RIZIN ©️
目次
平本蓮とRIZINに失望!ドーピング問題のいきさつと今後について感想と私見。
この記事はあくまで一ファンとしての感想と私見になります。
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ドーピング問題のいきさつについて簡単に分かりやすく解説
超(スーパー)RIZINで、平本蓮選手が朝倉未来選手を1RでKOした時は本当に興奮しました。
口は悪いけど、格闘技好きの少年が、憧れだった朝倉未来選手を倒し、一躍スーパースターになった瞬間だったからです。
ただ、そこに問題が生じたのが、同じく格闘家の赤沢選手の告発でした。
当初は、匿名でしたが、後に赤沢選手自らが自分の存在をカミングアウトし、
自分が平本蓮選手のためにステロイドとそれを中和する薬を購入し、渡したと、その領収の証明となる口座の写しと、さらに平本蓮選手本人との音声電話を公開したのです。
動画が切り抜かれていて不自然、捏造などと多数ご意見頂くので動画も載せておきます。 pic.twitter.com/h4UluCkZyH
— Yukinori Akazawa (@akazawa130) August 28, 2024
この音声電話をそのまま解釈するなら、平本蓮選手は明らかに禁止であるステロイドとそれを尿検査では分からなくさせる薬を赤沢選手から購入し、それを注射で自分のお尻に打ったと証言していることになります。
しかし、その後の平本蓮選手の記者会見で、これを覆すことが発表されました。
平本蓮選手記者会見の様子
「禁止されている薬を買ったのは事実だが、使用はしていない」
「注射したのは、フィジカルトレーナーに勧められた膝を治すための薬」
このように述べて、自分は白であると言ったのです。
ただ、ここで違和感なのは、
まず、禁止されている薬を、しかもステロイドとそれを緩和する薬だと分かっているのに、試合前に購入しているという事実。
この時点で状況証拠的にアウト。
買ったが使用していない、というのは口ではなんとでも言えること。
注射という行為は本来、医者以外に認められていない、医師法違反の行為であり、これもアウト。
普通に見れば、どう考えてもおかしいんです。
そして、本当にやっていないなら、未開封の実物を公開するなり、自主的に毛髪検査や血液検査を受けて、堂々と発表すればいいはず。
それなのに、それはせずに、わざわざ弁護士を二人も同伴させての発表。
この時点で、どう釈明するのが一番よいのか?と弁護士と相談して決めたというのが分かります。
さらに、赤沢選手の告白があってから、暫く沈黙していたにも関わらず、このタイミングで記者会見をしたのは、RIZINからこの時点で陰性のことを聞かされていたのではないか?だからこそ、そのようなストーリーで話せたのではないか?と思ってしまいます。
そうでなければ、そのような噂が出た時点で、これまでの平本蓮選手なら、ここぞとばかりに口撃していたと思うのです。
仮に陽性であれば、このような記者会見をしたら嘘となってしまうため、慎重に動くなら、RIZINに陰性と知らされて、記者会見をあらかじめ開いたという見方も可能です。
ただ、個人的には、だからと言って、平本蓮選手が実際ドーピングをやったとは思っていません。やったのかやらなかったのか、という事実は、第三者が推測して分かるものではないからです。
また、その後のライジンの検査結果でも、尿検査では白と発表されましたので、rizinのルール上は全く問題なく、試合成立というのも仕方がないと思います。
しかし、個人的に、一番納得できなかったのは、その後のRIZINでの記者会見です。
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RIZINの記者会見に失望。RIZINはもはや見るに値しない団体なのか
格闘技イベント「超(スーパー)RIZIN.3」の記者会見の様子
9月5日に榊原CEOがRIZIN医療部のドクター3人と共に行った会見でドーピング検査の結果が陰性だったことを発表しました。
「引退をかけて戦った試合が、心ないこと、ドーピング疑惑で泥が塗られてしまったこと、汚してしまったことは本当に悔しい。未来が不憫でなりません。この結果を招いたことは、最終的には僕の責任、主催者の私の責任。本当にお詫びしたいし、未来、海が中心になって彼らと共にRIZINの熱を作り出した。この試合が引退で終わっていくことに本当に申し訳ないと思っています」
これは当然の弁明として、気になったのが以下の言葉です。
「今のルールでは当日の検査がすべてです。それ以前についても我々の中で判断する材料がない。行動、事実がどうだったかと僕らは検証する立場にはない」
「性善説に立っている。これを飲んでおけば(使用痕跡が)消えるというレベルにはないと認識している」
「疑惑ですよね。“(禁止薬物を)買ったけど飲まないって本当?”と思うのが人間だと思います。でも決めたルールの中で裁くしかないというのも現実。今後、自分の中でも疑惑を持ちたくないし、うちの選手は真っ白だと言い切りたい。平本選手はそれを買ったけれど飲んだのか、飲まなかったのか、誰もわからない。でも朝倉信者や朝倉選手側の関係者が“むっちゃ怪しいじゃん、絶対に飲んでるよ”と思っても仕方がないと思っています。でもこれは水掛け論。僕らが決めたルールで現状裁く以外はない。だから、この先、平本蓮は向けられた疑惑とか疑念を彼が戦うこと、クリーンな身体であることを証明していくことで取り戻せばいいと思っている。そういう意味で言えば、7月28日の試合は平本蓮にとっても“朝倉未来に勝った”と大手を振ってこれから彼のキャリアの中で燦然と輝くものではなくなってしまったのは事実」
簡単に言うと、
今回のルールの下では、これ以上検査や証明を求めることは、平本蓮選手にはできない。
だから「朝倉信者」が騒いでも、仕方ないでしょ?
という、明らかに自己の保身と「ルール」を傘にした、ドル箱を失いたくないという欲が見え見えなのです。
わざわざ、朝倉信者というある意味、ネット上では悪口に近いような言葉まで使用して、牽制しているというのも、中立であるはずの団体の代表としては失格だと思います。
私は榊原代表に、
違うよ!
と声を大にして言いたい。
私は朝倉未来選手も平本蓮選手も両方好きでした。
しかし、今回のような音声データが出て、さらに本人が認めて、購入履歴まである、という時点で、仮にルール上試合無効、契約金返還まではできないとしても、
任意で平本蓮選手には、未使用のはずの「ステロイド剤」を提出させ、さらに、本当にそれを中和する薬があるのかどうかを徹底的に調査して公開するのが、代表としての使命だと思うのです。
平本蓮選手は、毛髪検査や血液検査も受けると言っています。
そうであるならば、選手の潔白を証明するためにも、任意で検査を受けてもらい、その結果を公表することで、
「本当に、平本蓮選手は薬も未開封だったし、毛髪検査も血液検査もクリーンだったでしょ?だから、なんの問題もないし、これからも平本蓮選手を応援してあげてください」
とまで示して、平本蓮選手を守る姿を見せるのが、あるべき姿だと思うんです。
別にルール上強制までしなくていいんです。
ファンとしての私は、そこで拒否されるなら、仕方ないと思います。
警察ではないのですから。
ただ、平本蓮選手が応じるとまで言っていて、赤沢選手の限りなくグレーに見える状況証拠がある以上、選手の潔白を可能な限り証明しようという姿勢を見せることこそ、本当に必要なことだったのではないかと思います。
このままでは、平本蓮選手は、今後も出るたびに、「また分からないように薬使ってる」とか、ありもしない噂を浴びて、私としても完全に応援できるような気持ちにはなりません。
対戦する選手としても嫌でしょう。
少なくとも、ステロイドを中和する薬というものが実在するのかどうか。そして、本当にあるのなら、それを使っていないのか(未開封なのか)という二点に関しては、徹底的に公表するべきでした。
これを明らかにしない限り、もし、そんな薬があるのなら、今後も使う選手が出るかもしれないという視点で試合を見ることになりますし、
ファンとしても納得のできるところまで、代表が動いていない、と私のように不満を抱くでしょう。
尿検査で白だから、はい、それで終わり。
それで納得するのは、本当にあの試合を楽しみにしていなかったにわかか、今後平本蓮選手がどのような目で見られるかまで考えていない人間だけだと思います。
尿検査で白だったけど、あのような状況証拠が出てしまったから、平本蓮選手には任意で協力してもらって、毛髪検査と血液検査もしました。
そして、未開封の薬も回収しました。
ここまで、やったなら、たとえ検査するには遅かったとしても、あるいは、結果がどうだろうと、納得できて、今後もクリーンに応援したいとなったはずです。
その行動を平本蓮選手と榊原代表には見せてほしかった。
ある意味、平本蓮選手をちゃんと守ってほしかった。
しかし、今回のライジンの会見では、平本蓮選手が今後ドル箱として活躍するからこれ以上、物事を大きくしたくない、仮に毛髪検査でもして陽性だったら大変だし、ルール上と言っておけばいい。という大人の嫌な思惑が透けて見えたのです。
ある意味、RIZINは平本蓮選手を本当に信じてあげれてないのかなと。
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今回は、50、60ある検査項目のすべてで陰性となったが、SNSでは「検査をすり抜けるマスキング剤を使用したのではないか?」の疑念に対しての質問には、
榊原CEOは、「その可能性が低い」との見解を伝えた。
可能性が低い、では納得しないんです。
可能性あるじゃん、となるんです。
可能性を論じるなら、そのような薬が本当に存在するのかまできちんと検証すべきなんです。なぜなら、そんなものが存在するなら、ルールなど何の意味もなくなるのですから。
榊原CEOは、平本にドーピング疑惑につながるそれらの“脇の甘い”行為があったことを厳しく問うた。
「意図(的)か意図(的)じゃないかにかかわらず、ドーピングに引っかかる薬物を入手していた時点でルールによってはアウト。現状のRIZINのルールでは、そこまでの規定がないので、これをドーピングに該当という裁定はできないが、ルールを改定するとアウトになる側面がある。平本選手に猛省をしてほしい」
さらに「注射を打った行為」を問題視し、隣に座っていた医療部の諌山部長に「注射を打つこと自体いいんですか?」と尋ねる場面もあった。
「注射を打つことは医療行為にあたるかもしれないと思ったりもするが、ただ現状のルールの中では、そこに対して白とか黒とか判断するルールになっていない」
再度、現状のRIZINの規定が、“抜け穴”だらけだったことを自ら認めた。
この注射行為については諌山部長は注目発言を行った。
「日本では医師以外が注射行為はできない。ちょっと信じられない話だと思っている」
平本自身は会見でその薬品名を明かすことができず「アスリートとして」調べることもしなかったことを反省していたが、諌山部長は「考えられる薬品は何か?」の質問に「平本さんからサプリのTUE申請はない。想像することすらはばかられる、というかわかりません」と困惑していた。
諌山部長の言う「TUE申請」とは、風邪薬などドーピングに引っかかりそうな薬品もしくはサプリを使用した場合、事前に医療部に申請しておく行為を指す。
榊原CEOは、規定の改定にあたっては、プロ野球やJリーグなど他のJADA(日本アンチドーピング機構)に参加していないプロスポーツのドーピング検査実態を調査するとも語ったが、プロ野球では、TUE申請のない注射行為は、すべて処罰対象となる。ニンニク注射でさえアウトだ。
9年間改正しなかった今現在のRIZINの“抜け穴”だらけのドーピング規定ではシロ。しかし、今後、見直す新規定ではクロ。では、平本の行動規範、モラルを問うことはしないのか。榊原CEOは、2015年のRIZIN立ち上げの際に制定された現状のドーピングに関する規定が“抜け穴”だらけであることを認めた上で、二度と、今回のようなドーピング疑惑を起こさないため、より罰則を厳しくしたドーピング規定を抜本的に見直すことを明かした。
RIZINの代表自身が、「今までのルールでは抜け穴がある」といまさら認めている時点でおかしいです。
命がかかっている格闘技は、本来、一番ルールに厳正であるべきだったのに、それに関して
「抜け穴」と認めてるのに、調査もしない。
「平本さんからサプリのTUE申請はない。想像することすらはばかられる、というかわかりません」と困惑していた。
このような騒動を起こした本人に対して、その薬はなんなのか問いただして、提出させることすらしない。
本当にクリーンなら、喜んで提出して調査に協力するでしょう。
「想像することすらはばかられる、というかわかりません」じゃないんですよ!
この問題は、はばかられるというレベルではないし、分からないなら、しっかり調査しろよ!なんです。
さらに納得できないのは、RIZINは平本選手に大晦日大会への出場オファーをかけるということをこの場で発表したこと。
「平本には大晦日の試合をオファーすることになりますが、未来に向けた検査を受けてもらおうと思います。血液検査も必要であれば受けてもらおうと思っています。その検査が陰性であると確認が取れた後で大晦日出場の相談をしていきたい」
少なくとも禁止薬物を購入したことが事実であると判明しているなら、そこに対しての罰則というか、当面のオファー自粛くらいはあってしかるべきだと思います。
反省してほしい、と口では言いながら、ドル箱である選手は失いたくないから、そこはなぁなぁですませようという思惑。
この時点で、もはや「あぁ、この団体もうダメだな・・・」と絶望しました。
ファンが望んでいたのは、平本蓮選手が白か黒かということ以上に、RIZINが徹底して調査しました、という行動。
そして、禁止薬物は絶対に許さないし、仮に使ってなくても購入したり手を出したら、オファーを辞めるくらいの厳しさがある。
という団体としての選手を守ろうとする気概でした。
しかし、RIZINは今回、その両方を放棄しました。
明らかな怠慢と保身です。
「〝買ったけど飲まないって、本当?〟って思うのが人間だと思います」と今回の検査結果で払しょくされることはないと認める。そして「決めたルールでさばくしかないっていうのも現実です。本当は、こういう疑惑を持ちたくもないですが、飲んだか飲まないかは誰も分からないんですよ。〝朝倉信者〟とか未来の関係者からする『ムッチャ怪しいじゃん』って思っても仕方ないと思います。でもこれは水掛け論だし、僕らが決めたルールでさばくしかない」と話す。さらに「今後、彼は疑惑と戦うことになります。それは、クリーンな体で戦うことで証明するしかない。(未来に勝ったことが)さんぜんと輝く物ではなくなったと思うのは事実です」と厳しい言葉を送った。
この言動は、代表として言っていいレベルの言葉ではありません。
「誰も分からないんですよ、仕方ない」
「今後、彼は疑惑と戦います」
徹底した調査も放棄し、(任意で提出や検査を拒否されたなら仕方ないとして、少なくとも中和剤の存在は調査できるはず)
平本蓮選手に疑惑を押し付けて放置。
榊原CEOは、日本にはWADAやJADAに参加していない団体が検査機関に恵まれていないことを嘆いたが、同じくWADAに参加していないプロボクシングの世界では、大きな世界タイトル戦では、VADAという米国の任意の検査機関が抜き打ち検査も含めたWADAに準拠するレベルでの厳しく精度の高いドーピング検査を実施している。
また諌山部長がデータを示して明かしたように費用がかさむことや選手への負担を考え、血液検査は、VADAも含めてほとんどの任意団体でのドーピング検査では実施されていない。それでもWADAやJADAでは狙い打ちをしている選手に血液検査を強制する機会が少なくはない。シドニー五輪の際には、日本の金メダルの有力候補が空港で抜き打ちの血液検査を仕掛けられ関係者が激怒したことがある。
この通り、事実としての血液検査の導入は厳しいかもしれません。
ただ、中和剤が存在しているのかどうか、くらいの調査と公表くらいはできるはずです。
そして、それが存在しているなら、必ずそれに対応した成分があるはずなので、検査にも導入できるはずなんです。
毛質検査については「薬物などの検知などで用いられるもので、WADAの検査に入っていません」と、ドーピングとは無関係であることも紹介した。
毛髪検査についても、検査には入ってないから関係ないみたいな医師の説明でしたが、
ドーピング剤を渡した赤沢選手が、「毛髪検査で分かるからしてください」と言っているにも関わらずに、一般論を持ち出して終わりにするのは卑怯ではないでしょうか。
以下、ほかの方の感想も引用してみます。
自分は平本蓮を応援していた側だけど、ドーピングに関してはもうグレーですらなく、真っ黒に近い感じがしている。
買ったけど使ってないって、十万以上した薬物を使用しない人間などいるのだろうか?そう考えるともう凡そ答えは出ている筈だろう。
朝倉未来が引退したらもうRIZINは殆ど用がなくなる、逆に平本は残るので何としてでもシロもしくはグレーに持って行きたいという意図が透けて見える。
血液検査や毛髪検査などはルールにはないと言うが、榊原氏はやると言ったのなら必ずやるべきだし、そこはもう毛髪まで徹底的でいいと思う。
これからどうこうではなく、朝倉未来vs平本蓮の試合がクリーンに行われたのかを知りたいだけなのだ。もうこの先のRIZINなどに興味はないんだから。
万が一やってなかったなら、赤沢にも、SNSで批判してる奴らにも攻撃しまくってるよね。あの悪口大魔王の平本が叩かれても完全に沈黙。会見した時期も、過去の平本の発言も、体型も、証拠音声も、その中で生じている矛盾も、平本がドーピングしてることを示している。ステロイドを買って、けつに打ってる発言もあり、何故か自分で注射していて、でもステロイドを使用するなんてそんな馬鹿なことはしませんて。過去動画でステロイド打ちたい言ってたやん。しかも電話で「榊原さんが守ろうとしてくれてる」とか言っちゃってるし。
ルールによってはアウトってのも凄いセリフだな
ドーピングに対して厳格な団体ならアウトですが、RIZINのルールはユルユルだからセーフです(笑)って言ってるのと同じなんだが恥ずかしくないのかね
そのユルユルの基準で陰性だったからって終了にしたりしないよな?
血液検査や毛髪検査はもちろんだが、平本が購入したけど使ってないというサプリを持ってこさせて、開封済みかどうかやどんな効能があるのか、摂取してもホントに陽性にならないようなモノなのかとか調べることが山積み
とりあえず、薬が抜けてしまう前に検体は確保しなきゃならない
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うん、やっぱり皆さん思っていることは同じみたいですね。
今回の件、平本蓮選手が大好きだっただけに、個人的には失望しました。
平本蓮選手がドーピングをしていたとは思っていません。ただ、そういう疑惑を持つ行為をした上に、ちゃんと検査を自主的に受けなかったし、未開封のものを提出しなかった、という点で、個人的には幻滅するには充分でした。
RIZINもずっと好きで応援してきただけに残念です。
やっぱりUFCしか勝たん!となってしまいました。
そして、このタイミングで朝倉海選手がUFCに参戦!
もうこれは運命なのかも?