前回までで熱中症、クラゲ、離岸流、サメなどへの役立つ対処法を解説してきました。
今回は、「水でおぼれたら・・・」というテーマで、
自分だけではなく、赤ちゃんや子供がおぼれたときの救助方法をしっかりとまとめています。
海や川、プールでおぼれたらどうしたらいいの?子供や赤ちゃんの救助方法も解説。必見です!
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1 もし、海やプールなどで溺れたら?
まず人は溺れても、必ず浮くことを知っておく必要があると言われています。
溺れたら、まずリラックスして体を水面に水平にするようにしましょう。
横にすることで浮力の当たる面を大きくして浮きやすくします。
溺れたら「浮いて待て」が合言葉です。
http://girlschannel.net/tより
プールだとこの方法が確実です。
水面近くなら、下手にバシャバシャするより身を任せた方が水面に浮きますし、水面に浮いたら、リラックスしたまま救助を待ちます。
そのときに服を着ていたら、服の端から「お風呂でタオルに空気を入れてタコを作る要領で」空気を取り込みます。そして端を抑えれば立派な浮袋になります。
足がつってしまって、動けない場合も同じです。
パニックになる気持ちを落ち着かせて、水中ならつった足のつま先をお腹の方に向かって引っ張り、足の裏を伸ばします。痛いので、少しずつ。
それが無理なら動かさずに、横向きにリラックスして浮いていく状態を維持します。決して筋肉に力を入れないでください。
川でおぼれた場合
川でおぼれた時は、急流に逆らっても助かりません。
急流の場合は、急流が進む方向にクロールを行い、「川の流れ」に乗るように泳ぎます。
横ではなく、水の進む方向と斜め(斜め45度以上)に、逆らわないようにしながら、少しずつ岸に向かっていきます。
もしも岩や木などが見つかった場合は、捕まって救助を待つのが賢明です。
泳ぐ体力がない場合や子供の場合は、上記「浮いて待て」の姿勢で、下手にバシャバシャせずに身を任せた方がよいです(お子さんにあらかじめ教えておいてあげてください(#^^#))
2 もし、子供や赤ちゃんが溺れたら 溺れている人を見かけたら。
自分の子供や赤ちゃんが目を離したすきにバシャバシャしていたり、ぐったりと浮いている、という場合の対処方法です。
1 まずライフセーバー、近くにいる人に救助を大きな声で要請します。
これが大前提です。
慌てていきなり水に飛び込まないようにしてください。
もし、ライフセーバーがいないときや助けてくれる人がいない場合は、
2 ロープの先にペットボトルを巻き付けて溺れている子どもに向かって投げます。
浮き輪があればベストです。
でも、ロープなんて見つからない!時間がない!という場合は、
3 ペットボトルやクーラーボックスなどを空にした状態で海に投げ入れます。
それをもって助けに行きます。
自分が助けに行く場合は、決して無造作に飛び込まず、腰に陸からつないだロープや、浮袋、浮き輪、ペットボトル、など、とにかく「浮くもの」をもって海に向かってください。
人間は酸欠になっても、数分であれば持ちこたえられます。
大切なのは、救助に行く側がパニックにならないこと。
溺れている人はパニックになりますので、浮くものに必死につかみかかろうとします。
それがない状態で助けに行って、しがみつかれて一緒に溺れる、という事案がたくさんあります。
4 近づくときは真正面からではなく、なるべく背後から、そして脇の下に腕を入れて後ろから抱えるようにしましょう。
正面からつかみかかられることを防ぎ、なおかつ溺れている人の体を水平にしやすくするためです。
間違っても背負って・・・なんて考えないでください。
そんな状態では泳ぐどころか重みで一緒に沈みます。
溺れている人の浮力を利用して、引っ張っていく、という感覚がベストです。
相手に余力がある場合は腰のパンツなどをつかんでもらいましょう。
3 もし、手足が不自由だったときは?
出典:livedoor.blogimg.jp
特殊部隊の訓練に実際にあるそうです。
このような状況はめったにあるものではありませんが、何かに絡まって泳げない、怪我をして手足が動かないときに知っておくと便利かもしれません。
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4 最後に番外編 海で貴重品はどうするの?
最後になりましたが、意外と気になるのがこれです。
海の家にロッカーがあったらいいのですが、それがない場合は車の中か、一人待機している人に持っていてもらう必要がありますよね。
でも、車上荒らしも怖いし・・・。
という場合、意外と便利なのが100円ショップで売っている防水ポーチ。
これらに海で必要な最低限のお金とカギを入れて首からぶら下げたり、腰にベルトとして巻いておきます(海水パンツのタグなどにヒモを通してさらに固定できていると安心です)。
あるいはサーファー用に開発された防水財布も便利かもしれません。
海水浴には貴重品はなるべくもっていかないというのがベストですが、それでも必要な分はこうして肌に身に着けて、その上から濡れても大丈夫なシャツなどを着ておくと見た目も悪くないし、オススメの方法です。
海の危険は身近ではない分、油断しがちですが、だからこそ命取りになりえます。
安心して思いっきり楽しんじゃいましょう!
ご覧いただき、ありがとうございました。ヽ(=´▽`=)ノ
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