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クラピカVSツェリードニヒ!幻影旅団の衝撃の真実。クルタ族全滅は幻影旅団でなくツェリードニヒの仕業だった!?【ハンターハンター38巻考察】
以下、画像はハンターハンター©集英社©冨樫義博©より一部引用して考察します。
ハンターハンター38巻の内容を含みますので、ネタバレにご注意ください!
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1ハンターハンター393話で明らかになった衝撃の事実
ハンターハンター393話©
ハンターハンター38巻にあたる393話で衝撃の真実が明らかになりました。
それが、この場面。
ルイーニーの「極悪非道の盗賊」とあったがどうやら誇張みたいだな?というセリフ。
そして、その前のフィンクスのセリフです。
「皆〇しとかアホの発想だな。世紀末かよ」
そして、ノブナガのこのセリフ。
「ムカつく奴らにゃ容赦しねぇくらいが妥当だろ」
ここまで見ると、幻影旅団についてこれまで分かっていた事実から、
「あれ?」となりますよね。
そう、幻影旅団は、クラピカの故郷であるクルタ族を全滅させていたはずなんです。
ハンターハンター0巻©
これは、ハンターハンター0巻の描写なのですが、村人全員が命を取られた、とあります。
そして、賊と思われるメッセージがあったと。
「我々は何ものも拒まない。だから我々から何も奪うな」
このセリフから、クルタ族の襲撃は幻影旅団が関わっていた、とされている(クラピカもそう思っている)のですが、
さきほどのフィンクスやノブナガのセリフから考えると、かなり矛盾していますよね。
「皆〇しとかアホの発想だな。世紀末かよ」
「そうだな。ムカつく奴らにゃ容赦しねぇくらいが妥当だろ」
このセリフでは、幻影旅団がクルタ族を全滅させる、というのは少し考えにくいです。
ということで、これまでの幻影旅団とクルタ族について判明していることをまとめてみます。
2幻影旅団vsクルタ族は確定!ただ・・・?
ハンターハンター©
まず、幻影旅団でクルタ族のことを直接語っているのは、実はウボォーギンとパクノダとフェイタンだけです。
「ありゃあ大仕事だった。あいつら強かったな・・・」
というセリフから、ウボォーが直接クルタ族と戦ったことが分かります。
ただ、ここでウボォーが「その生き残りか」と言っていることから、実は「クルタ族を全滅させた」と一言も言っていないことに注意が必要です。
そして、パクノダとフェイタンも「生き残りがいたということか」と言っていることから、その時は少なくとも現場にいた、ということが分かります。
ですが、幻影旅団がクルタ族を全滅させた、とは彼らもやっぱり一言も言っていないのです。
つまり、幻影旅団がクルタ族と戦ったのは事実←ウボォーのセリフから明らか。
しかし、幻影旅団がクルタ族を全滅させて緋の眼を奪ったことは、ミスリードの可能性があるということです。
というのは、クルタ族の村に残されたメッセージである、
「我々は何ものも拒まない。だから我々から何も奪うな」というセリフは、そもそも流星街の住民を外で誰かが攻撃した際に、報復として残すメッセージであり、
逆に何かを奪って、その証として残す類のものではないからです。
ハンターハンター©
このことは、流星街の長老の能力説明からも分かる。
そして、流星街を離れた幻影旅団が、わざわざそのメッセージをクルタ族の村に残す、ということ自体が不自然であり、
つまり、これは普通に考えて、何者かが、クルタ族を襲ったのは幻影旅団だ、とわざと世間に知らしめるために残した偽りのメッセージだと考えられます。
そう考えると、
・幻影旅団がクルタ族と戦闘したのは事実。
・しかし、戦闘をして緋の眼を実際に奪ったのか、全滅させたのかは謎のまま。
・明らかに幻影旅団に罪をなすりつけるような分かりやすいメッセージを残した。
という3点から、
幻影旅団は、どちらかというと、誰かに依頼されて戦闘に参加した、あるいは、お宝目当てに村に行ったら、既に全滅させられていて、その時の生き残りとウボォーが戦闘した、という可能性があります。
そう考えると、クラピカは実はその真犯人にうまくだまされて幻影旅団に恨みを抱くようになった、と・・・。
ウボォーの「(命を奪うことについて)別に何も」というセリフから、血も涙もない集団のように感じますが、実は敵対しない限り、無駄なこ〇しはしない、というのが幻影旅団。確かにフェイタンは拷問好きですが、一般の村人を襲う、ということは、BW編に入ってから見る幻影旅団の仁義とは違うような気がしています。
それなら、真犯人は誰なのか。
ここで候補となるのが、そう、例のあの人以外にいないのです。
3クルタ族を襲ったのは、ツェリードニヒで間違いないか!?
そう、クルタ族を襲った真犯人こそ、ツェリードニヒ。
正確には、ツェリードニヒ自身が襲ったというより、彼の命令を受けた部隊が襲ったのでしょう。そして、その時に依頼を出した相手の一つが、幻影旅団だった、ということ。
というのも、ツェリは貴重なクルタの緋の眼を上記のように複数所持しています。
そして、中心にいるのはおそらくクラピカの親友パイロ。
つまり、ツェリが中心になっていたのは、間違いないと思えるのです。
総合芸術を求めているツェリ。そのためなら手段をいとわない。彼ならクルタ族の緋の眼を手に入れるためなら、何でもするだろう。
そして、怪しいのが、クラピカが子供の時に会っていた女性、シーラ。
クラピカに世界の本を渡し、世界の広さを教えた女性だが、不自然にケガを繰り返しており、どうにかして怪しまれずに長く滞在して、クラピカ達から情報を引き出したかった可能性がある。
その後、シーラは忽然と本を残していつの間にか消えていた。
シーラはもしかすると幻影旅団の元メンバー?
真相は不明だが、いずれ出てくる可能性あり。
ちなみに、クルタ族全滅を最初に発見したのも、「女性」とされている。
それなら、ツェリの部下として情報収集をして、ツェリに一度は報告したが、その後の事件を見て後悔し、通報したのかもしれない。
そして、他にも所持していたのが、上記のようにお金持ちたち。
彼等もツェリに協力して入手していたのかもしれません(競売を除く)。
ツェリードニヒの守護霊獣の中にいる人物も、パイロっぽい。
ツェリがパイロを非常に気に入り、その結果として、守護霊獣に反映されたのかもしれない。
とすると、ツェリはクルタ族の現場に実はいて、パイロの最後を見ていたのかもしれない。
生き残りはいるか?という問いに、クラピカを必死に守ろうとしたパイロの緋の眼にツェリは惚れた、という可能性が高い。
「寄生型には誰かの残留思念が宿主の力を借りて具現化するものが多い」
とビルが暗示している部分からもその可能性を考察できる。
寄生型とはまさに守護霊獣のこと。
守護霊獣と寄生型の条件を確認してみると、
・宿主のオーラを利用して能力を発動させる。
・具現化系が多い。
・宿主に自覚がなく、且つ操作も出来ないのが特徴。
・宿主を守るものも、攻撃するものもいる。
・寄生型は誰かの思いと宿主の思いが交錯して生まれ育つ。
という共通点があるのです。
つまり、ツェリードニヒのもっとも好きなパイロの残留思念が、ツェリードニヒの守護霊獣に影響を与えている・・・という考察が可能です。
そして、これは物語的にも、BW編のラストを飾るのにもふさわしいと思えるのです。
おそらくクラピカはBW編の最後にツェリードニヒを倒して命を落とす、と思っています。
エンペラータイムのルールとして、1秒につき、1時間寿命が縮む、ということがあります。
実際に、クラピカはエンペラータイムの使い過ぎで倒れました。
つまり、既にかなり酷使しており、寿命もそう長くはない可能性があります。
となると、おそらくは最強の使い手となったツェリVSクラピカで、
刹那の10秒VSエンペラータイムという時間対決を制し、最終的にクラピカと相打ちになりそうな気がしています。
また、もう一つ気になる点があって、
それが、冨樫先生の書いた先のネームのこちらのシーン。
BW号編を書いているのに、木の描写があるというのが、違和感があります。
つまり、これは回想シーンではないか?と考察しています。
クルタ族の村は山の奥地にあり、基本的には渦巻状の木が多いが、奥を見ると普通の木も存在しています。
つまり、冨樫先生のネームはクルタ族の村の回想シーンではないでしょうか?
以上の考察をまとめると、
・幻影旅団の38巻のセリフからは、基本的に幻影旅団は世間のイメージとは違い、盗みこそすれ、無駄に命を奪わないことが分かる。つまり、幻影旅団はクルタ族襲撃の真犯人ではない。
・物語の展開的に、クラピカは命を落とす可能性が高く、ツェリードニヒと時間能力対決になり、クライマックスでツェリードニヒがクルタ族襲撃の真犯人と明らかにされそう。
ということかな、と考察しています。
※追記。ついにこの考察を裏付ける新事実が判明しました↓
私もこれだけ持ち上げておいて、クルタ族VS幻影旅団の顛末が
この数十年の連載でなにも描かれてないのは不思議だなとおもってましたが
冨樫先生は先をゆく天才なのでしっかり内部で伏線だらけで描かれているとおもいます
先生の考え方次第ですが、過去編で暗さつ一家も含めての可能性は十分ありそうです
当時とはずいぶん考え方が変わってるかもしれませんが