目次
仁王ラスボス「ディー」の正体と目的とは?(ネタバレ注意)実在の人物との関係も徹底考察
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1今作の真ラスボス「ディー」その正体と目的とは?
日本でのヤマタノオロチ戦後、
ケリーに「黒幕はディーだ・・・お前(ウィリアム)の行動は全ては無駄なのだ・・・」
と言わしめた存在、ディー。
前回の考察でケリーがなぜアムリタを集めたのか、日本にやって来たのかなどいろいろレビューしましたが、
ケリーはディーの操り人形であり、コマとして使われていた存在でした。
日本を去った後、ロンドンに戻って来たウィリアム。
エリザベス1世の最後の年、1603年に彼はついに黒幕ディーを見つけ出します。
真ラスボス「ディー」の正体とは?
大量のアムリタを所有しており、
「お前も仲間になれ・・・」
とウィリアムに持ちかけるディー。
その正体はエリザベス1世に仕えていた錬金術師「ジョン・ディー」だったのです。
エリザベス1世といえば、スペインの無敵艦隊を破った女王として有名ですが、
その勝利に導いたのが、
賢者の石、アムリタの力であり、
千里眼をもつディーだった、というのです(ゲーム内では)。
これはゲームのオープニングでも描かれています。
ディーの目的とは?
ウィリアムが協力を拒むと、周囲のアムリタの力を吸収して目玉だらけのモンスターとなります。
攻略は↓よりどうぞ♪
これが真ラスボスなのですが、
その目的は
「アムリタと千里眼の力をもって世界を支配すること(rulerになること)」でした。
・・・( ^ω^)・・・
ヤッパリ黒幕の考えることはオナジナノカナ・・・
「アムリタの力があればヨーロッパはおろか、世界すらもわが手に・・・ふぁっはっは!」
と笑うディーさん。
だからこそ、ケリーを創り出し、
彼に世界中のアムリタ、特に「黄金の国」と呼ばれていた日本へと行かせたんですね。
そして最後はウィリアムに敗れると、
「これでもう何も見えないだろう・・・」
とウィリアムに目をなくされて、
「ギャー!」と彼の野望がついえることになります。。。
ゲーム内では黒幕として、
そして最後は情けない?終わり方になってしまったディーですが、
実はモチーフとなった実在の人物「ジョン・ディー」が存在します。
2やっぱり存在したディーのモチーフとなった人物
ジョン・ディー(1527年~)錬金術師。
今作で真ラスボス兼ケリーを操っていた黒幕として描かれた「ディー(Dee)」。
このモチーフとなったのが、イギリスの錬金術師ジョン・ディーです。
もともとは下級官吏の息子だったのですが、
ケンブリッジ大学入学後に錬金術に目覚め、
エリザベス1世に寵愛されます。
彼の錬金術は水晶を用いた「天使との交流」です。
大天使ウリエルと、「エノク語」を用いて交信していたとされ、
これは後代の研究により、単なるでたらめではなく、それなりに理にかなった構造の言語であることが判明したそうです。
今の時代だと怪しい宗教家として、敵視されてしまいそうですが、当時は圧倒的権力を誇った、絶対王政時代のエリザベス1世に愛された、というのですから、
いかにすごい人物だったかわかります。
さらにケリーこと、エドワード・ケリーを弟子にしてヨーロッパを渡り、
ボヘミア(今のチェコ)の貴族に魔術を披露。
評判となり、しばらく裕福な生活をおくります。
弟子であったケリー。しかし、途中で仲たがいします。
しかし、ケリーが魔術師として投獄されると、ジョンはイギリスに帰還。
その後、エリザベス一世により、マンチェスターにあるキリスト教大学の校長に任命されました。
ここまではよかったのですが、エリザベス1世のあとに即位したジェームズ1世が魔術を嫌ったため、引退。
最後は貧困の中で、生涯を終えたそうです。。。(´;ω;`)
彼の天使との交信が事実だったのか、
あるいは彼の創作で詐欺だったのかは不明ですが、
栄華と没落はゲーム内でも描かれたままです。
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お読みいただきありがとうございました♪
今後もゲームの考察やレビュー・攻略情報をお届けできればなと思います。
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