目次
日焼け止めSPF50を使う?侮れない紫外線を徹底対策。PAの+とSPFの意味も分かりやすく解説します。
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1 そもそもPAやSPFの意味って?
男性に聞けば、ほぼ?分からないと返ってきそうな言葉ベストに入るんじゃないかと思ってしまいます。
PAとは、Protection grade of UV-Aの略で、UV-Aの防止効果を示しています。
そして、
SPFとは、Sun Protection Factorの略で、UV-Bの防止効果を示しています(正確にはUV-Bをカットする持続時間)。
あれ?
UVって紫外線のことだよね・・・種類があるの?
と思ってしまいますが、
UVには、A、B、Cの3種類があり、それぞれ皮膚に及ぼす影響も異なっています。
UV-Aは、肌の奥深く真皮まで届き、DNAを傷つけたり、コラーゲンを破壊し、シワやたるみなどの肌老化を招く原因に。
窓ガラスや雲も突き抜けるため、曇りの日や室内でも注意が必要です。
UV-Bは、肌表面が赤くなる炎症を引き起こします。過剰なメラニン色素をつくり、色素沈着となりシミやソバカスの原因に。
UV-Cは、もっとも強力な紫外線です。基本的にはオゾン層によってシャットアウトされていますが、オーストラリアや南極など、オゾン層が破壊された場所では、この影響で皮膚がんが多発しています。
日焼け止めは主にこのUV-AとUV-Bを防いでくれるんですね(#^^#)
2 PAの+はどれがベストなの?
UV-Aをカットする指標であるPAには、
PA++++ 極めて高い効果がある
PA+++ 非常に効果がある
PA++ かなり効果がある
PA+ 効果がある
と+の数によって効果が決まっています。
+が多いほど、薬の濃度が高いため、効果もあるのですが、
その分副作用として肌荒れを起こしやすくなります。
そのため、肌が弱い方の場合は、+4ではなく、+2または3にしておくのがよいと言えます。
私も肌がすごく弱いので、普段は+2まで(子供用)、雪山や海に行く場合にのみ、+4を使うようにしています。
これは肌の強さが関係するので、一概には言えません。
弱いものから試していき、肌が荒れない段階で止めておくのがいいと思います。
やっぱり日焼け止めは肌を守るものですから、それで荒れちゃったら元も子もないですもんね。
3 SPFの数字はどれがベスト?
PAと違って、SPFは薬剤の強さというより、日焼けするまでの時間を延ばす効果があります。
UV-Bを浴びると、すぐ日焼けしちゃう人もいれば、数時間たってから赤くなる人もいますよね。
これは人それぞれなのですが、
SPF30なら、その効果を30倍、SPF50なら50倍に伸ばしてくれます。
つまり、日に当たってから赤くなるまで10分の人であれば、10×30=300分で5時間の間は日焼けを防止してくれる(少なくしてくれる)、ということです。
炎症を起こしてしまったら、シミやそばかすの原因になりますので、
そうならない時間稼ぎをしてくれている、という方が正しいかもしれません。
この炎症を起こす時間も人それぞれなので、一概には言えませんが、
一般的にはSPF30以上はあまり効果が変わらない、と言われています。
つまり、5分で日焼けする人も5×30=150分で2時間半ですから、それで十分という見方もできますし、
日焼け止めは塗ってしばらくすると、汗や乾燥で効果がなくなってくるため、いずれにせよ1~2時間に一回は塗りなおす必要があるからです。
SPF50は強力に持続時間を伸ばしますが、副作用も強いので、SPF30のものを2時間おきに塗った方がよい、という見解もあります。
もし、迷ったときは、一般的に以下のように使い分けるとよいと言われています。
日常生活はSPF10~20 PAは+~++
軽いスポーツやレジャーのとき、SPF 20~30 PA++~+++
炎天下でのレジャーでは、SPF30~ PA+++~++++
スキー場はもっとも反射率が高いので、SPF50~ PA++++
4 ウォータープルーフやノンケミカル、紫外線吸収・散乱タイプなど細かく知っておきましょう
ウォータープルーフは、防水の意味ですが、
これは洗い落とす際にクレンジングがより必要となり、皮膚にダメージを与えてしまうので、
プールや海に行くとき、または大量の汗をかくとき以外使用しないようにします。
普段の汗は、「落ちてきたな」と思ったときに塗りなおした方が、肌へのダメージも少なく済みます。
ノンケミカルは、化学薬品成分ではない、という意味。
子供や赤ちゃん、肌が弱い方にはお勧めです。
そして、紫外線吸収タイプと散乱タイプというものもあります。
こちらは間違いなく散乱タイプがベスト。
吸収タイプは肌荒れの原因になりやすいようです。
5 冬の紫外線対策。冬の紫外線が意外にすごかった!
http://www.ci-labo.com/item/makeup/hiyakedome/article/00000022/より
こちらは夏と冬の紫外線量の比較です。
確かに冬の方が少なくなっているのですが、UV-Bと比べてUV-Aがあまり減っていないことが分かります。
実は、冬は乾燥で肌荒れした上に、さらに紫外線が攻撃し、その蓄積がシミや炎症の原因になってしまっているのです。
あんまり暑さを感じない分、対策していない方が多いというのが問題。
特に雪山。
スキーやスノボに行かれる方も多いかと思いますが、
雪が太陽の光を反射するため、雪全体が鏡になって紫外線を倍増させているようなもの。
ここで紫外線対策を怠ると恐ろしいことに・・・(経験済み(泣))
冬でも、紫外線は降り注いでいるんだ、と思ってぜひUV対策を。
冬はUV-Bが少ないので、SPFはそこまで高いものを使う必要はありませんし、
PAも+1(または2)程度で十分かと思います(雪山は+4)。
マフラーも立派な紫外線防止グッズ☆
冬に日傘は・・・という方も、マフラーだったら気にしないでかわいくおしゃれできますよね♪
←花粉症の時期は、私はマスクで防備しています(笑)。
6 帰宅したら、ケアも忘れずに♪
帰宅したら、日焼け止めの成分を残さないように洗顔し、
乾燥しないように保湿クリームで完全防備☆
肌の回復のためにビタミンBやビタミンCの多いもの(パイナップルや豚肉、レモンなど酸っぱいもの)をとって、内部からケアしたいです。
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