目次
テイルズオブアライズストーリー考察(ネタバレ注意)!エンディングとDLCビヨンド ザ ドーン のあらすじとレナの正体まとめ。
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以下、画像はテイルズオブアライズ©バンダイナムコ©より一部引用して考察します。
テイルズオブアライズのネタバレを含みますので、未プレイの方はご注意ください。
テイルズオブアライズの簡潔なストーリーと核心的ネタバレ
テイルズオブアライズの世界には、主に3つの星と5つの地域が登場します。
最大の大きさであり、物語の舞台となるのが、ダナという星。
美しい、一見して地球のような星ですが、その地域は5つに分割され、それぞれ領将というレナの将軍のような存在が治めています。
領将(スルド)。ダナを5分割し、それぞれの地域を治めるレネギスの選ばれた存在。地域に応じて5人いる。
領将戦(スルド・ブリガ)という精霊力をより多く集めるという競争に勝てば、レナ本国の「王」になって統治できる、とされていたが・・・。
ダナの人々を奴隷として統治するレナ人。ある領将は、ダナ人を徹底的に奴隷として労働力とすることで、精霊力を集めています。
そして、ダナの人々は皆レナ人の奴隷としての生活を強いられているのが現状です。
ダナを支配しているのが、レナ。
レナもまた星ですが、こちらは実はすでにその実態はほとんど崩壊しています。
このレナに住んでいたのが、レナ人・・・ということになっていましたが、実はこのレナ人という存在も実はほとんど滅びかけていました。
最初の物語の設定上は、ダナ人を見た目がほとんど変わらないのに、精霊術という魔法のようなものを使えるレナ人が上位の存在として治めている、というものでした。
レナ人。見た目はダナ人と変わらないが、目が光り、精霊力を使える。
レネギス。レナ本国とダナの中間に位置する人口惑星。レナ人はここに住んでおり、階級社会を形成している。ここで選ばれた最も精霊力に優れた人間が、領将となり、ダナに降りて統治する。
レナ人はダナ人には「光り目」と呼ばれ、一方、レナ人は精霊力を使えないダナ人を劣等種として見下し、奴隷として搾取していたのです。
【以下、核心的ネタバレ】
しかし、このレナ人の本当の正体は、実は彼らもまたもともとはダナ人だったということ。
ダナ人の中で精霊力の高い人間のみをレネギスという衛星に連れていき、そこでレナ人として世代を超えて洗脳していたのです。
そのため、ダナに残されたのが、一部を除いて精霊力のない人間のみとなってしまい、結果的に偽レナ人(元ダナ人)VSダナ人という構造を作られてしまったのです。
それならば、本物のレナ人・・・もともとレナという星に住んでダナ人を連れ去って偽レナ人として対立させたのは、誰だったのか?
それが、物語の中盤で登場する、領将に付き添っていた赤い服の女たちです。
そして、その真の正体こそ、この画像の真のレナ人。
もともと、レナに住んでいた原住民です。
つまり、この真のレナ人が、圧倒的な科学力をもって、ダナに侵攻し、昔のダナ(精霊力のある者)を連れ去って、レネギスという衛星に連れていき、彼らをレナ人として教育して偽レナ人とし、
その後にダナに残った人々をダナ人として奴隷化させ、領将を置いて統治していたのです。
それならば、なぜ、真のレナ人はまわりくどいことをして、ダナ人とダナという星を統治したのか?
それこそが、テイルズオブアライズのストーリーの根幹です。
実は、このテイルズオブアライズの星には、意志があります。
正確に言うと、星を流れるエネルギーである精霊力が集まり、それが一つの意志のような働きをもって活動し始めたのが、レナという星。
結果的に、このレナの意志は、そこに住んでいた真のレナ人すらもある意味、奴隷のような存在として、精霊力を集めさせるように動かしていきました。
そして、レナという星は吸い上げられた精霊力のせいで枯渇してしまい、滅ぶことになったのです。
そこで、このレナの意志が次に目をつけたのが、ダナ。
ダナにあふれる精霊力を欲しがったレナの意志は、真のレナ人を通して、ダナ人を奴隷化し、ダナを支配することで、ダナの精霊力(ダナ人個人の精霊力=魂ともいえる)をすべて奪おうとしたのです。
これが、すべての顛末。
結果的に、このレナの意志は、予定通りにダナからの精霊力の吸収に成功します。
レナの意志はただ、欲しかった。
ただ、寂しく、ただ、怖い。
そして、精霊力が欲しい。
美しいダナと一つになりたい。
ある意味純粋な欲そのものと言えますね。
一方のダナは、精霊力にあふれているがゆえに、完全に一つの意志を形成することはありませんでした。
しかし、このまま放っておけば、レナにすべての精霊力を吸収されてダナが滅びる。
それを止めるために、主人公たちは、レナ本国に乗り込むことになったのです。
レナ本国。レネギスという衛星にいたレナ(偽レナ人)は、このレナの星に本国があると教育されていましたが、実際はこの通りほぼ滅びかけていました。
そして、このレナ本国の奥地の奥地にいたのが、レナの意志。
これが、テイルズオブアライズのラスボス1になります。
正確には、レナの意志が主人公たちと戦うために、わざわざ小型化してモンスター化した存在です。
これを倒し、レナの意志を封印(というか拡散)することによって、精霊力の吸収をやめさせ、ダナをもとに戻そうというのが、主人公たちの最終目標になります。
結果的に、それは成功し、主人公たちは精霊力がもとに戻ったダナに帰還。
そこでハッピーエンドな結末を迎えました。
最近テイルズシリーズは最後に仲間が離れ離れになるなど、悲しい結末も多かったですが、テイルズオブアライズは、本当にきれいに終わって、しかも最後は主人公とヒロインが結婚する、という最高のエンディングでした。(n*´ω`*n)
それでは、さらにそれぞれのキャラクターを詳しく見つつ、テイルズオブアライズのあらすじを追っていきます。
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2テイルズオブアライズのキャラクターとあらすじ
アルフェン。
年齢:21歳 身長:176cm クラス:剣士 趣味:新たな武器・技術に触れる事
テイルズオブアライズの主人公は、アルフェンです。
300年前の悲劇
もともとはダナの領主に仕えていた普通の剣士でしたが、300年前のレネギスに連れていかれて、招霊の儀の王として覚醒させられました。
招霊の儀とは、前述したレナ本国へダナの精霊力を送る計画のことです。
そのためには、レネギスという装置と、レネギス統御機構の生体中枢となる王という存在が必要でした。
王、というのは、高い星霊力干渉能力を持って、レナとは属性組成が異なるダナの星霊力をレナ用に変換するという役割を担う存在です。
簡単に言うと、王、というのは名ばかりで、実際は精霊力変換装置、ということですね。
しかし、300年前にその招霊の儀の時に、その精霊力の変換時に安定化させるためにいた「巫女」が制御に失敗したため、王の力が暴走。
結果、レネギスは半壊状態となり、300年前の悲劇として後世に残ることになります。
その後、アルフェンは当時の巫女であったネウィリによって、命を助けられ、精神的なショックの治療を兼ねて鎮静の仮面をつけられ、ダナに送られたのです。
ネウィリ。王としてのアルフェンの力を制御するために作られた、レナ人の巫女。
アルフェンの暴走を抑えるために用意されたが、制御できずに、アルフェンが暴走。
その後、傷ついたアルフェンを助けるためにダナに送り、自分はレネギスに残った。
そして、それから300年後・・・。
アルフェンはようやく長い眠りから回復し、ダナの地上で目を覚ましたのです。
ここから、テイルズオブアライズの本編の開始となります。
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仮面の秘密とシオンとの出会い
目を覚ましたアルフェンは300年前の悲劇のことも、自分が誰なのかも忘れており、頭につけられた鎮静の仮面のこともわからずに、ただの奴隷として生活していました。
ちなみにこの鎮静の仮面ですが、長くつけすぎたせいで、神経にも作用し、取り外せない&痛覚を失った状態になっています。
そんなある日、奴隷としての生活をしていたアルフェンの前に、レナ人でありながら、同族に追われるシオンという少女が現れます。
シオンは、カラグリアの領将であるビエゾから火の主霊石(マスターコア)を奪って逃げていたのです。
ビエゾ。カラグリアを支配する火の領将。名門に比べて家格に劣るテルディリス家とその一門全体の地位向上の為に領戦王争に精力的に取り組み、手出しする者には体を張って立ち向かう強い連帯感や責任感から、支持者からは頼りにされている。
最終的に、シオンとアルフェンによって倒され、火の化身によって燃やされてしまいました。
マスターコアとは、領将が領将として認められる証であり、精霊力を集めるために必要なもの。それを奪われたビエゾは同族であってもシオンを許さず追ってきたのです。
やむなく、シオンを助けたアルフェン。その時に、火のマスターコアが発動し、アルフェンに火の剣の力を与えました。
ここから、なぜか領将をすべて倒してマスターコアを奪おうとしているシオンとアルフェンは領将からの解放を求めて共に戦っていくことになるのです。
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シオンの目的と正体
シオン・アイメリス。
年齢:19歳 身長:165cm クラス:銃使い 趣味:ファッション、料理、食事
本作のヒロイン。触れる者に激痛をもたらす呪い〈荊〉を生まれながらに持つレナ人女性。
なぜ、シオンは領将から、マスターコアを奪おうとしているのか。
それは、彼女の呪いにありました。
レネギスの上流階級になれる精霊力を持ちながらも、突然発症した触れる者に激痛をもたらす呪い〈荊〉。
このせいで、シオンは虐げられ、苦しく生きてきました。そのため、シオンはこの荊の呪いを解く方法として、領将が持つマスターコアをすべて集めて、レナス=アルマ(レナの太陽)を作り出し、そこに荊を封印する必要があったのです。
そのために、シオンは領将をすべて倒そうとしていたんですね。
ダナの解放などという壮大な目標があったわけではなく、単純に自分を救うため。これがシオンの良さでもあります。
そして、もう一つの疑問。
その荊の呪いはなぜシオンの身に起こったのか?というと、
これは、シオンが300年前の巫女、ネウィリの子孫だったから。
300年前の儀式の失敗によってネウィリの肉体に取り込まれたレナの精霊力の意(痛い、怖いという意志)が荊となって、末裔のシオンの体に隔世遺伝してしまったということです。
そして、アルフェンのダナを解放したい、シオンの自分の呪いを亡くしたい、という思いが重なって、二人は仲間として各地の領将を倒す旅に出ます。
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シスロディアでロウとリンウェルとの出会い
アルフェンとシオンが次に訪れたシスロディア。
そこは光の領将ガナベルト・ファルキリスが支配していた国でした。
ここで出会ったのが、リンウェルとロウの二人。
リンウェル。
年齢:14歳 身長:158cm クラス:魔法使い 趣味:読書、ダナの遺物研究。
リンウェルは、ダナ人でありながら、精霊力があり、星霊術を行使できる〈魔法使い〉一族でした。しかし、その一族をミハグサールの領将アウメドラに殲滅され、以降、レナ人を復讐の対象として生きてきたのです。
領将をすべて倒す、というシオン達の思想に共感し、同行しますが、最終的に目的は復讐からダナを救うことに動いていきます。
ロウ 。
年齢:16歳 身長:169cm クラス:格闘家 趣味:技の鍛錬、筋トレ。
カラグリア出身のダナ人少年。
かつて抵抗組織を率いていた父のジルファに反発してカラグリアを出て、レナの輸送隊に紛れてシスロディアへ移りましたが、同地で抵抗組織に加わるも、密告が原因で仲間は全滅、彼だけは戯れで生かされ、流されるように領将ガナベルト直属の監察局執行隊〈蛇の目〉の隊員となりました。
ジルファ。カラグリアの抵抗組織〈紅の鴉〉の頭目。ロウの父。
抵抗組織に身を置く一方、そのせいで妻を亡くし、ロウは父に絶望して家出しました。
シスロディアにて、ロウは父であるジルファと再会しましたが、ジルファは領将の手にかかり命を落としてしまいます。。。
しかも、そのきっかけとなったのが、〈蛇の目〉として活動していたロウ自身。
なんとも悲しい結末でした。
シスロディアの領将、ガナベルト・ファルキリス 。実はレナへの抵抗組織〈銀の剣〉の頭目メネックを演じており、あえてレナの敵のふりをすることで、抵抗勢力をおびき寄せていました。
彼の手によってジルファは倒され、最後はロウによって敵討ちされます。
しかし、実際はレナの未来を誰より考えていたという一面もあります。
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テュオハリムとキサラとの出会い
テュオハリム ・イルルケリス。
年齢:28歳 身長:185cm クラス:レナの貴族 趣味:音楽、古物蒐集。
ロウとリンウェルを仲間に加えた一行は、次にメナンシアを支配する地の領将テュオハリムを倒しに行きます。
しかし、着いたメナンシアには奴隷制度はなく、ダナ人とレナ人が共存社会を築いていたのです。
これこそ理想社会だと喜んでいたところ、実は裏で側近のケルザレクが隣国ミハグサールの領将アウメドラと手を組み、ヘルガイの果実を食料に混ぜていました。
結果、メナンシアの大勢の人々は虚水に溶けて精霊力として集められていたのです。
テュオハリム自身は共生社会を望んでいたはずでしたが、実はその本心は、レネギスで領将に選ばれる際に失った友人への絶望から、何もかもどうでもよくなっており、王を目指さないことも含めて、単純な弱さと日和見主義だったからなのです。
キサラ
年齢:25歳 身長:172cm クラス:近衛兵 趣味:釣り、家事全般(特に料理)
この真実に絶望したのが、だれよりもティオハリムの理想を信用し、側近として尽くしてきていたダナ人の元奴隷のキサラでした。
奴隷としての生活で兄以外の家族を失い、その兄も、ケルザレクの闇を暴いたことで命を落とし、キサラにはティオハリムしかいない、となったところで、ティオハリムの人々も何もかもどうでもよかった、という発言。
これに絶望し怒り狂ったキサラでしたが、その後、ティオハリムがもう一度自分の理想と罪を見つめなおしたい、という目的を持ったことで、それを見届けるために、旅に同行することを決意します。
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ラスボス ヴォルラーン・アングサリとの闘い
アルフェン達が仲間を集め、領将を倒してマスターコアを集める旅。
その最後の敵となって立ちはだかったのが、ヴォルラーン・アングサリでした。
ヴォルラーン・アングサリは、仲間であるはずの領将アウメドラさえも打ち取り、アルフェンに戦いを挑みます。
アウメドラ・カイネリス 。
ミハグサールを支配する風の領将。現領将の中で唯一の女性。先代の父と兄を実力で排除してカイネリス家当主の座を奪うなど、女らしからぬ野心と残虐性を持ち、己の力を高める為には手段を選ばない魔女。他者を見下し、利用するものとしてしか見ていないが、ヴォルラーンに対してだけは敬意を払っていた。レナへの復讐心を高めたダナ人を一斉に虚水として、精霊力を集め、王になろうと画策しましたが、最後はヴォルラーンによって胸を刺されてしまいます。。
仲間の領将すらも容赦なく討ち取り、アルフェンに戦いを挑むヴォルラーン。
いったい、彼の正体と目的はなんなのか?
領将として、ガナスハロスを支配していたヴォルラーン。
しかし、その正体は、アルフェンと同じくレナ人によって作られた元ダナ人奴隷の「王」でした。
ダナ人奴隷でありながら、同族のダナ人には興味がなく、すべては自分が王として支配するための道具でしかない、という徹底的な合理主義者。
ヴォルラーンの目的は、完全に支配する側になること。奴隷として虐げられていたことで、おそらく心が壊れてしまったのでしょう。
その一方で、先代の王であり、ライバルになりうるアルフェンに対抗心を燃やしていたのです。
ヴォルラーンだけは、この領将戦争が茶番だと知っており、ただ彼の特性を実験するために割り当てられた存在だったのです。
結果的に真のレナ人によって第二次招霊計画に利用され、王として覚醒しました。
ヴォルラーンによって、儀式は成功し、ダナからレナへ大量の精霊力が送られることになったのです。
そして、レナの本国にて、レナの意志と戦った後、ラスボスとしてヴォルラーンが立ちはだかります。
ラスボスとして、ある意味純粋なヴォルラーン。彼の目的は支配すること、ただ一つ。
奴隷としての人生、レナ人に連れ去られて、実験体とされた人生。そのすべてから逃れたかったという望みが彼をそうさせたのかもしれません。
「お前と俺の違いは・・・仲間がいたか、そうでないか、それだけだ!」
と同じく自由を望んでいたアルフェンに突き付けられ、ヴォルラーンは敗北します。
そして、レナス=アルマにより、シオンの荊の呪いも解放され、レナの意志は拡散し、ダナは再び元に戻ったのです。
そして、テイルズオブアライズのエンディング。
平和になったダナにて、アルフェンとシオンは結婚し、ハッピーエンドとなります。
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テイルズオブアライズの感想と考察。DLCについて。
テイルズオブアライズをプレイしていて、実は個人的に一番うれしかったのが、この裏ダンジョンの演出でした。
テイルズオブゼスティリアとベルセリアをプレイしている人しかわかりませんが、
エドナとアイゼンは妹と兄の関係。
しかし、ベルセリアの冒険の後、アイゼンは死神の呪いによって竜となり、意志を失って討伐されました。
その後の冒険がゼスティリアで、エドナが登場することになります。
つまり、普通に本編をプレイしていると、二人は交わることがない悲しい結末だったのですが、テイルズオブアライズの隠しダンジョンで二人が会い、一緒に戦うという演出は鳥肌ものでうれしかったです(n*´ω`*n)
クロノスとかも出てきたし、やっぱり過去のキャラが出ると燃えますね。
テイルズオブアライズのストーリーは練りに練られていて、最後まで本当に謎だらけの展開。
テイルズシリーズでは、グレイセスとアビス、べスペリアが大好きなのですが、アライズも大好きな作品です。
特に、キャラクターが皆仲良しだし、いい人ばっかりで旅していて楽しい!
最近のテイルズは、最後に主人公側に何らかの別れが存在していて(べスペリアとかは前前作ゼスティリアの過去編なので、その後の悲しい展開も読めてしまうという・・・)、楽しいけど悲しい、という物語が多かったですが、アライズは最後まですっきり!
やっぱりこういう王道ながらも、あらすじが練られていて、キャラクターが仲良しな作品が大好きです。
そして!ついに発売になったDLC!これも今プレイ中ですが、エンディング後とあってまた面白いです。
クリアしたら、こちらにまた感想など追記したいと思います☆
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