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時系列はジェダイの帰還から、フォースの覚醒までとなっていますが、ファンなら絶対見逃せないクオリティ。最後の彼の登場に絶対涙するはず。。。
目次
- スターウォーズ9スカイウォーカーの夜明け徹底考察!(ネタバレ注意)エンディングと最後の謎を解明!プレイガスとパルパティーンが真の勝者?【スターウォーズ9考察】
- 6カイロレンの言葉に取り乱すレイ。暗黒面に囚われる。
- 7ハンソロとベンソロ。カイロレンが消え去るとき
- 8レイ、ルークとレイアのライトセーバーを受け継ぐ
- 9未知の領域にてパルパティーンvsレイ&ベン!
- 10スターウォーズ9エンディング ベンソロの死とレイ・スカイウォーカーの旅立ち
- 11スターウォーズ9スカイウォーカーの夜明けの考察&感想あれこれ
- 12スターウォーズ9感想と評価
スターウォーズ9スカイウォーカーの夜明け徹底考察!(ネタバレ注意)エンディングと最後の謎を解明!プレイガスとパルパティーンが真の勝者?【スターウォーズ9考察】
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以下、画像はスターウォーズ公式©、ディズニー©、youtubeから引用して考察します。
スターウォーズ9スカイウォーカーの夜明けの本編最新のネタバレを大いに含みますので、ご注意ください!
考察の関係上、ストーリーを追いながら感想を含めてレビューしていきます。
最後に謎やトリビアを含めてまとめて書きたいと思います!
それでは、早速ストーリー考察です!
以下、↓の考察の続きです。
6カイロレンの言葉に取り乱すレイ。暗黒面に囚われる。
「お前はシスの孫、レイ・パルパティーン。皇帝はお前の行く末が見たかった。だから、お前を探していた。だが、お前の両親は居場所を教えなかった。だから命を奪われた・・・」
カイロレンによって明らかにされた事実。
この言葉にレイの心は入り乱れていました。
「皇帝が私の父と母を・・・パルパティーンを見つけ、私が始末する!」
復讐と怒りに囚われるレイ。
フィンはそんなレイに「君らしくないぞ」と慰めようとします。
しかし、レイは「私の何を知っているっていうの?」と気に留めません(´;ω;`)
そんな状態で、一行は惑星エンドアの衛星ケフバーへやってきます。
惑星エンドアとは、かつてエピソード6で最後に戦った舞台となった場所です。
ルークがデススターでダースベイダー&皇帝と戦い、ランドカルリジアンがファルコン号でコアを破壊し、ハンソロ達が地上で基地を破壊しましたよね。
森の住人だったイウォークも今作でちゃんと登場していました!うれしい!
エンドアの衛星であるケフバーの海には、デススターが落ちたままの状態で残されていました。
そして、シスの短剣は一種の場所を示す鍵となっており、デススターの形に合わせることで、ファインダーの位置を教えてくれるというもの。
ここで新たな仲間が加わります!
彼女の名前はジャナ。元ストームトルーパーで、アンセットの戦いで住民を攻撃することができずに仲間と一緒に脱走した人物です。
この辺はフィンと同じ!
ただ、レイは荒波だから待つべきという忠告を聞かずに一人でデススターへと乗り込んでしまいます。
それはまるで、かつて自分の力を過信し、恐怖に怯え、行動が先走っていたアナキンと同じように・・・。
レイのこの描写は勇気ある行動のように見えて、着実に暗黒面へと突き進んでいる、という暗示であったと解釈しています。
そして、レイはかつて皇帝が座っていた椅子とその横にある部屋へとたどり着きます。
そこにあったのが、もう一つのウェイファインダー。
カイロレンがムスタファーで入手したものが皇帝のものだとしたら、こちらはダース・ベイダーが所有していたものかもしれません。
(逆にムスタファーはベイダーが支配していたため、デススターのものが皇帝のものの可能性もあり)
そして、ウェイファインダーを手に取った瞬間・・・!
レイの背後から、もう一人のダークレイが現れます。
完全にダークサイドに堕ち、ダース・モールと同じくダブル・ブレードライトセーバーを手にしたレイ。
ある意味、普通のライトセーバーよりも攻撃に特化したこの武器は、シスとなり命を奪うことに躊躇がなくなった彼女の姿を暗示しているのかもしれません。
「本当の自分を恐れないで・・・」
暗黒面のレイが語ります。
悲鳴とともに、ウェイファインダーを落とすレイ。
そこに現れたのが、カイロレン!
レンはウェイファインダーを持ち上げると、粉々に破壊し、
「暗黒面が俺たちの本質。俺の母(レイア)にジェダイと言えなくなったな。俺と同じだ」
と笑います。
これに激高するレイ。
カイロレンとレイの最後の戦いが始まります。
憎しみと怒りに囚われながらも、迷い、戦うレイ。
一方、レイが自分と同じだと理解し余裕を見せるカイロレン。
互いに拮抗していたはずの力がバランスを失い、レイはカイロレンに歯が立ちません。
カイロレンの力に圧倒され、なすすべなくやられようとしたその時・・・!
「ベン」
レイアの声が響きます。
カイロレンはその声を聴いた瞬間、すべてを悟り、ライトセーバーを力なく落とすのです。
そして、スキを見たレイはそれを奪い取り、カイロレンのおなかに突き刺します。
まるで魂が抜けたかのようにうずくまるカイロレン。
そして、その様子を見て、レイも悟ったかのようにカイロレンの傷を治癒します。
「私も手を取りたかった。ベンの手を」
レイはそうつぶやくと、一人でカイロレンのタイ・ウィスパーに乗り込み、エンドアを後にするのです。
そう、レイアはこの時最後の力を振り絞って「ベン・ソロ」にフォースを通じて語り掛けたのです。
寿命が付きかけていることを悟り、息子のために最後の残された力を使って。
これが究極的に、「カイロレン」にとどめをさすことになりました。
母の心からの命をかけた「声」が、最後の最後に暗黒面から息子「ベンソロ」を取り戻したのです。
もしかしたら、フォースに暗示の力があるように、彼を改心させたこれも一種の究極のフォースと言えなくもないかもしれません。
7ハンソロとベンソロ。カイロレンが消え去るとき
さらに、母の死を感じ取り、それでもなお暗黒面のかけらがくすぶっていた迷いのカイロレンのもとに、ハンソロが現れます。
もちろん、これはカイロレンが見ている脳内の幻影。
しかし、その姿はまるで生身の姿のように鮮明に、父親として最愛の息子に語り掛けます。
「ヘイ、キッド(やぁ)・・・息子よ」
「息子はもういない」と答えるカイロレンに、
「いや、もういないのはカイロレンだ。俺の息子は生きている」と。
「あんたはただの記憶だ」と語るレンに「そうだ、お前の思い出だ。さぁ帰ろう」と優しく笑いかけます。
それでも「もう遅い。母は死んだ・・・」と拒むカイロレンに、ハンソロはこういうのです。
「レイアの志と勇気はまだ生きている」
「分かっていてもそうする勇気がないんだ」
「お前ならできるとも」
「父さん・・・」
この時、カイロレンは完全に迷いを断ち切り、ライトセーバーを海へと投げ捨てます。
完全に暗黒面との決別の時。
振り返るとそこにはハンソロの姿はありません。
しかし、ベンソロの思い出の中のハンソロは確かに伝え、きっとそういってくれるだろう、と信じさせるだけの絆をベンの中に築いていたのは確かなのだと思います。
そして、完全に暗黒面から脱出したジェダイの「ベン・ソロ」が誕生したのです!
8レイ、ルークとレイアのライトセーバーを受け継ぐ
一方のレイ。
彼女もまた迷いの中にいました。
レイはエンドアをポーやフィンを置き去りにしたままカイロレンが乗っていたタイ・ウィスパーで脱出し、そのままかつてルークが引きこもっていた惑星へ渡り、ジェダイの遺物を燃やしていました。
自分の乗ってきたウィスパーも燃やし、暗黒面に堕ちる自分もろとも、ジェダイもろとも、すべてこの島で終わらせるために。
しかし、最後にライトセーバーを投げ込もうとした瞬間、ルークが現れます。
最後のジェダイのラストに、自らの肉体を捨ててフォースゴーストとなったルーク。
かつての自分も同じく恐れ、結果的にこの島に引きこもっていたと告白します。
そんな彼を救ったのが、師匠であったマスター・ヨーダであり、同じく怯えるレイを救う役目を師である自分が負ったと考えたのでしょう。
「パルパティーンが生きていたことはレイアも知っていた」
とルークは語ります。
そして、レイがパルパティーンの求める対象であり、その血を引いていることも感づいていたのでしょう。
それなのに、どうして私にレイアはジェダイの修行をつけたのか?(悪に堕ちる自分に力をつけたのか)という問いに、
「レイアは、君の心根を見たからだ」と答えます。
「血よりも強いものがある。恐れとの闘いはジェダイの宿命だ。逃げ出せばジェダイは滅びる」のだと。
たとえパルパティーンという悪の血を引いていても、レイの心はまっすぐだと。
そして、ルークはレイに一つのライトセーバーを託します。
それはかつてレイアが使っていたもの。
エピソード6の後に、ルークと修行したときのものです。
「レイアは息子の死を予見していた。これを手にするものが私の旅を終わらせてくれると信じていた」と。
レイはその言葉を聞き、再び戦うことを決意するのです。
そして、いよいよクライマックスです!
9未知の領域にてパルパティーンvsレイ&ベン!
レイアの気持ちとライトセーバーを受け取ったレイ。
カイロレンの持っていたファインダーを使い、ついに皇帝と最終決着をつけるべく、惑星エクセゴルへと向かいます。
さらに、レイはレジスタンスに信号を送り、敵の位置を仲間に知らせます。
レジスタンスの勝機は、
スターデストロイヤーの大軍勢が宇宙に飛び出してシールドを張る前、大気圏内にとどまっている段階で一斉攻撃をしかけること。
航路を示すナビゲーションを破壊し、宇宙に出れなくさせた状態で破壊する作戦です。
大艦隊にはすでにファーストオーダーの将軍たちも終結し、指揮はプライド将軍がとっています。
密集していれば、星をも簡単に破壊するレーザー兵器も使えない・・・という算段です。
しかし、戦闘は過酷を極めます。
一方、レイはついにパルパティーンと対峙。
パルパティーンは機械につながれた体で、レイを「待ちかねたぞ!わが孫が戻ってくるのをな」と喜びます。
「女帝パルパティーン。お前は血を継ぐもの・・・余が憎いだろう・・・それこそが我が望み。お前が余の命を奪ったとき、儀式は完成し、シスのすべてを受け継ぐのだ・・・」
周囲にはシスの信奉者たちが列をなし、
皇帝は高らかに笑います。
憎しみに駆られて、パルパティーンに振りかぶっていたライトセーバー。
しかし、レイはそっと手を放します。
この光景は、かつてルークがダースベイダーに向けたライトセーバーを捨てた光景とまったく同じでした。
「・・・弱い両親とそっくりだ・・・」
皇帝は思いどおりにならない孫に怒りを向けます。
「私の両親はあなたから私を救ってくれた」
「今の肉親は余だけよ・・・ルークには父がおった。しかし、ここには誰も助けにこない」
そう言って、空を見上げると、さんざんにやられているレジスタンスの仲間たち。
「導いたのはお前だ・・・余を拒むならばお前の仲間はみな全滅よ」
これもまた、かつてのルークへの問いかけと同じです。
「さぁ、シスとしての誓いを立てよ」
仲間を人質に取られたレイはやむなく、ライトセーバーを皇帝に突き立てようとします。
しかし、その時・・・!
現れたのが、ベン・ソロ!
レイはフォースビジョンの中でベンにレイアのライトセーバーを渡し、ベンはレン騎士団を瞬殺。
さらに、二人で皇帝に立ち向かいます。
しかし、皇帝は笑いながら
「共に立つならば、共に消えるがよい」
と、二人からフォースを奪い取ります。
二人はなすすべもなく力を吸い取られ、一方の皇帝パルパティーンはゾンビのような肉体が生気を取り戻し、復活します。
「その生命力は一対の力。二人の力が真の皇帝を復活させる・・・」
そして、放たれたのが、最大級のフォースライトニング!
かつてのフォースライトニングとは断然に違い、空に浮かぶ艦隊をも沈めるほどの威力です。
というか、もはやシス艦隊とかいらないというくらい、皇帝一人で全宇宙支配できそうな力の差。
確かにシスとかジェダイとかを抜きにしても、最強に違いありません。
「余が倒れるときは、最後のスカイウォーカーが倒れるときよ」
ベンソロを軽く足蹴にし、レジスタンスをも滅ぼそうとしたその時、
「共にあれ・・・」
レイがつぶやくと、
「これが最後の試練だ。立ち上がって進め!」
とかつてのジェダイたちの声が響き渡ります!
「私たちがついている」
「真価は心の中にある」
ついにレイは先代ジェダイたちとの交信に成功し、その力を借りることができたのです。
ある意味、ジェダイマスターとしての究極奥義のようなものでしょうか。
ルークとレイアの2本のライトセーバーを十字に構え、皇帝のライトニングをも跳ね返します。
「余はシスのすべて・・・!」
「私はジェダイのすべて!」
すべてのシスの力を結集した一人の皇帝と、
すべてのジェダイに支えられたレイ。
フォースライトニングの電撃のすべては皇帝に跳ね返り、パルパティーンの肉体は見るも無残に粉々に朽ちていきました。
同時に跳ね返った力はその他大勢のシスの信奉者たちをも全滅させたのです。
こうして、ついにシスvsジェダイの戦いは終結し、同時に最後の力を失ったレイは命の灯をも消そうとしていました・・・。
10スターウォーズ9エンディング ベンソロの死とレイ・スカイウォーカーの旅立ち
レイが皇帝を打倒していたとき、一方で空の上では、絶体絶命のピンチにランド・カルリジアンが味方の大軍勢を引き連れて戻ってきていました。
「あれは艦隊じゃない・・・人民の船です!」というセリフは、まさに国(集合単位)ではなく、人民(個)こそが英雄だというメッセージのように感じました。
さらに、フィンの機転によってキャノンをハッキングし、それをプライド将軍が乗る旗艦に打ち込むことによって、ナビゲーションは全滅。
同時に指揮をやられたスターデストロイヤーは次々に撃沈されていきました。
こうして、レジスタンスはファイナルオーダーを圧倒し、ついに戦争は終結したのです!
一方で、命を落としたレイ。
そこに手を差し伸べたのが、ベン・ソロでした。
ベンは自分のフォースをレイに流し込み、レイは息を吹き返します。
そして二人は微笑むと、
「ベン!」
レイはうれしそうにベンソロにキスをします。
やっぱりなんだかんだでレイはベンが好きだったんや・・・(*ノωノ)
しかし、深手を負い、フォースを使い果たしたベンはそのまま倒れ、そして――
かつてのジェダイと同じく、フォースゴーストとして姿を消し命を落としたのです。
その後。
レイはタトゥイーンにやってきていました。
ルークが育った家をめぐり、そのそばにルークとレイアの2本のライトセーバーを埋めます。
そして、手にしたのは黄色に輝く自分専用のライトセーバー。
まるで師匠から弟子が独立するように、これからは自分自身の力でジェダイを残していく、という宣言のようにも感じました。
つまり、マスター・レイの誕生の暗示だと思います。
そして、通りがかった女性に「あんた誰だい?」と尋ねられ、
レイはこう答えます。
「レイ。私はレイ。レイ・スカイウォーカー」
そこはかつてルークが新たなる希望を持ちながら冒険を夢見ていた場所。
昇っていく二つの太陽の夜明けを眺めながら、そして、ルークとレイアのフォースゴーストがそんなレイを温かく見守りながら。
ここにレイ・スカイウォーカーというジェダイが誕生したのです。
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というわけで、スカイウォーカーの夜明けのストーリーレビューでした。
終わった瞬間、劇場が拍手喝采だったので、久々に映画館で感極まりました(n*´ω`*n)
本当にスターウォーズサーガ9作品が終わったんだなって。
以下、細かいところを考察していきます!
11スターウォーズ9スカイウォーカーの夜明けの考察&感想あれこれ
1レイの正体がパルパティーンの孫だったという点。いつの子ども?
ずっと最大の謎だったレイの出自。
今作で最大の謎が解明されましたね!
まさかびっくりのパルパティーンの孫という展開。
スターウォーズの最悪の敵の血筋だったというのは、考察班も一部に出てはいましたが、そんなに大きくは取り上げられていませんでした。
リークには出てましたけど。。それ見てたからあんまり驚かなかったけど・・・(個人的に大失敗(´;ω;`))リークの内容とほとんどかぶっていて驚きました。。↓これ明らかに脚本関係者がredditにあげてたんですね。
でも、確かにダークサイドの強さとか、ルーク以上のフォース能力の高さとかいろいろ納得できる部分はあります。
あ~こういう伏線で作ってたのね、と。
ただ、パルパティーンはやっぱりepisode6で命を落とした、というのが通説でしたし、そこに関してスターウォーズ辞典とかでも争いはなかったはずなので、「生きてたんかい!」という驚きは強かったです。ちょっと後付けっぽい感じが出てましたが。。
ただ、そうなるとレイはパルパティーンがいつの時点で作った子供の子どもなのか?と気になります。
ここで、レイの情報をまとめてみると、
・レイの両親は飲んだくれで、お金欲しさにお前を売った
←episode8でのカイロレンの証言。「俺はお前の前では嘘はつかない」と言っているのに、ここは今作と非常に矛盾する。
当時、監督はスカイウォーカー家が特別だから、あえて平凡を出したかったと言っているため、おそらくこの時点での脚本では本当にレイの両親はなんでもない一般人だった可能性もある。
しかし、レイの真の両親とは言っておらず、その後にレイを引き取った義理の親が飲んだくれで、レイを売りとばした可能性はある。
・レイの両親はシスの追手「オチ」からレイの居場所を隠すために、犠牲になった。
その際に使われたのが、シスの短剣。
レイはこの時の記憶を断片的に覚えています。
というのは、実際はオチの船とそれに連れ込まれる両親の姿を目撃しただけであり、両親が刺される瞬間はみていません(これは短剣の記憶が見せたもの)。
・パルパティーンはレイの両親を「弱いやつだった」と言っている。つまり、実の娘か息子だった可能性がある。
パルパティーンの年齢は今作で113歳のはずです。
レイが両親に捨てられた(砂漠に置き去りにされた)のが、5歳のとき。それが15ABY。現在は35ABYなので(クレイトの戦いの1年後)、レイは現在25歳。
エンドアの戦いは4ABYなので、この時点で皇帝はいなくなっていました。約31年前です。
皇帝の年齢は82歳。
こう考えると晩婚出産と考えれば充分にありえそうです。
そして、この通りだと、皇帝はエンドアの戦いの後はまだ孫は生まれておらず、その後に知ったということ。
少なくとも息子か娘はいたことになりますので、なぜ彼らにシスを伝えなかったのかが気になります。
やはりシスは実力などにかなり非情なところがあって、すぐに仲間を切り捨てるので(ベイダーしかり)、実力がなかった実の息子(娘)は早々に切り捨てたのでしょう。
しかし、レイが生まれ、その暗黒面の素養を逃れた未知の領域から感じ取った皇帝は、アナキンとルークに敗れた敗因を血と考え、孫を手に入れようとしたのだと思います。
2パルパティーンの目的はいったいなんだったのか?
それなら、パルパティーンの目的はなんだったのか?ということですが、
そもそもはシスのすべての力を手に入れるために、師匠のダース・プレイガスに学び、さらに世界を支配するために師匠の命を奪ったのですから、自分が世界を支配することだったのでしょう。
しかし、決して欲望をかなえるために・・・・というだけではなくて、実はパルパティーンもまた銀河には秩序が必要であり、そのための手段としての支配と考えていたようです。
「銀河の安全と安定を恒久的に維持していくために、共和国は解体・再編され、新しく第1銀河帝国が誕生する! より安全で安定した共同体に変わるのだ!」
―ダース・シディアス
そして、秩序の根幹がシスであり、ジェダイはその秩序を乱す悪。
それを邪魔するレジスタンスも悪。
悪は滅びるべき。
という考え方です。
怒りとか憎しみにゆだねる、という考え方が悪っぽいですが、これも一つの哲学であり、シスの思想も感情に身をゆだねることが力の源泉、と考える一種の信仰でしかありません(ここに悪という概念はない)。
つまり、スターウォーズとは善vs悪という勧善懲悪の話ではなくて、精神を律し、他愛にも生きる禅の信仰と、己の欲と感情を自由に吐き出そうという信仰の戦いだったとも言えます。
ジェダイは恋愛も結婚も禁止で、ストイック。
シスは愛も恐怖も怒りも自由に身を任せればいい。やりたいことやればいい。力が全て。
う~ん。シスの信仰者がいるのも納得です。。。
だからこそ、ジェダイとシスはバランスなのであり、一方だけが栄える、という話ではないのでしょう。
究極的に、パルパティーンも自分に共感し、なおかつ自分の知識と力と信仰を受け継いでくれる仲間が欲しかったというのが本質で、それに孫のレイが最適任だった、だからこそ、自分の命を差し出して受け入れてほしかったのでしょう←これが一番の目的。
これが叶うのなら、跡継ぎはベイダーでもルークでもよかったのです。
エピソード3で必死にアナキンを助けようとしたパルパティーン。あのシーンは結構感動する。当時は彼こそ後継者にふさわしいと考えたが、後により若く強いルークが出たために切り捨てた。
ただ、それが拒否されてしまったため、それなら自分が真の皇帝として次が現れるまで最強でいてやろう、というのが、最後の開き直りだったのだと思います。
3パルパティーンはなぜ復活したのか?生きていたのか?
これに関しては以下に詳しく書いています↓
4スノークの正体
前作で簡単に倒されたスノーク。
彼こそがダース・プレイガスだと私も思っていましたが、
実は皇帝が作り出したクローンの一体であり、実は皇帝の意のままに動く幻だったと判明しました。
つまり、スノークが仕切っていたようにみえて、実際はただのマリオネットであり、中身は皇帝が仕切っていたということ。
う~ん、クローン体がたくさん出てきたのはびっくりしましたが、それならもうちょっとマシな体にできなかったのかな・・・・。
やっぱり皇帝のフォースライトニングとか力を使うために、皇帝の細胞から作るから限界があったのかも。
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5レイとベンの恋
最初はめちゃくちゃ嫌がっていたレイですが、実際はお互いにひかれあっているような描写はところどころありましたよね。
フォースビジョンをお互いに見たり、交信したり、あるいはフォースビジョンを通して、物体までも空間転移させる、という術はおそらくスターウォーズ初。
正直、これはありなのか?と思ってしまいました。
これができたのは、お互いに心のとてつもなく強い結びつきがあったためで、カイロレンもパルパティーンも言っていた通り、
「二人で一つ。その生命力は一対の力」
という言葉の通り、運命的にもすべてがつながっていたのだと思います。
これまでのジェダイが物体の空間転移ができなかったのは、ジェダイは恋愛禁止であり、ここまでの結びつきが難しかったため。
逆に恋愛を認めると、このように人知を超えた力が可能である一方、失う恐れからシスに陥りやすい。
シスの力禁術として人知を超えていたのもこういう理由があったからなのかな?
最後にうれしそうにレイがキスをした場面は、外国だからキスくらい自然と考えられなくもないですが、個人的には、やはりレイはベンが好きだったと考えたいです。
でも、やはりジェダイなので、恋愛はできない。レイは独身を貫くと思います。
ベンはフォースゴーストになれたので、今後もレイを見守っているのでしょう。
(レイアはジェダイになる前に恋愛して結婚したのでセーフ?)
6レイアがいつの間にかジェダイマスターに
まず、エンディングクレジットで故キャリーフィッシャーさんの名前が先頭に来ていたことにスタッフの敬意を感じました。
途中でレイアが亡くなるシーンは本当に涙が出て、
その弔いの言葉に
「さようなら、親愛なるお姫様」
というものがあったのは、きっと本当に彼女に向けたものなんだろうなって思い、すごく好きでした。
レイアの話ですが、エピソード6の時点ではフォースの交信しかできなかった彼女も、なんとその後にルークと修行を重ね、いつの間にかルークを倒す(尻もちつかせる)ところまで上達したという演出にはびっくりしました。
だからこそ、エピソード8で宇宙空間でも生身で平気だったり、レイのマスターになったんですね。
しかし、ルークは逆にものすごい才能を秘めているのに、最初から最後まで感情に動かされやすかったり、カイロレンの寝込みを襲おうとしたり、怯えて島に引きこもったり、人間臭さが残っていて好きでした(笑)。
7チューバッカに渡したアクセサリーは何?
最後にチューバッカに手渡された金のアクセサリー。
友達からあれ何?と聞かれたので一応書いておきますね。
あれは、エピソード4で救出作戦の活躍で授与されたメダルです。
episode4のラストに出てきます。
これをレイアは大切に持っていて、この時の仲間の形見として最後にチューバッカに渡されたんですね。
ただ、チューイ・・・(´;ω;`)
かつての仲間はみんないなくなり、250歳。
長生きするのが悲しいという意見を結構聞くのですが、知り合いが先にいなくなるのってやっぱり悲しいんだろうなって思います。
c3poとr2d2はずっと一緒だけどね!
8シスの遺物 ウェイファインダーとシスの短剣、未知領域とは?
皇帝が隠れていた未知の領域。
実はスターウォーズ世界では、全宇宙が開拓されているわけではなく、まだ未開の空間というのがありました。
今作ではそこがメインにでてきていましたね。
基本的には恒星嵐などで航行不可能な場所にあり、そこに行くためにはダークサイドの導き(ウェイファインダー)が必要とのこと。
惑星エクセゴルはそんなダークサイドの力に満ちた場所で、シスの人間であれば発見が可能。
だからこそ、ずっとシスの本拠地として信奉者が集まっていました。
一方で、皇帝が自らの艦隊など帝国軍を導くために用意していたのが、古代の遺物であるシス・ウェイファインダーでした。
これは宇宙の起源が記されたラマゴンという古代の書籍に書かれているとのこと。
だからこそ、ルークはこれを探していたのですね。
一方で、オチが持っていたのが、シスの短剣。
ただ、こちらは落ちた第2デススターの形で場所を示していたことから、少なくともデススターが落ちた後に製造されたものとみてよさそうです。
そうでないと、落ちた第2デススターのがれきの形に合わせて場所を示すことができません。
皇帝がオチのために作らせたのでしょうか?
ちなみに、このシスの短剣こそ、レイの両親の命を奪ったものでした。
9フィンがレイに伝えたかったこととは?
砂漠で流砂に堕ちるときに、「言いたいことがある」とレイに言いかけて、その後にポーに問い詰められても言わなかったこと。
「レイに大丈夫だ、俺たちがいる」と言いたかったのだと思いますが、
あれは恋愛の告白だったよね?と友達に言われて、なるほどそういう見方もあるなぁと思いました。
いやいや、あれは「レイアが長くない」と伝えたかったとかも言われたのですが、あの流砂に飲み込まれるという命が終わる時にいうことではないし、
死ぬ前に言うとしたら、やっぱり愛の告白でしょ!と。(この辺分かる方教えてください)
ただ、ちょっと待ってと。
前作8で、フィンは絶対ローズとくっつくと思っていました。
ローズは命をかけてフィンを助け、「愛しているから」とまで言っています。
確かに、フィンは返事してないですが・・・。
今作では、ローズの恋物語がまったく描かれてなくてびっくり。
まぁ、ローズも1年で整備からエンジニアリング指揮官になってるし、いろいろあったのかな。。。
逆にでてきたのが、ジャナ。
77中隊でアンセットの戦いで脱走した元ストームトルーパー。
二人とも境遇が同じです。(ジャナはTZ1719.フィンはFN2187.)
スターウォーズは恋の物語でもあり、今作でも最後の最後まで二人は一緒でした。
となると・・・フィンはレイが好きだったけど、必ずしも恋がミノルとは言えなくて、でも、今後はジャナと・・・という暗示かな。
10ポーはスパイスの運び屋だった過去。スパイスってなに?
ポー・ダメロン。今3部作の主人公陣の一人ですが、実はその過去はスパイスの運び屋だったと判明。
スパイスって何?とも聞かれたのですが、スターウォーズでスパイスとは、いけない薬のことです。
かつてランド・カルリジアンもスパイス鉱山を所有して一儲けしていましたし、
ハンソロがジャバザハットに莫大な借金を負った理由も、密輸の積み荷だったスパイスを帝国軍に見つからないように宇宙に捨てたから。
ポーはハンソロ的な立ち位置なので、やっぱりスパイスかとちょっとうれしくなりました。
でも現実ではぜったいだめです(笑)。
ちなみにゾーリという新キャラも初登場。どうやらポーの元仲間で恋人のような関係らしい。
エンディングでアイコンタクトしていたので、「また会いに行く」とポーが言っていたように見えました。
11結局、スターウォーズの戦いってダース・プレイガスvsダースシディアスの戦い?
これは結構重要なテーマだと思うので、パルパティーンの記事にも書きましたが、ここにも書きます。
ダース・シディアスはパルパティーンのことですが、
ダースプレイガスとは、彼の師匠です。
episode1~3でもちょこっと出てきますが、パルパティーンはプレイガスが寝ているときに寝込みを襲い、彼の命を奪いました。
ダース・プレイガスとはシスの賢人と言われており、すべてのシスの術を会得していたという人物。
人間を生き返らせたり(今作でレイやベンが一部発動していた)、0から生命を作り出したり、圧倒的な術をもっていました。
そして、そのダース・プレイガスが作り出したのが、アナキン・スカイウォーカーとされています。
プレイガスによる生命創造の実験は成功した。彼は死の前に計画に着手していたと推測されており、シス卿たちによると、ミディ=クロリアンに影響を与えてアナキン・スカイウォーカーを生み出したのはプレイガスその人なのである。
Darth Plagueis — Wookieepedia
つまりシミ・スカイウォーカーを使って作り出したのが、アナキン。
となると、アナキン、ルーク、レイア、ベンソロのスカイウォーカー家はもとをたどれば、ダースプレイガスの影響で生まれたということになります。
これは映画内では非公式なのですが、
こうなると、ダースプレイガスの命を奪ったのが、パルパティーンであり、その命を奪ったのが、スカイウォーカーなので、大きく見れば、スターウォーズは
ダース・プレイガスvsダース・シディアスのシスの戦いだったと言える気がします。
ダースプレイガスは最後に復讐を果たし、しかし一方で、パルパティーンはスカイウォーカー家の血族を全滅させたのです。
そして、最終的にその二つはつながり、パルパティーンの血とスカイウォーカーの名を遺した
レイ・スカイウォーカーが誕生したと。
だからこそ、このひとつなぎの戦争が終わり、新しい夜明けだったのだと。
ん?そうなると、ふたりのシスが残したものが、最後に一人のジェダイになって、シスとジェダイすべてが一つにつながった・・・?
12スターウォーズ9感想と評価
スターウォーズ9個人的には3部作発表からめちゃくちゃ楽しみだったので、これが終わってかなり物悲しいような、寂しい気がします。
スターウォーズシリーズ自体は、まだオビワンだったり、続くのですが(たぶん)、
3部作の完結という点ではこれでスカイウォーカーの話は終わりです。
もう何百回(リアルに英語学習もかねて)見たかわからないくらい特にepisode4~6を見てきて、個人的には4~6は至高なのですが、過去作品へのリスペクトとかすごく感じました。
今作でも、ルークがエピソード5でヨーダが見せたxウィングを空中に持ち上げるシーンを今度はルークが見せる等、オマージュがいろいろ見られてふふってなりました。
世代交代ってこんな感じなんだなとか。
でも、逆に未消化なところも結構あって、たとえばエピソード8に出てきたDJだったり、キャプテンファズマの再登場がなかったのが悲しかったです。
絶対出てくると思った・・・。詳しくは↓
キャプテンファズマもフィンとのライバル関係でいい感じだったから、生きていてほしかった。というか、ファーストオーダーはキャラが少し薄かったから憎しみを持った彼女はぜひ出してほしかった。プライド将軍ではなく。
ハックス将軍も好きだったので、最後があっけなくて残念。
裏切った理由が「カイロレンが負けたところが見たい」というかなり子供っぽいところは逆に良かったです(笑)。
エリート一直線だったから、ライバルに負けたことがよほど悔しかったんだと見えます。
敵でもその辺の人間臭さが描かれているのよかったです。
とにかく、スターウォーズよかったです。
脚本がいまいちとかepisode6までと比べると・・・という意見もあると思いますが、あれだけ壮大な物語を決着つけてくれたという点で、個人的評価は☆4・5としたいです。
ただ、ただ、劇場版ポスターでパルパティーン出したり、pvで声出したりはなしがよかったです(笑)。
できればスターウォーズはpvとかなしで見たいっ。次回作にも期待しています。
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結局Ep8の最後に意味深に出てきた少年のことはなかったことにしたのですかね?