目次
ニーアオートマタ考察。アダムとイブの最後と目的。なぜ「オニイチャン」を慕ったのか【ネタバレ注意】
これまでの考察はこちらからどうぞ♪
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1まずはアダムとイブの正体。どうして人間型なの?
アダムとイブは機械生命体が集まって誕生した存在です。
そのときの詳細は↓より♪
なぜ、彼らは生身の人間のような体だったのか、ですが、
これは機械生命体のコアが集まって形成されたからと考えられます。
というのも、機械生命体のコアは「植物に似た生きた細胞」から作られているからです(遊園地廃墟の戦車ロボを壊すと判明します)
この細胞がなんなのか、は分かりません。
ただ、個人的にはエイリアンが地上に侵略しにきたときに、かつての「ゲシュタルト計画」を知り、
その実験体であったレプリカントの情報から、地上に残っていた魔物(人間の成れの果て)やその他のレプリカントの失敗した実験体から「自我」を取り除いた状態で代用したのではないか?と思っています。
そう考えると、彼らもまた人間の成れの果て・・・ということになり、
人間にあこがれた理由も、家族を作った理由も納得がいきます。。。(あくまで個人的考察です)
そうなると、機械生命体のコアで作られたヨルハも人間の成れの果てになっちゃうのですが・・・(;´▽`A“
その後、機械生命体は自我を獲得して、エイリアンを壊滅させます。
そして、それぞれさらに自我を発展させていました。。
「自我」のレベルですが、これはアンドロイドと同じレベルに近かったと思います。
2なぜ「オニイチャン」を慕うのか。
2周目の冒頭では、機械生命体が「オニイチャン・・・」と言いながら、油をさす場面が見られます。
最初は彼らがアダムとイブの元の姿!?と思いましたが、違うようです。
「いくら油をさしても、機械に家族なんかできませんよ~」
と冷めたことを言う9sくんですが、
実際は自我が芽生えた彼らは家族という存在を意識していたと分かります。
そして、彼らには男・女の区別や、子供・大人の区別もあります。
それはボーヴォワールや森の国の王を見ても明らかです。
そして、その中でも一番一般的だったのが、「兄弟」の関係であり、
これは他の個体でも見られます。
「にいちゃん!にいちゃん!」と倒されたアウグストをかばう弟分のロボたち。
かわいいです(でも、A2さん、容赦なし・・・(;´▽`A“)
つまり、イブがアダムを兄として慕っていたのは、後で生まれたから、というのもありますが、
もともと機械生命体の本能的な自我で、「オニイチャン」を慕っていたから、と言えると思います。
3一方、変わっていたのが、アダム。彼の目的の変化とは。
アダムの目的は、「生を感じること」。
アンドロイドの破壊は一番の目的ではありません。
人類に大きな興味をもち、解剖したい!と2Bに持ちかけていますが、
それ以上に、自分の存在を実感したかったようです。
だからこそ、アダムはイブに内緒で9Sをさらい、2Bと一対一で対決したんですね。
そして、最後は「これが最後か・・・暗くて・・冷たい・・・」
と生を実感します。
彼にとっては、「終わりを迎えること」こそが一番生を実感できる瞬間だったようです。
イブは「ふたりで静かな場所に・・・」
と争いを避けようとしています。
一方のアダムは人間にあこがれすぎたために、「生」を異常に実感したくなってしまったということです。
そして最後。
概念人格が作った「箱舟」に乗り込んでいるアダムとイブ。
アダムは微笑み、「一緒に来るか?」と9Sを誘います。
生を実感し、一度終わりを迎えたアダム。
だからこそ、イブという存在を大切に思い、彼を優しく抱いています。
また、敵であった9Sに対しても憎しみなどありません。
この場面は個人的にすごく好きなのですが、
彼は一種の悟りに近いものを得たような、そんな場面が描かれていると思います。
なぜ、彼は倒されたのに無事だったのか、というのは、
アダムとイブは機械生命体のネットワークの半分を支配していた、ということから分かります。
つまり、2Bによって倒される瞬間もアダムの自我はネットワーク上にあり、
形式的に倒されはしましたが、その実態はネットワークで生き続けていた、ということです。
イブはそれに気づかず、悲しんでいますから、半分のネットワーク上には存在せず、
おそらく、アダムの自我は黒幕である「概念人格」によって拾われていたのではないでしょうか。
概念人格も最後には、「アダムやイブという存在も面白い」と述べていますし、
だからこそ、箱舟に先にのせ、倒されたイブも後で拾われたのかもしれません。
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次回からゼルダの伝説、そしてホライゾンの考察をしてみようと思います。よろしければそちらもどうぞ♪
これまでの考察は以下のページにまとめていますので、よろしければご覧ください☆
これが最後か…じゃなくて、これが死か…だったと思うのですが?間違ってたらごめんなさい!