豊洲市場 問題点と経緯を分かりやすく。最新情報もまとめてみました。実は地下空間は必要だったという教授意見にビックリ!

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画像はhttp://www.iza.ne.jp/topics/economy/economy-9264-m.htmlより

石原元都知事の意見などは後半の項目5にてまとめています(3月の記者会見・百条委員会の内容含む)

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豊洲市場 盛り土問題 問題点を分かりやすく。最新情報もまとめてみると・・・実は地下空間は必要だったという教授意見にビックリ!

「なぜベンゼンが急に79倍の値で検出されたのか」についての裏情報や、今後のスケジュール、白紙撤回費用などは以下の記事にまとめています♪よろしければどうぞ。

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トランプ大統領の政策について分かりやすくまとめています。

 

1 まずは簡単に豊洲市場問題の経緯をまとめてみます。 

築地跡地には2020年東京五輪・パラリンピックの選手村と都心部を結ぶ環状2号線を通す計画がある

画像はhttp://www.iza.ne.jp/topics/economy/economy-9264-m.htmlより

1発端は築地市場の老朽化から

築地市場は80年以上の歴史で老朽化が進んていて、狭い場内は混雑するなどの問題を抱えていました。

1991年から再整備に取り組んだのですが、工事の長期化や整備費の増大などで1996年に中断が決定します。

そして2001年、豊洲への移転を当時の石原都政時代に決定します。

2 11月7日に開業が決定していたけれど・・・

その後、舛添都政時代に、工事が進み、11月7日に、築地の場外市場を除いての移転が決定しました。

※場外市場とは、一般のお客さんがお買い物をするところです。

今もとってもにぎわっていますよね。

今回の移転はそもそも場内市場で、プロがお魚の競りをしたり、仕入れる場所がメインです。

(一部、お店も入ります)

3 しかし、8月31日 小池都知事は急きょ移転延期を宣言

突然の延期発表。

一体、なぜ?と当初不満が噴出しましたが、豊洲市場の総事業費が計画の約3900億円から約1・5倍となる約5900億円になっていたことに疑問を持ったようです。

さらに実は地下空間に建築計画書にあった盛り土がされておらず、汚染の可能性があるため・・・という説明が。

4 移転が延期になることの問題点って何なの?

まずは、東京オリンピック

築地跡地には東京五輪の選手村と都心部を結ぶ環状2号線を通す計画があります。

これが通らないと、オリンピック候補地で選ばれた際の、東京オリンピックのコンパクトな利便性が大幅にマイナスになると言われています。

次に延期による、

豊洲市場の維持費。

移転を延期しても豊洲市場の空調・警備などに維持費がかかります。

その額なんと1日700万円!

仮に移転を3カ月延期すると6億円、半年なら12億円の財政負担が発生するそうです。

さらに、既に移転に備えて、冷蔵施設やその他内装工事で、契約してしまっている業者も多いため、そのリース代金や電気料金などを、都が負担する可能性もあります。

その他、生産者や準備を進めていた業者にとっては、計画が変わることによって事業計画の見直しが迫られます。

※11月9日追記

その後、小池都知事は新たな維持費試算を発表。

当初700万でしたが、見直し後は503万円と200万円の削減になっています。

警備費が63万円、電気水道費が227万円、冷暖房費が134万円、設備補修費用が79万円です(1日あたり)。

しかし、開場後は一日2000万円の維持費がかかるということ・・・。

2 じゃあ、豊洲市場に移転することの問題点って何?

実は土壌汚染問題以外に、問題点は山積みです。

ちなみに新市場の目玉の「千客万来施設」は大和ハウスと喜代村(「すしざんまい」)が相次ぎ撤退しています。

結局、事業者は「万葉倶楽部」に決定しましたが、2018年以降の開業予定に。

交通手段がない!?

新市場への公共交通は「ゆりかもめ」しかありません。新橋駅始発は午前6時。

市場は明け方には始まっています。

そのため、車以外の手段で利用していた買い出し人や料理人にとって大きな痛手に。

市場の底が抜ける!?

仲卸業者が入るエリアの床の限度は、700キロ/1㎡となっています。

しかし、築地で使われている荷物運搬用の小型車「ターレー」は積載貨物を含め約2トン

これまでのターレーから新型にする話も出ていますが、

「今のまま開場すれば、床が抜けてしまうかもしれない」と指摘する声も。

3 そして例の盛り土問題。土壌汚染はどれくらいなの?

そもそも盛り土は、汚染土壌を取り除き、その上に土を載せることで、地下からの汚染物質を防ごうというものです。

かつて豊洲市場がある場所には、東京ガスの工場がありました

そのため、揮発性かつ有毒なベンゼンなどの物質が地下に沁みこんでいたんですね。

そのときの調査では、なんと基準値の1500倍のベンゼン、49倍のヒ素、860倍のシアンなどが検出されていたそうです。ひぇ・・・Σ(゚Д゚)

そして現在、騒いでいるのは、その汚染物質を避けるための盛り土が、市場全体の3分の1でされておらず、地下には大きな空洞があった、ということです。

(実はこの情報と、問題の発端は、共産党に送られた匿名情報だったそう。

この情報を送り付けた人物は一体・・・。)

地下水を調べてみると? 現在の最新報告では。

さらに問題になっているのは、その巨大な地下空間に溜まった地下水。

地下水からは、ベンゼンやヒ素、シアンや六価クロムなどの有害物質が検出されました。

共産党の調査結果では、

「猛毒のヒ素は環境基準値の4割で検出。ベンゼンは基準値の最大1.4倍」発表。

これが大げさに報道されましたが、

専門家によると、このとき検出されたベンゼンとヒ素は、都内にあるレベルと同等で、全く問題ないそうです。

シアン化合物が1リットル当たり0.1ミリグラム検出されたことに関しては「直ちに人体に影響を与えるものではない」としています。

858億円をかけて土を入れ替えて、地下水を清浄化してきた成果で、汚染に関してはとりあえず大丈夫、という結論です。ε-(´∀`*)ホッ

※2017年4月14日追記 ベンゼンが基準値の100倍検出。理由は?安全なの?

その後、さらに調査が続けられた結果、新たに高濃度のベンゼンが検出されました・・・。

前回の調査は2016年9月だったのですが、今回の調査では基準値の79倍という結果に。(´;ω;`)

築地市場(東京都中央区)の移転先となる豊洲市場(江東区)の地下水モニタリングの調査結果で、有害物質のベンゼンが暫定値で最大で環境基準の79倍検出され、シアン、ヒ素も基準を超えたことが14日、分かった。

ベンゼンは35カ所で最大79倍、ヒ素は20カ所で最大3・8倍。検出されないことが基準のシアンも39カ所で検出された。

(中略)

「なぜ急に上がったのか」「例がない」など戸惑いの声が上がった。10月から本格稼働の地下水管理システムの影響や、水の採取方法に原因がある可能性にも言及があったが、結論に至らなかった。

産経新聞より引用

これに関しては

昨年の地下浄水システムの作動開始や前回の調査の不備が指摘されています。

結局安全なの?

3月に発表された調査結果において、

専門家会議の平田健正会長は、

汚染物質は対策すればコントロールできる。安全性については、地上の観測値に変化はなく、科学的には安全。ただ、消費者が安心できるかは専門家会議では判断できない」

と述べられています。

あとは、政治的な課題であり、小池都知事の見解次第である、というものですね。

アルカリ性の土壌は大丈夫なのか?

「強度のアルカリ性だから危険!リトマス試験紙が青く染まります!」という報道もありましたが、

「地下にたまっている水が強アルカリ性であることは間違いない。(中略)地下水はコンクリートに長時間触れることで、強アルカリになるから、原因は周囲のコンクリートの可能性が高い」そうです。

そして、このレベルは温泉水にもありえることで、飲んでも大丈夫なレベルだそうです。

週刊新潮9月29日号より一部引用

「豊洲市場の地下空間は巨大な井戸と言ってもよい。地下水と考えて妥当」と指摘。

さらに「汚染物質が含まれていれば地下水が上がってくるのは問題だが、データを見る限り懸念することはないと話した。

日本経済新聞http://www.nikkei.com/article/DGXLZO07601160U6A920C1CR8000/より引用

なんだ・・・じゃあ、土壌汚染も気にしなくて良さそう?

今後は、排水を行いつつ、壁や床を二重構造にして隙間をつくり、たまった水を自動でくみ上げる仕組みを作っていけばよいようです。

4 ちょっと待って? 巨大な地下空間は安全なの?

青果棟などの下に広がる地下空間。

これも大きな問題になっています。

特に豊洲のような埋立地は液状化が発生しますよね。

地震など大丈夫なんでしょうか・・・。

しかし、週間新潮の記事によると、これはあって当たり前なんだそうです。

「盛り土の上に建物を作るというのは、豆腐の上に家を建てるようなもの。耐震性を考えれば、地下に基礎となるコンクリートの空間を埋め込んでおくのは、建築の世界では常識です

週刊新潮9月29日号より一部引用

ということは、テレビですごく騒いでいた土壌汚染も、地下空間も実はきちんと整備されていて、問題は、地下水をきちんと排水すれば大丈夫、ということになりそうです。

ただ、膨れ上がった建築費や、2でご紹介した問題などは未だ解決していません。

盛り土なしの発案者は?

これは石原元都知事が新たに

どなたからかは忘れたが、とある専門家が盛り土をするより、コンクリートの箱を重ねて埋め込む方が工期も早く、安くすむと提案された」

と述べています。

昼食会で都の幹部と話したそうで、石原都知事が「盛り土より安く済む方法はないのか?」と提案したのが発端ということ。

結局、石原さんは知らんぷりしましたが、根幹に関わっていたんですね。Σ(゚Д゚)

その会合に参加していた人の名前は分かっているはずです。

5石原元都知事の責任明確化へ。結局誰が悪いの?

上記のことを踏まえて、小池都知事は

石原元都知事への責任を問う姿勢を見せています。

争点となるのは、「豊洲の土地を購入したこと」の是非と事実関係です。

一連の流れを見てみましょう。

2010年:

石原都知事は「土壌汚染は深刻だが、日本の技術ならば克服できる」

と会見でおっしゃっており、

その後、2011年に土地を578億円で購入しています。

2012年:

しかし、その後、汚染対策費が541億円もかかっており、そのことを考慮せずに購入したのは違法だと、住民訴訟を提起されています。

そして、その結果石原元都知事に578億円を請求する、という話になっています。

石原元都知事に裁判でしっかり証言してもらおう、という状況です。

3月末までに石原さんへの賠償責任について、都の方でも明確化していくということです。

以下、石原元都知事の豊洲問題にかかわる最近の出来事を時系列にまとめてみます。

2016年9月 小池都知事が石原氏に公開ヒアリングを要請

同、10月  書面で石原氏が回答するも、実質ゼロ回答だったと小池都知事。

2017年2月 東京都議会が石原氏を参考人招致することを決定。

喜んで応じる。全部話す。困る人もいるかもしれないけど」と発言。

そして、百条委員会の設置へ。

百条委員会では「嘘」をつくと罰せられるものです。

出席や証言の拒否で、6か月以下の禁錮、または10万円以下の罰金。

虚偽のことを言うと、3か月以上、5年以下の禁錮

に処せられます。

つまり、それだけ都議会も本気になったということです。

※追記 石原都知事の記者会見及び百条委員会が開かれました。発言内容まとめ。

以下、重要なことのみまとめます。

1「私が東京ガスとの契約書にサインをした記憶はございません

担当者がハンコを押した」

私が知事になったときに既に「豊洲市場移転は決まっていた」

それは副都知事に知らされた。

私は当時は反対していた

内陸に市場を作った方がいいんじゃないか、と発言した。

しかし、都の方でそれは通らなかった。

4「最高責任者として」の責任は認めます

(言葉として、初めて責任を認められました)

5当時の知事本局長が裁可の承認をもらいに来た際に

「汚染は大丈夫なんだろうな」と尋ねたら、「大丈夫」と答えた。

だから認可した。

 6前川現練馬区長に責任がある。

前川氏とは、石原都知事時代の知事本局長であり、今は練馬区の区長です。

当時、土壌汚染対策に合意し、その後、東京ガスの執行役員になった経緯があります。

石原都知事は、あくまで部下にまかせていたから自分は知らなかったし、商売人ではないから、契約の詳細も分からなかった、という意見でした。

結局、「記憶にございません」といういつものパターンに終始した気がします。

このままだと、都知事は当時、周囲に担がれていただけの「何も関与できなかった方」ということになってしまいます。。。

あくまで自分には中心的な責任はない、という意見でした。

以下、さらに記者の質問で重要なものをピックアップします。

Q「あくまで自分には責任はないという立場のようですが、日本男児の愛国者を名乗られる石原さんは、【社長】であった自分の責任を放棄して、部下になすりつけるつもりですか?」

という質問に、

「都が購入したこと(費用)は審議会が専門家と決めたこと。それを私が覆すことなんかできますか?」

と説明されています。

Q「小池都知事へ言いたいことは?」

「今のランニングコストを考えて、彼女こそ責任を取るべきだと思います」

「豊洲でなんで働かせないんだ、という訴訟を市場関係者は起こすべき。なんの危険もないのだと専門家が保証しているんだから」

このように小池都知事への攻撃はされています。

ただ、不作為の責任を小池都知事に問いたい、という石原元都知事の意見には賛同しかねます。

不作為の責任を言うのであれば、きちんと管理していなかった管理者責任こそ、石原元都知事は負う必要があると思いますが・・・。

百条委員会まとめ

※百条委員会でも石原氏の質疑応答の内容は同じでしたので、石原氏の発言は割愛します。

前述の前川氏も呼ばれ、以下のように発言されました。

「事務調整の立会人としてハンコを押したにすぎない。自分に権限はなく、石原氏が豊洲の移転を決定し、協定を結んだのも石原氏と濱渦氏である。」

と、当時の二人が関与したと認めています。

一方、濱渦氏は「私は相談にもあずかっておりません」

と発言。

2人の主張はまったく食い違っており、どちらかが嘘をついています。

石原氏、濱渦氏、そして前川氏。

おそらく3人が関与していたのはまず間違いないと思うのですが、

今は責任の押し付けあいになっています・・・。

今後も最新情報をこちらのページにまとめていきます

6 利権が絡みあう豊洲市場

石原元都知事は「何も知らない。僕は騙されていた」などと発言していますが、

当時、豊洲移転を決定したのは大赤字を消すためだったそうです。

「都が推し進めてきた臨海副都心開発は、バブル崩壊で失敗に終わり、5000億円超の大赤字を抱えていました。(中略)築地市場を移転させて、超一等地の市場跡地を民間に売却し、赤字削減と臨海再開発の一挙両得を狙ったのです」

週刊文春9月29日号より一部引用

その結果、東京ガスと交渉を進め、

都の保有地と1800億円以上のお金を東京ガスに支払う合意が決定したんですね。

さらに、その後も事業費は膨れ上がり、5900億円になってしまいます。

「都は入札前に談合情報を入手していた」

同引用

これがビックリです(゚Д゚;)

つまり、工事関係者同士で、既に誰が入札し、いくらにするかを決めていた不公正なものだった、ということ。

個人的には、今回の問題で突き詰めるべきはここなんじゃないか、と思います。

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2017年6月15日追記 築地跡地は売却せずに「食のテーマパークに」

昨日提出された「市場PT報告書」において、 今後の新しい市場のあり方が検討されていることが明らかになりました。

まず豊洲市場に移転後、築地市場の跡地は売却せずに商業施設にする、とのことです。

これは定期借地にすることで、その収益を損失に当てようとするもの。

豊洲市場の総事業費はなんと約5884億円

さらに豊洲市場は今後も年間150億円の赤字になるとされています。

築地市場の跡地を売却すれば約4386億円ですので、それで補完する計画でしたが、 それを定期借地に変更するというものです。

狙いとしては、豊洲の年間150億の確定的な赤字を埋め合わせしていきたい、ということと 「築地」ブランドで観光収入を得たいという二つの目的があります。

その場合は、借地代として年間数十億円から100億円ほどの収入が得られるという見方です。

しかし、毎年150億円の赤字は埋め合わせできるとしても、そもそもの約4386億円の負債はどうするのか・・・という問題は解決されません。

追記:6月20日 豊洲移転決定!築地は再開発へ

6月20日の記者会見で、小池都知事は豊洲への移転を決定しました

さらに、築地は上述の通り再開発の上、食のテーマパークとする方針のようです。

「豊洲市場については地下空間の追加対策など、専門家会議から指摘のあったところで、安全対策を講じた上で生かすべきだ」と述べられました。

最終的にやはり豊洲移転になった、ということですが、未だ赤字の問題や汚染などの最終解決案は提示されていません

豊洲市場の安全宣言が今後どうなるのか、まだまだ安心というわけにはいかないようです。

まとめ

土壌汚染も地下空間も実質的には、当初の予定とは違っていても問題はほとんどなく、

(汚染を言うなら、今の築地市場にいる大量のネズミの方が有害という人も)

本当に問題なのは、工事関係者の利権と談合問題なんだと思います。

本来であれば、都が専門家会議を通して予算を発表し、その範囲内でやってくれる業者を入札で公平に決める、というのが良いという気がします。

そこから事情変更でいくらか変動することはあっても、そこにあらかじめ補正予算を組んで置き(災害時出費含め)、その範囲内で対処することはできなかったのでしょうか。

いずれにせよ、現在の公共事業の、「予算配分されたら使い切れ、足りなければ請求したらいい」、という体質は今後絶対に改めていくべきだと思います。

むしろ、残したら(財務処理能力を買って)出世するくらいの制度にしてほしいです。

お読みいただきありがとうございました。

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