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ビヨンド=ネテロの真の正体確定!二線者カキン王ナスビホイコーロの異母兄弟である根拠を徹底考察!【ハンターハンター39巻考察】
以下、画像はハンターハンター©より一部引用して考察します。
ハンターハンター39巻のネタバレを含みますので、ご注意ください。
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1ビヨンド=ネテロとは何者か
ビヨンド=ネテロは、ネテロ会長が亡くなってから唐突に登場したキャラでした。
ネテロ会長の息子である、とカキン王も認めていましたが、実際にネテロ会長自身も遺言メッセージにて、ビヨンドがネテロ会長の息子であると発表しています。
そして、ビヨンドは過去にネテロ会長が行っていた暗黒大陸にも足を踏み入れています。
ビヨンドは、V5(世界の5つの大国)が過去にハンター協会を通さずに行った暗黒大陸の調査団の一員だったのです。
過去にビヨンドが行った暗黒大陸への渡航の目的は、クカンユ王国が狙っていた錬金植物「メタリオン」の入手でした。彼はその植物を持ち帰ることに成功しましたが、予定していたルートを外れたためゾバエ病に遭遇し、甚大な被害を被りました。
ネテロ会長は、決して既存ルートを外れるなと警告していたにも関わらずに、ビヨンドは未知のルートを探索し、結果として、五大厄災を持ち帰ってしまったのです。
ゾバエ病に感染した患者は今も政府施設で生き残っており、その管理者によると50年間自給自足を続けていることから、暗黒大陸への渡航が50年以上前に行われたことが確認されています。
ネテロ会長が何歳のときにビヨンドが生まれたのかは不明ですが、V5が行った当時の渡航でゾバエ病に感染したハンターが帰還しており、その人物が50年以上も施設で過ごしていることから、ビヨンドの年齢は少なくとも70歳以上と推測されます。
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2ビヨンド=ネテロの今の目的
ビヨンド=ネテロが急に表舞台に現れた理由は、暗黒大陸への再挑戦でした。
ネテロ会長は、ビヨンドが調査隊で失敗した事実を受け、生前に自身の死まで暗黒大陸への渡航を禁止していましたが、ネテロ会長の死によってその制約が解かれ、ビヨンドはカキン王国と協力し、再び暗黒大陸を目指すことを決意したのです。
V5の動向もすでに見通していたビヨンドは、自らハンター協会に出頭し、現在はハンター教会の監視のもとで、ブラックホエール号に搭乗しています。
ビヨンドとカキン王国の間には「カキンの国王の名を歴史に刻む」という契約があるとされており、彼がそのリーダーとして指揮を執っています。
そして、十二しんの中にも彼の信望者がおり、サイユウやパリストンはビヨンド派です。
そう、ここまでの話だと、ビヨンドネテロはネテロ会長の息子であり、暗黒大陸再挑戦を夢見ている男、で終わっていたのです。
しかし、ハンターハンター39巻の401話で、衝撃の事実が発覚したことで、ビヨンドネテロの真の目的と正体が判明しました!
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3ビヨンド=ネテロはホイコーロ王の兄弟であり、カキン王家の血を継ぐもの
ハンターハンター401話©
ハンターハンター401話で登場したロンギ。
第5王子ツペッパの私設兵ですが、実は彼女の正体がビヨンドの娘であると話しました。
さらに、ビヨンドに生まれながらに呪いをかけられ、「呪詛」として、死後に念能力を発動させ、対象を呪うというおぞましい生き方を強制されています。
ビヨンドの子供たちは、王子が生まれると同時に彼等の側近や私設兵になれるように仕込まれ、実際に複数人が船内に潜伏している状況です。
さらに、ビヨンドの子供は王子にもいると判明。
ビヨンドの真の目的は、暗黒大陸への挑戦だけではなく、ビヨンドの息子をカキン王国の次期国王にすることだったと確定したのです!
一体、ビヨンドの子供は誰なのか?については、次に考察するとして、ここではさらに重要な真実を考察します。
ハンターハンター401話©
重要なのは、↑のシーン。
継承戦に参加する王子の条件は?というクラピカの問いに、
「資格を有するのは、ナスビ=ホイコーロの正室の子であること」
と明かされたのです!
前の考察で、チョウライがオニオールの息子である事実について考察しましたが、この伏線がついに解決。
つまり、王子たちの父親はホイコーロである必要はなく、ホイコーロの正室でありさえすれば、父親は誰であろうと構わないのです。
そして、重要なのは、この後です。
なぜ、カキンの王位継承戦にビヨンドが深くかかわろうとしているのか、
さらに、そもそもなぜビヨンドはカキンと深いつながりがあるのか、
この謎が全て解決しました。
全ては、この二線者という伏線。
正統な後継者になれない王家の血を引くもの。
つまり、国王の正室の子供ではない、という条件です。
ホイコーロを父親に持つけれど、彼の側室や愛人でしかない女の子供は二線者になりますし、ホイコーロの異母兄弟の子供たちも二線者になります。
モレナもまた同じく二線者です。
そして、ここで、もう一度ビヨンドネテロの顔を見てみると、
確かに二線の傷が入っているのです!
つまり、なぜ、ビヨンド=ネテロがカキンと深く関わっていたのか、
なぜ、王位継承戦に自分の子供たちを潜り込ませたのか、
さらに、カキン王子にビヨンドの息子がいるのか、
という謎が全て解消されます。
それは、ビヨンド=ネテロ自身が、カキン王家の関係者だからです。
どういうことなのか、簡単にここまでの考察をまとめます。
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1ビヨンド=ネテロは、確かにネテロ会長の息子である。
それは、ネテロ会長も認めている上、会長の若い頃に似ていること、さらに十二しん達も直感的に会長の息子だと感じていることからほぼ確定。
2ビヨンド=ネテロは二線者である。つまり、カキン王家の親族である。
なぜ、カキンと深い関わりを持ち、さらに、自分の子供たちを王位継承戦に参加させたのか。それは、自分自身が王の親としての力を持ち、カキン王国そのものを手に入れるため。
つまり、もともとカキン王家に関与する人間の可能性が高い。
そして、二線者ということは、先代王の正室の子供ではないということが今回判明。
つまり、ネテロ会長と恋人関係(または婚姻関係)にあった女性が、先代カキン王の側室(または妾)となり、ビヨンド=ネテロを産んだ、
あるいは、カキンの王女(先代または先々代王の兄弟姉妹)とネテロ会長の子供ということになります。
もしかしてビヨンドは、ネテロ会長とリンネの息子?と思っていましたが、それだとリンネはカキンの妾になるので除外(;´▽`A“
でも、もしかしたら、リンネがカキンの元王女だとしたら・・・。
もしも、ビヨンド=ネテロの母親が先代カキン王の正室(王妃)ならば、ビヨンド=ネテロは正統な王位継承者として、前回の王位継承戦でナスビ=ホイコーロ(またはその父親)に敗れて死んでいた可能性があります。(王位継承戦は蟲毒の儀式で歴代行われていた模様)
しかし、二線者になった、ということは、少なくとも正室の子供ではないということ。
つまり、先代王の兄弟姉妹である王女の子供だとしたら、納得できるのです。
さらに、正室の子供であったとしても、父親が誰かは問われないと401話で判明しましたので、父親がネテロであっても、先代王の妾になった後の出産であれば、二線者として処理される可能性は高いのです。
つまり、ナスビ=ホイコーロ王の先代または先々代王と関係があるカキン王家の親族であることは間違いなさそうです。
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3もう一つの可能性。ネテロ会長自身が先代、先々代王の兄弟?
もう一つの可能性としては、ホイコーロ王の先代王の兄弟がネテロである、という可能性です。これだと、ビヨンドもカキン王家の血を引いていることになります。
ただ、そうなると、前々回の王位継承戦でネテロは死んでいる可能性が高くなりますし、
妾の異母兄弟ならネテロも二線者になっていそうなので、これはないかなと思います。
4さらに別の可能性。先代王は、実は女性だった?
カキン王国は実は、30年前に誕生した新しい国家です。
元々は違う国名の長い歴史を持つ超古代国家でしたが、30年前の革命により帝国社会主義から議会民主主義にシフトし、その際、それまで国を支配していた王族の名前が付けられていた国名を変え現在に至り、そのため、形式上は全く新しい国家となっています。
そして、真林館事件が30年前、ということは、これにもおそらくビヨンド=ネテロも関与しているかもしれません(ビヨンドネテロは60~70代)。
つまり、もしかすると、先々代までは女性が国王だった可能性も否定できず、そうなると、ネテロと女性国王との子供がビヨンドという可能性も捨てきれません。
ここまでの考察をまとめると、
・ビヨンド=ネテロは、確かにネテロ会長の息子だが、同時にカキン王家の血を引く者である可能性が高い。ナスビ=ホイコーロの異母兄弟または、叔父か。
・ビヨンド=ネテロは、真林館事件に関与している可能性もあり、今回の王位継承戦で自分の子供を王子として参加させていることから、カキン王国それ自体を手に入れようとしている。
そして、個人的には、ネテロ会長は、先々代(あるいはもっと前の)王女と恋仲にあり、その時の子供がビヨンドである、と考察します。
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