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名探偵コナン黒鉄の魚影を見る前に予習!これまでのストーリーと黒の組織について解説!【名探偵コナン考察】
以下、画像は名探偵コナン©黒鉄の魚影©より一部引用して考察します。
黒鉄の魚影のネタバレは含みませんが、名探偵コナン原作のネタバレを含みますので、完全に真っ白な状態で見たい方はご注意ください。
映画公開後のストーリーレビューはこちらをどうぞ。
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2023年コナン映画は、黒の組織VSコナン!これまでのいきさつと重要人物を解説!
名探偵コナン©
2023年のコナン映画黒鉄の魚影では、かなり久しぶりの黒の組織編となっています。
前回、黒の組織がメインで出てきたのは、ラムの右腕であるキュラソーが活躍した純黒の悪夢以来!
しかも、その時は声だけの出演だった黒の組織のナンバー2であるラムがついに映画に初登場します!
ただ、原作を見ていない場合は、いったい誰?となると思いますので、今回は、メインである黒の組織の経緯と、灰原哀ちゃんについて解説してみようと思います。
黒鉄の魚影では、黒の組織vsコナン&灰原哀達が描かれますので、
特に重要な人物として、黒の組織では、ジンとベルモット、そしてラム。
コナン側では、灰原哀ちゃんと安室さん、赤井秀一の3人を、以下にそれぞれ解説します。
1黒の組織VSコナンのいきさつ
黒の組織についてまず簡単に解説します。
黒の組織は、名探偵コナンにおけるコナンの最大の敵であり、コナンを子供の姿にした張本人たちです。
コナンの最終目標は、黒の組織の壊滅にあります。
黒の組織とはそもそも何か?というと、日本を拠点として全世界で暗躍して裏の世界で暗殺などを行っている巨大組織です。
実は黒の組織の目的については既に明らかになっています。
FILE.384「意外なお宝」
組織の最大の目的は「時の流れに逆らって死者を蘇らそうとしている」とのこと。
そして、灰原哀ちゃんが研究していたのは、「死者を蘇らせる秘薬」。
つまり、コナンの体を小さくしたAPTX4869の完成と実用化が最終目的と言えそうです。
そして、黒の組織のボスの正体も、コナン君のお父さん、優作の推理によって烏丸蓮耶であると明かされました。
名探偵コナン1008話より。その後、スマホアプリ「サンデーうぇぶり」内で青山先生が、「烏丸があの方である」と明言していますので、確定です。
工藤優作曰く、烏丸は「この日本で最も強大な人物」。
烏丸蓮耶とは、『黄昏の館事件』で名前とシルエットのみ登場した大富豪です。
40年前、烏丸は母親から受け継いだ「黄昏の館」の財宝を、大勢の考古学者を雇って調査させましたが、業を煮やした烏丸は見せしめとして考古学者を1人ずつ始末した、とされる事件です。
当時、烏丸蓮耶は既に年齢は100歳を超えてなお生存していました。
そして、それから20年のうちに亡くなった・・・とされていたのですが、
実は未だに黒の組織のボスとして「指令」を出しています。↓
そんな黒の組織は、今回の映画で何を目的にしているのでしょうか?
コナンと黒の組織の経緯をもう少し見てみましょう。
1ジンとウォッカ
1巻の1話から登場しているのが、ジンとウォッカ。
黒の組織の幹部格であり、なおかつ実行部隊のリーダーを務めるのが、ジンです。
そして、そんなジンを兄貴と呼んで慕っているのが、ウォッカ。
ジンとウォッカのエピソードはたくさんありますが、とりあえず、黒の組織の中心人物で、頭もキレる、コナンの一番の宿敵とだけ覚えていれば大丈夫です。
二人のコードネームが明らかになったのは、4巻でした。
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2灰原哀の登場
その後、コナンの元にやってきたのが、灰原哀ちゃん。
見た目も年齢もコナンと同じ小学生なのですが・・・?
実は灰原哀ちゃんの正体は、黒の組織ではシェリーと呼ばれ、本名は、宮野志保と言う実年齢18歳のコナンの1個年上の女性になります。
初登場は、18巻。
コナンの正体を工藤新一だと見抜いており、黒の組織のコードネーム「シェリー」を名乗ったことから、敵のようにも見えました。
しかし、実際は、工藤新一をコナンにしたAPTX4869を作った18歳の天才科学者であり、黒の組織に反抗した結果、監禁され、その後に自分で薬を飲んで脱走してきた経緯があります。
灰原哀ちゃんは、家族を皆黒の組織によって命を奪われています。
両親である、宮野厚司と宮野エレーナは、もともと町医者でしたが、黒の組織に研究を買われ、黒の組織で働いていました。
しかし、そこで謎の事故死をしています。
灰原哀ちゃんのお母さんである、宮野エレーナ。
また、この宮野エレーナは町医者時代に後に解説する安室透こと降谷零(本名)の手当てをしており、灰原哀ちゃんと安室さんのつながりも出ています。
そして、一番重要なのが、灰原哀ちゃんのお姉さんである、宮野明美。
宮野明美は、灰原哀ちゃんと一緒に黒の組織に所属していました。
APTX4869を作る灰原哀ちゃんと違って、宮野明美は、組織の末端構成員。
ある日、宮野明美は灰原哀ちゃんと自分を組織から脱退することを条件に、銀行強盗を実行します。
しかし、その強盗した10億円の隠し場所をジンに教えなかったため、ジンによってお腹を撃たれて宮野明美は命を落としました。
この事件をきっかけに、灰原哀ちゃんは組織に反抗し、監禁され、自分でAPTX4869を飲んで体を小さくして脱出しました。
つまり、灰原哀ちゃんの目的もまた、黒の組織の壊滅にあり、ジンはお姉さんの仇でもあるのです!
ここで、重要なのが、実は灰原哀ちゃんの正体が大人のシェリーであると、未だに黒の組織にはバレていないこと!(知っているのはベルモットとピスコ(故人)のみ)
灰原哀ちゃんは、宮野志保=シェリーとして薬を飲んで黒の組織から脱走していますので、組織では、もしシェリーが生きていたならば、裏切り者として絶対に抹殺しようとします。
(ただし、ジン達はベルツリー急行の事件で、シェリーは列車と一緒に爆発したと聞いて、今はそれを信じています)
今回の黒鉄の魚影では、この「会いたかったぜ、シェリー」という言葉が予告で使われていたので、もしかしたら、正体がついにバレるのかも・・・?というのが大きな見どころとなっています。
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3赤井秀一と灰原哀との関係性
上で見てきた灰原哀ちゃんのお姉さんである宮野明美につながるのが、FBI捜査官である赤井秀一です。
もともと宮野明美と赤井秀一の二人は恋人同士でした。
赤井秀一は、もちろんコナンの味方であり、コナンでは最大の射撃の名手でもあります。
赤井秀一はもともと父親の赤井務武が黒の組織にやられたことで、その真相を知るためにアメリカ国籍を取り、FBIに入った、という経緯があります。
その後、黒の組織に潜入もしていました。
もちろん目的は黒の組織の壊滅です。
実は、赤井秀一と灰原哀ちゃんはいとこという関係性でもあります。
現在は、黒の組織にその正体がバレたことで、赤井秀一という存在は死んだことにして、沖矢昴という大学院生として、工藤新一の家に居候しています。
その身を隠しつつ、今はFBI捜査官として裏からコナン達をサポートしているということです。
そして、その赤井秀一のライバルとなっているのが、安室さんです。
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4安室透の正体とは?
安室透は毛利小五郎に弟子入りした私立探偵(普段は喫茶店ポアロでアルバイト)にして、
黒の組織では調査係としての「バーボン」、
そして、公安警察では本名の「降谷零」を名乗って3つの顔で活動しています。
その真の正体は、黒の組織に公安のスパイとして潜入している正義の警察官です。
一方、上で見た赤井 秀一のことを非常に嫌っており、何度か対決の場面もあります。
これは、お互いに黒の組織で潜入していた時、スコッチ(安室の親友で、公安潜入捜査官。赤井の正体を守るために自決しました・・)を救わなかった赤井さんを安室さんが憎んでいるからです。
詳しくは↓
安室さんも、スコッチの真相を分かってはいるものの、赤井秀一の実力を認めているからこそ、なぜその力でスコッチを助けてやれなかったのか!という後悔のような気持ちが強いようです。
見どころとしては、安室透もまた公安警察でありながら、バーボンとして黒の組織に潜入していますので、黒の組織の情報をコナンに流してくれる心強い味方だという事です。
同時に、過去の事件によって、安室透と赤井秀一は、お互いにFBIと公安という、黒の組織に敵対する存在ながら、憎しみあっているというポイントがあります。
この関係性が映画でどのように描かれるのかが大切です。
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5ベルモットの暗躍
そして、黒の組織で重要なのが、ベルモットです。
ベルモットは、黒の組織でも、ボスに気に入られている特別な存在であり、幹部です。
しかし、黒の組織側なのに、コナンの正体を見抜き、コナンを裏から助けることもあるという謎の女性でもあります。
そんなベルモットの目的の一つが灰原哀こと、シェリーの抹殺でした。
これまでベルモットは何度かシェリーこと灰原哀の命を狙っていました。
その理由はなぜなのか?については以下に考察しています。
しかし、ベルツリー急行の事件で、灰原哀ちゃんの命を狙って失敗して以来、灰原哀ちゃんの正体がシェリーだと知っていますが、そのことを黒の組織には伝えていません。
黒鉄の魚影を見る前に、知っておくべきエピソードとして、ベルツリー急行事件があります。
簡単に要約すると、灰原哀ちゃんをシェリーだと知っているベルモットが、なんとしても灰原哀ちゃんを始末しようと、急行列車の中で暗躍するのですが、最終的にコナンと怪盗キッドの機転によって、ベルモットが騙されて、列車はシェリーを巻き込んで爆発したと思わされました。
つまり、黒の組織はこれで完全にシェリーが死んだと騙されたエピソードです。
これによって、灰原哀ちゃんはとりあえず安心して生活できるようになりました。しかし、ベルモットは、自分が騙されたことに気がついていますが、その後は何故か灰原哀ちゃんを狙うこともせず放置しています。映画では、ベルモットが灰原哀ちゃんと出会い、一体どうなるのか?も見る必要があります。
ある意味、ベルモットはコナン達と灰原哀ちゃんのことを組織に報告せず、今は組織から守っているということになります。
このベルモットが黒鉄の魚影で、どのような立ち位置で行動するのかもポイントになっています。
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2遂に明かされたラムの正体!映画最大の見せ場!
ラム、というのは、黒の組織のナンバー2の存在であり、名探偵コナン本編でも裏からジンに指示を出すなどの超大物でありながら、その正体がずっと秘密にされていた存在でした。
それが、ついに原作とアニメで正体が明かされたのです!
最新話1066話より
1066話でついに判明したラムの正体!それは、毛利探偵事務所の近くにあるお寿司屋さんの脇田兼則でした。
脇田兼則は、ミステリー好きということで、毛利小五郎に近づき、現在は寿司屋兼、毛利探偵の弟子という形をとっています。
実は名探偵コナン58巻の「607話」で既に登場していたのがラム。
キャメルがやらかして、赤井が組織に追われるきっかけになった作戦。その時に一般人として登場した老人でした。
ラムについて詳しくは、以下に徹底考察していますので、ぜひどうぞ。
そんなラムがついに映画では、完全に姿を現した形で登場します。
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3黒鉄の魚影の予習まとめ
以上、見てきたように、もともと名探偵コナン最大の敵である黒の組織が今回の黒鉄の魚影のメインとなっています。
重要なことを予習としてまとめると、
まず、コナンという漫画において、黒の組織というのは最大の敵であることが大前提です。
そして、
1黒の組織は裏切り者として灰原哀ちゃんを追っていた(ただし、一応、シェリーとしての灰原哀はベルモットの進言により、組織としては既に死んだことになっている)。
2灰原哀ちゃんの正体が、宮野志保=シェリーであることは、未だ黒の組織にはバレていない。今回の映画でついに生きていることがバレて組織に狙われるのか?
3黒鉄の魚影では、映画初登場にして、組織のナンバー2のラムが登場する。一体、映画で黒の組織は何を目的にしているのか?
4安室さんと赤井秀一という二人の関係性も見逃せない。黒の組織との戦いで憎しみあう2人は共闘できるのか?
5黒の組織の幹部として初登場のピンガが出てくる。彼はラムの側近なので、コナンの最大の敵になるかも?
6黒の組織にいながら、コナンの味方をすることもある、ベルモットは一体この映画でどんな動きをするのか?
というのが、見どころになります。
以下に、映画鑑賞後のより深い考察と解説も載せていますので、鑑賞後に是非どうぞ🎬⸜(*˙꒳˙*)⸝🍿
映画公開後のストーリーレビューはこちらをどうぞ。
これから映画を見に行くにあたり、前提情報を探していたところ、
こちらのページで綺麗かつ簡潔にまとまっており、とても助かりました