目次
- 帝一の國(映画)ネタバレ感想&ストーリー考察・評価。あらすじは?キャストは超豪華&面白い!
- ※帝一の国ってどんな話?キャストは?
- 1プロローグ
- 2赤場帝一、入試トップで海帝高校に入学。彼の過去とは?
- 3まずはルーム長に、そして生徒評議会入り。ライバル登場!
- 3大鷹 弾の正体とは?
- 4帝一の彼女、白鳥 美美子(しらとり みみこ)登場
- 5大鷹弾に競争心を燃やし、テスト対決!どっちが優秀なのか!?
- 6勝ち犬になるために。派閥争い勃発!帝一はどの派閥を選ぶのか?
- 7ピンチ1 生徒総会の戦い
- 8氷室派に大鷹弾を誘う帝一。森園vs氷室の構図完成。
- 9しかし、帝一に大ピンチが。菊馬の策略で氷室の怒りを買う
- 10帝一、森園派に寝返ることを決意。
- 11森園vs氷室の行方は?
- 12マイムマイムの戦法。帝一は逆転なるか?
- 13帝一の過去と彼の苦しさが明らかに。。。
- 14いよいよクライマックス。森園vs氷室の行方は?帝一はどうなるのか。
- 15菊馬vs帝一の戦い。菊馬の胸の内も明らかに!
- 16森園vs氷室の行方は?
- 17帝一vs菊馬の決着の行方。そして氷室の最後。。。
- 18エピローグ。1年後。ついに帝一の生徒会長選。勝つのは誰だ?
- 19最後に映画を見て感想と評価。聖地巡礼紹介
帝一の國(映画)ネタバレ感想&ストーリー考察・評価。あらすじは?キャストは超豪華&面白い!
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以下、ネタバレを含みますのでご注意ください!
最初はあらすじ紹介だけなので大丈夫です。
最後に聖地巡礼用の場所もご紹介しています。
※以下、画像は映画公式より引用。
※帝一の国ってどんな話?キャストは?
©集英社・古屋兎丸
帝一の国について、まず簡単にご紹介します。
帝一の國(正式には漢字はこの國です)は、ジャンプスクエアで連載されていた漫画作品で、
主人公赤場帝一(画像)が将来総理大臣になるために、
超有名名門校、海帝高校のトップ、生徒会長の座を狙う・・・というお話です。
そしてそのためには手段を選ばずに、ルルーシュがごとく策略を巡らせ、汚い手も使い、のしあがっていく・・・という内容になっています。
そんな作品の映画版が昨日公開されたもので、個人的にはすっごく楽しみにしていました♪
こちらが主要キャストです。
以下、ストーリー考察をしながらご紹介したいと思います。
注意!
この作品はコメディです。
そのため、ありえないことや軽いことも大げさになっています。
あくまでお笑い系(時々シリアス)としてみていただくのがいいと思います。
1プロローグ
時は昭和。
この物語の主人公・赤場帝一が通う中高一貫制の男子校・海帝高校は、官僚や政治家を数多く生み出した超の付く名門校です。
特に、海帝高校の生徒会長に就任した人には、日本一の国立大学である東都大学への推薦入学が約束されます。
さらに、将来政界入りを果たしたときには、「海帝生徒会会長会」という、政界の中で最も影響力を持つ派閥に入ることができるのです。
そのため、毎年の生徒会長の選挙戦は派閥争いで、大盛り上がりになります。
1海帝高校に入ること。
2海帝高校の生徒会長になり、東都大学に入ること。
3そして、国会議員となり、最大派閥の海帝生徒会会長会に入り、その後押しで総理大臣になること。
この3つをクリアすること。
これを目指して、高校には日本全国から超エリートが集まっています。
そんな高校へ帝一は中高一貫の海帝中学から進学して来ました。
出典:映画公式
帝一は、この国の総理大臣になるという野望を持っています。
それは「自分の國」を作るためです(なぜなのかが伏線の一つ)。
「政治とは流血を伴わぬ戦争である」
毛沢東のセリフを言いながら、
総理になれば、毎年10億~30億の金を自由に動かせる。
まさに勝ち組だ・・・と、これが彼の野望です。
2赤場帝一、入試トップで海帝高校に入学。彼の過去とは?
入試トップ、かつ海帝中学校の生徒会長を務めていた、超エリート、赤場帝一。
「一歩一歩昇りつめて、生徒会長になってやる・・・そして、僕の國を作る!」
新入生代表の檀上で彼は不敵に笑います。
帝一の過去
実は、彼は今でこそ超エリートで、大胆不敵・不遜な性格ですが、
昔はなよなよしており、
ピアノが大好きな少年でした。
しかし、お父さんの赤場譲介は通産省の事務次官(漫画では官僚)。
お父さんは、そんななよなよした帝一を許しません。
お父さんもかつては、海帝高校出身であり、たった1票差で、現在の通産省大臣、東郷卯三郎に生徒会長選を敗れた過去があります。
たった1票差。
それで、現在は事務次官と大臣という、下と上の立場に別れ、東郷のいじめとも言える待遇を受けているお父さん。
これが許せずに、帝一には絶対に生徒会長になれ、と仕込んでいたのです。
そしてピアノを弾いていた帝一を跳ね飛ばし、その結果、ピアノで頭を打った帝一は、
「僕の中で何かのスイッチが入った・・・」
とお父さんの言う通りに、自分の國を作ることにしたのです。。
そう考えるとちょっと悲しいですね・・・。
3まずはルーム長に、そして生徒評議会入り。ライバル登場!
役は 野村周平さんです。
お父さんに頼み、学校に600万円の寄付(わいろともいう)をして、無事ルーム長になった帝一。
これで、生徒会長に選ばれるための第一歩、「生徒評議会」に入ることができました。
「正々堂々という言葉は帝一辞典から削除済みだ」
と笑うのですが、ここでライバルが登場します。
一人目は、東郷菊馬(画像)。
父親同士の関係(上述)もあり、小さい頃から帝一をいじめていました。
彼もまた優秀かつ狡猾な人物。
さらに、「またお前をいじめてやろうか?」と笑う菊馬にボールをぶつけ、さわやかな青年が登場します。
役は竹内涼真さんです。
彼の名は、大鷹 弾(おおたか だん)。
なんと彼は、中高一貫の海帝高校に外部入学(高校から進学)してきた、という人物です。
外部入学は、ほぼ満点の成績を収める、超優秀な生徒しか入れないもの。
さらに、彼はその明るい性格と、スポーツ万能さから、大勢の1年生に慕われています。
入試トップである、赤場帝一にとって、まさに最大のライバルが登場。
彼は、大鷹 弾をライバルとして認め、尾行を開始します。
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3大鷹 弾の正体とは?
尾行していた帝一ですが、あっさりと見破られ、彼は大鷹 弾の家に招待されることに。
しかし、予想と違い、彼の家はボロボロで、
さらに父親は既に他界。
お母さんが働きに出ており、
たくさんの兄弟の面倒を彼がひとりで見る・・・という苦労人だったのです。
「俺らもう友達だもんな」
と大鷹弾に友達認定までされ、兄弟たちと一緒に彼が作った手料理を食べます。
(なんていいヒトなんや・・・(´;ω;`)と万人絶対好きになるタイプです(笑))
「ふん。こういうヤツほど裏があるものさ」
と皮肉な分析をする帝一でしたが、その人当たりのよさにも打ちのめされ、へこんで家に帰ることになります。。
4帝一の彼女、白鳥 美美子(しらとり みみこ)登場
美美子訳は、最近UQモバイルのCMでも有名な永野芽郁さんです。
へこんだ帝一は、彼女である美美子のもとへ行き、糸電話でその報告を します。
(校則で男女交際禁止のため、糸電話で盗聴されないように・・・ということらしいです(笑))
美美子は、花園学園に通うお嬢様であり、幼馴染です。
帝一のピアノが大好きで、幼い頃からいじめられていた帝一をかばうなど、彼を守っていました。
しかし、最近は野心を燃やし、ピアノを一切ひかなくなった帝一をかなしく思っています。
「そんなにいい人なら友達になれそうだね」
という彼女に、
「友達?僕は友達を作るために海帝に入ったわけじゃない!」と言い、
「僕は今、人生をかけて本気で戦っているんだ」
と彼女に語ります。
「帝一君・・・変わったわね・・・」
と悲しそうにする美美子。
「ふん、僕は変わったんじゃない。強くなったんだ!」
「帝一の一は一番の一!」と語りながら帰る帝一。
でも、夜に彼女の行く、ということは、やっぱり帝一にとって彼女は唯一の心の支えだったんだと思います。
(あとでその理由も解説します♪)
5大鷹弾に競争心を燃やし、テスト対決!どっちが優秀なのか!?
大鷹が、超難関の外部入学をしたということで、彼は対抗心を燃やし、
先生にわいろを渡して入手したテスト問題で、勝負を始めます(一人で)。
そして、お父さんに答え合わせをしてもらうという。。。( ^ω^)・・・
点数に一喜一憂しながら、最終的に2点差で勝ち、
面目を保ちます。
「僕の國は守られたっ!!」
と叫ぶ帝一君。。。
「僕は勝つことでしか生きていけない。負け犬になんかなりたくない!」
という帝一に、
「バカもん!お前は犬になるのだ。勝ち犬になるのだ!」
と平手打ちするお父さん。
「勝ち犬に・・・僕は勝ち犬になります!」
犬でいいの!?Σ(゚Д゚)
ひぇ~すごい親子なり・・・(´;ω;`)
6勝ち犬になるために。派閥争い勃発!帝一はどの派閥を選ぶのか?
帝一は現在1年生ですが、今回行われる2年生による次期生徒会長選で、次期生徒会長の派閥に入る必要があります。
生徒会長は、ルーム長と副ルーム長の総勢60名の投票によって選ばれ、2年生~3年生中盤まで絶対権力を持つ存在です。
そのため、来年に生徒会長になるためには、ここで選ばれる生徒会長の派閥に入っておく必要があります。
指名されたのは、全部で3名。
そのうち一人は、本田 章太(ほんだ しょうた)。彼は昨年の文化祭で管理を任されていた照明器具を壊したことが原因で、既に見限られています。
(本人は無実を主張。ということは・・・誰かが彼を蹴落とすためにしたということ)
2人目は、頭脳派で将棋は負けなし、誠実な性格の策士。
森園 億人(もりぞの おくと)。
役は千葉雄大さんです。
そして、もう一人は現在もっとも有力候補の実力派。
氷室ローランド(ハーフ)。
役は 間宮祥太朗さんです。
氷室ローランドは、ケンカ上等、他校生徒にからまれた生徒を守る、生徒会長の信頼も大きい、という存在です。
友人である、駒 光彦(こま みつひこ)(画像)によって、ケンカ三昧の日々から生徒会長選という目標に導かれ、ともに戦っています。
その状況から、どの派閥に入るのか・・・。
帝一が下した結論は!
もちろん、氷室さんでした。。。_(┐「ε:)_
「僕はあなたのイヌになります!靴もなめます!わん!」
と目線を送り、舌を出し、猛アピール開始です。
まさにお父さんの言った、「勝ち犬」になるために!
これを見ていた菊馬も、氷室派に入って、帝一を蹴落とすことを考えます。
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7ピンチ1 生徒総会の戦い
うまく氷室ローランドに取り入った帝一。
最初の仕事は、生徒総会での校旗掲揚です。
校旗掲揚は、海帝高校の校旗を音楽に合わせて上げ下げするだけの仕事ですが、
もっとも信頼される人間に与えられる仕事。
帝一は喜び、仕事に挑みます。
しかし、菊馬の策略によって、校旗のワイヤーが切られ、絶体絶命の状態に。
昨年の文化祭で照明を失敗しただけで、生徒会長はまずありえなくなった本田さん。
伝統ある校旗を落とした日にはもう・・・。
生徒会長の野望はおろか、学校にすらいられなくなる、という大失態になってしまいます。
「ふひひ・・・これでオマエもおしまいだよなぁ・・・こしょぐり!こしょぐり!」
と裏方でこしょぐる菊馬と、耐える帝一。
「この腐った外道め!」
「ふはは・・・腐っても菊馬は菊馬だぜぇ?」
ひぇ~冷静になるとなんだこれ(笑)な状況ですが、帝一は必死にこらえます。
しかし、そこに大鷹が登場。
「なにやってんだ。お前ら。おい、菊馬。俺は卑怯なヤツは嫌いだぜ」
と帝一を助けます。
「オマエには大きな借りができたな・・・」
と大鷹に頭を下げる帝一。
「いつか、返す」
(これも後の伏線になっています)
8氷室派に大鷹弾を誘う帝一。森園vs氷室の構図完成。
帝一は、人望のある大鷹に
「オマエも氷室派にはいらないか?森園先輩なんて、将棋でいえば、【歩】みたいなもんだぜ?」
と誘います。
「歩も敵陣に入れば、金に変わります」
と背後から森園。
びっくりする帝一。(;´▽`A“
仕方なく、帝一は、氷室ローランドに大鷹の家庭の事情を話し、それを手段におびきよせる手を提案します。
氷室ローランドは、カネにものを言わせ、
「俺の派閥に入れば、財団からお前の家に融資してやる。どうだ?これでお前のお母さんも楽できるぞ?」
と裏取引を提案。
それを聞いた大鷹は、帝一をにらみつけ、
「お前のこと、友達だと思ってたんだけどな。俺はそういう他の何かと引き換えにって考え大嫌いなんだよ!」
と氷室を殴ります。
そして
「そっちがそういう手でくるなら、俺は森園さんを応援する。氷室みたいな奴は生徒会長になっちゃいけない奴だ!」と対抗することを決意。
これで、森園&大鷹vs氷室&帝一&菊馬の構図が完成しました。
9しかし、帝一に大ピンチが。菊馬の策略で氷室の怒りを買う
文化祭は、帝一の提案した運動部との合同太鼓演奏で、大盛り上がり。
(見せ場シーンですね((ノェ`*)っ))タシタシ)
帝一は氷室ローランドに一目おかれ、
「俺が生徒会長になったら、お前を次期会長に推薦してやる」
とまで約束をこぎつけます。
「これで僕の天下だ!」と喜ぶ帝一。
ただ、これをよく思わないのが、菊馬。
彼はなんとか帝一をつぶすために、仕入れた裏情報を氷室に流します。
それは、
氷室のお父さんであるレッドフィールドの会社を帝一のお父さんの提出した「日本社優遇措置法」によって大ピンチに陥れた、ということ。
実は氷室と帝一、二人のお父さんは犬猿の仲だったんですね。
この情報に怒り狂った氷室は、
「帝一・・・お前をボロ雑巾のように使って捨ててやる!」
と叫びます。
(まさにコードギアスのルルーシュのセリフです←わかる方には分かる?)
そして、そのことを知った帝一は・・・
氷室ローランドの怒りを買う=派閥に入れない=次期生徒会長にはなれない。
オワタ・・・orz
と絶望し、お父さんの目の前で切〇を決断。
慌てたお父さんに止められ、
「こんなところであきらめるな。派閥に入れないなら、別の手があるはずだ」
と諭されます。
10帝一、森園派に寝返ることを決意。
帝一は、お父さんの説得もあり、もう一度やり直すことを決断。
最後の手段は、森園派に入り、森園を勝たせること。
「こちらに寝返るのですか?そういう人間は信用できませんねぇ?」
と言う森園ですが、
大鷹の
「こいつは戦略家だし、本当はいいやつです!味方になってくれたら心強いですよ!」という説得で、許しを得ます。
「これからはあなたのイヌになります!」
と手をぺろぺろします。
ひぇっ。
そして、森園&大鷹&帝一vs氷室&菊馬の構図が再びできます。
11森園vs氷室の行方は?
森園派は、誠実に今の狂った生徒会長選を見直し、民主的に全校生徒で選ぶ「民主化・公平化」を掲げ、
一方、氷室派は、「俺は躍動する肉体を愛す!」と運動部を全国クラスにする、伝統を守る、という保守派の目標を掲げます。
最初は圧倒的に氷室派が有利。
このままいけば、確実に氷室が勝つはずでした。
しかし、ここで菊馬の暴走がはじまります。
菊馬は、文化部の票を取り入れるために、氷室に文化部へのわいろを渡すことを提案。
なんとしても勝ちたい氷室はその提案をのみ、裏でわいろを渡し始めます。
わいろという手を使い、文化部まで手中に収めた氷室。
予想得票数は、40vs20と圧倒しています。
これに苦しむ帝一たち。
帝一は、こういった手に詳しいお父さんに助けを頼みます。
「どうかお金を出してください!わいろにはわいろしかないんです!」と。
しかし、お父さんは、
「帝一、カネはわざわいを呼ぶ・・・実弾のおそろしさをお前は知らない」
と諭します。
さすが政財界で戦ってきたお父さん。
「いいか、帝一。官軍になるのだ。戊辰戦争のいきさつを知ってるか?」
「戊辰戦争では、はじめ不利だった新政府軍が、旗を使ったのだ。我こそは官軍である、天皇の命を受けた正義である、と。それによって敵陣を動揺させ、味方をつけた。この手こそが逆転の手だ!」
と。
これに閃いた帝一。
汚い手を使うのをやめ、正々堂々戦うことを決意します。
12マイムマイムの戦法。帝一は逆転なるか?
©集英社・古屋兎丸
金を渡し、圧倒的有利な氷室派に帝一が打って出た戦法は、「マイムマイム戦法」でした。
森園を中心に輪を描き、日本人になじみのある、なおかつ踊らざるを得なくなる「マイムマイム」の音楽を流し、踊る。
そして、そこに海帝の旗を掲げ、我こそは官軍であるとみせつける。
(注:また書いていますが、コメディです・・・( ^ω^)・・・)
これによって、踊らざるを得なくなった生徒が集まってきて、さらに旗を観た生徒は、森園派こそ正しいと思うように結束を固めていく。。。
さらにさらに、わいろを受け取っていた生徒はうしろめたさがあるゆえに、この見せつけによって、心を動かされる、というもの。
ちなみにマイムマイムはこんな曲です↓(イスラエル民謡)
そして、実際にわいろを受け取っていた生徒は、これを見て後悔。
また、氷室が文化部にお金を渡していたことから、運動部は激怒します。
氷室の幼馴染であり、彼を支えてきた駒 光彦(こま みつひこ)は、
「オマエ、どうしちゃったんだよ!こんな手やめろよ!」
と説得していましたが、
「もうどうしようもねぇだろ!」
と氷室とケンカする羽目に・・・。
ここに来て、菊馬の汚い戦略がわざわいしました。。
しかし、ここで黙っていないのが、菊馬です。
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13帝一の過去と彼の苦しさが明らかに。。。
このままうまく行くと思った矢先。
なんと、菊馬はお父さんに頼み、収賄の容疑で帝一のお父さんを逮捕させてしまいます。
「私はやっていない・・・」
というお父さんですが、悪い噂がたてば、そんな人間の息子が生徒会長になれるはずもなく、夢は完全に潰えます。
さらに森園派にも悪影響となってしまいます。
絶望した帝一。
彼は留置場でお父さんに会い、
「どうしてくれるんだよ!もうこれで僕は終わった・・・人生が終わったんだ・・・」
と泣き叫びます。
「すまなかった・・・」
と謝る父。
「どうして皆僕の邪魔ばっかりするの?僕はただ・・・」
ここで帝一は彼の苦しかった胸のうちを明らかにします。
「僕はただ、ピアノが弾きたかっただけなんだ・・・」
誰にもジャマされず、自由にピアノを弾いていたかった。
でも、お父さんはそれを許さず、帝一に総理になることを望んだ。
そして帝一をかばうお母さんとも夫婦喧嘩が絶えなかった。
子供のときそれを痛感した帝一。
お父さんに殴られ、ピアノで頭を打った際に
「自分の國を作れば、ピアノを自由に弾けるのかな・・・」
と思ったそうです。。(´;ω;`)
そして、そこから帝一は総理になってピアノを弾くためだけに、この修羅の道をいくことを決意。
ここまで頑張って来たんですね。
本当なら、ただピアノさえ弾ければよかったのに、歪んだ家庭環境が、彼を苦しめ、この道に進ませてしまったのです。。。
(帝一のピアノを好きでいてくれた美美子は唯一の理解者であり、ピアノを思い出させてくれる人だったんですね。だから毎晩、帝一は彼女のもとに通っていたんだと思います)
お父さんはそれを聞き、
「本当にすまなかった・・・」
と涙ながらに謝罪します。
14いよいよクライマックス。森園vs氷室の行方は?帝一はどうなるのか。
選挙戦は切迫。
氷室派から森園派に移る人間も増えましたが、帝一の不祥事でギリギリの戦いになっています。
一方、帝一は家にふさぎこみ、学校にも姿を見せません。。
そこに、大鷹がドアをけ破って登場。
「オマエ、俺に借りがあるって言ってたよな?なら、今、それを果たせ!こんなところにふさぎこんでるんじゃねぇ!」
と彼なりに慰めます。
ですが、絶望した帝一には通用せず。
「ドア弁償してください。」
「お引き取りください」
と全く相手にされません。。。_(┐「ε:)_。。
どうしようもなく帰る大鷹ですが、外で美美子に会います。
(実は原作では、変わっていく帝一に愛想をつかした美美子は大鷹に恋するようになっています)
そして再び美美子がドアをけ破り、突入!
(映画では皆の笑いが起きるシーンでした(笑))
「なんなんだよ・・・」
と言う帝一に、
「自分の國を作るって言ったじゃない!そんな男だったの!」
とビンタ!
「・・・っ!」
これにハッとした帝一は、もう一度学校に戻り、せめて最後に森園派に投票するために動きます。
15菊馬vs帝一の戦い。菊馬の胸の内も明らかに!
学校では、既に投票が始まっています。
最後に投票を目指して走る帝一ですが、これを菊馬が邪魔します。
「オマエはめざわりなんだよ!いっつも俺の上に立ちやがって!おかげで俺が親父からどんなに怒られ、侮辱されているか知ってんのか!」
と。
菊馬のお父さんもまた、ライバルの息子である帝一に負ける息子の姿が許せず、毎晩のように
「このクズめ!」
と菊馬をどなりつけていました。
彼もまた父親の戦争の犠牲者だったんですね。。。
「それに美美子まで奪いやがって!」
と実は自分も好きだった幼馴染の美美子を奪われ、その嫉妬もある様子。
「イジメられていたころを思い出させてやろうか!」
「心配するな。それはいつでも取り出せるところにおいてある!」
ついに2人は校庭で決闘します!
16森園vs氷室の行方は?
森園vs氷室は、氷室からのわいろを受け取っていたものが寝返るなど、まさに接戦。
さらに、氷室の友人である駒 光彦も、「もうお前にはついていけない。お前は会長になっちゃいけない」と森園に一票。
これに怒り狂った氷室が彼を殴るシーンもあり、場は荒れます。
そして、最後に投票するのが、大鷹。
彼の一票で、どちらが勝つか決まる――という場面ですが、
大鷹は、
「俺はこんな大切な場面を決める器じゃねぇ」
と、辞退。
最終的に生徒会長本人が決めることになります(これを狙ってダンは辞退しました)。
会長役は木村了さんです。舞台では帝一役を務められています。
「俺は、会長の役に立ってきた!会長お願いします!靴もなめますからぁ・・・」
と氷室はぺろぺろ会長の靴をなめます。
ひぇ・・・(´;ω;`)
しかし、会長は
「オマエには確かに感謝している。力の使い方を間違えるとどうなるか教えてくれた。」
「リーダーの資質は一人の圧倒的な力ではなく、全てのコマを使い、王手を目指す人間にこそふさわしい」
「森園、お前が次期生徒会長だ!」
と森園を選択します。
湧き上がる歓声。
崩れ落ちる氷室。
ここに一つの決着がついたのです。
17帝一vs菊馬の決着の行方。そして氷室の最後。。。
選挙中、ずっとけんかしていた二人。
最後は、菊馬が帝一に勝ちます。
「ふはは・・・見たか・・・」
と見下ろす菊馬ですが、
背後から美美子の蹴りをくらい、卒倒。
駆け寄った美美子は帝一に微笑みかけます。
美美子は帝一を支えていくと決めた瞬間ですね(#^^#)
でも、帝一は美美子より、友人の孔明に飛びつきます(笑)。
一方、選挙に負けた氷室は。。。
「全て終わった・・・明かりを消そう・・・」
と屋上からダイブ・・・。
悲鳴があがりますが、
なぜか無事。
そこにはなぜかマットがあったのです。
かわいすぎる男子。劇中では男の娘? 志尊淳さん演じる光明。一途に帝一を支えます。一方、美美子には少し嫉妬しています。
「だって森園さんが負けたら、帝一飛び降りると思ったから。あれ、帝一用♪(∀`*ゞ)テヘッ」
と笑います。
_(┐「ε:)_ずこーっとなる帝一(笑)。
倒れた氷室には、友人の駒が駆け寄り、
「無事でよかった・・・」
と泣きます。
「俺たち腐れ縁だ・・・ずっと友達だよな?」
という氷室に。
「ああ、また別のてっぺん目指そうぜ?てっぺんなんて星の数ほどあるからな」と笑いかけます。
駒は氷室が荒れていた中学時代に、生徒会長になる、という目標を与えて導いた存在なので、罪悪感も感じていました。
でも、これでまた二人は一緒に別の場所で戦えます。
よかったです。。ε-(´∀`*)ホッ
18エピローグ。1年後。ついに帝一の生徒会長選。勝つのは誰だ?
1年後。
今度はついに帝一、大鷹、菊馬の3人が生徒会長になるべく戦うときがきました。
森園改革によって、全校生徒で選ばれることになった選挙。
方法は体育館で、時間までに線をまたいでそれぞれの陣に移動するもの。
得票数は、大鷹・帝一が同数の349票。
菊馬が15票・・・。
戦略の帝一、人望の大鷹の戦いになったのですが、
最後、菊馬が「俺の人生をかけた選挙がたった15かよ!なら、帝一ぃ・・・」
となぜか帝一の陣に入ります。
「オマエに上にいてもらわないとつまらないからな」
と笑う菊馬ですが、
最後の瞬間に、菊馬が大鷹の陣に移動し、帝一をあざ笑うことを悟った帝一は、
1秒前に自ら大鷹の陣に入ります。
そして、351vs350で、大鷹弾が生徒会長に。
「オマエには借りがあったからな。今度は俺が支えるよ」
とさわやかに大鷹に伝え、帝一は、全校生徒から大拍手されます。
しかし、これも帝一の策略。
「もし、あのとき俺が移動しなかったら、菊馬が移動して俺は負けたことになる。
でも、俺が移動すれば、自ら勝ちを譲ったことになり、人望を手に入れる。ふはは・・・」
「大切なのは、形じゃない。人望だ。それを大鷹から学んだからな」
と光明に不敵に語る帝一。
「僕は最後までついていくよ。もちろん、総理大臣になるんでしょ?」
と、光明。
そう、全ては将来総理大臣になり、自分の國を作るために。
「もちろんだ」
と帝一は笑い、
こうして物語は閉幕します。
長くなりました(;´▽`A“。
物語に登場した場所(聖地)も↓でご紹介します♪
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19最後に映画を見て感想と評価。聖地巡礼紹介
個人的に原作のファンなので、楽しみにしていた本作。
コードギアスといい、主人公がダークで、策略家で、ときにうつになったり、悩んだりする姿が好きなので←変わってる?(;´▽`A“
この作品も大好きです。
原作とは違う点も多々ありますが、2時間によくまとめられており、夢中で最後まで見ました。
映画は途中であきる、ということもありますが、今作はそれがなく、あっという間。
さらに俳優さんの演技もすばらしく、引き込まれます。
というわけで、評価は、☆5のうち、4.2です(高評価)♪
ドラマで、東大に入った後、その後も描かれたりしたらおもしろいな~と思います。
個人的に、光明役の志尊淳さんが、かわいすぎかっ!と驚いちゃいました。
最後に作品で登場した場所をご紹介します。
1帝一の学校、海帝高校モデル
帝一の高校のモデルで、最後に氷室が飛び降りをはかった時計台があるのは、東京農工大学です。
目の前が校庭ではないですが、大学なので見学しやすいかも♪
2講堂モデル(学校内部)
これは複数あって、武蔵大学、武蔵野音楽大学、早稲田学園高校などだそうです。
中に入るのはちょっと厳しそう?
今日は冒頭のあのシーンの撮影\( ˙-˙ )/
朝早くから沢山のエキストラさんにご協力いただいています!#帝一の國 pic.twitter.com/Nh7bVgT6EK— 映画「帝一の國」 (@teiichi_movie) 2017年1月8日
あとはクレジットで、圓通寺(京都)も出ていましたね♪
これはお父さんとの会話シーンや、東郷邸の撮影でしょうか?
そして御殿場の公園も撮影場所のようです♪
帝一と美美子\( ˙-˙ )/\( ˆoˆ )/
まさに原作から飛び出してきたかのような二人です!#帝一の國#菅田将暉#永野芽郁 pic.twitter.com/6pidihgcC1— 映画「帝一の國」 (@teiichi_movie) 2016年12月22日
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次回は、ワイルドスピードアイスブレイクの感想を書きたいと思います。
今年も話題作盛りだくさんで楽しみです♪
見終わったら、感想レビュー上げていきます☆