目次
インディジョーンズ 運命のダイヤルネタバレ徹底考察!あらすじと過去作とのつながりも解説!感想と評価。
以下、画像はインディジョーンズ運命のダイヤル©より一部引用して考察します。
画像の引用は全てyoutubeの公式予告からのものとなります。
インディジョーンズ運命のダイヤルのあらすじを追いながら、難しい用語や過去作とのつながりを考察していきますので、ネタバレを大いに含みます。
未見の方はご注意ください!
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インディジョーンズ運命のダイヤルの登場人物紹介
今作のインディジョーンズ運命のダイヤルでは、過去作からの登場もありますが、ほとんどが新キャラでした。
過去4作品を見ていなかったり、忘れていると「あれ?こんなキャラいたっけ?」となると思いますので、まずは主要キャラを簡単にご紹介したいと思います。
インディアナ・ジョーンズ
言わずとしれた主人公。
元プリンストン大学の教授でしたが、運命のダイヤルでは、ニューヨークのハンターカレッジの教授をしています(勤続10年)。
インディはニュージャージー州のプリストン出身なので、とある事件をきっかけに、ニューヨークに引っ越しをしたことが分かります。
それが、マリオンとの離婚と息子マットの死でした。
今作運命のダイヤルでは、栄光輝いていたインディが、まさか落ちぶれて昔の面影もなくなっているような描かれ方から始まります。
今作で、ハリソンフォードはインディジョーンズ役は最後となります!
ヘレナ・ショウ
インディの旧友のバジル・ショーの娘であり、インディが名付け親の女性。
当時は純情な考古学少女だったが、時を経て、拝金主義の狡猾な女性になっています。
父親の夢であった運命のダイヤルを探してインディと一緒に旅をします。
ちなみに、彼女は初出です。
バジル・ショー
インディの旧友にして、オックスフォード大学の考古学教授。
第二次世界大戦の末期に、インディと一緒にナチスから運命のダイヤルを含む遺物を奪還していました。
ちなみに、彼は初出です。
時系列的には、最後の聖戦の後の話からの登場なので、その後に仲良くなったのでしょう。
ユルゲン・フォラー(シュミット博士)
ナチスの元物理学者であり、ロンギヌスの槍と運命のダイヤルをヒトラーに献上しようと奔走していた男。
その後、ナチスが負けた後、アメリカのアポロ計画に参加。
アポロ11号のロケットを発明し、大統領にも支持されるほどの大物になっています。
インディとは、ナチス時代に、運命のダイヤルを奪われたという因縁があり、今作では宿敵として登場します。
彼も初出です。
過去を変える力を持つという運命のダイヤルを一体なぜ彼が狙うのでしょうか?
演じるのは、マッツ・ミケルセンさん。本当にダンディな悪役が似合う・・・(n*´ω`*n)
レナルド
インディの旧友であり、スペイン最高の潜水士。
見覚えがなかったので、色々調べましたが、過去作への出演はなかったので、
彼も今作が初出のようです。
テディ
ヘレナの相棒のモロッコの少年。
飛行機で空を飛ぶことを夢見つつ、お金を貯めるために、オークションで盗品を売りさばく日々を送っています。
彼も初出ですが、立ち回りとしては、魔宮の伝説のショーティの役割ですね。
サラー
言わずとしれた、1作目のレイダースから出演しているインディの相棒です。
エジプトのカイロの案内人であり、考古学者の発掘の手助けをして暮らしていました。
その後、最後の聖戦でも再登場。
インディシリーズで大好きなキャラクターの一人です。
その後、スエズ危機を契機として、インディの助けもあってアメリカニューヨークに移住しています。
メイソン
インディとヘレナを追う、アメリカ政府の捜査官。
CIAではないとのことなので、大統領直属の機関だと思われます。
最初、彼女がなんなのかさっぱり分からず、何をやりたいのか、敵か味方かも謎でした・・・。
以下、インディジョーンズ運命のダイヤルのあらすじを見つつ、細かく考察と感想を書いていこうと思います。
ネタバレを含みますので、未見の方はご注意ください!
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インディジョーンズ運命のダイヤルあらすじと考察(ネタバレ注意)!
1舞台は1944年ノルマンディ上陸作戦の時代
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
インディジョーンズ運命のダイヤルの舞台は、1941年のイギリスによるナチスドイツへの攻撃作戦であるノルマンディ上陸作戦の時から始まります。
最後の聖戦が1938年が舞台だったので、それから3年後ですね。
いきなり登場した若きインディ!
インディはナチスドイツが収集していた世界各国の遺物を取り返すために、必死で奔走していました。
そして、今回の狙いはイエス・キリストの最後に胸に刺さったという「ロンギヌスの槍」。
最後の聖戦がイエスキリストの血を受けたという聖杯がお宝だったので、それつながりでしょうか。
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
そんなロンギヌスの槍をナチスの親玉であるヒトラーに届けようとしていたのが、ユルゲン・フォラー博士。
ナチスの物理学者の彼は、ナチスドイツの窮状をなんとか打開したいと思っていました。
しかし、そんなフォラーが見つけられたのは、偽物のロンギヌスの槍。
ロンギヌスの槍は複製品しか存在しなかったのです。
そして、その代りに持ってきたのが、「運命のダイヤル」と呼ばれる、アルキメデスが発明したという「過去を改変できるアンティキティラ」という秘宝でした。
その運命のダイヤルの半分を彼は手に入れており、それをヒトラーに届けようとしていたのです。
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
しかし、そんなフォラーの企みをインディが阻止します。
インディの目的はロンギヌスの槍でしたが、偽物だと分かると、代わりに運命のダイヤルをフォラーから奪い、親友の考古学者であるバジル博士とそのまま逃走したのです。
お宝を悪党から奪って逃走するのは、いつものインディですね(笑)。
そして、フォラー博士の乗るナチスの列車は、ノルマンディ上陸作戦のイギリス軍によって、そのまま爆破されてしまいます。
【ちょこっと感想】
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
いきなり登場したのが、1941年の若きインディでした!
インディアナは誕生が1899年なので、この時42歳でしょうか。
かなりびっくししたのですが、このインディは実は過去のシリーズの顔の映像の合成で作られています。
役者さんに、昔のインディの顔をかぶせて作ったんですね。
ちなみにご本人のハリソン・フォードさんは、御年81歳になります。それでインディを演じているのだからすごすぎる・・・。
作中で裸を見せるシーンがありますが、81歳とは思えないほどにがっしりしていました。
これを考えると、もはや本人が演じなくても、永遠にインディの若い姿でシリーズを作れそうな気もします・・・すごいΣ(´∀`;)
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2落ちぶれてしまったインディアナ・ジョーンズ
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
そして、舞台は1969年。アポロ11号が月面着陸を成し遂げ、ニューヨークの街はパレードをしていました。
そんな中、一人、手狭なアパートを借り、隣人のうるさい音楽に悩まされながら暮らしていたのが、70歳になったインディでした。
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
かつての栄光は見る影もなく、賑わいやはしゃぐ若者からは目を背け、
プリストン大学で教授をしていた頃は、あれほど大人気(特に女性の生徒から)だった授業は、もはや誰も興味なさそうに聞いてもいません。
現在、インディはプリストンからニューヨークに移り住み、
そこのハンターカレッジにて10年間教授をしていました。
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
そんなインディも70歳になり、ついに教授職も退職となります。
もらった時計をホームレスに渡し、つまらなそうに肩を落として帰るインディ。
あれだけ冒険と栄光に満ちていた日々はどこへやら・・・というくらい悲しい背中でした。(´;ω;`)
やっぱりどんな人も皆そうなるのかな・・・。
では、なぜインディがこんな風に変わってしまったのか?というと、
それは、実の息子であったマットが他界してしまったことが大きな原因だったのです。
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3実の息子マット・ジョーンズの死とマリオンとの離婚
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
クリスタルスカルの王国で、インディの実の息子として登場したのが、マットでした。
当時は、次期インディ候補として、次のシリーズからはこのマットが主役になると噂されていましたが、その話はなくなり、まさか、マットは戦場にて他界したことになっていたのです・・・。
時系列を見ると、マットと冒険をしたクリスタルスカルの王国が1957年なので、その後にベトナム戦争に志願して、そのまま亡くなったということでしょう。
マットは、インディとマリオンの実の息子であり、クリスタルスカルの王国のエンディングでは、マットが見守る中、インディとマリオンは1作目のレイダースからの長年の時を経て、結婚式を挙げるシーンで終わりました。
出典:インディジョーンズoutube©
しかし、その後に、マットのベトナム戦争への志願を止めたものの、マットはそのまま出兵し、帰らぬ人となってしまったのです。
そして、それにショックを受けたマリオンとインディの関係は険悪なものとなり、二人は離婚。
ここは想像ですが、マリオンはそのままプリストンに住み、家を出たインディはニューヨークにやってきて、それから10年間一人暮らしでハンターカレッジの雇われ教授として働いてきたのでしょう。
まさか、第4作と第5作の間に、ここまでのストーリーが詰め込まれているとは思いもしなかったです。。
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4かつての旧友の娘ヘレナが登場
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
そんな悲しい背景を抱えて、退職して何もやることがなくなったインディの元に、かつての旧友であるオックスフォード大学教授のバズの娘である、ヘレナが訪れます。
ヘレナは、亡くなった父親が生涯研究をささげていた「運命のダイヤル」を探している、とインディに言います。
運命のダイヤルとは、まさに、かつてインディとバジルが一緒にナチスから手に入れたものだったのです。
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
親友のバジルと一緒にナチスから奪った「運命のダイヤルの半分」。
その後、バジルはその研究に没頭し、その危険性から、インディに「必ず壊してくれ」と頼んで預けていました。
ちなみに、この時にインディがヘレナの名付け親となっています。
旧友の娘の頼みということで、インディはハンターカレッジの保管庫に保存してあった、「運命のダイヤルの半分であるアンティキティラ」をヘレナに見せるのですが・・・。
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
まさかのヘレナがインディを裏切ります!
ヘレナは運命のダイヤルを手にして、街に逃げ、さらに、そんなヘレナを追うように、アメリカの政府機関の女と仲間達が暴れまわるのです。
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
この時、追われるインディがアポロの宇宙パレードの最中を馬で駆け回るシーンは圧巻です!
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
81歳で普通に馬に乗っているのがすごすぎる・・・。
でも、やっぱりインディジョーンズと言えば、乗馬ですよね。
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
一方で、そんなインディと運命のダイヤルを持ったヘレナを追うのが、アメリカ政府と手を組んだ、かつてのナチスの科学者「ユルゲン・フォラー」でした。
フォラーはシュミット博士と名乗り、アメリカに協力して、アポロ11号のロケットの開発をしていたとのこと。
運命のダイヤルを失った後、どうしてすぐにインディを追わなかったのか謎ですが、
考えたら、フォラー自身も、ナチスという居場所を失い、それからアメリカに渡って身を立てるまで非常に苦労したことが読み取れます。
フォラーの目的は、運命のダイヤルをもって「宇宙の先のフロンティア」を目指すこと。
一体どういうことなのでしょうか・・・。
【ちょこっと感想と考察】
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
フォラーとナチスが追っていた「運命のダイヤルことアンティキティラ」。
発明者はかのアルキメデスだそうです。
ここで、アルキメデスとはなんぞや?(。´・ω・)?と思われた方向けにちょこっと解説してみたいと思います。
【アルキメデスについて簡単に解説】
出典:wiki画像
アルキメデスとは、紀元前287年頃にシチリア半島で活躍した数学者です。
シチリアの英雄と言えばハンニバルですが、それよりもう少し前の人物ですね。
正確には天文学者や発明家、物理学者も兼ねており、古代ローマの歴史書にのみ登場する伝説的な人物になっています。
功績としては、アルキメデスの原理と呼ばれ、今でいう「てこの原理」「浮力」などを発見した人物として有名です。人類史上初の自然法則の発見者とも言われています。
「液体や気体の中の物体は、その物体が押しのけている流体の質量が及ぼす重力と同じ大きさで上向きの浮力を受ける(アルキメデスの原理)」
さらに、てこの原理を応用した投石器を作って、ローマ軍を攻撃したり、
太陽熱を集めて、ローマの船を燃やしたりなど、戦争でも大活躍した英雄でした。
そんなアルキメデスですが、もう一つ有名なエピソードがあって、それが、アルキメデスの死のエピソードです。
ローマによるシチリアのシラクサ包囲戦の時、アルキメデスの家にローマ兵が入ってきた時、
アルキメデスは新しい法則の研究に夢中でした。
彼がアルキメデスとは知らないローマ兵は、「私の円を壊すな!」と怒鳴ったアルキメデスに立腹して、彼を切ってしまったのです・・・。
人類史上まれに見る大天才アルキメデス。
そんな彼が作った遺物である「運命のダイヤル」は、数学に基づいて、宇宙の時空の切れ目を発見し、過去に行くことができる、というのです(これは物語の話)。
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5モロッコでの大奮闘劇!
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
運命のダイヤルは2つに分かれており、二つそろってはじめて完成します。
その一つであるアンティキティラを手にいれて、インディとフォラーの一味から逃げ出したヘレナ。
そんな彼女の足取りを追って、インディはモロッコへとやってきます。
ヘレナはなんと盗品をオークションで売りさばき、逮捕されれば、地元のギャングの息子を誘惑して保釈させて逃げる、というとんでもない生活をしていました。
そんなヘレナのオークション会場へと突撃したインディ。
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
かつての旧友の娘であり、名付け親にもなったインディですが、あの頃の純情な少女の面影はもはやヘレナにはなく、拝金主義に生きるたくましい女性になっていたのです。
そんな中、フォラー一味の魔の手が迫り、インディたちは再びフォラーに運命のダイヤルを奪われてしまいます。
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
モロッコで、インディとヘレナが手を組み、フォラーに奪われた運命のダイヤルを追うシーン。やっぱり冒険と言えば、エジプトやモロッコのような場所を連想してしまいますが、このシーンは今作一番のアクションシーンでした。
必死の追走劇もむなしく、運命のダイヤルを失ってしまったインディたち。
しかし、インディとヘレナは、運命のダイヤルのもう半分のありかを示す、銘板グラフィコスが、かつて運命のダイヤルが発見されたエーゲ海にあると思い、次にエーゲ海に向かうことを決意します。
【ちょこっと感想】
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
ひょんなことから現れたかつての旧友の娘ヘレナ。
彼女に奪われた運命のダイヤルを追って、インディは再び冒険の旅に出ます。
この時に登場したのが、レイダースから登場しているサラーでした。
懐かしい・・・!
サラーは同行しませんでしたが、「今日はどんな冒険に出会うかどうかという日々が本当に恋しいよ」とインディにはっぱをかけるシーンは個人的に感動しました。
インディはもうそんな日々からは遠く離れていましたもんね。
ちなみに、インディシリーズの名わき役と言えば、ブロディもなんですが、
ブロディは演じられているデンホルム・エリオットさんが、最後の聖戦の後すぐにお亡くなりになっているため、今作には出演はありませんでした。
むしろ、あの頃の名俳優として、インディ、マリオン、サラーの3人がそろって出演している、というだけでもファンにはたまらなくうれしいものです。
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6エーゲ海からシチリア島へ
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
エーゲ海に、運命のダイヤルの半分のありかを示すグラフィコスがあると踏んだインディたちは、かつての旧友であるレナルドを頼り、エーゲ海に沈没したローマの船を探索します。
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
この時、インディは蛇が大の苦手という設定を活かすために、沈没船の中にうなぎとうつぼが大量にいて、それに驚いてパニックになるシーンが挿入されていました(笑)。
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
しかし、エーゲ海でグラフィコスを手に入れたのもつかの間、そこにやってきたのが、フォラー博士。
フォラー博士はレナルドの命を奪い、グラフィコスも奪ってしまいます。
命からがら逃げだしたインディたち。
グラフィコスを解読して、残りの運命のダイヤルのありかが、シチリア島のアルキメデスの墓にあると理解していたインディとヘレナ達は、先にシチリア島のディオニュシオスの耳と呼ばれる洞窟に、アルキメデスの墓があると分かり、先に向かったのです。
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
シチリア島のシラクサにあるディオニュシオスの耳。ちなみにここはシチリアの観光スポットとして実在しています。
また、名前の由来は、シチリアの僭主であったディオニュシオス1世であり、人工の洞窟として石切り場であったようです。
このディオニュシオスの洞窟の中では魔宮の伝説に出てきた、大量の虫やムカデがオマージュされて登場しました。
この時に、インディがヘレナに語るセリフも「カリの血も飲んでないくせに」だったのが、面白かったです。
カリの血とは、魔宮の伝説のにて邪教が人々を洗脳するために飲ませていた液体のことです。
つまり、このディオニュシオス洞窟は、魔宮の伝説のオマージュとして設定されていることが分かります。
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
なんとかフォラーよりも先にアルキメデスの墓を発見したインディとヘレナ。
しかし、なんとアルキメデスの墓に眠っていたミイラの腕には現代の腕時計がはめられ、さらにその壁画にはプロペラのようなものが描かれていたのです。
到底この時代のものではない代物に驚くインディたち。
もしかしたら、本当にアルキメデスが作った運命のダイヤルは、時空を超えるのかもしれない・・・。
そして、ついにアルキメデスのミイラが抱え込んでいたもう半分の運命のダイヤルを手に入れたインディたちでしたが・・・。
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
そこにまたもや遅れてやってきたのが、フォラー達。
フォラーはインディたちがエーゲ海で逃げる方向を注意深く観察し、インディたちの後を追ってきていたのです。
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
そして、インディの抵抗むなしく、インディは捕らえられ、運命のダイヤルはついにフォラーの手によって完成してしまいます。
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7クライマックス!ついに時空の切れ目から過去の世界へ!
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
全ての運命のダイヤルを手に入れ、完成させたフォラー博士。
そんな彼がついに自分の本当の目的を話します。
それは、かつて自分が所属していたナチスを台頭させるために、「ヒトラー」を討ち取り、自分がナチスのボスとしてなり替わること。
そして、ナチスによる世界支配を継続させようとしていたのです。
ナチスが崩壊してから、アメリカで大成功して大統領にまで認められた博士でしたが、その野心は実はナチスの復活にあったんですね・・・。
そのために過去を改変しようと、運命のダイヤルを狙っていたのです。
フォラー博士は、捕らえたインディに野望を話し、運命のダイヤルを使って、時空の切れ目から飛行機で過去の世界へと飛び立とうとします。
その姿は、完全にナチスの制服姿になっていました。
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
そして、インディとフォラーを載せた飛行機と、それを追うヘレナの相棒テディの飛行機は、ついに時空の切れ目から、過去の世界へたどりついたのです。
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
ただ、そこにあったのが、ヒトラーの治める時代ではなく、まさかのシラクサ包囲網の時代。
つまり、紀元前214年だったのです!
かつてアルキメデスの時代には、大陸移動説が確立しておらず、アルキメデスの計算では緯度と経度が異なり、その結果、行ける過去も違っていたとのこと。
とんでもない失態に動揺するフォラー博士。
しかし、突如として上空に現れた2台の飛行機をドラゴンの襲来と勘違いしたシチリア兵は、投石器と槍を使って、フォラーの乗る飛行機を打ち落としてしまいます。
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
一方の、インディとヘレナは寸前のところで飛行機から飛び降りることに成功し、
インディが生涯をかけて研究してきたシチリアの過去の世界に舞い降りたのです。
この時、空を見ていたのが、かのアルキメデス。
アルキメデスは急いで墜落した飛行機からフォラーを見つけ、その腕時計を手に入れます。
そう、アルキメデスのミイラがつけていたのは、フォラーの腕時計だったんですね(;´▽`A“
出典:インディジョーンズ運命のダイヤル©
フォラー一味はシチリアにて墜落して終わりを迎えましたが、インディとヘレナは戦争真っ只中のシチリアに放り出され、テディの運転する飛行機に命からがら乗り込もうとします。
しかし、インディにとって、過去の世界とは自分が研究して夢にまで見た世界。
「もう帰らない」
と覚悟を決め、目の前にいるアルキメデスに目をうるませるインディでしたが、
インディはケガをしており、現代に帰らないと治療ができないと思ったヘレナのパンチによって、インディは気を失わされ、そのまま現代に連れ帰られてしまったのでした。。。
【ちょこっと感想】
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
あまりにあっけなかったフォラー博士の最後。
物理学者ならば、普通はアルキメデスの運命のダイヤルを手に入れたなら、まずは真っ先に細かく仕組みを研究して、当時の大陸移動だったり、そういう空間について実験を重ねてからやるはずなんですが、、その辺の検証もなく、いきなり自分で使って、考古学者にミスを指摘されるというのが、ちょっと不思議でした。(;´▽`A“
フォラー博士は結局はナチスの人間で、ヒトラーが失敗したから、自分が代わりにナチスを成功させようと思ったようです。
でも、その辺の動機がいまいち不明で、なぜ、フォラー博士はそんなにナチスに心酔していたのか?という点をもう少し掘り下げてほしかった気がします。
また、せっかく過去に行ったのだから、戦国自衛隊よろしく、現代兵器vs古代兵器の戦いをもっと描いてほしかった気もします。
「この古代人めが!」と投石器が飛び交う中を応戦しようとしていた段階で、こりゃあかん・・・_(┐「ε:)_と思ってしまいました。
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8インディジョーンズ運命のダイヤルのエンディング
目が覚めるとインディは見慣れた自分のアパートにいました。そこにやってきたヘレナ達。
また戻ってきたのか・・・と落胆の表情を見せるインディでしたが、
そこにやってきたのが、まさかのマリオンだったのです。
マットが死に、その後に離婚して離れ離れになっていたマリオン。
彼女はインディにこう語ります。
「あなたが戻ったと聞いたの。本当に・・・戻ったの?」
と。
そう、マリオンが望んでいたのは、かつて一緒に冒険をし、目を輝かせていたインディであり、今回の冒険を経て、目の輝きを取り戻したインディに、きっとほっとしたのでしょう。
その前のヘレナとの会話で、「なんのために、誰のためにこんな場所に戻ったんだ」と悲し気な表情をしていたインディでしたが、
マリオンの笑顔を見て、インディはまるで昔のようにそっとマリオンを抱き寄せ、キスをするのでした。
最後には、おなじみのインディの帽子を取り戻す演出で終わります(笑)。
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インディジョーンズ運命のダイヤルの感想と評価
出典:インディジョーンズ運命のダイヤルyoutube©
大好きだったインディジョーンズシリーズの最後と聞いて、初日からすっとんで見てきたのですが、今作は、過去作品のオマージュもありつつ、懐かしの人物も登場して、個人的には満足でした。
今作のテーマは、かつて栄光と冒険に満ちた日々を送っていた人々も、年齢を重ねて、冒険心をなくし、背負うものも増えて動けなくなっているかもしれないけれど、もう一度、冒険に旅立つということのすばらしさを謳っているような、そんな気がします。
最初のインディの落ちぶれたシーンは衝撃でしたし、
インディが大学でモテモテで、授業は待ちができるほど大人気だった姿を覚えている身としては、今作冒頭の、まるでやる気のない生徒たちの姿や、教えることにも探求することにも情熱を失っているインディの姿が本当に驚きました。
また、クリスタルスカルの王国で準主役だった息子のマットがまさかの戦死しており、以後、登場しないことになった、というのも驚きでした。
でも、だからこそ、過去を改変できるという運命のダイヤルを手に入れたら、マットを助けにいくんだと思っていたので、ちょっとそこは読み違えた感じです(;´▽`A“
同時に、アルキメデスが語るには、もともと運命のダイヤルは、シラクサ包囲戦への救援を未来に託すために、あの時代のシラクサに来るように設定していたということらしいので、他の時代にはそもそも行けなかったのかもしれません。
(正確には、各時代からシラクサ包囲戦の時代へ一方通行だが、そこを経緯すれば、時空の切れ目を待って他の時代にも行けそう・・・ただ、それがいつになるかは不明なので、結局狙った時代には行けないかも?)
そして、もう一つ、最後にインディが研究をささげてきたシチリアのあの時代に残りたいと願ったのは、至極当然のような気がします。人生も終わりに近づいているからこそ、それならは夢の場所で、と思うのは当然のような気がするのです。
でも、運命のダイヤルは持ち帰っているので、また計算すれば同じ場所にすぐ行けそうな気もします(笑)。
これにて、大好きだったインディジョーンズシリーズは終わりですが、ハリソンが演じるインディは終わりとして、きっとこのシリーズはスパイ大作戦がミッションインポッシブルとして復活したように、また別の俳優さんで描かれる気もしています。
またその時を楽しみに待ちたいと思います♪
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