青山剛昌©
目次
【2022年コナン映画】ハロウィンの花嫁徹底考察!揺れる警視庁のあらすじと、松田陣平と安室透、警察学校の仲間の悲しい過去とその後まとめ!【名探偵コナン考察】
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画像は名探偵コナン©新井隆広・青山剛昌©ハロウィンの花嫁©より一部引用して考察します。
映画本編を見る前に、絶対に欠かせない警察学校の仲間達のいきさつをハロウィンの花嫁予習編としてまとめています!重要な「揺れる警視庁~1200万人の人質~」のあらすじも解説します。
本編のネタバレを含みますのでご注意ください!
また、以下に映画公開後のあらすじと考察をまとめています。
こちらはネタバレ注意でお願いします!↓
1コナン映画ハロウィンの花嫁の予習!松田陣平とその仲間達について解説。
緋色の弾丸の最後、おなじみの来年の映画紹介時に明かされたのが、2022年の映画「ハロウィンの花嫁」の予告でした!
桜舞い散る場所に、警視庁。
「おまえら! 出番だぞ!」
「おう!!」
2022年GW、公開予定!
声が松田陣平というおまけつきでした。
こちらは青山剛昌先生が描かれた来年映画についてのイラストです。
高木刑事たち警察が主役ということで、やっぱり安室透さん含めて、警察を揺るがす事件という展開が描かれることになりました。
警察学校編というより、警察編に、警察学校の仲間達が描かれます。
ここで、ん?松田陣平誰?(。´・ω・)?
と思われた方もいらっしゃると思いますし、本編を追っていないと、ハロウィンの花嫁の詳細は分からないと思いますので、今回は分かりやすく、2022年コナン映画につながる部分を予習として先にまとめたいと思います♪
逆にコナン本編を今から読みたいからネタバレ厳禁!という場合はお控えくださいませ。
(*- -)(*_ _)ペコリ
2警察学校編とは?
全2巻で描かれた安室透こと、降谷零を主人公に、かつての警察学校での出来事が描かれている過去編です。
ここでは、かつての降谷零が、料理が下手で運転もまだできなかったり、今の能力につながる伏線がたくさん描かれています。
そして、重要なのは、
ここに描かれた安室透の仲間達が今は皆他界していること・・・(´;ω;`)
松田陣平や仲間達は、基本的に本編では回想の中でしか登場しませんでした。
だからこそ、この作品は涙なしでは見れないし、ハロウィンの花嫁を見るのはむしろ個人的にはつらいのです。。
さらに、現在のコナンにメインキャラとして出ている高木刑事と佐藤刑事も、この過去に深く関わっています。
早速重要人物であるキャラクターを全員見てみましょう!
降谷零、松田陣平、荻原研二、伊達航、諸伏景光が主役の重要人物となっています!
1降谷零(安室透)
警察学校を首席で卒業し、現在は公安で働いている降谷零。
かつて彼は仲間達に愛称のゼロ、と呼ばれていました。
警察学校の仲間の中では唯一生き残っていて、今でも仲間達の思い出を寂しそうに回想するシーンがあります。
ちなみに、今は料理が抜群にうまく、運転も愛車のRX7を乗りこなす安室透くんなんですが、
かつてはどちらも苦手であり、それらの技術はすべて警察学校の仲間達から受け継いだものになります。
降谷零については、↓に詳しくまとめていますので、まずはそちらをぜひどうぞ♪
2松田陣平とは?
そして、かつての仲間達の中でもある意味リーダー的というか、中心にいたのが、松田陣平でした!
傍若無人で、上司や先輩にも遠慮がなく、大胆不敵。
(C)新井隆広・青山剛昌
当時の降谷零と対等に戦っていて、けんかっ早いのでよく殴り合いをしていました(笑)。
彼は工作が得意であり、警察学校時代に既に爆弾処理ができていたほどの腕前です。
その後、彼は警備部機動隊の爆発物処理班に抜擢されました。爆弾処理のエキスパートだったのです。
しかし、警察学校時代の親友、萩原研二を爆弾事件で亡くした為、爆弾事件を担当する特殊犯係に転属を希望しましたが、頭を冷やすようにと強行犯係に回されました。
そして、警視庁刑事部捜査一課強行犯三係に配属となり、ここで佐藤美和子警部補と出会います。
高木刑事の変装姿。松田陣平にそっくり。
佐藤美和子警部補と出会った後、孤高の存在だった松田刑事に佐藤刑事は惹かれていきます。つまり、佐藤刑事にとって松田陣平は初?恋の相手なのです。
今は高木刑事と両想いになった佐藤美和子刑事ですが、3年前彼女は松田陣平という刑事が好きであり、高木刑事は彼の面影があったのです。
その後、彼は最終的に爆弾魔が仕掛けた爆発物の場所を突き止めたのですが、最後に爆発物から人々を守るために殉職することになったのです・・・。
コナン©揺れる警視庁 1200万人の人質
最後の最後まで親友の萩原のことを想っていた松田刑事。
彼の思いは叶わず、犯人を突き止めることなく3年前の11月7日殉職。
犯人は「液晶パネルの残り3秒前にもう一つの爆弾の場所の在り処がわかる」というメッセージを残していたため、松田はこのメッセージを佐藤刑事に送った後に、そのまま殉職しました。
しかし、結果的にもう一つの爆弾のありかを発見できたことで彼は多くの人々を守ることに成功した。
というめちゃめちゃ悲しいエピソードがあるんです。。
佐藤刑事は松田刑事のことが好きでしたが、松田刑事が佐藤刑事のことを好きだったのかは明らかにはされていません。(あんたのこと わりと好きだったぜ とメールを残したため、両想いだったともいえる)
コナン©
そして、高木刑事がサングラスをして変装した姿に、かつて好きだった人を思い出し、泣いてしまう佐藤美和子刑事。
「どうしてそんな格好するのよ!」
と珍しく感情的に涙する佐藤さん。。。(´;ω;`)
コナン©
高木刑事に対して、
「絶対いなくならないって・・・私の元からいなくならないって・・・約束しなさいよ!」
というセリフがありますが、
これは大好きだった松田陣平がいなくなったからこそ出てきたセリフであり、佐藤刑事にはこういう経緯があったことを知ると、複雑な気持ちになります。
©コナン
また、整備や爆弾処理が得意で、安室さんが爆弾処理ができるようになったのは、松田陣平がかつて教えていたからです。
そのため、松田陣平という人物は、コナンという作品で佐藤刑事&安室透という二人の人物にとっての超重要人物ということですね。
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3萩原研二とは?
「揺れる警視庁 1200万人の人質」© FILE:369-373
そして、松田陣平が最後まで思っていた親友が萩原。
萩原研二もまた、降谷零や松田陣平と同じく、警察学校時代の鬼塚教場の仲間の一人です。
警察学校卒業後に、警備部機動隊隊員となり活躍。
しかし、7年前の11月7日爆弾事件によって命を落とします。松田陣平が爆弾を解体し、萩原は時間があるからとゆっくり解体していたが、タイマーが突如として動き出し、萩原のみが犠牲になりました。
この結果、松田陣平は彼の仇をうとうと尽力し、命を落としたのです。
原作では当初、目暮警部の説明において苗字のみでの登場でした。
萩原研二は長身であり、さらにトークもうまく、女の子の憧れの的。
あの安室さんがいるのに、女子全員が萩原研二に魅かれるほどの人物だったのです。
新井隆広・青山剛昌©
そして、安室透が今愛車にしているRX7はかつて、萩原研二が大好きだった車です。
新井隆広・青山剛昌©
安室さんの運転技術も、実は萩原研二譲り!この時の経験が、「ゼロの執行人」で描かれたシーンとつながっています。
ゼロの執行人でとんでもない運転を披露した安室さん。しかし、これはかつて仲間だった萩原研二が見せていた技術だったのです!
4伊達航(わたる)とは?
伊達航も、警察学校時代の同期です。
生前は刑事部捜査一課強行犯三係の刑事でした。
もともと老け顔ですが、降谷零と同期。
降谷零が圧倒的総合1番だったので、実質2番。喧嘩や力では一番つよかったとか。
父親が元警察官であり、その「冷静に人々を守る」意志を最終的に受け継いでいます。
しかし、物語開始の1年前にとある詐欺師を逮捕した直後、高木刑事の目の前で居眠り運転の車にはねられ、命を落としました・・・。
高木刑事が普段使っている黒い手帳は、この時受け継いだもの。
高木刑事とは先輩後輩の中であり、教育係を務めていました。
自分たちのことを「ワタル・ブラザーズ」と呼ぶほどの仲良し。
だからこそ、今でも高木刑事は彼の警察官への思いを引き継ごうと頑張っています。
新井隆広・青山剛昌©
安室さんの正義感や間違ったことを許さない!という気持ちも伊達航から受け継いだもの。
伊達刑事は、高木刑事と安室さん二人にとって大切な人なんですね。
5諸伏景光とは?
もはやコナンではおなじみの諸伏景光。黒の組織に潜入していたスコッチであり、安室透と赤井秀一の確執のきっかけになった人物です。
警視庁公安部所属。初登場はFile 937。
ちなみにお兄さんは長野県警の諸伏高明です。詳しくは↓
幼い頃に、両親を目の前で命を奪われ、その犯人を捕まえるために警察になります。
警察学校時代にその犯人と出会い、仲間と協力して逮捕。
その後、警視庁公安部に入り、黒の組織に潜入したのです。
しかし、その後に赤井に潜入捜査官としての正体がばれたと思ったスコッチ。
自ら決着をつけて、バーボンを守ろうとします。
赤井もまたスパイであることを話し、お互いに協力しようとした矢先に・・・。
名探偵コナン©
バーボンがスコッチを助けようと階段を駆け上がる音を聞いたスコッチは、それが敵が来た音だと誤認してしまい、自ら決着をつけます。
全ては自分の持つ携帯の中に眠る情報を隠すために・・・。
また、赤井秀一もまた「俺がやった」とスコッチをかばうために嘘をつきます。
安室さんもこの後で、スコッチの真実を理解するのですが、それでも赤井秀一を許せず、今でもFBIと赤井秀一が大嫌いです。
赤井秀一ほどの男なら、諸伏景光の命を救えただろうに・・・!という期待への憤りがあるのです。
幼い頃から安室透とは仲良しだった諸伏景光。ゼロというあだ名も彼がつけた。つまり安室さんにとっては、一番の親友であり、黒の組織は親友の命を奪う原因になった敵。
ちなみに諸伏景光は音楽が得意であり、赤井秀一の妹である世良真純にベースの7音階の弾き方を教えたことがあります。
安室さんがギターが得意なのも、彼の影響が多々あります。
さらに、安室さんが料理に目覚めたのも、諸伏景光の影響です。
この時は「からっきし」だったそう(笑)。
※諸伏景光は生きているのか?
一部考察では、諸伏景光が生きている、というものがかつてありましたが、現在はそれが否定されています。
心臓を撃ち抜いていたし、組織が必ずチェックするはずなので、確かにありえないですね・・・。(´;ω;`)
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ハロウィンの花嫁の予習その1 警察学校編まとめ
新井隆広・青山剛昌©
警察学校編を読んでいて、一番ジンとしたシーン。
「僕もそっち側がよかったよ・・・」
運命を予感させるシーンですが、
この時は幸せな彼等のひと時だったのです。
まとめると、「安室透」という今の降谷零は、かつての仲間達の思いと技術をすべて受け継いだ存在であり、彼等は同じく高木刑事や佐藤刑事の心にも大きな影響を残していた、ということです。
そして、重要なのが、過去の爆弾事件。
7年前11月7日に萩原と松田が解体し、萩原が殉職。犯人は10億円を手に入れる。
3年前11月7日に松田が仇をうつために、爆弾魔を追い詰めるが、策略にはまって殉職。
そして、その3年後・・・。
ハロウィンの花嫁 予習その2 揺れる警視庁~1200万人の人質~のあらすじと犯人の思惑とは?
ハロウィンの花嫁に直接かかわるのが、122話の「揺れる警視庁~1200万人の人質~」(単行本の36巻/37巻)です。
この作品を見ていないと、ハロウィンの花嫁は分からないと思いますので、分かりやすく解説します。
松田陣平が殉職した事件から3年後。
再び、例の爆弾魔より届いたメッセージ。
「俺は剛球豪打のメジャーリーガー…さぁ延長戦の始まりだ…試合開始の合図は明日の正午…終了は午後3時…できのいいストッパーを用意しても無駄だ…最後は俺が逆転する」
再び、爆弾魔の策略に挑むコナンと高木刑事。
東都タワーに仕掛けられた爆弾には、3年前と同じく、3秒前になってもう一つの爆弾のありかが分かるというメッセージがついていました。
爆弾を解体していたコナンでしたが、
今回は、3秒前に「EVIT」という文字が途中まで表示された段階で、コナンがすべての謎を解いて導線を切ってしまいます。
これによって、爆弾はギリギリにストップ。松田刑事の時のように犠牲者は出ませんでした。
なぜ、コナンは途中で導線を切ったのか。
それは、犯人からの最初のメッセージ
「俺は剛球豪打のメジャーリーガー…さぁ延長戦の始まりだ…試合開始の合図は明日の正午…終了は午後3時…できのいいストッパーを用意しても無駄だ…最後は俺が逆転する」
のヒントにありました。
コナンはメジャーリーガー=英語と解釈し、
逆転=逆にする
延長戦=「EXTRA」
ストッパーは防御率のいい選手のことで、防御率=「ERA」
延長戦を止める=EXTRAからERAを取ると、XT。
X
T
を逆にして読むと、
文
つまり、これは地図記号の学校という意味だとヒントを解読しており、
さらに、爆弾に表示された「EVIT」を逆にすると、「TIVE」。
つまり、残り2秒で表示される可能性がある英単語で、学校に関係するのは、
DETECTIVE=探偵を逆にした、「帝丹」高校だと瞬時に見抜いたのです(今人が集まっていたのは高校のみ)
すごすぎる・・・。
名探偵コナン©
そして、佐藤刑事と高木刑事は、犯人を追い詰め、因縁の相手を無事に逮捕できたのでした。
この犯人は、まさに萩原刑事と松田刑事の命を奪った人間であり、佐藤刑事にとっても、安室さんにとっても、大切な人を奪った因縁の相手なのですが、彼の動機はなんだったのでしょうか。
実は7年前。犯人は2人いました。
彼等の目的は10億円のみ。無事にお金を得て、犯人たちの計画は終わるはずだったのです。
そして萩原刑事が担当していたタイマーをストップさせて終わりにしようとしたその時、
テレビの中継で「まだタイマーが止まっていない」という報道を聴いた犯人の一人が、驚いて警察に電話してタイマーを止めようとします。
犯人は人の命を奪うつもりはなかったのです。
しかし、警察はこの電話を逆探知して犯人の居場所を特定。
犯人は自分で蒔いた種とはいえ、人を助けるつもりで電話したのに、警察の逆探知にひっかかり、自分の居場所がバレたことで慌てて逃げ出し、トラックにはねられて命を落としてしまいます。。
報道は警察の罠だった、相棒は善意で人を救おうとしてタイマーの止め方を教えたのに、それを逆手に警察は相棒の命を奪った・・・
そう解釈したもう一人の犯人は、警察への復讐を始めたのです。
この結果、再び作動したタイマーによって萩原刑事は命を落とし、3年前の事件で松田刑事も命を落としました。
そして7年後にコナンや佐藤刑事によって逮捕され、獄中に入ることになったのです。
しかし、今回の映画で犯人が再び脱走することになり・・・。
そして、2022年コナン映画「ハロウィンの花嫁」は、この辺の事情も含めて、過去編と現在を入り交えた構成になります!
早速ハロウィンの花嫁のあらすじを見ていきましょう!以下、ハロウィンの花嫁のストーリーを追いながら、細かく考察していきます。ネタバレを含みますのでご注意ください!
2名探偵コナン ハロウィンの花嫁 あらすじ
ハロウィンの花嫁©
【ハロウィンの花嫁のあらすじ】
舞台は、ハロウィンで賑わう渋谷。
ついに佐藤刑事と高木刑事が結婚!
その結婚式が渋谷ヒカリエで行われるはずでしたが、突如暴漢が乱入し、高木渉刑事がケガを負ってしまいます。。。
佐藤刑事の花嫁姿・・・普段男勝りな佐藤さんだけど、花嫁姿めちゃめちゃ美人・・・。
その頃、3年前の連続爆破事件の犯人が脱獄。
安室さんが彼を追い、松田刑事の因縁の相手を追い詰めることに成功しましたが、突如現れた謎の仮装の人物によって首輪型の爆弾をつけられてしまいます。
そして、救援を求めたのが、コナン君。
そこでコナンは3年前の渋谷で正体不明の仮装爆弾犯「プラーミャ」が起こした事件について聞かされるのでした。
一体、プラーミャとは何者なのか?
その正体とは?以下に映画公開後のあらすじと考察をまとめています。
こちらはネタバレ注意でお願いします!↓
最新話までの頭脳ランキングや黒の組織情報まとめも作成しましたので、ぜひどうぞ♪(n*´ω`*n)
上でご紹介した警察学校編の内容は、こちらの本に載っています。全2巻で読めちゃうので、映画のために、本もぜひ読んでみてください☆