目次
ベルモットの正体と目的を徹底考察!あの方&ジンとのつながりや黒の組織と不老不死の謎解明へ!【名探偵コナン考察】
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画像は名探偵コナン©少年サンデー©より一部引用して考察します。
最新話までのネタバレを含みますのでご注意ください。
考察なので気楽に読んでください♪
1ベルモットとは?年齢は何歳なのか?
まず最初にベルモットの経歴を簡単におさらいしてみます。
ベルモットの初登場は24巻「黒の組織との再会」でした。
クリス・ヴィンヤード29歳として登場。
今とはだいぶ顔が違っています。この時に彼女が黒の組織であることが判明しました。年齢が29歳になっています。
・本名は実は不明。年齢も不明(見た目は20~50代)。モデルは峰不二子。
・黒の組織の幹部であり、さらに「あの方」ことボス、烏丸蓮耶の直属の部下。
・秘密主義のため他のメンバーにはあまり好かれていないが、「あの方」のお気に入りのために放置されている。
・安室透ことバーボンには、「あの方」との秘密を握られている。
・なぜか、工藤新一と毛利蘭のことを「シルバーブレット(銀の弾丸)」「エンジェル」と呼び、コナンの正体も灰原の正体も知っているのに、秘密にしている。
世界的にはシャロン・ヴィンヤード とクリス・ヴィンヤードという二人の女優の名前で通っている人物です。
シャロン・ヴィンヤードというのは、ハリウッドの大物女優であり、かつてはアカデミー賞も受賞したことのある「ハリウッド映画界の超大物」でした。
名探偵コナン「ゴールデンアップル」©
もともとベルモットは20年以上前からシャロン・ヴィンヤードという名前で活動していましたが、1年前にシャロンは急逝していなくなり、その代わりに彼女の秘密の娘としてクリスが登場します。
コナン君のお母さんである工藤有希子(37歳)はシャロンの女優仲間であり、同時に怪盗キッドの父親であるマジシャン黒羽盗一の弟子仲間でもありました(伏線)。File:350
黒羽盗一こと初代怪盗キッドの正体については以下に詳しく解説しています♪↓
そのため、変装が大得意!
「千の顔を持つ魔女」とも呼ばれ、安室透ことバーボンの変装を手伝ったりもしています。
あれ?ベルモットがシャロンで1年前に急逝?クリスが娘?
それなら、なんでベルモットが今いるの?(。´・ω・)?
と思ってしまいますが、実は、シャロンもクリスも二人ともベルモットの変装であり、
工藤有希子が接していたシャロンは、ベルモットの老け顔メイクだったのです(伏線)。
ということは、そもそもシャロンやクリスという名前すらも本名かどうか不明であり、年齢も不詳ということですね。
さらに、ベルモットはFBIのジョディ・スターリングの両親の命を20年前に奪っているため、ジョディの仇敵となっています。
FBI捜査官であり、赤井秀一の仲間であるジョディ。
彼女の目的は両親の仇であるベルモットの逮捕。
ちなみに普段かけている眼鏡は、父親の形見です。
ジョディの両親の命を奪ったのが20年前なので、少なくとも当時20代だったとしても現在40代。
工藤有希子と一緒にいたところを考えると、一回りほど年上に見えるため、実年齢50代というのが、推測です。
このように、ベルモットは決して「いいキャラ」ではなく、あくまで黒の組織の幹部として残虐非道なことも数多く行ってきています。しかし、最近は心情に変化が・・・?
まとめると、
・ベルモットはハリウッド女優、シャロンとクリス、ベルモットという3人の顔を持っている。
・あの方、こと烏丸蓮耶のお気に入りである。
・工藤有希子とは怪盗キッドの父親である黒羽盗一の弟子であった。
・黒の組織の幹部として、多くの人間を抹殺。ジョディの両親の命も奪っている。
・工藤新一=コナン、灰原哀の正体も、薬の副作用のことも知っているのに、組織に報告していない(伏線)。
・ベルモットの見た目年齢は、ジュディ曰く、20年前から変わっていない。現在は29歳となっているため、大体20~30代の見た目のままであり、当時から逆算すると、40~50代と考えられる。
さて、ここからが本番です!
果たしてベルモットの目的と真の正体とは一体なんなのか?ここを徹底考察していきます!
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2ベルモットの真の正体とは?
まずは、ベルモットを語る上で避けては通れない「年齢」の謎について考えてみましょう。
1ベルモットは不老の存在であり、20年前から変わっていない。
名探偵コナン©
ベルモットがジョディの両親の命を奪った仇であることは上に書きましたが、ジョディは再会したベルモット(クリスヴィンヤード)の指紋が、かつてのシャロンの指紋と一致したことで、ベルモット本人が20年前から変わっていない、という事実に突き当たります。
名探偵コナン©
ジョディによってシャロン=クリスとベルモットの秘密が暴露されました。
少なくとも、クリスは29歳なので、見た目が変わらないということはベルモットの実年齢は49歳ほどということになりますが、これも確定ではありません。
ここで、ベルモットが不老の存在であるということは、名探偵コナンではおなじみの薬、
APTX4869の影響が考えられます。
工藤新一や灰原哀が飲んで幼児化した薬ですね。
しかし、APTX4869を飲むと、身体が幼児化するはず・・・?
この謎について考えてみましょう。
2ベルモットが飲んだのは、灰原の作ったAPTX4869ではなく、その前の薬
ラム編で明らかになったのが、灰原哀ことシェリーが開発し、黒の組織では未だ開発段階の試作品とされるAPTX4869が、実は宮野エレーナと厚司の二人によって17年前には既に一度は完成されていたこと。
灰原哀ちゃんは、それを復活させただけだったのです。(ちなみに彼女が作っていたのはまた別の薬)
彼等が黒の組織に入り、実際に活動していた20年前~命を失う時には既に完成していたのだとしたら、ベルモットがちょうど不老となった約20年前と一致します。
また、ベルモットの場合、コナンや灰原哀とは違って、20年前から変わっていない=年齢がそのままという点に注意が必要だと思います。
もしも、ジョディの言う通り、20年前から変わっていないのだとしたら、コナン達のように幼児化とは矛盾し、当時29歳だとしたら、見た目は幼児になり、女優もできなかったはずです(年齢を一律に戻すのではなく、メアリーのように一気に幼児まで戻るのが新APTX4869の効能)
つまり、この段階で完成していた薬とは、完全に若返る薬ではなく、単に「老化を止める」旧薬だったと考えられます。
それを灰原哀ちゃんが、さらに進化させて「若返る」薬にした、ということ。
これはピスコが灰原哀ちゃんに対して、「まさか君がここまで進めていたとは…さぞご両親もお喜びだろう」と言っていたセリフと一致します。
こう考えると、ベルモットが当時の年齢のまま年を取っていないことも理由がつきます。
そして、これが当時黒羽盗一の弟子になった時期とも一致します(もしも幼児化していたらおかしなことになる)。
つまり、ベルモットは変装術を習う必要性があった、ということ。
ベルモットがシャロンを演じていた時は、「老け顔メイク」だったと暴露されていますが、ベルモットは薬を飲み、老化が止まったことで、今後変装が必要になることを理解し、弟子になったのではないか?と考察します。
では、なぜベルモットが薬を飲む必要があったのでしょうか?これには、「あの方」こと烏丸蓮耶が関係していると考察できます。
3ベルモットと「あの方」烏丸蓮耶の関係とは?ベルモットの真の正体は・・・!
名探偵コナン©
ベルモットは黒の組織では嫌われている。
ベルモットが「あの方」のお気に入りであることは、黒の組織のメンバーでも周知の事実です。
ベルモットは黒の組織でも、ジンやラムと同様、「あの方」こと黒の組織のボスと直接連絡を取れる人物。
しかし、ジンやラムとは決定的に違う点があります。
それが、安室透ことバーボンが語る「まさか あなたがボスの・・・」というセリフ。
黒の組織は、ベルモットが「ボス」のお気に入りで、直接の部下であることを知っている。
しかし、それ以上の関係である、ということをバーボンは示唆しており、このことは、黒の組織の他のメンバーは誰も知らない。
「あなたが、ボスの・・・」というセリフと、部下以上の関係として考えられるとしたら、
あとは親族か恋人関係でしょう。
そして、実際に、ベルモットは「ボス」からのメールを受け取っています。
「どうやら私はお前を自由にさせすぎたようだ。私の元へ帰ってきておくれ。 ベルモット」
私の元へ帰ってきてくれ、というセリフ。
これは間違いなく、恋人以上の関係性であり、つまるところ、
ベルモットは「あの方」こと烏丸蓮耶の妻(愛人)、もしくは娘、孫といった身内である可能性が非常に高いということです。
烏丸蓮耶は実年齢からすると、表向きには20~40年前に死亡ということから、140歳を超えていますので、妻というのは少し無理がある気もしますが、大富豪であるからありえなくもないかもしれません。
世紀の大富豪にして世界的な実力者と、ハリウッドスター女優。
この二人が夫婦(愛人)関係だとしてもまったく違和感がないのです。
さらに、その後のセリフを考えてみると、「OK ボス・・・」となっていますが、黒の組織ではあくまで部下として通す、というのは充分ありえること。
しかし、烏丸蓮耶の正式な妻だとすると、公式情報として大大的に発表されていたはずなので、あくまで愛人、娘、孫が妥当な線だと思います。
烏丸蓮耶は40年前に100歳前後で黄昏の館事件を起こし、その後、20年のうちに亡くなったとされています。
ベルモットが20年前に29歳だったと仮定するならば、当時烏丸は120歳。
愛人関係というよりも、孫、ひ孫という考えが正しいかもしれません(この辺は本人たちの価値観なので難しいところですが・・・)。
「私の元へ帰ってきておくれ」というセリフからも、ベルモットはあの方に特別扱いされており、むしろ懇願の対象となっています。
そして、もしもベルモットが烏丸蓮耶の身内だとすると、バーボンの言う通り、黒の組織の他のメンバーが驚くのは無理がないことだし、APTX4869を飲んだことにも理由がつくのです。
4ベルモットが薬を飲んだのは、「あの方」のため
ジンと肉体関係を持っていたベルモット。ジンは実はベルモットよりもずっと年下。
もしも、ベルモットが烏丸の愛人だったなら、ジンは命がないでしょう・・・。
しかし、ベルモットが烏丸の娘、孫などの子孫だとするなら、黒の組織やあの方の信頼が厚いジンは許される可能性が高そうです。
ここまでの考察で、
・ベルモットが不老になったのは、約20年前。当時29歳前後。
・これは宮野エレーナ夫妻が開発していた旧薬の時期と一致しうる。
・ベルモットは「あの方」にとって特別な存在であり、懇願されるような存在。
ということが分かりました。
最新1066話でラムが直接ボスと話していることからも、烏丸は生きていることが確定している。
そして、未だに「あの方」が健在であり、生きていれば140歳ということを考えても、
20年前に死ぬ一歩手前だった烏丸は、最後の希望を託して宮野夫妻が作っていた若返りの「試験薬」を飲んだ、という考察ができます。
そして、もちろんボスが飲む以上、毒味をする人間が必要であり、それを買って出たのが、身内であったベルモットの可能性が高い、ということです。
特に愛人関係であったなら、死ぬ間際の烏丸がベルモットに同じ薬を飲むことを強要するのは当然の帰結かもしれません。
そして、結果的にベルモットは年を取らなくなり、あの方もまた120歳前後で生きている、ということです。
ん?それなら、APTX4869はもう不要では?なんでシェリーに開発させていたの?組織は薬は未完成って言ってたよね?という疑問が出ると思いますが、これは烏丸の記事でさらに詳しく書こうと思います☆
なぜ黒の組織は、APTX4869を開発したのか?という核心を考察しています。
※もう一つの可能性 ベルモットはクローン?
これはあくまで考察の一つとして勝手に考えたことなのですが、
旧薬のAPTX4869をもし飲んでいないとしたら?という点で考えると、ベルモットが20年前から年を取っていない理由がもう一つ考えられます。
それが、今のベルモットはクローンである、ということ。
これなら、指紋が一致した事実にも重なります。
ちょっとSFチックすぎるのでないとは思うのですが、ベルモットという存在は烏丸にとって最愛の人(妻または娘)のクローンであり、本人は既にいなくなり、今のベルモットはシャロンやクリスを含めて、彼女たちを完璧に演じている、という視点も放棄できないような気もしています(大女優という伏線から演じきっている)。
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3ベルモットの真の目的は何か?
「女は秘密を着飾るものよ・・・」と語るベルモット。彼女の本当の目的とは?
ベルモットは20年前に試験段階にあった薬を飲み、若返ったというのがここまでの考察でしたが、彼女の目的について次に考察してみましょう。
黒の組織の幹部として要人をたくさん始末してきたベルモット。
しかし、現在のベルモットの目的は次の3つに集約されます。
1黒の組織のメンバーとしての仕事。邪魔者の抹殺
名探偵コナン99巻©
最新99巻で明らかになった、世良真純の母親メアリーが幼児化した原因がベルモットだという事実。
APTX4869は黒の組織内では、未完成の薬とされ、証拠の毒物が体から出ない完全犯罪用の毒薬とされています。
(つまり、ベルモットはAPTX4869自体はただの毒として認識している可能性もあります。時系列的にこれは数か月前の出来事なので、ベルモットがコナンや灰原が幼児化しているのを知る前ということです)
メアリーをあえて生かすために毒薬を飲ませた、という考察もできますが、この時点では幼児化する確率は限りなく低いためありえないと思います。
つまり、単純にベルモットの一つの目的は黒の組織の幹部として、「邪魔者を消して変装してスパイとしてなり替わる」ことにあると思います。
これは表の目的として十分ありえるでしょう。
2灰原哀ことシェリーの命を奪うこと=新薬の完成阻止
そして、裏のベルモットの真の目的が次の2つです。
まずはシェリーの抹殺。
これまでベルモットは何度かシェリーこと灰原哀の命を狙っています。
一度目は、原作42巻で描かれた「黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー」。
ここでは、ベルモットが工藤新一ことコナンに敗れ、負けを認めます。
二度目は78巻。「漆黒の特急ミステリートレイン」で、バーボンに依頼して命を狙います。
どれも失敗していますが、「彼女だけはこの世にいてはならない」というセリフから、単純に黒の組織を裏切ったから、という理由で始末したいのではないと分かります。
つまり、灰原哀=組織の悲願の新薬につながるため、ベルモットはなんとしても、この薬を完成させたくない、ということ。
その薬は、APTX4869とはまた別であり、「死者を蘇らせるもの」。
「恨むなら、こんな愚かな研究を引き継いだ・・・」とも語っているのが、その根拠です。
解毒薬を作らせて、自分の不老を壊したくない、という単純な推理もありますが、それなら薬を普通に作らせて始末すればいい話。
そうではなくて、ベルモットが灰原哀を狙う理由は、「死者を蘇らせる薬の開発」を壊すためというのが、ここで確定するのです。
しかも、「愚かな」と言っている以上、組織の目的を嫌っているとも考えられます。
それが、次の目的ともリンクするのです。
3黒の組織の壊滅こそ、ベルモットの真の目的!
名探偵コナン©
コナンこと、工藤新一のことを「シルバーブレット」と呼ぶベルモット。
黒の組織は本来、赤井秀一を「シルバーブレット」と呼んでいた。しかし、ベルモットにとっては、工藤新一こそが、悪をつぶす「銀の弾丸」なのである。
ベルモットは、工藤新一=コナンであることも、灰原哀が幼児化していることも知っています。
しかし、それを他の誰にも伝えていません。
ジンからの電話でも、工藤新一のことを「知らない」と答え、「長い間待ち望んだシルバーブレット」と言っています。
本来、どうしても灰原哀を始末したいのなら、黒の組織の他のメンバーに普通に伝えて始末すればいいのにそれをしないのは、灰原哀が幼児化していると知られると、工藤新一=コナンもまた狙われるから。
名探偵コナン©
同様に、コナンの周囲の人間も守っています。
ジンの疑いを向けられてまで、毛利小五郎とコナンを守るベルモット。一歩間違えば命を落としてもおかしくない状況です。
さらに、新出先生に変装していた時も命がけでコナンを守っています。
黒の組織のメンバーなのに、必死にコナンを守ろうとする・・・。
その理由こそが、かつてのニューヨークでした。
※ベルモットと工藤新一、蘭との出会いとは?ゴールデンアップルの神回!
「ゴールデンアップル」にて描かれたのが、赤井秀一を始末しようとするベルモットでした。
ベルモットは通り魔に変装していますが、目撃者として蘭の命を奪おうとしていた矢先に、手すりから落ちてしまい、蘭に偶然命を助けられます。
「なぜだ・・・どうしてオレを助けた?」というベルモットに
工藤新一が「人が人を助ける理由に・・・論理的な思考は存在しねーだろ?」と諭し、彼女は衝撃を受けます。
その直前まで、「エンジェルは微笑みかけてくれなかったもの・・・」とこの世界に絶望していたベルモット。輝かしい経歴の裏で、彼女の瞳は絶望に染まっていた。
しかし、この事件の直後から、ベルモットは変わります。
「私にもエンジェルがいたみたいって・・・」
ベルモットは、損得勘定を抜きにして、純粋に人を助けたいと思う人間(蘭や新一)がいる、という事実に世界に希望を見出すのです。
また、サブタイトルの「ゴールデンアップル」が「不老不死の象徴」であることもベルモットのことを示す伏線だと思っています。
※ちなみに蘭が新一のことを真剣に好きになったのも、このことがきっかけです。
ゴールデンアップルの神回は以下にも掲載されていますのでぜひ♪
そして、「この世でたった2つの宝物」と呼んで、それ以降ベルモットは蘭と新一を守っているのです。(コナンを新一と見抜いたのは、コナン曰く「母さんの知り合いなら、ガキの頃のオレをアルバムとかで見てるだろうから、オレの正体を見抜くのはわけない」から)
つまり、ベルモットはもしかしたら、生まれながらに黒の組織という真っ黒な世界で生きてきており、この世には希望もないし、自分を助けてくれる存在もいない、自分のことだけ考える人間ばかりと絶望していたのかもしれません。
そこに、まったく打算などなく、単純に人を助けられる工藤新一と蘭という人間と出会ったことで、自分を変えるきっかけになった、ということ。
ここから、ベルモットの真の目的である黒の組織の壊滅が本格始動したと思われます。
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4なぜベルモットは黒の組織を壊したいのか?その目的とは?
ベルモットが心変わりして、今は工藤新一と蘭を守っている。
一方で、灰原哀と「死者を蘇らせる新薬」の完成阻止を狙い、工藤新一を「銀の弾丸」と呼んで組織を壊すことを望んでいる・・・。
それはなぜなのか。
これまでの情報をまとめて考察するに、
ベルモットは新薬が完成し、烏丸の「願い」が実現されることを拒んでいる、ということがまず第一に考えられます。
つまり、名探偵コナンにおける烏丸蓮耶の現状を推察すると、彼は120歳前後の死にかけの状態でなんとか不老となり、命をつなぎとめている状態であり、
だからこそ、今でも表舞台には出ずに裏でラムやジンなどに指示だけを出している、と考えられるのです。
この辺はさらに詳しく「あの方」の記事に書きますが、
ベルモットとしては、烏丸の悲願である「死者を蘇らせる薬」が完成することを愚か、だと言っています。
そして、それをなんとか阻止するためにも、完成だけは阻止しなければならない。
同時に、工藤新一の助けによって、黒の組織そのものを今のうちに潰したいのです。
では、なぜそこまでして黒の組織と烏丸の野望をつぶしたいのか?
これが、この考察の本旨なのですが、この理由は二つあると思っています。
1ベルモットが黒羽盗一の弟子であった事実。
ベルモットが黒羽盗一の弟子であったことは既に書きましたが、彼こそが、初代「怪盗キッド」です。
初代怪盗キッドは「謎の組織」によって命を奪われた、とされており、二代目怪盗キッドである「黒羽怪斗」が宝石を盗むのも、この組織をおびき出すため。
この謎の組織はビッグジュエルを狙う組織であるため、黒の組織と同一ではないかもしれませんが、この謎の組織が求めるのは「不老不死」が得られるという伝説のビッグジュエル「パンドラ」なのです。
この時点で謎の組織が黒の組織または、烏丸につながるのは自然だと思います。
つまり、ベルモットの目的もまた、自分の師匠であった黒羽盗一の敵討ちである、というのがまず一番目の理由。
初代怪盗キッドについては、まだ不明な部分も多いので、もしかしたらただの師匠関係ではないかもしれません。
2黒の組織は家族の仇である
「ゴールデンアップル」©
ベルモットは家族について、「私の人生は不幸の連続・・・死ぬ思いでスクリーンデビューした日に父と母を火事でなくし、オスカーをとった翌日に夫が病死・・・」
と語っています。
これについては、青山先生が、話そうDAY(2018)で
「NYの事件でシャロンが有希子に対して、娘が夫の墓の前で… と話していたが、シャロン=クリスなのであの話は(結婚・子供がいた、という話も)作り話なの?」という質問に、「作り話です。全部嘘っぱちです。」と回答しています。
そのため、この話自体は嘘だと思われますが、
「この世に神様がいたら、一生懸命生きている人間は誰も不幸にならないんじゃないの?」
と語っていることから、ベルモットの家族にも何か不幸があったと考えてもおかしくはありません。
そして、もう一つ重要な伏線として、「美国島」の伏線も関わっていると考察します。
28巻の「そして人魚はいなくなった」という話は実は青山先生が黒の組織に重要な伏線だと述べています。黒の組織のメンバーが訪れたという意味でもそうですが、
この話の中で、君恵という人物が当時130歳とされた命様という人物を演じていて、
「私が母さんにしてあげてたメイクも様になっていたし、一人二役より普段から命様に徹した方がやりやすいって母さんが言うから、漁で死んだ事にしたってわけ・・・」というまさにベルモットのように母親も演じている女性がいました。
(※母親も3年前に命を奪われ、君恵が命様、母親、自分の3人を演じていた、というストーリー)
つまり、ベルモットと同じく、亡くなった母親を含めて一人何役も演じていたのです。
これがベルモットにもつながるとしたならば、もしかしたらベルモットが演じていたシャロンという人物は、本当にかつてベルモットの母親であり、亡くなった後に、ベルモットが演じていた可能性も残されています(年齢はベルモットよりさらに上なので、烏丸の妻という線もありうる)。
まだ作中で何も語られていないので、ここからは私の勝手な推測なのですが、
ベルモットは烏丸の孫であり、その両親は何らかの理由で組織を離脱。烏丸によって命を奪われてしまった・・・大好きだった母親も含めて・・・そして、ベルモットはやむなく生まれながらにして黒の組織のメンバーとして生き続け、同時に烏丸を非常に恨んでいた。
烏丸の目的とは、まさにこの「死んだ人間」の復活にある。
烏丸の妻、あるいは娘、なんとしても復活させたい彼は新薬を作り出す研究を始める。
ベルモットは烏丸を恨んではいたが、どうしようもない状況に、自分を押し殺して任務をする日々・・・。
警察も烏丸の権力の前では無力。
世界は打算と欲望と悪に満ちている・・・。神などいないのだ・・・。
しかし、そんなある日。
彼女はニューヨークで工藤新一と蘭という二つの宝物(エンジェル)に出会い、
世界に希望を見出した。
そして、再び烏丸の野望阻止と、両親の仇である黒の組織撲滅のために動き出した・・・。
工藤新一が、黒の組織を壊し、烏丸を逮捕してくれる「銀の弾丸」となることを願って。
というのが、勝手な考察です。
(あくまで考察のためあしからず・・・(;´▽`A“)
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まとめ
最後に簡単に4つにまとめます♪
・ベルモットは20年前から年齢が変わらない。
・おそらく17年前に完成していた不老の薬を飲んでいる。
・ベルモットの正体は烏丸の身内か愛人である可能性が高い。
・今の目的は烏丸の野望阻止と組織の壊滅である。
というのが、今回の考察のまとめでした!
ベルモットは今後どうなるのか。
私は、おそらく最後に黒の組織を裏切り、工藤新一の見方をして命を落とすか、あるいはすべてを見届けてから逮捕されると見ています。
ベルモットは確かに味方ではあるけれど、ジョディの両親の命を奪い、それ以外にも多くの罪を重ねているため、まさにゴールデンアップルの最後に新一がベルモットに言ったセリフ
「この場は見逃してやるけどよ・・・あんたが積み重ねた罪状や証拠を閻魔のように並びたてて、必ず監獄にぶちこんでやっからそう思え!」
につながる気がするのです。
その時、きっとベルモットは「ふっ・・・」と微笑みながら収監へと歩いていくことでしょう。
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時計塔でキッド(黒羽快斗)とベルモットにラムやジンでもなくもう一人の黒の組織となぜか小泉紅子が居合わせた事態のなか
黒羽千景が帰国していた状況のお話を初期の段階で見てみたいな。
全員が偶然で特段理由もなく居合わせた見る人にしか分からず当然のミスリード仕立てであればWAKWAKします。