目次
最新ストレス解消法は?
先日、NHKスペシャルにて「キラーストレス」という番組が放送されました。
そこでは、ストレスの最新研究が紹介されていました。
今回は、その情報をまとめてご紹介します♪
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1 ストレスで病気に!? ストレスを受けると体はどうなるの?
人間はストレスを感じると、まず脳の「偏桃体」という場所が活発に働きます。
ストレスは恐怖や不安として捉えられるのです。
恐怖や不安は命にかかわるということ。
すると、お腹の下あたりにある「副腎」という場所からストレスホルモン(コルチゾール含む)が分泌され、
心拍数を増加、血液を固めやすくし、自律神経を興奮させ、血管を収縮させます。
つまり、突発的な心筋梗塞や脳卒中、血管系の病気を起こしてしまう原因になるのです。
さらに、恐ろしいのは「がん」。
過剰なストレスホルモンによって、がん細胞を攻撃してくれていた免疫細胞が働かなくなるのです。結果、がんが進行してしまうことに・・・。
また、過剰なストレスホルモンは血中の鉄分を血管外へ押し出す働きをします。
すると、血管外に潜んでいた、誰にでもいる細菌が鉄分を栄養にして大増殖。
結果、血管を破ってしまうことになります。
※普通はその細菌は悪さをせず、健常者の中に存在しています。
他に糖尿病にも。ストレスホルモンは血中の糖分を上昇させます。結果、糖尿病を進行させる原因になるのだそうです。
2 ストレスで脳まで縮む!?ストレスはうつ病の原因だった
過剰かつ長期的なストレスホルモン(コルチゾール)にさらされると、海馬が縮んでしまうとのこと。
海馬は感情や記憶をつかさどる場所。
そこが縮小すると、うつ病を発症してしまいます。
「あれ?なんか最近、物忘れが激しいな・・・」
「なんか無気力になってる・・・」
「感情が沸かないし、楽しくない・・・」
などとなったら要注意です!
3 そもそもどうしてそんな反応が起こるの?
古来、人間は野生の中の動物にすぎませんでした。
野生では獰猛な動物がたくさんいます。
そんな動物たちに森や草原で出会ったとき、ぼ~っとしてたらすぐにエサになってしまうため、あえて危険や不快を感じる=ストレスとして、上記の反応を起こし、
鼓動を早め、血管を収縮させることで、血のめぐりをよくして戦う体勢に持っていったのです。傷を負っても素早く血液を凝固させるというのも、身を守るための機能なのです。
ストレスホルモンはその反応を手助けするための大切な物質でした。
昔は危険が迫ったときにだけ、偏桃体が反応していました。
4 現代では、ストレスは逆に悪影響を残すようになってしまった。
天敵はいなくなったものの、現代社会では過度の人口や精神的重圧による刺激が多すぎ、常に偏桃体が活性化しています。そしてストレスホルモンがどんどん蓄積します。
村、街、都市に住む人のストレスホルモン値を比べると、圧倒的に都市に住んでいる人のストレス値が高かったそう(少なく、健康値だったのは村)。
5 ストレスの原因は何?
ストレスは、「環境の変化」によって引き起こされます。
近親者との永遠の別れ、仕事はもちろん、収入の増加や結婚など、楽しいことでもストレスになりえます。
つまり、原因は様々で、いろんなことが重なりすぎることが問題になる、ということです。
特に「嫌なことを我慢する」ことで、コルチゾールが増加してしまいます。
また、人間は、過去や未来のことまで現在に持ち込んでしまいます。
つまり、今感じているストレスが何倍にもなったり、過去の嫌な体験を思い出すことで、ストレスを何度も感じているのです。
6 ストレスの強さは生まれた環境にも左右される!?
人によってストレスに強い人もいます。
それは偏桃体の大きさによるもの。
偏桃体は、幼少期のストレスによって、大きくなります。
つまり、幼少期に強いストレスにさらされた人は、ストレスに過敏になってしまうのです。
※偏桃体が大きいからといって、マイナス面ばかりではありません。人より敏感な分、様々なことに気付き、新しい発見をしたり、繊細な作業を行う助けになります。
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7 それならどうしたらいいの? 最新ストレス対処法は○○だった!
基本的なストレス対処法は、ストレスの原因を減らす。笑う。人のサポートを受けるの3つです。
つまり、まったり、ゆったりと余裕のある生活を送り、意識的に笑うことです。
怒る人より、人をゆったり許せる人はストレスに強いと言えます。
※こちらに、精神的なストレス対処の方法を書かせていただいています→
そして今回紹介するのは、ストレスの最新研究。
いよいよ本題です!
上記の問題を解決し、うつ病にも効果のある方法ですので、ぜひ実践してみてください。
ポイントは3つあります。
1 もっとも有効な方法は、「運動」と証明
週3回、一日30分、少し息切れする程度の軽い運動がもっとも効果的とのこと。
人と会話できる程度の負荷で有酸素運動をしましょう。
え?そんなこと?とあなどるなかれ。
運動は脳を変化させます。
運動によって、脳の神経細胞の突起が少なくなり、過敏な反応をしなくなるのです。
さらに、ストレスホルモンの過剰分泌を抑えられます。
ストレスを感じても、その反応が減ることで、ストレスに強くなれるのです。
※運動をストップすると、また神経細胞がもとに戻ってしまうため、継続が大切です。
2 コーピングを行う
コーピングとは、あらかじめ自分が楽しいと思える行動をリストアップしておくこと。
カラオケ、散歩、読書、笑う、星を見る、海の写真を眺めるなどなど、個人的に気分がよくなる行動をできる限り書き出しておきます(100個くらいあるとなおよし)。
そして、実際に気分がよくなればそれを繰り返して行います。
気分の良さにも点数をつけ、ストレスに応じて、その行動を行うのです。
番組では、「木に抱きつく」という行動をしょっちゅう行うことで重度のうつ病を改善した男性が取り上げられていました。
宝くじに当たった自分を想像する。
から揚げにビール、
初恋の彼女を思い出すなど、
一見して、バカバカしい行動でもいいんです。
それによって、前頭体が活性化し、偏桃体の働きを抑えてくれます。
とにかく書き出してリストにすることが大切です。
極度のストレスにさらされる宇宙飛行士や一流選手も行う方法だそうです。
3 マインドフルネスを行う
マインドフルネスとは日本語では「瞑想」です。
座って、背筋を伸ばし、
自分の呼吸のみに集中します。
呼吸は自由。ゆったりと力を抜いていきましょう。
やがて雑念が浮かんできます。
それは「放っておきます」。
考えることも、考えないことも意識しないで、ただ呼吸を意識します。
体全体で呼吸するイメージも良いです。
そして体がだんだんと溶けて行ったり、光の粒になって世界と一体化していくようなイメージで力を抜いていきましょう。
あなたは世界と一体となっており、空から見渡すようなイメージです。
おおよそ一日10分。
寝る前でも起きた後でも、いつでも大丈夫です。
これだけで海馬の灰白質が増加するそうです。
ストレスにされされて委縮した脳も、これで改善されるというから驚きですよね!
「今」に注意を向けることで、過去や未来に囚われる思考をストップし、コルチゾールを減少させるため、と言われています。
幼い頃にストレスにさらされた人も、回復するのだそう。
※現在うつ病などの治療を受けている方は、専門医と相談の上で行ってください。
今に向き合い、過去も未来も見ないこと。とにかく今に集中すること。
これがもっとも有効なストレス解消法なんですね。
ゆったり、まったり生きていきたいな~♪ヽ(*^^*)ノ
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昔自分がジャリの時はまってたメタルヒーローにシャイダーがいました。シャイダーの必殺技とドラクエ11の主人公の、必殺技が似ているので面白く、1戦闘6匹クラスを倒すなぎ倒す時、必殺技を心で叫びながら2000クラスの経験値とお金を稼ぐと言い訳をして、あっと言う間に時間が過ぎました。