目次
ニーアレプリカント・ゲシュタルトの詳細ストーリー(ネタバレ)とドラッグオンドラグーンとのつながりとは?
レプリカントとゲシュタルトの違いは主人公が青年か中年かだけの違いなので、ここではレプリカントをメインにご紹介します♪その他考察は以下よりどうぞ☆
※この記事では各キャラクターの紹介とニーアオートマタからのつながり、完全なネタバレ(ラスボスなど)を含んでいます。
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以下、ニーアレプリカント(リメイク含む)のネタバレを強烈に含んでいます。未プレイの方はご注意ください。
1ドラッグオンドラグーンとニーアレプリカントの関係とは。
早速、ニーアレプリカントにつながる部分をご紹介したいと思います。
ドラッグオンドラグーンは、2003年9月11日にスクウェア・エニックスから発売されたPlayStation 2用アクションRPGです。
この作品はニーアオートマタ及びニーアレプリカントの前史とされています。
(ドラッグオンドラグーン1のみ)
中世のような舞台で主人公のカイムがレッドドラゴン「アンヘル」と契約し、帝国軍や邪教と戦う話なのですが、
(アクションは一騎当千スタイルで魔法やドラゴンに乗っての攻撃などすごく面白いです♪ドラゴンに乗って敵をどんどん倒すのが好きでした)
そのエンディングの一つで、
敵の「母体」を追って時空の狭間を抜け、異世界である「西暦2003年6月12日」の新宿上空にやってきます。
最後に母体を倒し、世界を救ったカイムとレッドドラゴンだったのですが、自衛隊に「敵」と認識され、ミサイルで撃墜されてしまいます。
そして東京タワーにレッドドラゴンが墜落し、物語は終わるのです。
そして、墜落したドラゴン(アンヘル)、新宿に堕ちた母体から不治の病(白塩化症候群)が蔓延していくことになります。。。
ここから、ニーアレプリカントの世界につながっていきます。
※ちなみにドラッグオンドラグーンもエンディングが複数分かれており、母体を倒す展開、アンヘルと最後に戦う展開、東京にやってくる展開など様々な終わり方があります。今やるとちょっともっさりしてますが、当時は面白かったなぁ・・・。
2ニーアレプリカントへ至るまでの時系列
以下、時系列を追ってみましょう。
2004年、異世界から来た「始祖」と呼ばれる存在(母体)によって白塩化症候群という空気感染する病が世界に広がる。白塩化症候群に罹った人間は体が塩になるか、凶暴化して人間を襲う「レギオン」となってしまう。レギオンの親玉は「レッドアイ」と呼ばれ、レギオンと人類の間で戦が起こる。
2008年、「エリコの壁」という人類側の防御壁が崩壊したことにより、直接戦闘、あるいは白塩化症候群の拡がりによって人類は滅亡の危機に陥る。
2010年、災厄の元凶と見られる「始祖」に対して核攻撃を行うも無効。この際、未知の粒子が発見される。(後の6号計画や魔法研究の端緒となる?)
2016年、白塩化症候群の進行を遅らせる薬が開発される。
2025年、レギオンあるいは白塩化症候群に対抗するための「6号計画」の基礎研究が終わり、実験体にエミールの姉「ハルア」が選ばれる。しかし起動実験で失敗し、研究所の上に洋館を建て偽装する。
2026年、石化能力を持つ兵器7号(エミール)の開発成功によって先の6号を封印する。また、この頃から6号、7号計画とは別に白塩化症候群に対処する方法として「ゲシュタルト計画」も進められていた。
2030年、人類の第13次遠征軍によってようやく「レッドアイ」を倒すことに成功する。
2032年、「新技術」と呼ばれる人間の魂と肉体を分離して白塩化症候群に対抗する方法に一定の効果が認められる。ただし、抽出した魂(ゲシュタルト)のうち、自我が崩壊し理性を失ってしまう「崩壊体」(後の世界のマモノ)も出現。
2033年、崩壊体が異常発生し対処法を研究。
2034年、スリープモードへの移行。ゲシュタルト計画の成功を祈る。計画の一時凍結?
2039年、完全なる成功例を発見。つまりゲシュタルト化が完全に成功した人間を発見した。
2053年、ゲームオープニング、ニーアとヨナの兄妹が新宿でマモノ(崩壊体)に襲われる場面。ここで二人は「黒の書」と契約し、ゲシュタルト化した魂はポポルとデボルの管理する世界に連れて行かれた。
ニーアとヨナがいたように、この頃はまだ普通の人類も少数ながら残っていたのだと思われる。
病気の蔓延→それを食い止めるために、エミールやゲシュタルト計画が開発。
2053年にニーアとヨナの兄妹が新宿で「マモノ」となった人間に襲われ、助かるために黒の書でゲシュタルト化(肉体と魂の分離)。
まっ黒なオバケから逃げるために黒の書と契約した兄妹二人。これが物語の始まりです。
そこから約千年後(1412年後)の世界へ魂が飛ぶことになります。
3ニーアレプリカント本編序章
それから1412年の時が流れ、
そこにはニーアとヨナの姿がありました。
ニーアはデボル & ポポル姉妹から仕事を貰いながら生計を立てていました。
しかし、この世界では「黒文病」という謎の病と「マモノ」という怪物が人間を襲っていました。
そんなある日、ヨナがついに黒文病を発症してしまいます。
さらにヨナは失踪。
そのため、ニーアはヨナを探す&黒文病を治すための旅にでることになります。
4旅の途中で出会うカイネ・エミール、そして白の書
カイネ:体半分がマモノにとりつかれています。。格闘技術をもつ女性です。
エミール:見たものを石化させてしまう少年です。実は昔から生き続ける人造人間。
白の書は左上の人語を話す書物です。
旅の中で、黒文病を治す方法や「魔王」の存在を知ったニーアたちでした。
なんとかヨナを見つけ出すのですが・・・。
5ヨナが「魔王」によって連れ去られる
村をマモノと黒の書を持った魔王が襲撃し、
ヨナを連れ去ってしまいます。。。
さらに、村を襲ったマモノを封印するためにエミールは力を使い、カイネを石化させてしまいます。
それから5年の月日が流れます。。。
6ニーア青年へ。エミール骸骨へ。
5年の歳月で訓練し、青年へと成長したニーア。
一方、エミールはカイネの石化を解くために姉の力を吸収し、骸骨のような風貌になってしまいます。。
そしてデボル & ポポル姉妹の導きにより、石の神殿へ向かうことになります。
7神殿にて真実が明かされる・・・!
これまで味方だったデボル & ポポル姉妹が主人公たちの前に立ちふさがり、
さらに衝撃の真実が明かされます。
白の書が「お前たちは人間ではない」
と言ったことに対し、
「(ニーアたち)も人間ではない」
と返したのです。
そして、実はニーアたちは「封印されている人間の魂を入れて復活させるための器」だと明かされます。
「レプリカント(複製)」の意味はこういうことだったのです。
最初の年代史にあった、
2032年、「新技術」と呼ばれる人間の魂と肉体を分離して白塩化症候群に対抗する方法に一定の効果が認められる(ゲシュタルト計画)。ただし、抽出した魂(ゲシュタルト)のうち、自我が崩壊し理性を失ってしまう「崩壊体」(後の世界のマモノ)も出現。
不治の病を克服するために、人間の魂を分離して保存。
その後、レプリカントたち人造人間が器として成熟した段階で、
封印していた魂をそこに入れなおす、という計画がゲシュタルト計画でした。
(白の書や黒の書はそのためのデバイス)
デボル & ポポル姉妹はその計画遂行のためのアンドロイドで、白の書と黒の書を入手し、ニーアたちを入れ物として計画を完成させることが目的だったのです。
つまり、今ここにいるニーアやカイネ、さらに囚われたヨナは作られた偽物で、
長い年月を経たことで作られたレプリカントが自我を持ち始めてしまっただけ、ということ。
(レプリカントは子供を持たず、デボル & ポポル姉妹が培養していました)
そして人間(レプリカント)が「マモノ」と恐れているのは、このゲシュタルト化に失敗した人間だったのです。。。
そしてニーアたちはデボル & ポポル姉妹と戦うことを決意。
さらに、エミールは魔王の手下との戦闘でやられてしまいますが、ニーアとカイネはなんとか打倒します。
8ついに「魔王」と対決へ
魔王の元にたどりついた一行。
しかし、すでにヨナの体には「本当のヨナ」の魂が入っていました。
そして、「魔王」の正体は何を隠そう、「ニーア」本人(1300年前の新宿で妹を守った本物ニーア)だったのです。
最初のプロローグでマモノから逃げるために黒の書と契約した兄妹こそ、魔王とレプリカントのヨナの体に入っている魂
この本物ニーアは、1300年もの間、妹ヨナをよみがえらせるためだけに行動し、ようやくレプリカントが完成。
そこに魂を入れることまで成功していました。
一方、蘇った本物ヨナは、
「この子(レプリカントのヨナ)がお兄ちゃんに会いたいって言ってるの。私はもういい・・・会わせてあげて・・・」
と自ら、陽の光にあたり、消滅していきます。。。(魂は陽の光にあたると消滅)。
これに暴走した魔王こと本物ニーアは、
偽物であるはずの主人公ニーアやヨナ、カイネと最後の決闘をすることになります。
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9エンディング
そして、魔王こと本物ニーアは打ち倒され、
レプリカントである主人公ニーアとヨナ、カイネが生き残ります。
さらに白の書や黒の書も戦闘で失われ、
ここからエンディングが4つに分かれます。
以下、それぞれのエンディングをまとめてみます。
動画は、ニーアレプリカント原作のものを載せています。
1Aエンディング
ニーアは無事にヨナを助け出し(二人ともレプリカント)、
カイネは「片付けるべき問題がある」とその場を立ち去ります(カイネは半分マモノ化しているので、最後を悟り自ら去ってしまいました・・・)。
そして子供の頃のニーアとヨナが村の丘で寝そべっているシーンと、
オリジナルのニーア(魔王)とヨナが見つめ合っているシーンが描かれます。
カイネとエミール以外はハッピーエンド?なのかもしれません。
2Bエンディング
そして魔王視点でのエンディングが描かれます。
新宿での過去のシーンの回想、そして最後にヨナに「ずっと一緒にいてくれてありがとう・・・」と言われ、
一緒に魂の世界へ帰っていく様子が描かれています。。
個人的にはこのエンディングが一番好きです。(´;ω;`)
3Cエンディング
Cエンディングでは上記A・Bでは救われなかったカイネの救済が描かれます。
カイネはマモノ化しており、救う方法は・・・
主人公はカイネの「終わりにして救う」願いを叶えてあげます。
4Dエンディング
そして、ニーアオートマタにつながるのが、このDエンディングです。
このエンディングを選ぶと、全てのセーブデータが全消去されるという徹底ぶり・・・(´;ω;`)
Cの選択肢に、さらに「自分の存在と引き換えにカイネを救済する」が加わり、
ニーアは家族やすべての人々、物から自分の記憶と存在した証を失って、カイネを救済することになります。
最後は、「あなたが私を助けてくれたのよね?」と完全に兄のことを忘れたヨナと、
「どうしてだろう・・・なぜか悲しいんだ」
と涙を流すカイネが描かれます。。。
「大切なものをもらった」と。
その後、ニーアは復活する様子が小説で描かれるのですが・・・。
いずれにせよ、ゲシュタルトの自我を維持するには魔王が必要だったのですが、唯一の魔王は主人公に倒されたため、世界の終焉(自我の崩壊)が確定してしまいます。
(→すべてマモノ化)
さらに、ゲシュタルトの自我が崩壊すると、基となったレプリカントは病にかかってしまうため、レプリカントたちも長くは残りません。
結局、主人公ニーアは「妹一人のために」世界を滅ぼした、ということになります。。。
かなりのうつ展開ですが、
だからこそここまで多くの人を惹きつける心に残る作品になったのかもしれません(エヴァしかり)。
というわけでレプリカントの詳細ストーリーでした♪
実はこの後の展開がまだあって、そこからニーアオートマタにつながっていきます。
このお話は↓のニーアオートマタストーリー考察にまとめています
ので、よろしければどうぞ♪
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以下、ニーアレプリカント続編のニーアオートマタのストーリー考察になっています。
DODシリーズ期待する展開の真逆しかいかない鬱展開しかないけど斜め上で刺さる