目次
仁王ネタバレ。ケリーの正体・目的と驚きの過去とは?真ラスボスとの関係を考察。
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1ケリーは実は実在の人物をモチーフにされています。その人物とは?ゲームの場面から解説。
錬金術師エドワード・ケリー。
ゲームとは全然似ていません・・・(;´▽`A“
エドワード・ケリー(1555年~)は、水晶球透視者としてジョン・ディーの魔術的な研究に協力した人物であり、ある時期までディーの弟子ないし使用人であった、とされています。
彼は水晶の中に「天使」を見ることができ、彼らとエノク語という独自の言語を用いて、交信していたそうです。
これがゲーム内でも描かれています。
精霊を水晶のようなアムリタに閉じ込めたケリー(つながり1)。
資料によると、彼はもともと薬屋の見習いとして働いていましたが、錬金術師ディーに弟子入りします。
ケリーは「ダンスタンの書」なる錬金術書と大量の赤い粉末を持って現われた。
これが「黒幕はディーだ・・・」と最後に話した部分です(つながり2)。
その後、ディーとケリーは中央ヨーロッパを巡る流浪の生活を送っていましたが、ボヘミア(今のチェコ)で「金を創り出せる」という話を信じた貴族によって保護され、
裕福な生活をおくることになります。
この辺がゲームでは「黄金の国へ私を導いてくれる」と言ったケリーとつながります(つながり3)。
実際は詐欺師であった、とも言われますが、
その後捕らえられ、ボスニアのお城に収監されます。
ある伝承によると彼は城から逃亡を試みている間に傷を負い、充分な長さのないロープで塔から降りようとして墜落して脚を折り、その傷がもとで倒れた。
この辺はやっぱり、ゲーム内でも使われており、
城からとび落ちるケリー。この後、ヤマタノオロチになって、最後を迎えます(つながり3)
実在のケリーは1598年ごろまで生きられていたそうです。
結局、「天使」とはなんだったのか、魔術の書やエノク語、金の精製については未だに謎のままだそうです。。。。
2ゲーム内のケリーの目的とは?
日本各地のアムリタから力を吸い取っていたケリー。
最後までその目的は謎のままでした・・・
ケリーの目的は大きく2つあったようです。
一つは、日本に戦乱を導き、怨念うずまく世界にして壊滅させること(ケリー個人の願い)
もう一つは、黒幕「ディー」のためにアムリタを集めること。
そのために日本各地を巡って、各地の荒魂から妖怪を作ったり、
三成をそそのかして、関ケ原という戦乱を起こさせた、ということですね。
3ケリーの正体と過去、そして黒幕「ディー」との関係とは?
最後にヤマタノオロチを倒すと、ケリーは自らの出自を語ります。
心なしか穏やかな表情になっているような気もします。。。
そして「全てはディーの指示で行ったことだ・・・」と。
一見してケリー本人の目的に見えていたアムリタ集め。
しかし、実際は「ディー」と呼ばれる謎の男の指示であり、
ケリーはただそのためのコマとして動いていたに過ぎなかった、ということ。
※アムリタとは、集めると世界を手にすることができるとされる賢者の石です。
実はケリーはディーの錬金術によって「作られた存在」でした。
つまり、人造人間ということ。
ケリーは最後に
「俺は虚ろな存在・・・何度でも何度でも蘇る・・・お前のしたことは無駄だったのだ」
と語りますが、
これはディーによって、何度でも作られる、ということを意味しているのだと思います。
※実際、最後のミッション「女王の目」では、複製ケリーが大量に出てきます。。。
このゲームの大きなテーマとして、
「自分がなんのために生きるのか、人生の目的を探す」
というものがあります。
(主人公ウィリアムもそのことで悩み、
戦国武将たちは「忠義」「大義」などそれぞれ生きる目的を持っていました)
つまり、ケリー自身もディーに仕えながら自分自身の出自や人生を呪っており、
だからこそ、世界を滅ぼそうと動いていたようです。
結局、黒幕に使われる存在として動きながらも、
自分自身の生き方に苦しみ、結果的に日本を壊滅させようという目的を見出した、ということですね・・・(´;ω;`)
では、その黒幕ディーとは何者なのか、その目的や正体について次回考察してみたいと思います♪
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