの姿が見れたことで、尾田先生の中の五老星の立ち位置は、「ただの悪役」ではなく、本気で世界を心配するリーダーであると分かります。世界平和のために、やむを得ず、手を汚させたり、暗躍もさせているということですね。
ただ、その上の天竜人に頭を悩ませているシーンも印象的でした。
そのため、五老星は、世界平和を望んでいるけれど、天竜人の要求との板挟みになっている「ある意味、中間管理職の苦悩のリーダーたち」という側面がありますね。
そして、まさかのブルーノとカリファも登場しました!
ブルーノとカリファってエニエスロビーの後何してたの?と思われた方のために簡単に書くと、二人はワンピースの扉絵連載で登場していました。
ブルーノとカリファCP9はこれまで何をしていたのか?
以下、CP9が映画本編に至るまで何をしていたの?という伏線を解説します。
ワンピース©
エニエスロビーでルフィとナミに敗れた後、
バスターコールから逃げるためにブルーノは能力『空気開扉(エアドア)』で仲間達と共に亜空間に避難しました。
しかし、エニエス・ロビーでの負けの責任をスパンダムになすりつけられたせいで、彼らは海軍に追われることになります。
その後、海列車の線路を歩いてセント・ポプラまで向かい、ルッチの治療費を稼ぐために各々がコンビを組んでショーを開催したりして、その甲斐もあってルッチも回復します。
その後、セント・ポプラに襲撃してきたキャンディー海賊団たちを撃退したりしてお礼を言われます。
そして海賊団の船を奪って彼等CP9の故郷に帰還しました。
ワンピース©
故郷に帰還したルッチ達。
しかし、そこに目をつけたのが、海軍。
海軍はCP9を捕まえようとしますが、失敗。海軍を撃退します。
その後、スパンダムに直接ルッチが電話をし、「いずれ必ず戻ります」と報告。
その後、海軍の船を奪って再び彼等は出航したのです。
そして、ルッチとカクはCP0に昇格。
本編にて、サイファーポール「イージス」ゼロとして復活した姿が描かれました。
しかし、ブルーノやカリファは謎だったのです。
それが、二人ともcp0に所属していたことが確定しました。
つまり、cp9はその後、cp0に昇格したということ。
ちなみにブルーノのジャージにはUTAの刺繍と数点の缶バッジが見えるので、ブルーノはウタの熱烈なファンのようです(笑)。
長くなりましたが、いよいよフィルムレッドのあらすじを考察していきましょう!
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ワンピースフィルムレッドのあらすじを徹底考察!(ネタバレ注意)
以下、ワンピースレッドの映画本編のストーリーを含みます。場面ごとに考察していきますので、ネタバレを大いに含みます。ご注意ください!
1オープニング。エレジアにてウタのライブが開かれる
ワンピースレッド©youtubeより引用
世界の歌姫ウタがライブを開催するのは音楽の島「エレジア」。
そこにルフィ達がウタを見にやってきます。
ウタは2年前に現れた音楽界の超新星にして、既に世界の歌姫ともなった人物。
世界政府もその影響力を脅威としていました。
最初に描かれるのは、ひたすらウタちゃんこと、AdoさんのMVとも言ってもいいくらいのライブ。
個人的にAdoさんのライブを目の前で見ているみたいで鳥肌ものでした。
やっぱりAdoさんってすごい声の持ち主ですね。
(逆にAdoさんに興味がない方が見ると苦痛カモ・・・?)
ワンピースレッド©youtubeより引用
ライブをめちゃめちゃ楽しんでいるウソップ達。
サンジも料理を作ったりして皆にふるまいますが、その材料の中に変なキノコ「ネズキノコ」を見つけます。
このネズキノコが物語の重要な伏線になります。
それにしても、既に名が知れ渡っているルフィ達が、こんなに堂々とライブに来ていたら、とんでもないことになると思うし、世界中から人が集まるのだから海軍も全面協力して警備してもおかしくない気もしますが(笑)、この理由は後々判明します。
ちなみにルフィはウタの歌にはそんなに興味がなくて、相変わらず肉です。
ワンピースレッド©youtubeより引用
唐突にライブに乱入するルフィ。
そして、なんとウタがルフィの幼馴染でシャンクスの娘だということを、ルフィが高らかに宣言します。
しかし、シャンクスの名前を聞いた観衆からどよめきが。
なんとも、シャンクスはかつてこの音楽の島エレジアを滅ぼした極悪人だというのです。
一体どういうことなのか・・・?
ちなみにこの時点でルフィは五皇とされているので、しかも四皇シャンクスの娘となるとめちゃくちゃ重要。四皇には敵も多いので、そんな簡単にばらすのは、ウタのためにも絶対によくないと思いますが・・・。
案の定、ウタを誘拐してお金を得ようと、クラゲ海賊団とビッグマム海賊団が乱入します。
ワンピースレッド©youtubeより引用
ビッグマム海賊団からはオーブンとブリュレが参戦!しかし、彼等はなすすべもなく、ウタに倒され、音符として楽譜にはりつけにされます。
かのビッグマム海賊団の幹部ですら相手にならないという最強の能力を発揮したウタ。
そんな世界の歌姫ウタの能力は「ウタウタの実」。この能力こそが、世界滅亡への力だったのです!
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2ウタの能力は世界を滅ぼす力。ウタの能力とは一体なんなのか?
ワンピースレッド©youtubeより引用
ウタはこの世界では自由に空を飛び、敵の攻撃すらも一切受け付けない。また、どんな傷も治療することができ、食べ物も無限に出すことができる。つまり、この世界では神そのもの。
ビッグマム海賊団すら圧倒したウタ。
そんなウタは「この世界なら、争いも差別もなく、食べ物にも困らないし、永遠に皆で遊んでいられる!」と夢のようなことを言い出します。
さらに、ルフィに「海賊をやめなよ」と言ってきます。
それを断り、楽しんだからそろそろ帰ると言うルフィに対して、「帰さないよ」とついにウタが本性を出し、牙をむくことになったのです!
抵抗しようとする麦わらの一味。しかし、まったく相手にもなりません。
ルフィ達はかろうじてウタの能力から逃げ出し、そこで衝撃の真実をコビーと元エレジアの王様のゴードンから聞かされることになったのです。
ワンピースレッド©youtubeより引用
バルトロメオの能力でなんとか窮地から逃げ出せたルフィ。ウタの能力に麦わらの一味はほぼ全滅状態(拘束)に追い込まれる。一体、ウタの能力とは?
コビーによると、ウタの能力「ウタウタの実」は、現実世界でウタの歌声を聞いたものを強制的に眠らせ、ウタが作る「ウタワールド」という夢の世界に連れてくるというもの。
意識だけの世界なので、ウタが最強なのも納得。
そして、そのウタワールドから戻る方法はただ一つ。
ウタが眠って意識を失うか、
かつてエレジアに存在していた「トットムジカ」という楽譜をウタが歌い、魔王を召喚し、その魔王が現実世界にも現れた時、魔王を現実と夢の世界両方から倒せばいいというのです。
一体、魔王とはなんなのか、トットムジカとはなんなのでしょうか。
さらに恐ろしいのは、ウタはサンジが見つけた「ネズキノコ」を食べており、不眠状態にあるということ。
眠らないと基本的に能力は解かれないため、ウタワールドから逃げるためには、魔王を倒すしかありません。
その上、ウタの食べているネズノキノコとウタの能力には副作用があり、眠らずに能力を行使できる一方、強い能力ゆえに体力の消耗が激しすぎて、このままだと2時間以内にウタが命を落とし、そうなると、ウタワールドからは永久に出られないと言うのです。
ウタが眠る→ウタワールドから解放される。
ウタが能力発動中に死ぬ→ウタワールドに永遠に閉じ込められる。
というカラクリ。
そのため、ウタはあえて命を落として、世界の住民をウタワールドに永遠に閉じ込めて、平和な世界を実現しようとしていたのでした。
ワンピースレッド©youtubeより引用
ウタが死ぬとウタワールドは永久に残り、住民の意識のみ残され、現実の肉体は全員滅びる。
そう考えると、ウタも現実では命を落とすけれど、ウタワールドでは生き残り、神のような存在になる可能性が高い。
そして、ウタの歌を聞いた人間は既に世界の7割になり、このままでは世界が滅びることを危惧した世界政府は、海軍大将の黄猿と藤虎を送り込みます。
というか、この時点で世界の7割が眠ってるって・・・。(;´▽`A“
既にほとんど世界滅亡してる・・・。(´;ω;`)
ある意味、どんな能力よりも広範囲で、最強の実なのは間違いないですね。。
弱点は、歌声を聞かないと効果がないことと、眠ったら効果が消えることですが、トットムジカを使うと、それすらも克服できるとのこと。
そこで、気になるのは、なぜウタが能力で世界を滅ぼそうとしているのか?ということです。
これが、ウタの育ての親にして、エレジアの元国王ゴードンから語られます。
3ウタの過去とシャンクスとの因縁とは
ワンピースレッド©youtubeより引用
ルフィとはフーシャ村で幼馴染だったウタ。彼女はもともとどこから来たのか?
もともとウタはフーシャ村にいたころ、赤髪海賊団の音楽家を名乗っていました。
「私はシャンクスの娘。赤髪の音楽家」
そして、シャンクスがフーシャ村に滞在して、周辺の海を探索していた頃に、ルフィと交流していたのです。
時系列的には、ルフィがゴムゴムの実(ヒトヒトの実)を食べる前。
ルフィとはよくケンカしたり、いろいろ競っていたとのこと。
ウタには実の両親はおらず、シャンクスが20歳のころに、海賊を倒した戦利品の中に置かれていた赤ん坊をシャンクスが拾っています。
つまり、ウタは孤児で、シャンクスは名目上の父親だったのです。
そんなある日、ウタとシャンクスは音楽の島エレジアにやってきました。
最新の音楽や楽器、世界最高峰の音楽を学べるのが、エレジア。
そんな場所を気に入ったウタでしたが、ウタの歌声に魅了されたのが、エレジア国王だったゴードン。
ワンピースレッド©youtubeより引用
元エレジア国王ゴードン。ウタを育てた育ての親でもある。
エレジアの悲劇の真実を話す。
ゴードンはシャンクス達が国を出る前夜に、ウタに色んな歌を歌ってもらおうと、いろいろな楽譜を渡します。喜んで歌うウタでしたが、その歌声を聞いたのが、「トットムジカ」。
トットムジカとは、エレジアの城の地下に封印されていた、「呪われた楽譜」であり、そのトットムジカを歌えば、魔王が召喚されるというのです。
トットムジカはウタが知らぬままに、ウタウタの能力によって目覚め、そしてエレジアに魔王が召喚されてしまったのです。
魔王の力はすさまじく、エレジアは壊滅。住民たちも命を落としますが、最後になんとかシャンクスが魔王を倒しました(実際は、ウタの体力が尽きて能力と魔王が消えた)。
しかし、何も知らないウタ。
このままだと、ウタは自分の能力のせいでエレジアを壊滅させたと知り、大量に人の命を奪った責任に押しつぶされてしまう・・・。
そこでシャンクスはこのエレジアの悲劇を自分達がやったことにしてくれ、とゴードンに頼みます。
そして、ゴードンの英才教育で、いつかきっとウタを世界の歌姫にしてやってくれ、と。
ワンピースレッド©youtubeより引用
滅びたエレジアを後に、ゴードンにウタを預け、国を出るシャンクス達。
この悲劇がシャンクスのせいだとされたことによって、シャンクスは敵扱いにされていたのですね。
正直、ここまで崩壊した国にゴードンとウタを残していくのもどうかと思いますが・・・。
シャンクスは自分達を悪に仕立てることで、ウタの心を救おうとして、さらに、そんな悪人からウタをあえて遠ざけようとしたのだと思います。
ワンピースレッド©youtubeより引用
そうとも知らずに、シャンクスが自分を捨てた上に、エレジアを壊滅させた極悪人だと聞かされたウタ。トットムジカは不可抗力だし、どちらかと言うと、信じていたシャンクスに裏切られたショックの方が大きい気もするのですが・・・。
ただ、シャンクス的には自分達と一緒にいて命を狙われる危険をおかすよりは、ゴードンに預けた方が安心だという気持ちがあったのでしょう。
これによって、↑で考察した伏線であった、
エレジアはシャンクスが滅ぼしたとされた理由と、ウタがルフィのもとからいなくなった理由が分かります。
それから12年。
ウタはエレジアの跡地にてゴードンに育てられ、音楽の才能を開花させ、世界の歌姫になったのです。
しかし、世界を知ったウタにとって、この世界はいいものではありませんでした。
世界には略奪や暴力、悪が満ちており、世界の歌姫となったウタに助けを求める声がたくさん届いたのです。
ウタは、正義感が強かったんだと思います。
だからこそ、ウタは自分の能力を使って、「悪もない、苦しみもない、完全に平和で遊べる国を作ろう」と考えたのです。
シャンクスはウタと別れる前夜にこう言っています。
「この世界に平和や平等なんてものは存在しないんだ」と。
だからこそ、シャンクスに対抗する気持ちもあって、自ら実現しようとしたのかもしれません。
【ちょこっと考察】
ワンピースレッド©youtubeより引用
ウタの表向きの理想は「平和な世界の実現」ですが、実は40億巻の設定を見ると、ウタの本当の気持ちが書かれています。
そこには、ウタは自分がエレジアを崩壊させたこと、たくさんの命を奪ったことを知って、その重圧に耐えきれず気持ちの「逃避」があった、となっています。
ウタは後に映像でんでんむしで、エレジアの悲劇を自分が起こしたこと、シャンクスが嘘をついていたことを知っています。
しかし、その時にシャンクスに置いていかれたという恨みや怒りが自分自身に向いたのは明らかで、だからこそ、世界を救わないといけないという使命感がより強くなり、罪を償おうとしたのかもしれません。
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4ウタを止めるために、シャンクスがついに登場!ラスボスのトットムジカの魔王が召喚される。クライマックス!
ワンピースレッド©youtubeより引用
自分のウタワールドなら全世界の人は幸せになれると主張するウタ。彼女はついにトットムジカの力を使い、魔王を召喚します。
フィルムレッドが始まる前、いったいラスボスは誰なのか、最強の敵はだれなのかとずっと気になっていましたが、それはまさかのウタ!
さらにウタは最凶の楽譜「トットムジカ」を使い、ついに魔王を召喚したのです。
ワンピース40億巻より©
魔王。トットムジカは楽譜の名前。これがフィルムレッドのラスボス。
トットムジカは古代兵器と並ぶか、それ以上の力を持っているとも言える。
ウタウタの実の能力がキーとなり発動。
ちなみになぜ、トットムジカをゴードンが残していたのか?という理由は、「音楽家として楽譜を捨てられなかったから」。
気持ちは分かりますが、そのせいで、世界滅亡の危機になりましたね・・・。
魔王の力はウタワールドと現実世界を橋渡しすること。
魔王はウタワールドにも存在する一方、唯一、現実世界にも顕現し、現実世界の人々を問答無用でウタワールドに侵食していくという最強の敵でした。
こうなると、もはや耳栓をしていても魔王の力でウタワールドに連れていかれてしまいます。
これに対抗するために、ルフィ達はウタワールドの内部から魔王を攻撃し、
一方、現実世界では海軍大将らがウタを狙おうとするのです。
ワンピースレッド©youtubeより引用
ウタを止めるために、操られている住民も含めて問答無用で攻撃しようとする黄猿。
平和には犠牲はつきものだよねぇ、とある意味一貫している黄猿の立場。
それにしても今作は最初から最後まで海軍は悪役でしたね(笑)。
そこに現れたのが、シャンクス。そしてベンベックマン!
ワンピースレッド©youtubeより引用
いつも最高の場面で現れるシャンクス。世界政府と通じているのでカームベルトも自由?
ウタの命を奪おうとする黄猿にシャンクスが挑み、「俺の娘に手を出すな!」と怒ります。
そして、シャンクスとルフィ、コビー、ウソップとヤソップの見聞色が通じあい、ウタワールドと現実世界での共闘が始まるのです。
狙うのは、ウタワールドと現実世界で魔王を同時攻撃すること!
ワンピースレッド©youtubeより引用
父親であるヤソップと超久しぶりに心を通じ合わせたウソップ。
最新話ではヤソップは「まだウソップには会えない」と言っていましたが、映画の方で先に会いました(笑)。ウソップとヤソップが見聞色で共闘するシーンはよかったです。
コビーの指示のもとで、魔王を同時攻撃し、撃破していくシーンはかなりよかったです。
赤髪海賊団の幹部たちの活躍に加えて、カタクリとシャンクスの共闘はこの映画でしか見れないと思います。
最後は、ルフィとシャンクスが心(見聞色)を通じ合わせ、ルフィはスネイクマンからギア5で魔王を撃破したのです!
【ちょこっと感想】
もしも、ウタがトットムジカを使わず、魔王を召喚しなければ?どうなったのかを考えてみたいと思います。
ウタは既にネズキノコを食べていて、眠らない弱点はなく、ウタが死ぬと能力のみ残るというハンターハンターの念能力のようなもの(ヘタに倒せない)なので、ある意味、ウタは最強の敵でした。
この状態でも既に全世界の7割の人がウタの歌を聞いてウタワールドにいたのですから、正直、残り3割のウタのファンでもない人々まで救おうと、魔王を召喚する必要はなかった気がします。
トットムジカの魔王は全世界にウタの能力を問答無用で広げられますが、同時に現実世界とつながってしまうので、大きな弱点にもなってしまいます。
まぁ、魔王は本来シャンクスが出てきてやっと倒せるほどの相手なので、魔王自体普通は倒せないのかもしれませんね。。
もしも、ウタがトットムジカを使わなければ、そのまま全員がウタワールドに閉じ込められて、ある意味永遠に幸福の中にいられたのですが、そうなるとワンピースという物語は終わってしまいますし、あらためてウタの能力はとんでもないものだと分かります。。
5フィルムレッドエンディング
ワンピースレッド©youtubeより引用
ルフィ達とシャンクス達の活躍で、魔王は撃破されましたが、既に魔王による世界の浸食が進み過ぎており、ウタワールドに閉じ込められた人たちは戻ってこれません。
そこで、ウタは自分のウタウタの実の能力と残された命を全開に解放して、最後の体力でウタワールドから人々を解放する歌を歌うのです。
シャンクスに渡された「眠る(命を守る)」ための薬を放棄して・・・。
歌い切り、人々は解放されましたが、ウタは倒れこみます。
そこを狙う海軍。
黄猿&藤虎vs赤髪海賊団になりかけたとき、
「ウタは俺の娘だ。俺たちの大切な家族だ!奪うつもりなら死ぬ気で来い!」
とシャンクスが覇王色の覇気を全開にします。
「やめときやしょう・・・民衆がいやす」
と藤虎は退散を決意したのです。
この辺は、最新話の緑牛に対してシャンクスが覇気で止めさせたのとまったく同じですね・・・。
海軍大将もビビる覇気。
カイドウは「覇気こそが全てを凌駕する」と言っていましたが、シャンクスはまさにその覇気を極めた存在なのでしょう。
そして、シャンクスの腕の中でウタは
「ごめんね、信じきれなくて・・・」
と泣くのです。
ワンピースレッド©youtubeより引用
そして、シャンクスはウタを船に乗せて出航、その様子をルフィはそっと見守り、何も言わず、航路を別にすることになったのです。
その後、ウタの歌が世界で歌われていることがエンドクレジットで流れます。
ここで気になるのは、最後ウタはどうなったのか?ということ。
そして、シャンクスのセリフです。
これを以下に考察していきます!
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ウタは最後どうなったのか?死んだの?生きてるの?
ワンピースレッド©youtubeより引用
世界最高の歌声を届け、最後は世界の人々を守ることを優先したウタ。彼女の歌声はアルバムとして世界中に届けられることになりました。
エンディングで、最後にシャンクスの船に乗せられていたウタ。
正確には、横たえられていました。
そこで疑問なのは、ラストにウタはどうなったのか?ということ。
これについては、個人的には最後はウタは死んだと思っています。
以下、理由を書きます。
まず一つ目は、ウタを囲む赤髪海賊団の一同が悲しい顔をしていたこと。
一瞬の描写なので分かりにくいですが、明らかに泣いているように見えました。
これだけだと、ウタが傷ついて倒れていたからとも言えますが、決定的なのが、そんな姿を遠目で見たルフィが何も言わずに、赤髪海賊団の船から離れていったことです。
本来なら、あんなに仲間想いのルフィだったら、ウタが傷ついていたら、その近くまで行って様子を見るなりするでしょうし、シャンクスにウタのことを頼むなりするでしょうし、大丈夫なら、最後に笑うでしょう。
それが、エンディングのルフィは静かに喪に服すような表情で、麦わら帽子に手をやり、航路を別にとりました。
この時点で、ルフィは見聞色でウタの状態を知り、今は赤髪海賊団に会うべきではない、と判断したのだと思います。
ワンピースレッド©youtubeより引用
ウタを助けるために全力で魔王と戦ったルフィ。この時点では笑顔だった。
なぜ、ルフィが最後に静かに去っていったのか?を考えると、ルフィの成長が見えてきます。
おそらく頂上戦争の時のルフィなら、ウタの死を知って泣き叫んでいたでしょう。
でも、それから成長し、その悲しい現実をも静かに受け止める船長になった、という描写だったように思えます。
海賊にとって仲間を失うということは、ある意味必然で、船長も仲間達も乗り越えるために受け入れるべき事実なのでしょう。
また、ウタは最後の時点で薬を飲んで眠らなければ能力の消耗が激しすぎて命を落とすと言われていました。
そのシャンクスからの薬を断って、ウタワールドの人々を助けるために歌い、能力を全開にして歌ったため、体力が尽きたとするのが自然だと思います。
せめてあの薬を壊さずに残していても、きっと体力はもたなかったのでしょう・・・(´;ω;`)
そして、決定的なのは、エンドクレジットで流れた描写です。
そこにはウタのアルバムを聞く世界中の人々がいましたが、
そのアルバムのタイトルが「ファースト&ラストアルバム」であり、さらに新聞記事には、
「UTA FOREVER」と書かれていました。
つまり、ウタが生きていたとしたら、ウタのアルバムが「ラスト」になることはありえないし、「ウタ、永遠に」と書かれることもないと思うのです。
そう考えると、ウタは死んだと考えて間違いないと思います。。。。(´;ω;`)
最後はめちゃめちゃ悲しい映画になって、二回目鑑賞時は涙が最初から出てしまいました・・・。
あの最後の場面、きっとシャンクス達はビンクスの酒を歌っていたのではないでしょうか。
ウタのアルバムの最後に収録されているのが、ビンクスの酒。
「水平線の彼方 その影に手を振るよ・・・手を振る影に もう会えないよ」
ウタが赤髪海賊団として、いつも一緒に歌っていた大好きなビンクスの酒。
ウタはきっと最後に皆の歌声を聞きながら、皆とお別れしたのだと思います。
シャンクスのセリフから読み解く本編への伏線!シャンクスの正体が!?
そして、もう一つ重要な本編につながる伏線が、シャンクスのセリフにありました。
ワンピースレッド©youtubeより引用
20歳の時にウタを拾い上げたシャンクス。そのセリフが超重要だと思います!
「これも何かの縁か」
ウタを拾ったシャンクス。
そのシャンクスが見る光景に一瞬だけ、ゴールドロジャーと冥王レイリーが見つめる姿が映ったのです。
ワンピース40億巻©
つまり、シャンクスもまたゴールドロジャー達に拾われた孤児だったということ。
しかも、その場所はゴッドバレー。
※ゴッドバレー事件について以下にまとめています↓
シャンクスの両親についてはいろいろな説が出ていますが、
この時点で、シャンクスは少なくともゴールドロジャーの息子説はありえない(エースと兄弟ではない)こと、そしてシャンクスが天竜人の末裔である可能性が高まりました。
これは別途考察しますが、シャンクスの正体に少し近づいたと思います。
※追記:ついにシャンクスの真の正体が明らかに!以下に徹底考察しています↓
ウタの本当の両親とフィガーランド家とは?
フィルムレッドの超重要な伏線が、フィガーランド家という言葉。
五老星がウタのことを「フィガーランドの血筋のもの・・・」と話していました。
*映画ではフィアーランドと聞こえましたが、小説ではフィガーランドなので、フィガーランドと記載しています。
これは本編でもまだ出ていない今後の鍵を握る伏線だと思います。
フィガーランドの意味と、ウタの両親について徹底考察しています↓
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トットムジカとウタウタの実の能力、魔王の正体について考察
ワンピース©
フィルムレッドのラスボスにもなったトットムジカの魔王。
一体、その正体はなんだったのでしょうか。
トットムジカ、というのは、エレジアに封印されていた楽譜そのものであり、これについて五老星も次のように話しています。
『トットムジカの存在も気になるな』
『あれが再び目覚めるのを流暢に構えているわけにもいかないだろう』
トットムジカはウタの能力によってエレジアを滅ぼしていますが、おそらく五老星が話しているのは、この時のことではなく、楽譜が封印される原因になった時のことだと思います。
では、このトットムジカは、いったい何から生まれたのか?
これは、おそらく先代のウタウタの実の能力者が生み出したものだと考察します。
ロビンが言うには、「トットムジカは古代から続く人の思いの集合体で、寂しさや辛さなどが心に落ちた影、魔王と呼ぶ時もある」とのこと。
この思いの集合体、という言葉がまさにウタの作り出したウタワールドにつながるのです。
ウタワールドも、人々の意識を別世界のウタワールドに召喚し、能力者が死ぬと永遠に残り続けるものでした。
この意識を別のところに召喚する、死んだあとに残り続ける、という二点がまさに魔王につながります。
また、トットムジカがウタウタの実の能力者に呼応して封印が解かれたのも、ウタウタの実によって作られたからと考えるとしっくりきます。
ただ、おそらくウタワールドのようなものは、ウタウタの実の能力者の理想によって変化し、ウタの場合は、「平和で平等で争いのない本当に楽しい世界」を夢見たからこそ、あのようなウタワールドが実現したけれど、
ウタウタの実の先代の能力者が寂しさや辛さなどが心に落ちた影を人々から集めた場合、その怨念とも呼べるものが、現実世界を壊すように具現化したのかもしれません。
そう考えると、ウタウタの実の本当の能力とは、能力者の理想や思いを歌によって具現化すること、であり、その影響力は他の実をはるかに超えるレベルだと言え、ある意味、ウタは「覚醒」していたのでしょう。
仲間達の全力とルフィのギア5とシャンクスの本気でようやく倒せるレベルだった魔王。
そのパワーは世界を滅ぼすレベルで、古代兵器とも呼べるもの。
これが古代兵器とされていなかった理由は、おそらく、トットムジカは楽譜単体では大きな効力がなく、ウタのような強力な能力者がそろって初めて発動しうるから、という厳しい条件があったからなのかもしれません。
トットムジカとトットランドの共通点について
ワンピース©
トットムジカと言われて、思いつくのは、ビッグマムのいたトットランド。
どちらもトットがついています。
もしかすると、尾田先生はあえて両方を共通の言葉にして関連性を持たせているのかもしれません。
まず、「トット」という言葉は英語で「小さな子供」という意味と、日本語で「とっと」で「ずっと」という意味があります。
つまり、トットランドというのは、言うなれば、子供のためにずっと続く小さな世界。
まさにビッグマムの国そのものですね。
そして、トットムジカの「ムジカ」というのは、「音楽」を意味します。
つまり、小さい音楽。小さな子供の音楽。あるいは、ずっと続く音楽です。
そう考えると、トットムジカはもしかしたら、生み出したのは戦争や悲劇を経験したかわいそうな子供の能力者だったのかもしれませんし、子供を守ろうとして生み出されたのが魔王だったのかもしれませんね。
そして、気になるのはビッグマムのソルソルの実もまた魂を奪う能力であり、モノに魂を与える能力だったということ。
ウタウタの実も、人々の意識(魂)を奪い、別の世界に飛ばしていました。
そして魔王は人々の悲しい意識の集合体ということで、ソルソルの実の音楽版という関係性が成り立つかもしれません。
ソルソル→モノと魂をつなげる
ウタウタ→音楽と魂をつなげる
そう考えるとあながちトットランドとトットムジカは本編でも関係が出てくるのかもしれません。
そして、これは妄想ですが、ソルソルとウタウタの両方の能力が重なって魔王が生み出されていたとしたら、あれほど強大な能力だったのも納得できる気もします。
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フィルムレッドと本編との関係について
↑で考察したように、そもそもワンピースの映画はパラレルワールドです。
しかし、本編につながるキーワードというのは映画の中に確実に散りばめられています。
スタンピードのワンピースの正体など↓
ワンピースの映画はこれまでたくさんありましたが、尾田栄一郎先生が直接総合プロデューサーとして監修しているのは、「フィルム」シリーズになっています。
「FILM STRONG WORLD」
「FILM Z」
「FILM GOLD」
そして、
「ONE PIECE FILM RED」です。
その他の作品は、監修やキャラクター制作等は関わっていますが、直接のプロデューサーではなく、脚本も違うため、完全に別枠と考えてよいと思います。
このフィルムシリーズについては、尾田栄一郎先生が総合監修のため、本編につながる伏線を残していると考えられるのです。例:シキの本編登場。
尾田栄一郎先生の考え方としては、映画を見なくても本編だけで楽しめる、あるいは、本編を完全に追っていなくても、映画単体で楽しめる、ということのようなので、
おそらく意図的に映画に出てくるキャラクターや設定と本編とのつながりを深くしないようにしていると思われます。映画を見たくても見れない方もいますし、映画から入る方も多いでしょうし、アニメだけ追っている場合は、原作よりも遅いので確実に映画に間に合わないでしょうしね。
そのため、シキのようにワンピース本編で名前が出てくることはあっても、本編で戦ったり映画を見ないと分からないようにすることはなく、今回のフィルムレッドのウタも、回想などでほんわか出てくることはあっても、今後本編で出てくることはないと思われます。
ルフィの幼馴染であり、シャンクスの娘、というキーワードはビッグすぎるため、そう考えると、フィルムレッドでウタが命を落としたのは、本編上やむを得ない決断だったのかもしれません。
ウタがもし生きていたら、今後も歌姫として出てくるでしょうし、シャンクスの娘なら狙われるでしょうし、大罪人として海軍大将にもCP0にも狙われるために、シャンクスが赤髪海賊団で囲うしかなくなります。
つまり、生きていたら、ウタは赤髪海賊団の音楽家として今後も必ず出てくることになったはずです。
そうなると、映画を見ていない人は「誰?」になるし、これは尾田栄一郎先生の本編と映画を分ける意図とは異なることになります。
そのため、ウタが生きていない、という結論にもなるのです。現実的で悲しいですが。。
最新1055話にちょこっと登場しているウタ。これは映画公開前のファンサービスでもあり、同時に本編の正史でもウタがいたことを示しています。
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ワンピースレッドの感想と評価 皆の評価はどうだった?
ワンピースレッド©youtubeより引用
今作で一番かわいかったで賞!サニーくん!
サニー号の化身ですが、やっぱり意思があってウタワールドに召喚されました♪
ルフィ達を慕っているのがよく分かってサニー号がますます好きになりました。
願わくばまた出てきてほしいです・・・(n*´ω`*n)
めちゃめちゃ楽しみにしていたワンピース映画最新作のレッド!
欲しかったサントラ付のパンフレットは朝いちばんに行ったのに速攻売り切れ・・・・
_(┐「ε:)_ずこー
人気度合いを物語っています。(´;ω;`)
ワンピースはついにワノ国編も終わり、ルフィも四皇になりました!
ここからクライマックスに向けてあと5年以内に完結するとのこと。
うーん、楽しみ♪
今作のワンピースレッドは尾田栄一郎先生が、「こんな映画を作りたい」を全面的に出したプロジェクトということで、ワンピ世界の歌姫がいたらというテーマがうまくまじりあった映画だったと思います。
ルフィの家族や友人に超大物がいるのはもうお約束なので驚きませんが、、(;´▽`A“
今作はめちゃくちゃ明るいオープニングから始まったのとは対照的に、最後は深読みするとかなり悲しいエンディングでした。
その点、後味という意味では余韻が残りますが、やっぱり悲しいです。。(´;ω;`)
もしも、ウタちゃんの能力の中に閉じ込められたとしたら・・・。
私ならそのままウタワールドの住民になることを望むかもしれません。
平和で平等で争いもなく、ずっと幸福。
それなら、現実に戻るメリットもなさそうだし、ウタワールドも一種の異世界のようなものだからです。
ただ、永遠に生きるのはつらそうだし、いつかは絶対に飽きそうだし、ウタちゃんが神様として君臨するということは、ウタちゃん次第でどうにでもされる、という恐怖もあるし、そうなると、ウタワールドでウタを神とあがめる団体ができて、争いや階級制度が始まりそうな気もします(笑)。
シャンクスのセリフ「この世界には平和も平等もない」という言葉には、シャンクスの現実感と最近の険しい顔を現わしている気がしますし、その理念はある意味ルフィの掲げる「自由」とも異なり、対立する原因に今後なりそうな気もします。
また、最初はAdoさんが私は大好きなので、歌声に感動して震えてましたが、隣で見ていたおじさまはかなり退屈そうにされていました。。
最初はほとんどMVのような感じで、ひたすらウタちゃんの踊りと歌だったので、その点では、人によって低評価なのかなと思います。
実際、映画レビューでは低評価も多いです。
2点
タイトル詐欺…?REDというかAdoです
劇場版は初めてでしたが終始ウタの声と歌声が違いすぎて最後まで違和感だらけ。そしてアルバム作れるくらいの曲数でストーリー無視でごり押されます。
それでも最後だけはしっかりワンピースしてたのでギリギリ星2個評価です。1点
ワンピファンは見るのをお勧めしない
尾田の才能は枯れたと思えるくらいの駄作。Adoのミュージックビデオかな?てくらいくどい。正直ワンピースじゃなくていいし、ワンピファンは見ない方がいいと断言できるくらい残念。25周年がこれとか、、ファンだったけどもう辞めます。時間の無駄1.0点
Adoの歌がくどい
わたし的には今までのONE PIECEの劇場版の中で一番ハズレでした。
Adoの歌唱力がスゴい事は十分伝わりましたが、歌ってる時間が長すぎて(そういう能力者だからと言われたら仕方がないけど)、最後の方は嫌気がさしてきました。くどい。
シャンクス率いる赤髪海賊団が本格的に登場するのも後半からで かなり少なめ。
楽しみにしていたので残念でした。
この内容ならお金出して観たいとは思わない。試写会で良かった。1.0点
アドのライブ
アドがこんなに歌うとは思わなかった。アド好きなら見てよい。ライブみれるよ。
自分はうるさくてきつかった。
先行上映で無料で助かったわ。1.0点
過去一酷い駄作だった
試写で観ました。小学生の頃からのワンピファンでありAdoもカラオケで歌うくらいには好きですが、
今作は過去1番観てて退屈な映画でした。ウタってこういうキャラだよ、という説明ばかりに尺を使いすぎて退屈です。
それも粋な演出などなく、ただ立ち話をしてるだけが続くのでとにかく盛り上がりがない。
ぽっと出の新キャラなので尺を取るのは仕方がない部分もありますが、
まだ愛着も湧いていないそのキャラが至るところで何曲も歌うんですよ。
それも全てフル尺で。歌うタイミングも説明の途中途中なので全く話が進みません。
製作陣は製作段階からウタというキャラクターに愛着が湧いていたみたいですが、
映画本編で初めてそのキャラに出会う身としては「ウタを好きになれよ」という押し付けがましさが
丸見えな構成でとにかくキツかったです。一方の高評価ももちろんあります↓
4.0点
低評価の一つで賛否ありますが、今回の主役はウタとシャンクスです。一歩下がったところにルフィとの関係がありますが、あくまで今回の作品の軸はウタとシャンクスの絆です。この趣旨で尾田先生も作られてると思います。その観点で観に行かれたら楽しめる作品内容になってるかと思います。
自身の満点とはいきませんが、良い作品でした。5.0点
新時代
今までのワンピースの映画とは異なる描き方やストーリーで、とても新鮮だった
5.0点
ネタバレ
歴代最高傑作ライブシーンは映画館で絶対観るべきシーン
これだけでも次はIMAXで観たいと思う
終盤はまさかのキャラ達が一味と共闘して活躍したり赤髪海賊団もガッツリ活躍していて良かった
さてあと何回観ようかな出典:ONE PIECE FILM RED の映画情報 – Yahoo!映画
こうしてみると、ライブを高評価にしているか、低評価にしているかで全体の印象も違っている印象ですね。
ただ、映画を実際のワンピース世界のライブとして見ると、ワンピースの世界そのものに入り込んだみたいで個人的には面白い演出だと思いました。
今後は、こういう音楽家と連動した体感型の映画も増えるのかもしれません。
物語としては、シャンクスが今後出てくるのに合わせてよく作られているなぁという感想です。
てっきりシャンクスが敵になると思いきや、やっぱり味方だったという演出は好きです(笑)。
おそらく本編でも、シャンクスは最終的に味方になるのだと期待しています☆
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バトルの最後の攻撃の時ルフィはギア5thになってますよ。