目次
ホグワーツレガシー真エンディングと闇堕ちの3種類全エンディング考察!(ネタバレ注意)条件一覧!【ホグワーツレガシーストーリー考察】
以下、画像はホグワーツレガシー©より一部引用して考察します。
ホグワーツレガシーのエンディングまでのネタバレを含みますのでご注意ください!
最初に、エンディングの分岐の条件を解説し、その後に、それぞれの内容を考察していきたいと思います。
ホグワーツレガシーのそれまでの時系列やストーリーの解説は以下をどうぞ☆
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1ホグワーツレガシーエンディングの分岐の条件
ホグワーツレガシーでは、基本的にエンディングは2つに分岐します。
これは、たとえアバダケダブラなどの許されざる呪文を覚えていようと、その他これまでにどんな選択肢をしてきても、最後の時点の選択肢で決まるため、関係ありません。
その選択肢は、ホグワーツ地下の保管所に最後にたどり着いた時のフィグ先生の
「今や君が守護者だ。君はこの力をどうするつもりだ?」
の答えの選択によって分岐します。
その条件がこちらの選択肢。
封じられた「感情」の力を封じたままにしておくか、それとも開くか、の2種類でまず分岐します。
「ここに封じておく」
を選んだ場合は、通常エンディングになります。
一方、「開くつもりです」
を選んだ場合は、基本的にバッドエンディング(闇落ち)になります。
さらに、「開くつもりです」を選んだあとでも、
「おっしゃるとおり」を選ぶと通常エンディングに戻るチャンスがありますが、
その他の選択肢を選んだ場合は、完全に闇落ちエンディングになります。
ちなみに、「力を自分のものに」という選択は、アバダケダブラを習得していると、発生します。
完全なヴォルデモート卿(悪)の誕生ですね(笑)。
選択肢① | 選択肢② | エンディング分岐 | ||
---|---|---|---|---|
ここに封じておく | → | 今は封じておくべき | → | 通常エンド |
永遠に封じるべき | → | |||
開くつもりです | → | おっしゃるとおりです | → | |
正しいことのために | → | バッドエンド |
基本的に、エンディングの分岐はこれだけです。
この選択の結果によって、最後のムービーが少し変化しますが、最終的な真エンディングにはどちらもたどりつくことができますし、
トロフィーも変わりません。
そのため、正直どちらを選んでも構いませんが、どちらも見たい場合は、フィグ先生と一緒に橋を通り抜けた後くらいで一度セーブしておくのがいいと思います。
以下、それぞれのエンディングの内容を考察していきます。
ネタバレを含みますので、未見の方はご注意ください。
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2ホグワーツレガシー通常エンドの内容を考察(ネタバレ注意)
前回の考察までで、ホグワーツレガシーの大まかなストーリーを考察してきましたが、
簡単にまとめます。
【ここまでのまとめ】
・主人公は古代魔術という力を使える。ホグワーツの5年生として入学した。
・かつてホグワーツには古代魔術を使えた教授たちがいた。
・その教授たちは保管所を使い、そこに強力な古代魔術を封じた。そのありかを遺物に残した。主人公は試練をクリアして、遺物を収集しなければならない。
・その遺物を狙ってランロクというゴブリンと、ビクトールという闇の魔法使いが暗躍していた。
・主人公によって、ビクトールは倒された。
・試練を全てクリアしたことで、古代魔術の力となぜ隠されたか理由が明らかになった。
主人公は試練をクリアしながら、過去を見ていきます。
かつてイシドーラという少女がいましたが、彼女は人々の苦しみを取り除きたいという気持ちで、古代魔術の力を乱用して、人々から感情を奪った結果、闇落ちしてしまったのです。
そして、ホグワーツの教授たちによって倒されました。
その残された未知の感情の力をパーシバル教授たちがホグワーツの地下の保管所に封印していた、というのが真実でした。
そして、教授たちは、その古代魔術の力を悪用されないように、試練を課し、信頼できる守護者として主人公を選んだ、という流れでした。
普通にここまでの流れで行くと、
先ほどのフィグ先生の問いかけの答えは、どう考えても、「保管所を開くべき」とはならないので、封じておくというのが答えな気がします。
そこで、保管所の力を封じておく、という選択をすると、
「それはよかった」
とフィグ先生は応えてくれます。
そして、「力の限り君を支える」と言ってくれるのです。
しかし、そこにその力を狙うランロクが現れます!
「ここは、ゴブリンが作った。俺たちゴブリンのものだ!」
前回のストーリー考察でも書きましたが、
ゴブリンと人間の価値観は異なっていて、ゴブリンにとっては、持ち物の所有者とは、それを作ったものにあります。
よって、ランロクの祖先であるブラグボールが作った保管所は、当然その子孫であり、ゴブリンであるランロク自身が受け継ぐのが当然だ、というのがランロクの主張です。
確かに、彼等の考え方からすると妥当かも。。
そして、ランロクは杖を取り出します。
これこそ、フィグ先生の奥さんであるミリアムの杖。
愛する人の杖を奪い、さらに力をも奪おうとするランロク。
ランロクは、保管所のエネルギーを解放し、ついにラスボスとして最終形態に進化するのです!
「ゴブリンはもう誰にも従わない!」
とドラゴンに変化したランロク。
え・・・ドラゴン!?
ドラゴンになったら、もうゴブリンじゃなくない・・・?
というツッコミは別として、このランロクのドラゴンがラスボスになります。
なぜ保管所の感情のエネルギーでドラゴンに変化したのかは謎ですが、おそらく、ランロクにとって力の象徴と思えたのが、ドラゴンであり、この保管所の感情の力は、その者のもっとも望む姿に変化させてくれるものだったのかもしれません。
もともと古代魔術とは、物質世界に望む変化をもたらす力でした。
そこに、イシドーラによる「感情を奪う」精神の変化力が加わり、究極的に、精神と物質世界両方を変化させるものになったのかな、と。
ランロクはなぜ力を求めたのか?
ゴブリンは14世紀になるまで、人間以下の存在として、権利も認められていませんでした。
我々の世界で言えば、ただの動物扱い、という感じでしょうか。
それが、14世紀にようやく「ヒトたる地位」が与えられますが、それでも、ゴブリンは魔法使い族のように、攻撃魔法などが得意ではなく、魔法使いからは相当馬鹿にされていたと思われます。
実際、ゴブリンはグリンゴッツ銀行に勤めるエリートか、鉱山で働くか、金属加工をするか、という職業しかなく、人間には忌み嫌われていたようです。
そして、その不遇を改善するための反乱がたびたび起こり、ランロクは大規模な反乱の首謀者となります。
ゴブリンの価値観は、自分達が作ったものは自分達のもの、というものであり、
自分達の金属加工によって作られた大量の物品は、今は魔法使い族によって奪われている、という考えを持っています。ハリポタ本編でも、グリフィンドールの剣はゴブリンによって作られたため、途中で一度ゴブリンに裏切られて盗まれましたよね。
これ自体は価値観の違いなので、一概に否定できないのですが・・・、
だからこそ、ゴブリンは魔法使い族に奪われたゴブリンの先祖たちが作った物品を全て取り戻して、魔法使い族と対等な地位にありたい、と願っていたようです。
その考えを過激にしたのがランロク。
ゆえにランロクは、魔法使い族にも対等以上に戦える保管所の力を手に入れ、究極的に、その力を封じた保管所も自分の祖先のブラグボールが作っていた=自分が正統な後継者と考えたことによって、必死になっていたと考えられます。
言うなれば、ランロクにはランロクなりの正義があったということでしょう。
そうは言っても、実際に力のために、ミリアムやジョージ、そしてロドゴクという実の弟まで手にかけたのは事実。
ランロクもまたイシドーラのように力に飲まれて暴走していたように思えます。
ロドゴクも、保管所の力で兄が変わっていったのが怖かったと言っていましたよね。
最終的にラスボスのランロクを倒すと、通常エンディングです。
ランロクを倒した後、暴走する保管所の「感情の力」を止めようとする主人公。
そこに、力を貸してくれたのが、フィグ先生!
二人の力を結集して、なんとか開きかけた力を抑え込むことに成功したのです!
しかし、フィグ先生は最後の力を振り絞った結果、ランロクにやられた傷もあって、息を引き取ります。(´;ω;`)
最後に「ミリアムも、きっと君を気に入っただろうな・・・」という言葉を残して・・・。
そこに主人公は、そっとミリアムの杖を残し、フィグ先生に別れを告げるのです。。
「魔法界は、君がいれば、きっと安心だな」
というフィグ先生の言葉に主人公への信頼を感じます。
フィグ先生いい人・・・。(´;ω;`)
先ほどのエンディング分岐のところにもあったように、
「力の限り君を支える」という言葉通り、封印に最後の力を振り絞って協力してくれたフィグ先生。
もともと、フィグ先生の奥さんのミリアムが古代魔術の痕跡を見て、この保管所の力を善に役立てようと研究していました。
それが、調べていくうちに、危険なものと分かり、最後は夫の力で封じる、という展開は夫婦が協力して主人公を導き、古代魔術の再封印を成し遂げたという意味につながる気もするのです。
個人的にはフィグ先生はストーリーの冒頭から主人公を導いてくれたまさに恩師であり、なんとか生きてほしかったですが、
他のエンディングがないかなと探しましたが、どうやってもフィグ先生はここで命を落とす展開に変わりませんでした。(´;ω;`)
フィグ先生生存ルートがないのが残念すぎます・・・。
ただ、通常エンディングでは、最後にフィグ先生と共闘して、奥さんのミリアムの杖を返すことができたため、まだ心が救われます。
ここで、バッドエンドである闇落ちした場合の違いを見てみましょう!
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3ホグワーツレガシーの闇堕ちバッドエンディング考察
エンディング分岐で「力を解放する」を選ぶとバッドエンドになります。
ここでは、力を自分のものにしたこの時代のヴォルデモートとなるべくしてなる主人公を見てみましょう(笑)。
イシドーラのように力におぼれてしまった姿を見ても、なおこの力を求めるのか?という問いに、
「そうだ・・・力を自分のものにする」
という主人公。
「イシドーラは能力を無駄遣いして、人々を救おうとした。今やこの力は僕のもの・・・どう使おうと僕の勝手だ・・・!」
といきなり悪の本領を発揮します(笑)。
これまで主人公は猫をかぶっていたんや・・・。
全ては力を手に入れるために・・・。
こうなったら、フィグ先生、お前ももはや我が覇道の前には不要なのだ・・・ふはははは!
そんなトムリドルが本性を発揮した時のような片りんを見せる主人公に、
「君はそんな人間じゃないはずだ。この力がもたらす不幸と悲しみを知っているはずだ」
となおも説得しようとしてきます。
先生、あなたは僕を知らなすぎる・・・。
ここからの展開は通常エンドと同じで、ランロクがラスボスとして登場します。
しかし、もはやアバダケダブラやらクルーシオやら遠慮なく使いまくる主人公にランロクなど小物なのです・・・。
真の悪とは俺のことよ!と目覚める主人公。
そして・・・、
ランロクを倒した後、保管所のエネルギーを自分に取り込み、最恐最悪の魔法使いとなるのです!ヴォルデモートを超えた存在の誕生や!
主人公は保管所の力をさもおいしそうに鼻から取り込み、通常エンドではフィグ先生と二人で抑え込んだ暴走をたった一人で抑え込んでしまいます。
そして、フィグ先生のことなど目にもかけず、ランロクから奪ったミリアムの杖を自分のものにして、何食わぬ顔でホグワーツへと帰還するのです・・・。
杖さえもオレのものだ・・・と笑う?主人公。トムリドルも真っ青や!
そう、フィグ先生はバッドエンドである闇堕ちエンディングでは、登場しません。
闇堕ちした主人公に絶望したのかもしれませんし、
主人公は主人公で、保管所の力を自分に取り込むことで頭がいっぱいなので、フィグ先生のことなど気にしていないのです。。。
ある意味、ここに史上最恐の魔法使いが誕生した・・・。というのが、バッドエンドの結末でした。
そして、通常エンドとバッドエンドの分岐がまた一つに戻ります。
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4ホグワーツレガシーエンディング考察
フィグ先生を失い、ホグワーツへと戻った主人公。
そこではフィグ先生への弔いが行われていました。
フィグ先生のおかげで我々が無事なのだ、と皆でお礼を言って、最後の別れを告げる場面です。
これで、ホグワーツレガシーの通常&バッドエンドは終了になります。
この場面では、主人公は遠くからこの弔いの会を見つめていますが、
これも通常エンドかバッドエンドかで見方が変わりますよね。
通常エンドなら、恩師のフィグ先生を失った悲しみから、少し皆とは距離をおいて弔っているという感じに見えますし、
闇堕ちエンドなら、「ふん、くだらないな・・・もはやこの力はオレのものだ・・・フィグなどどうでもいい」と冷めた目線で馬鹿にしながらこの弔いを見ているように映ります。
そこに最強の力を手に入れた闇の魔法使いが誕生した、とも知らずに、ホグワーツの先生や生徒が集まっていることを考えるとこの後の展開が恐ろしい気がするのです。
なぜなら、そこにいるのは、
ホグワーツに5年生で入学して、最初の授業で決闘で勝利し、たった1年もせずに、首席になり、さらに、学生でありながら、この時代の闇の魔法使いの筆頭であったビクトールを倒し、魔法界が総出で追っていたランロク(教授ですらぼろ負けする相手)を完膚なきまでに倒し、
かつてのホグワーツ教授たちが恐れた力を手に入れて、人々の感情を奪い取る力まで手に入れた存在なのです!
しかも、アバダケダブラもクルーシオもインペリオも使い放題。
道を歩けば、複数人の闇の魔法使いも相手になりません。
おそろしすぎる・・・。
古代魔術も使える以上、その才能はヴォルデモートを超えていると言えます。
※なぜ主人公が後世に名を残さなかったのか?
考えると、どうしてこれほど優秀な魔法使いがいたのに、後世のハリーポッターの世界に伝わっていなかったのか?という問いの答えがこのエンディングに関係するのかもしれません。
この後、あまりにも凶悪な闇の魔法使いとなった主人公。
その後、ホグワーツの教授や生徒たちの感情を奪い取り、生ける屍にして、さらにインペリオで操り、圧倒的な力を手にした主人公は、
もはや魔法界からは「名前を呼んではいけないあの人」どころではなく、「歴史から存在自体を抹消すべき存在」になってしまったのかも・・・。(;´▽`A“
あるいは、主人公はヴォルデモートと違って純血主義とか魔法界の支配にはまったく興味がなく、純粋に力を得ることだけに集中するために、ホグワーツの人々を忘却の呪文で自分の存在を忘れさせ、歴史に名前を残さないようにしたとか。
いずれにせよ、これだけ優秀な魔法使いだった主人公が歴史に名を残していないのは、主人公が表に出ることをよしとせず、ひっそりと裏方で保管所を守ることに専念していたから、とも考えられますね。
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5ホグワーツレガシー真エンディング考察(ネタバレ超注意)
ホグワーツレガシーのエンディングを終えた後、さらにクエストは続きます。
「魔法界があんたのような者の手にあることが分かれば、フィグ先生も安心して眠れるはずさ」
とべた褒めしてくれるウィーズリー先生。
これも闇落ちエンディングの後だったら、うまく騙されているな・・・ふひひ・・・と見方が変わりますね(笑)。まさにトムリドルになった気分です。(;´▽`A“
ポピーと一緒にスニジェットを助けた後、ポピーからも友達の良さがわかったよ!と主人公が親友認定されます♪
ポピーめちゃくちゃかわいいので、個人的にうれしいです。
でも、これも闇落ちした後だと、ポピーをめちゃめちゃだましている気がして、まるで見方が変わるのが面白いです。
ポピーの前だとドラゴンとかスニジェットを助け出したけど、本当はドラゴンの卵欲しかったし、あの後、こっそり奪いに行ってそう(笑)。
必要の部屋に魔法動物いっぱい飼ってるし・・・。
その後、ビクトール一派の闇の魔法使いの右腕だったハーロウをナティと一緒に倒すクエストをこなします。
遠慮なくアバダケダブラを打ってくるハーロウ。しかし、こちらも遠慮なく打ち返します。
ハーロウに対しては、アバダケダブラを打てば一撃で戦闘が終了します。(;´▽`A“
その後、背後から主人公にクルーシオをかけてきたハーロウ。
それを動物もどきのナティが救うシーンです。
ナティはもともとアフリカ出身で、お父さんも動物もどきでした。
しかし、キリンに変身してナティと一緒にいたときに、密猟者によって襲われ、ナティを守ろうとしたお父さんは命を落としてしまいます。
これをずっと自分のせいだと後悔していたナティ。
しかし、ハーロウとの闘いで、とっさに身体が動いて主人公を守ろうとしたことで、お父さんが命を落としたのは、誰のせいでもなかったと理解したナティ。
このことで心が救われたんですね。
その後、フクロウの準備をこなして、最優秀寮杯をクリアすることで、真エンディングとなります☆
隠れ条件などなくて、通常エンドでもバッドエンドでも、どちらのルートからでも真エンディングにたどり着けます。
真エンディングでは、フクロウの模様が描かれ、仲間のカンニングをするクロプトンだったり(あんた知識が誇りのレイブンクロー生やろ!と突っ込みたくなります(笑))。
物まね妖怪に対して、めちゃめちゃビビるクロプトンが見れます(笑)。
この作品で一番いい味だしてるクロプトン(笑)。
ドラマ化企画が進行中ですが、クロプトンは絶対いい味出すと思います。(n*´ω`*n)
ちなみにナティの時に出てきた物まね妖怪は、おそらくアフリカの密猟者の魔法使いでしょう。
トラウマを克服していい顔をしているナティの姿も見れます。
そして、最優秀寮杯として、大活躍をした主人公の寮に100点が加算されて、主人公の寮が優勝して真エンディングとなります。
100点て・・・ほぼ他の寮に勝ち目無し!(笑)。
これで、ホグワーツの5年生の生活が終わり、真エンディングも終了となるのです。
真エンディングの内容は動画にもありましたので、以下もぜひどうぞ♪
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6ホグワーツレガシーのその他の考察と感想
以下、個人的に気になる部分を色々考察してみます。
ホグワーツレガシーのそれまでの時系列やストーリーの解説は以下をどうぞ☆
1古代魔術とは一体なんだったのか?
ゲームの最初から登場し、なぜか主人公たち限られた人にしか見えないという古代魔術。
古代魔術のささやき声はまるでパーセルタング(蛇語)のようですが、実際はまるで違うものでした。
古代魔術の基本的な条件は、
・一部の人間にしか使えない。
・周りの世界を物理的に変化させる。
というものでした。
これによって、選ばれたホグワーツの4人の教授たちが、古代魔術によって干ばつの村を再生させました。
さらに、主人公は、古代魔術を使って物を操って投げたり、敵対象を破壊したりしています。
これを見るに、ゲーム本編では「古代魔術とは何か」についてはっきりとした説明はありませんが、世界の事象を自分の望む通りに操作する魔法というのが、しっくりくるような気がします。
「古代」という言葉から察するに、そこからより万人(魔法使い族)にも使えるように簡易化されて、細かくそれぞれの事象に特化されて発展してきたのが、今の魔法であり、
たとえば、古代魔術では物を浮かせて引き寄せて、相手にぶつける、ということを一度にまとめて術者が思うだけでできるところを、
現代魔法では、アクシオで引き付けたり、レヴィオーサで浮かせたり、それからデパルソで相手にぶつける、という動作に細かく分岐しています。
現代魔法で言うディセンドで相手をたたきつける魔法も、古代魔術なら一通りの詠唱や予備動作なしに、持ち上げてたたきつけまくる、ということになっています。
つまり、古代魔術とは、世の中の物理法則や事象を望むように作り替えていく魔法本来の要素そのものであって、だからこそ、複雑で普通の魔法使いには使えず、
才能があれば、古代語を理解できるように扱うことができる、魔法の本質そのもの、という感じだと思うのです。
だからこそ、イシドーラが古代魔術で人々から痛みと一緒に感情を奪う、という魔法を行えたのも、イシドーラの望みに呼応して魔力が反応した結果なのではないか?と思います(他の魔法使いではできない)。
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2イシドーラの古代魔術は分霊箱ホークラックスの元祖?
ヴォルデモートが使用していた分霊箱。
その本質は、自分の魂を分割して、他のものに保存するというものですが、
さらに詳しく見ると、分霊箱とは、「魔術を用いた人物の重要な部分(=魂)を苦しみとともに外へ出して保存する」、というものです。
これは、まさにイシドーラが行っていた「人々の感情を苦しみとともに外へ出して保存する」という行為に当てはまります。
イシドーラが行っていた「痛みを外へ出す」という魔法は、実際は、痛みという苦しみの感情そのものを取り出す、という行為であり、使いすぎるとその人間はまるで人形のように、感情をもたないものになってしまいます。
それでも、イシドーラは苦しみよりも何も感じない人形の方がマシという考えで、感情をとりだしまくっていたわけですが・・・。
分霊箱との違いは、
・分霊箱は自分自身の魂を取り出す行為。イシドーラは他人の感情を取り出す行為。
・分霊箱で魂を引き裂くには、他人の命の犠牲が必要。
・取り出したものを保管するのは同じだが、分霊箱はそのすべてが破壊されないと術者の魂は完全消滅しないのに対して、イシドーラの魔法は、保管されていても関係なく、死ぬ。
・どちらも、強力な魔法や魔法特性を持つものでしか破壊できないという特性を持つ。特に保管所のものは強力で封印するほかない。
というものです。
つまり、イシドーラの古代魔術は、他人から感情を奪って保管するのに対して、分霊箱は自分自身の魂を保管する、という行為になっています。
このあたりは↑で考察したように、
イシドーラの願いに呼応した古代魔術の結果として感情を奪う、というものになったものの、
それを魂の保管という観点で作り直したものが、分霊箱という感じがするのです。
「分霊箱は魔法の中で最も邪悪な発明。人はそれを説きもせず語りもしない」
という文面がありますが、イシドーラの魔法も同じく秘匿されていたことを考えると、この二つの魔法にはかなりの共通点があり、分岐する前のもともとの魔法の本質は同じところにある気がするのです。
他人の感情「痛み」を集めた力は特に強かったですが、これを身にまとったランロクは、自分が最も強いと思い描くドラゴンに変異しました。
これも、古代魔術が「術者の思うものを実現する力」そのものである、ということに一致します。
これを他人に使うと、感情を奪ったイシドーラの魔法になり、自分に使うと魂を分離して永遠に生きたいという願いをかなえる分霊箱に変異したのではないか?というのが考察です。
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3アバダケダブラを乱用する主人公の謎
許されざる魔法であるアバダケダブラ。パーシバル達が教授だった数百年前はまだ合法だった魔法ですが、
主人公の時代は使うとアズカバン送りになるという魔法です。
それを使いまくる主人公・・・(;´▽`A“
アバダケダブラの発動条件は、
・強い魔力(とにかく魔力を使うので普通は連発できない。ヴォルデモートが最強と恐れられたのは、無尽蔵の魔力でアバダケダブラを連発できたのも理由)
・強い殺意がなければならない
というものです。
主人公、さついにあふれておる・・・(´;ω;`)
そして、他人の命を奪いまくると、自分の魂も不安定になるため、意図せずに分霊箱が作られるということもあります。
気になるのは、セバスチャン。
セバスチャンは確かに叔父を憎んでいましたが、そんな命を奪うほどの気持ちが彼にはあったのでしょうか・・・?
事実としてアバダケダブラが使えているので、あったのだとは思いますが、普通に妹のアンの世話をしてくれて、憎いところはあっても、自分の叔父に対して殺意まで抱いていた、というのはセバスチャンの恐ろしいところでもあります。
セバスチャンとアンはどうなったのか?
詳しくはセバスチャンの考察で書いています↓
4ギャレスはロンの祖先なのか?
ホグワーツレガシーに出てくる二人のウィーズリー。
先生のマチルダ・ウィーズリーとその甥になるグリフィンドールのギャレス・ウィーズリー。
公式には、二人がロン達の祖先である、という描写はありませんが、
個人的にいたずら好きで、ドジっ子のギャレスは間違いなく、ロンやジョージやフレッド達の祖先だろうと思っています(笑)。
ウィーズリー家は1930年代、『純血名簿』の聖28一族に名を連ねたとのことで、この時代のウィーズリーからつながるウィーズリー家もちろん純血であり、ギャレスが実はロン達の曽祖父とかならかなり面白い展開な気がします。
5オミニス・ゴーントはヴォルデモートの祖先なのか?
ホグワーツレガシーで一番の良心とも言えるのが、オミニスでした。
悪さをしたい年頃としては、オミニスの超真面目な性格は正直うっとおし・・・ごほん、見習うべきところはありますが、オミニスの一族であるゴーント家は、後のヴォルデモートとなるトム・リドルの祖先にもなります。
後の史上最悪の闇の魔法使いヴォルデモートとなるトムリドル。
彼の本名は、トム・マールヴォロ・リドルですが、
これはマグルの父親のトム・リドル・シニアの名前のリドルを受け継いだからで、母親はメローピー・ゴーントという名前になります。
ちなみに母親のメローピーは家族から虐待を受けて育ち、恋をしたトムリドルシニアを幻惑の呪文で結婚させ、ヴォルデモートを生んだ後に命を落としたというなんとも悲しい人生を送っています。
つまり、ヴォルデモートは、半純血ではありますが、ゴーント一族であることに間違いはなく、ゴーント一族は元をたどれば、スリザリンの直系の一族なので、オミニスもヴォルデモートも同じくサラザール・スリザリンの子孫ということになります。
純血のオミニスとは正反対に、まさにスリザリンの遺志を受け継いだと言える半純血のヴォルデモート。
ただ、ゴーント一族は純血を守ってきたとはいえ、スリザリンの時からは枝分かれしてきているので、ヴォルデモートがオミニスの一族なのかは明らかにはされていません。
でも、オミニスがホグワーツに所属していたのは、1890年であり、ヴォルデモートが生まれるのが、1926年であることを考えると、ヴォルデモートの祖父であるマールヴォロ・ゴーントはオミニスが学生だった時代には既に存命のはずなので、少なくともオミニスとヴォルデモートの祖父は同時代に存在していた→ヴォルデモートはオミニスの直系ではない、と断言してよいと思います。
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6ハリポタの名わき役たち。ピーブスとは何者なのか?
ハリポタ映画でも出てきたほとんど首無しニック。
秘密の部屋でバジリスクに石化されたシーンで覚えている方も多いかもしれません。
もともとほとんど首無しニックは、15世紀後半にイングランド王ヘンリー7世の宮廷で仕えていましたが、侍女のレディ・グリーヴの悪い歯並びを魔法で治そうとして、失敗して発芽させてしまった結果、首切りの刑となってしまいました。その時、切れ味の悪い斧だったため、1センチだけ残ってしまい、ほとんど首無しになった、ということです。
ホグワーツレガシーでは、そのせいで首無しの会合に呼ばれなかったりという、彼なりの苦労を体験できましたね。(;´▽`A“
そして、こちらピーブス。
普通に学校生活をしていたら、遅刻しそうなのにいたずらしてきたり、ホントに邪魔な存在というイメージなのですが・・・、
ピーブスは、実は原作に登場して、映画には登場しなかったという経緯があります。
映画に登場予定だったピーブス。残念ながらカットされました。
原作では、実はフレッドやジョージといういたずらの天才には頭が上がらず、彼等の言うことだけは素直に聞いて、ドローレス・アンブリッジに反抗するときに協力してくれた良い奴というイメージがあります。
そんなピーブスの正体は一体なんなのか?というと、ピーブスは普通のゴーストとは違うポルターガイストという存在です。
ポルターガイストは青少年のいたずら心が形になった存在であり、ゴーストは死んだ者の怨念や残留した思念という違いがあります。
だからこそ、いたずら心の王であったフレッドとジョージには素直に従ったんですね(笑)。
そして、ポルターガイストはゴーストと違って物理的にものに影響を与えることができます。
ちなみに、ピーブスはホグワーツで生まれてその場所に縛られたポルターガイストなので、退治することもホグワーツから追い出すこともできません。
だから、先生も困り果ててるということですね(笑)。
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7へキャット先生とブラック校長が実は同学年という謎
闇の魔術の防衛術の先生であるへキャット先生。
おばあさんに見えますが、実はブラック校長と同期という事実がありました。
原作でも、ホグワーツ史上もっとも人望のなかった校長だったとシリウスに言われていた先祖のブラック校長。へキャット先生によって、ホグワーツ生の時はかなり躾けられていたようです(笑)。
へキャット先生は、「時を奪われる」魔法によってかなり老化してしまっているとのこと。
これが誰にやられたのかは謎のままでした。
それでも、大密猟団を一人で壊滅させた実力はすごいですよね。
へキャット先生の名言で、「賢者に年齢はなきがごとし」と言うものがありました。
実際にホグワーツ教授陣で最強は誰か?と言われたら、おそらくへキャット先生になるのではないでしょうか。
8ハリーポッター聖地巡礼。秘密の部屋のバジリスクについて。
ハリポタの秘密の部屋に行けるかな?と楽しみでしたが、ホグワーツレガシーではバジリスクに会うことはできませんでした。
ただ、3階の女子トイレに行くと、そこにフィールドガイドがあり、スリザリンの手洗い台というガイドをゲットできます。
ここでパーセルタングで蛇語を使えば扉が開いて秘密の部屋に行くことができる、というのがハリポタに出てきましたね。
この時代はまだこの地下にバジリスクがいるということ・・・。(´;ω;`)
そんなとこで生活するの怖すぎる。。
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9ホグワーツレガシーでアズカバンに行く方法
ホグワーツレガシーでは隠れ要素として、ハップルパフのみアズカバンに行くことができます。
その内容は以下に考察しています↓
10ホグワーツレガシーの感想
とにかくポピーとガーリック先生がかわいかった!
本来、ps5のローンチとほぼ同時に発売予定だったホグワーツレガシー。
それが、2年経ってようやく発売になりました!
いつもは発売後即クリアするのですが、今回はホグワーツの余韻を楽しむために、じっくり時間をかけて遊びました♪
とにかく作りこみがすごい!
発売前に期待が大きいタイトルって、結構、発売後にコケちゃうことも多いのですが、ホグワーツレガシーは正直、今年のゲームオブザイヤーになってもいいくらいに細かい部分の作りこみや、ストーリー、アクションなどが面白かったです。
エルデンリングのような要素もありつつも、そこまで難易度も難しくなく、何より、ハリポタファンにはうれしい色々なギミックだったり、本当にホグワーツに入学したかのような気分に浸れました。
実は、欧米では、ハリポタ原作者のJKローリングさんがLGBTに反対?のような発言をしたせいで、かなり本作がたたかれており、ゲームオブザイヤーを取るのは難しいのでは?とされています。
しかし、個人的には原作者は原作者であって、ホグワーツレガシーの良さは別物だと思っています。それでこのゲームを一生懸命作った人たちの思いと良作がなくなるのは悲しいのです。。
とまぁ、その辺の事情は置いておいても、ホグワーツレガシーは本当によかったです。
最後の方で、一部バグがあったり、調整にいろいろ手間取ったんだろうな、と思うところは多々ありました。
PS4版やスイッチ版も延期が発表されたり、かなり大変なようです。
それでも、このゲームは食わず嫌いなしに、ハリポタを知らない人でもプレイしてほしい!と思える魅力があるのは確かだと思います☆
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ラストで先生達が集合して助けてくれるシーンはスタウォーズEP2のクローン戦争を思い出しました。
個人的にはフォトモードが欲しい作品でした。
みんなが最後にどんな衣装でクリアに臨んだか気になります。