全て運命は決まっている!?最新科学で見る運命の人との出会いや自由意志とは。モーガン・フリーマン時空を超えて。

画像はNHK公式サイトより

かれん
モーガン・フリーマンさんの時空を超えてシリーズ大好きなんだけど、今回もすごいテーマだったよ~♪
さくら
この世界は仮想現実とか、天国はあるのか、とか毎回すごいテーマですもんね。物理学者が本気で議論するのがとても面白いです♪今回のテーマはなんだったんですか?
かれん
今回は、運命は存在するのか?っていうものだよ☆人間は本当に「自由意志」を持っているのか?それとも運命に縛られた機械のような存在なのか?というとんでもない議論を科学者たちが解説していたんだ☆
さくら
え!?すごいテーマですね!あ、そもそも自由意志ってなんですか?運命はなんとなく分かるんですが・・・
かれん
うんうん。たぶん哲学が好きな人は自由意志論について詳しいと思うけど、今回はもっと分かりやすく解説してから、時空を超えてのレビューを書いてみたいと思います♪あなたは本当に自分の意志で生きているのか・・・壮大な謎に迫ります!

これまでの時空を超えてレビューはこちらからどうぞ♪

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運命ってあるの?運命の人は存在するの?自由意志とは?運命の最新科学 モーガン・フリーマン時空を超えて。

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1 まずはテーマの前に運命や自由意志ってなんだろう?

運命と聞いたとき、

「きっと前世からの恋人に違いない」

「これは私たちの運命なのよ・・・」

など、映画や小説ででてくるセリフを思い出します。

一方、自由意志と聞くと、

「歌はいいね。そう思わないかい?」

と、エヴァンゲリオンで最後の使者を務めたカヲルくんを思い出す人もいらっしゃるかも。

カヲル君は「自由意志」を司る使者でしたよね。

え?そんなの私だけ!?Σ(゚Д゚)

・・・。

ごほん。話がそれました・・・。(;´▽`A“

自由意志とは、分かりやすく言うと

「自分の意志をもって、未来を決めていくことができる。今の行動は自分自身が選んでいる」

と考えるものです。

そんなの当たり前じゃないの?だって、今の私が選んでるからこのページを見ているんだよ?と思ってしまいますが、

これに待ったをかけるのが、運命論であり、哲学的には決定論(因果論)と言えます。

はたして運命の人、天職、はたまた運命そのものはすでに決まっているのか!そこを科学で今回解明していきます。

2 運命論ってなんだろう?

運命論、決定論とは、

最初は古代ギリシャ、キリスト教や仏教など宗教から生まれた概念だと言われています。

キリスト教では、カルヴァン派という宗派で、

「人は生まれながらにして将来に就く職業は決まっている。つまり今の仕事は天が決めたものだから、不満を言わずに一生懸命働きなさい」

と職業は神様があらかじめ決めた運命だと述べています。

一方、仏教やヒンズー教では「カルマ(業)」というものがあり、

人は何度も輪廻転生を繰り返し、6つの世界――天国、地獄、畜生界、修羅界、人間界、餓鬼界を繰り返している。

だから、前世の行動が悪ければ、将来になるものは決まっている。

そこにいる虫や牛、鳥、植物は、あなたの過去の肉親や恋人かもしれない。

だから、自然にも優しく接しなさい。

今の行いが来世に影響します・・・ということを述べています。

(これはもともとインドのバラモン教の教えを仏教が取り入れたもの)

そして、物理学が発展してくると、

今度は世界の事象はたとえば、「石をA地点から転がした場合、B地点にぶつかる」ことが予想できるように、

全て因果法則に基づいている。

それは複雑化しても同じで、ビリヤードのように、一旦ボールが動けば、その後他のボールがどう動くかは数学的に全て計算されるのだから、未来は決まっていると言える・・・という考え方が出てきました。

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人間の脳や行動さえも、全ては「プログラム通り」であり、

(たとえば、ジュースを飲みたいと思うことも、実際は私の「意志」というより、体の反応を「意識しただけ」に過ぎない、ともいえるわけです)

そして、そのプログラムも宇宙ができた瞬間、一つの原子が飛び出した瞬間から、将来的にどうなるかはビリヤードと同じように決まってしまった、

これから私たちが何をしようとも、何を選択しようとも、結局は「それまでの因果関係」からその後の行動は「あらかじめ決まっている」

という決定論が生まれていきました。

う~ん、難しくなってきました。(;´▽`A“

さらにさらに簡単に言うと、

今目の前に、AとBの二つの商品があるとします。

自分的には、「Aが買いたい!」と思って選んだつもりですが、

実際は、それまでの自分の経験やプログラムされた欲求が、Aという商品を選ばせたにすぎず、それはさかのぼると、宇宙が生まれたときからの因果関係(物理法則)で全て決まっていた、ということです。

どの道を選ぶのか、好きになる人も、結婚も、仕事も、人生の最後さえも・・・全てあらかじめ決まってしまっている。

これが運命論です。

これに対して、自由意志論を主張する哲学者は、「いやいや、確かに自由意志はあるよ。そうじゃないと、我々はただの機械にすぎないじゃないか」

と主張します。

この二つの自由意志論と運命論が真っ向から対立してきたんですね。(#^^#)

とても面白いです。

そして、今回のテーマはそのどちらが正しいのか、ということがメインです。

いよいよ本題へ!

3 モーガン・フリーマン自身の体験

今や世界的な俳優であるモーガンさんですが、

子供の頃、いたずらをして教室を抜け出した際に、演劇指導の先生にぶつかったそうです。

そしてそこから交流が生まれ、演劇を学び、俳優としての道に入ったということ。

そして世界的スターへ。

「もし、あのとき先生にぶつからなかったら?」

「もし、いたずらをしなかったら?」

もしかしたら、モーガン・フリーマンという俳優は存在しなかったのかも・・・。

そしてこの番組さえも存在しなかったかも。

さらに、この記事が世に出ることも、

読まれることも・・・。

なんか不思議な感じがします(´∀`*)

4 私たちは無意識の操り人形(マリオネット)なの?

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ベルリンの神経科学者、ジョン・ディラン・ヘインズは、

「人間の行動は無意識でほとんど決まっている」

ことを発見しました。

実験を行います。

被験者に「とあるボタン」を渡します。

被験者は「よし、ボタンを押そう!」と思ったタイミングでボタンを押すというものです。

完全にいつボタンを押すかは自由に決定できます。

しかし、実際は被験者が「ボタンを押す」と意識する10秒前に既に脳内で無意識が「いつ、どのようにボタンを押すことを」決定していたのです!

つまり意識した時点では既に、無意識的にプログラムが決定していたことを、「あたかも自分が選んだかのように」錯覚しているだけ、ということが判明しました。

5 人間は優れた機械にすぎなかった!?

「人間の精神(意識)は、神経回路を走る電気信号の産物であり、それ以上でもそれ以下でもないと結論付けられる」

カリフォルニア大学の認知神経学者マイケル・ガザニカ教授はこのように述べます。

「人間は極めて優れた機械です。ただし、自由意志も可能です」

というのも、自由意志とは他人がいて、その相互作用で生まれる複雑な層から成り立つもので、

一つのプログラムだけで決定されるものではないからです。

プログラムが複雑になればなるほど、そこに自由意志が生まれる余地が出てくるのです。

ちなみにボタン中断実験というものもあって、

ボタンを押すと決定してから、被験者は自由にそれを中断できるというものです。

実験では、実際にボタンを押す0.35秒前にはボタンを押すと無意識で決定され、

その後、ボタンを押す約0.2秒前までならば、動作を中断、または拒否することが可能であったといいます。

0.2秒を下回ると、ボタンを押す動作は止められなかったということは、

つまり、そのわずか0.2秒までの時間が自由意志ではないか?というのです。

でも、それすらも決まっていたとしたら・・・。

6 物理学者による最新科学は世界の未来さえも予測する

ショーン・ゴーリーという物理学者は、

「この社会がどうなるか、戦争が起きるかどうか、その全てが物理学(非線形物理学)と統計化学から予想可能」だと言います。

どういうときに戦争が起って来たのか、そのときの人々の心理状態、政治、人の流れなど膨大なデータを分析し、それを非線形物理学に当てはめれば、なんと社会に対しての方程式ができるんだそうです。

そして、実際に戦闘が起きるときの方程式が既に完成しています。

イラクでのことはまさにその証明で、

「まるで誰かがコントロールしているようだった」

とショーン博士は述べています。

7 運命はやはり決まっている?不確定性原理とプランクスケールから見ると?

不確定性原理とは分かりやすく言うと、素粒子レベルでは、いつどんな場所に、あるいは同時に、素粒子が存在しうる、ということで、なおかつそれは決して予想できないというもの。

これは既に証明済みです。

え?予想できないなら、因果なんてないんじゃないの?(。´・ω・)?

と思ってしまいますが、

宇宙には、プランクスケールという、さらに小さい層があります。

これは素粒子の世界よりさらに小さな層であり、0と1の二進法の世界に近いそうです。

このレベルまで見ると、まるでチェスのように、全ては確実で秩序だっているのです。

そこで起きることはあらかじめパターン通りで、全て決まっているというのです!

量子力学の素粒子の不確定性原理は、そのプランクスケールを上から見ているような状況で、より複雑すぎるからこそ、不確定に見えるのだと、述べられています。

8 過去と未来は決まっているが、自由意志は存在しうる!

物理学者のケン・ウォートン教授(サンノゼ州立大学)の説明によると、

「私たちは相対性理論から見ると、私たちはブロック宇宙というものに住んでいます。

ブロック宇宙とは、全ての時間と空間が一つなぎのブロックのように存在し、

過去・未来・現在が同時に存在している、というものです」

私たちの横には未来があり、過去の世界があります。

宇宙とは流れというより、一つの構造物だというのです。

時計を見ると、時間は流れているように感じてしまいますが、

実際は一つの空間にいるだけで、時間というものは錯覚にすぎないというのです。

これによって彼が考えているのは、

逆因果関係というもの。

逆因果関係とは、未来の出来事が既に決まっていて

その結果が、過程に影響を及ぼし、不確定性原理をもたらしているというのです。

最初と最後が決まっていて

その中間の出来事は不確定であり、最初と最後に影響を受けるものの、自由意志が存在する余地があるというのです。

つまり私たちの最終的な運命(出来事)は確定しているけれど、

その間でどのように行動するかはある程度自由にできる余地がある、というもの。

海に舟を浮かべて、海流や天候、行き先は決められないけど、

どのような航路をとるか、というわずかな選択を人々は行える

とされています。

9 運命の人は存在するし、将来どうなるかもすでに確定している

ここまでの結論からいうと、

運命や未来は既に存在し、仕事や人生の最後、選択の結果も決まっていることになります。

ただ、それがどうなるかは「今の」私たちには知ることは難しく、

だからこそ、自由意志を感じて今楽しんで行こうということですね(#^^#)

余計なことを悩まなくていいから、人生を楽しもう!とも取れます。

10 結論 運命は確実にあり、私たちを縛るけれど、自由意志が介入する余地はわずかにある。

「自由意志がないと判明すると、人は悪事を行いやすくなる」

このように神経科学者のスクーラー教授は答えています。

「どうせプログラムなのだから、何をしても俺の責任ではない」と思ってしまうそうです。

だからこそ、「自由意志を信じる」ことに価値を置こうというのが、番組の結論です。

たとえ、運命が決まっていても、自由意志が幻想だったとしても、

その結論を出さずに、

自由意志を信じて人生に価値を見出していく方が有意義だという結論で終わっています。

もしも過去に恥ずかしいことやつらいこと、取り返しのつかない後悔をしてしまい、それで悩んでいたとしたら、

そのときは「すべて運命で決まっていたことだからどうしようもない」と結論付け、前を向く。

将来が不安で恋愛も仕事も不安でも、

「運命の人も天職も決まっているのだから、なるようになるさ!」

と前を向く。

一方で、「全部決まっているんだから何をしても無駄」と考えて自由意志を捨て去るのではなく、

「その選択という意志」もまた運命の過程の一つとして認識を楽しむ、という風に「自由意志」を感じながら、歩んでいく。

それが一番心が楽になる方法なのかもしれませんね。(#^^#)

さくら
結局、運命はやっぱりあるということでしょうか?運命の人も存在するんです??
かれん
うん。運命やこれからどうなるかは宇宙のスケールで既に決まっていて、私たちはDNAと神経細胞で作られた機械かもしれないけれど、その過程で「選択している」という感覚を楽しみ、自由意志という存在を信じよう、という結論だったよね。
さくら
でも確かに運命が決まっているなら、気は楽になりますよね♪あとは過程を思いっきり楽しんじゃえばいい!ということですよね♪
かれん
うんうん!そういうことだよね♪これはあくまで一つの番組だから、こだわることはないけれど、運命が決まっていても、自由を感じて楽しめればそれでいいんだと思うよ☆興味がある方は「この世界は仮想現実か?」の投稿もぜひどうぞ♪

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