目次
日本の海に生息する人食いサメの種類と出会ったときの対処法まとめ。被害を防ぐために何に気を付けたらいいの?
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1 日本でのサメの被害はどのくらいなの?サーファーは特に危険!
実際に、サメに襲われる確率は全世界で年間1億1,000万人に1人の割合と言われています。
1億人に一人!?Σ(゚Д゚)
意外と少ないんですね。ε-(´∀`*)ホッ
つまり、サメに襲われる確率はとても低く、安心して海水浴を楽しんで良いと言うことです。
また、そのほとんどがアメリカやオーストラリアでの被害です。
しかも、サメに襲われた被害の中で60%がサーファーということ。
そして、その他はダイビング中が多く、残りが遊泳中になります。
なぜサーファーが襲われれるのか、ですが、
このような姿勢で海に浮かんでパシャパシャと漕いでいる姿は、
サメが海の中から見上げると、
おいしそうなアシカやオットセイが怪我をして波をパシャパシャしている姿に見えるんだそうです。
だからこそ、勘違いして襲ってしまうんですね。
また、一度人の味を覚えてしまったサメが、再び襲うようになる、という報告もあります。
これこそまさにジョーズですよね。怖い・・・。:;(∩´﹏`∩);:
気になる日本での被害報告ですが、実際に被害に遭われた事件を挙げていくと、
(1992年から)
1992.8.5 鹿児島県奄美大島名瀬市 釣り 男性(32) イタチザメ? ※行方不明
1992.3.8松山沖にてダイバー。行方不明
1995.4.9 愛知県伊良湖沖 潜水漁 男性(47) ホホジロザメ 右腕損失
1996.7.24 沖縄県宮古島平良市 サンゴ調査 男性(52) オオメジロザメ 胴体一部・内臓損失
1996.8.2 沖縄県鳩間島 乗船? 女性(19) イタチザメ 頭部・腹部・下肢の大部分が欠損
1997.7.12 沖縄県宮古島平良市 潜水漁 男性(55) イタチザメ 両足損失
1997.7. 沖縄県伊計島 遊泳 男性(41) 不明 大腿部
1997.8.3 鹿児島県徳之島 潜水漁 男性(30) 不明 ※行方不明 咬傷つきベルト回収
1999.7.25 沖縄県西表島 遊泳 男性(19) イタチザメ ※ 右足・左大腿部
2000.9.16 沖縄県宮古島平良市 サーフィン 男性(21) イタチザメ 右上腕部・両足膝下損失2016.7.24 高知県幡多郡黒潮町の「入野海岸」(海水浴場でない。遊泳禁止区域)サーフィンに来ていた男性(29)
ケガの程度:左足の甲や指に、何かに噛まれたようなあと。(1ヵ月の重傷)http://seesaawiki.jp/book-wiki/より一部引用
となっています。
意外と少ない?ですが、それでも被害に遭うとかなりの重症の方が多いです・・・。
ほとんどが沖縄県。
また、遊泳禁止区域など、沖合や波のある場所です。
一方、サメの目撃情報は多く、
毎年のように、全国あちこちで確認されています。
最近では、茨城や千葉、神奈川の海水浴場がサメの影響で一時、閉鎖されることもありました。
2 日本の近海に生息する危険ではないサメの種類まとめ
まずは、日本近海にいるけど、安全なサメをご紹介します。
ノコギリザメ
ジンベイザメ
ウバザメ
ネムリブカ
ネコザメ
です。
ノコギリザメは見た目は怖いですが、基本的におとなしいサメで、
人を襲うことはほとんどありません。
ただし、ダイビング中に気付かずに近づきすぎたり、釣りあげた際に、
その鋭いのこぎりで怪我をした事例はいくつかあります。
ジンベイザメは水族館でもおなじみですよね(#^^#)
サメかの中では一番大きいサメですが、性質は穏やかでプランクトンや小魚しか食べません。
ヒェッΣ(゚Д゚)
びっくりする見た目ですが、こちらはウバザメ。
体も大きく、人の体はすっぽり入ってしまいます。
でも、やっぱりごはんはプランクトンや小魚。
そのため性格は穏やかです。(#^^#)
こちらも水族館でおなじみのネムリブカ。
その名の通りほとんど海底にいてじっとしています。
すごくおとなしいので、ダイビングでも見られる人気のサメくん。
そしてネコザメ。
こちらは体も小さく、鑑賞用に飼われたりもしています。
ムツゴロウみたい?(笑)
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3 そしていよいよ日本近海にいる危険な人食いザメです
世界にはアオザメやガラパゴスザメなど、他にも人食いザメはいますが、これらは日本近海では見られません。
一方、これから紹介するのは、日本沿岸で目撃されてきた危険なサメたちです!
ホオジロザメ
イタチザメ
シュモクザメ
メジロザメ
ヨシキリザメ
ヨゴレ
これらの種類がいます。
1 ホオジロザメ
言わずと知れたジョーズのモデルのサメです。
人食いザメでは大型で、性格は非常に獰猛。
100リットルの水に一滴の血(25mプールに一滴の割合)が含まれているだけでも
獲物の存在をみつけることが出来ると言われています。
体長は大型で6メートルになります。
6メートルというと、一般的な日本の家だと天井まで2メートルちょっとですから、その3倍。
どれだけ大きいかわかります・・・。
獲物は主にアシカやトド、オットセイなどの大型の哺乳類やウミガメ、他のサメ、魚などといろいろです。
1992年3月8日 瀬戸内海の松山沖
被害者は潜水漁業者、サメに襲われたような通信後
引き上げられると、ずたずたに引き裂かれた
潜水服とヘルメットだけがあがってきた。
ホオジロサメの歯の破片が見つかる。http://fishsearch.net/
主にハワイやオーストラリア、カリフォルニアでの被害が大多数ですが、日本でもこのように被害があります。
沿岸から沖合まで広く分布しています。
舞鶴でホオジロザメが水揚げされたことも話題になりました。
南アフリカなどでは、ホオジロザメ見学ツアーと言って、オリの中に人間が入って見学することができます。
勇気がある方はぜひに。。。(;´▽`A“
2 イタチザメ
体にしましま模様があるのが特徴です。
体長は4~6メートルですが、8メートルのものも発見されています。
イタチザメは主に沿岸で生活しているため、水深が数十cmの海域にまで接近し、
人間との接触が多い種として知られています。
おそらく日本沿岸で一番危険なのはイタチザメではないでしょうか。
正確は獰猛。
さらに歯は他のサメを圧倒するレベルで固く、いろんなものを食べます。
日本では沖縄、八丈島、相模湾、青森、秋田でも確認されており、海水浴場に出現しやすいサメです。
3 シュモクザメ
別名ハンマーヘッドシャークと呼ばれている、頭が特徴的なサメです。
体長は小型で正確は比較的おとなしいですが、場合によっては人を襲うことがあります。
食事は主に小魚などなので、人を襲うのは防衛反応が多いようです。
サメに珍しく、群れで行動します。これが危険な理由の一つ。
ダイバーは一緒に写真を撮ったり、戯れたりすることもあります。
しかし、世界ではいくつか襲われた、という報告もあるため、なるべく近づかない方が無難です。
日本では、北海道以南の海で沿岸も含めてみることができます。
4 メジロザメ
日本でも沖縄、西表島などで被害が出ています。
こちらも沿岸、さらに淡水域まで泳いできます。
アマゾン川で発見されたという報告も。
正確はやはり獰猛。
見かけたら近寄ってはいけません。
茨城などで発見されたのは、この種だと言われています。
5 ヨシキリザメ
見た目は細くかわいいです。
沖縄をはじめ、沿岸部でよく見られ、港ではよく大量に水揚げされています。
体は小型ですが、群れで泳ぎ、ゆっくりと獲物の周りをまわってから襲います。
ヨシキリザメはフカヒレが取れることでも有名です。
6 ヨゴレ
大海原の王者、とも呼ばれることもある、3メートルほどの大型のサメです。
大きいもので4メートル。
性格は獰猛でしつこく獲物をおいかけます。
獲物はマグロや大型の魚。
沖合では、最も危険なのはヨゴレと言われています。
特徴的なのは、ヒレの先っぽが白く見えること。
この特徴から、「汚れサメ」⇒ヨゴレと呼ばれるようになった説があります。
第二次世界大戦末期に米軍艦インディアナポリスが日本軍の潜水艦に沈められたとき、海に投げ出された乗組員たちを苦しめたサメがヨゴレだったとされている。登場人物のクイント船長はインディアナポリスの生き残りという設定で、その体験談がヨゴレの悪評を広めるきっかけとなった。「海に落ちた1100人のうち、助かったのは316人。残りはサメに食われた」
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/より一部引用
ただし、生息しているのは主に沖合。水深150mほどの深いところです。
そのため、普段はあまり心配しなくていいと思われます。
また、絶滅危惧種でもあります。
4 もしもサメに出会ってしまったら?対処方法まとめです
基本的には、日本の海水浴場ではそれほど心配しなくて大丈夫です。
あらかじめ行きたい海水浴場のページを見れば、サメの出現情報なども見ることができます。
ただ、沖縄の海やダイビング、海外やサーフィンをするときなど、どうしてもサメに出会う確率が高くなったときは、以下の方法を覚えておくことをオススメしておきます☆
1 まずサメを見かけたら、下手に動いて注意を引かないように、じっとしていましょう。
サメで怖いのは、まず食べられることよりも、興味本位で水中深くに引きずり込まれることです。
これはアシカなど哺乳類を捕食する際に、呼吸を止めて食べやすくするため。
それを避けるためにも、まずサメを見かけたらその注意を引かないように、じっとしていましょう。
落ち着いて、なるべく空気の泡を出さないように、ゆっくりとその場から離れます。
サメは動物の出す空気の泡にも反応します。
2 ダイビング中に出会ったら?
ダイビング中などですぐに水面がない場合は、岩陰に避難します。
それでも興奮して襲ってきた場合は、ダイビング中なら空気ボンベの空気をサメに向かって吹きかけます。
空気はサメの興味を引きますが、基本的にサメにとって大量の泡は大嫌いなものです。
3 サーフィンで気を付けることは?
サーフィンではどうしてもパドリングでサメを刺激するため、完全な避け方はありません。
ただし、サメは朝方の早い時間や夕方に沿岸部を回遊したり、
産卵期の5月から7月に性格が獰猛になる(種類によります)など特徴があるため、
それらの時間や季節を避けることで、ある程度防ぐことができます。
サーフィンをする場合も、その場所は安全か、あらかじめページや出現情報などをチェックしておく必要があります。
4 何も持っていなくていきなり襲われたら?
何ももっていない場合は、サメの鼻先を狙って叩くか、抑えます。
一番神経が敏感な部分なので、これだけで怯むようです。
それでもダメな場合は目やエラを狙います。
サメは目に防御用の膜をはっていますが(魚には珍しく、まぶたのようなものがあります)
それでもしつこく目を突きましょう。エラも敏感なので有効です。
とにかく、焦って動きを大きくしたり、空気をごぼごぼだして、興奮させないことが大切です。(#^^#)
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お読みいただきありがとうございました♪
お役立ち情報はこちらにまとめています♪よろしければどうぞ☆
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たぶん年表より以前の事故だけど、熊本で子供が食害に遭った事件は怖かった。
2010年頃に沖縄旅行に行った時に現地の人から、漁師はサメの被害に遭いやすいって話を聞いた事があります。網を引き揚げている時に襲われて、船上でしっけつししてしまう事件が多いとか。ただ、その話をした人が60代以上だったので、平成以前の話かもしれませんが。